人生リセットボタン ~kemuプロ~   作:幻月

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まぁ、序章です。
本格的には次話からです。
なので、ここで読み止めないでください><


第一話

 

 日本 2X14年 秋 10月24日(火) 学校 2ーB教室

 

  

 

 木曜日の、放課後の教室の中。本来なら、40人近くに生徒がいるはずのこの教室も、現在は二人の男子生徒しか居なかった。

 もう既に日は沈み始めており、オレンジ色の光が教室の中を照らす。

 俺らは、窓側の机の上に座って、雑談をしていた。

「なぁ海斗~。ダンボールって何処に売っているんだ?」

 俺は、二人しかいない教室の中で、哀しい声で俺は呟く。俺の名前は、『真崎 神』。この学校の二年B組の生徒だ。別に部活や、委員会活動には入っていないので放課後は実に暇だ。

 何故俺がダンボールを探しているかというと、中学校二年生の、10月の中旬に行われた後期中間テストにて、大変不名誉な『学年ワースト10』通称、『追試軍団』に入ってしまったからだ。

 親にばれてしまえば、俺は100%半殺しにされて、家を追い出されてしまうので、ダンボールを求めているわけである。

 一方、俺の質問に対して、俺の友人は──

 

「……zZZ」

 眠って無視していた。

 

 この机の上に座りながら器用に寝ている少年は、同じクラスの人間で、こう見えても学年首席だ。つまり俺と正反対の存在である。何故学年ワースト10の俺とコイツが一緒にいるかというと、小学校時代からの腐れ縁で、現在も友達を名乗ってやっている。

 ……。だが、いくら友人だとしても人の話を無視することは感心できない。間違った道に行っている友人を助けるのが、本当の友達だ。 

 俺は、右手の親指、薬指、小指を畳んだ。そして、少し右手を後ろに下げ、最後に勢いをつけて、水平に相手の目にめがけて突き刺した。

 

 

 サクッ

 

 表現不可能の音が、聞えた気がする。奥義『目潰し』は、問題なくヒットした。

 そして、我が友が目を覚ました。

「ぎゃあああああぁぁぁ!!??」

 劈く悲鳴が、教室を通り越して、廊下まで響き、廊下にてこだました。それほど大きな声が何処から出るのだろう。

「き…貴様ァ!!!いきなり何をする!!」

 海斗よ……。生きていたか……。

 とりあえず、話を戻す。

「んで、話聞いてたか?」

 どうせきいてないだろうが、一応きいてみる。

「無論だ。勉強を教えてほし──ぐふっ!!」

 もう駄目だコイツ。

「ゴホッ!!ゴホッ!!お……お前、少なからず勉強に関しては本当だろ!!??」

「否定はしない!!!」

「……。」

 冷たい視線を浴びた。

 

 

 

 

 

 

 ~話説明中~

 

 

 

 

 

 

 

「……お前って元々そんなに馬鹿だったっけ?お前って、昔は 凄い人、って呼ばれてたじゃん。」

「……。」

「きいてるか?追試軍団ってコトはアレだぜ?あいつにマーキングされるぞ?」

「……。」

「つか、何をどうやったらそこまで成績が落ちるんだ!?逆にききたいよ!!!???」

「……ウルサイ。」

「ん?なんか言ったか?」

「うるせぇって言ってるんだよ!!!!!理解不足かゴルァ!!??」

「……ハァ……。」

「何ため息ついてるんじゃァ!!【神童】をなめるなよ!!!」

「それだよ。」

「ハ!?戯言か?」

「いやいや。お前 『【元】神童』だったよな?」

「っぐ。」

 そう。海斗の言うとおり、俺は昔【神童】と呼ばれていた。正直言って、自分でも凄い時代だったと思う。だが、現在──中学校二年生には行ってから急激に衰えた。いや、衰えすぎた。中学校二年生になる前までは、中学校一年生で学年首席。小学校でも、全国上位。

 だが、現在はその原形すら保っていない。まさか自分でも、追試軍団に入るとは思わなかった。

「なるほど。ダンボールを求める理由は余裕でわかった。だけどダンボールなら、ホームセンターみたいなところに売ってるんじゃねぇか?」

「黙れ!!貴様に俺の何がわかるッ!!!???」

 そう。俺にはホームセンターに行く前に、人間として最悪の問題スキルを持っているのだ。

 

 

「あぁ。そうか~お前方向音痴だったな。」

「……そうだよ。僕は方向音痴さ……。」

 方向音痴。 人類にとって最悪のスキルだろう。そして、俺の場合学校に行くのにも一人では迷ってしまうので、海斗などが家に迎えに来てくれないと見たことも無い場所についてしまう。つまり、ホームセンターなんて論外だ。

 

「だが悪いな。」

「は?」

「俺は今日強制収容所に行くんだ。」

「天才どもの集う場所か。

 俺らの中では、塾=収容所だ。

「悪いな~。 そうだ!!お前、『東』を誘えば?」

 『東』とは、本名『東 涼子』同じ学校の女子。学校内でも相当な人気があるらしい。そんな中、奴は俺の幼なじみでもある。しかし、奴には最大の欠点がある。

 

「誘うことはお前の、義務なんだよ……。」

「義務であろうと誘いたくないでござる!!!」

「誘いたくないでござる。絶対に働きたくないでござる!!!」 

 俺の体は、自然に震え、二重の意味で危なかった。

「震えるなよ。」

 

 あいつ──『東 涼子』は性格悪いんだ。暴力魔。破壊神。百戦錬磨。サタン。イビルジョー。

 

「っと……。もう時間だから俺は帰るわ。じゃあな神。」

「ま……まってくれよぉ……。」

 結局置いてかれた。

 さて、どうしようか……。正直、俺の方向音痴スキルだと一人じゃ家に辿り着くかすら、わからないな。いつもなら家が近い海斗が迎えに来てくれたり、親が送ってくれたりするから迷わないが、あいつが塾のときは、一番のフラグだ。そんなときは近くに住んでいるやつと一緒に変えるが、ゴク稀に東 涼子と帰る時がある。これも二重の意味で。

 まぁ俺一人だと99%迷う。ん?1%はリアルラックでたどりつくと思う。よし、カバンの中にはジャージと金が入っているから着替えてから真っ直ぐホームセンターに行くか。

 こうして俺は着替えて、出発することにした。

 

 





はい。今回はここまでです。まだ、序章です。kemuさんの曲にすら触れてません。
続きが気になる?作者もです。

作者は、こう見えて受験生なので、少々更新が遅いです。その為、予約更新にすると思います。

基本は、土曜or日曜日の昼頃(場合によっては夜。)になります。

ただ、作者も塾などで忙しいので、更新が遅れるかもしれません。

それでは、今後もご愛読宜しくおねがいします。
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