その間にもお気に入りに入れてくださった方ありがとうございます!!
感謝感激です!!
これからも駄文ばかり続くと思いますがよろしくお願いします。
ちなみに今回の話は会話という会話があまりないため物語上の進行もあんまりありません(´・ω・`)ゴメンネ
疲れているのか2週間ぶりだからなのか分かりませんが書いているとき頭が働いていません(白目)
こうしてこの物語の主人公【久良零斗】の川神での生活が始まったのである。
早朝、まだ日が上がる前に彼は起床し一人黙々と自主的な鍛錬を重ねていた。
朝が早い川神院でもこの時間に起きている人は少ない。
そんな彼が何故こんな朝早くから鍛錬を行っているか、それを説明する前に少し川神院について説明しよう。
ここ川神院は武術の総本山と言われており、川神鉄心を総代としその下に師範代のルー達やその他の師範代、更に下には多くの者から恐れられる『武神』こと百代や一子と零斗のように多くの門下生がいる。
ただ普通の道場とは違い、武術の総本山と言われる川神院に入るためにはそれなりの技術や力量が必要とされている。
かつて川神院の一門下生だった現師範代ルーや天神館館長鍋島、現在はもうこの川神院にはいないが元師範代釈迦堂刑部なども川神鉄心指導の下、川神院で鍛錬を積み多くの戦いを重ね壁越えと言われるチカラを手にしたのだ。
そんな川神院でも武術のセンスが見出せない者や精神的、肉体的に問題のある者は門下生とすることは出来ない。
純粋な武術を学ぶ川神院としては近年下がり続ける武術に関しての平均的なレベルをこれ以上下げることは出来ないからだ。
更に師範代達は特定の人物ばかりに指導の目を向ける訳にも行かないため、門下生は皆が同じメニューを繰り返しながら鍛錬を積む。
その為新しく入ったばかりの零斗のような者が皆に付いていきつつ同じメニューを行えるようになるには自主的な鍛錬が必要不可欠となってくるのである。
その事を理解した時から零斗は自ずと鍛錬を始めた。自分に秘められているチカラを扱うためには必ずこの鍛錬が必要となってくると確信していたからだ。
場面は戻り、零斗は黙々と鍛錬を積んでいる。
そんな時、ふと後ろから声がかけられた。
「ほっほっほ、こんな朝早くから鍛錬とは頑張るのぉ。」
鉄心だった。
「いえ、ここの方々は皆さん強い方ばかりです。只でさえ入ったばかりの僕が皆さんと同じメニューをこなせるようになるにはこれでもまだ鍛錬が足りないと思うぐらいです。」
それはお世辞でもなく本心からの言葉だった。
「そう言ってくれるのは儂としても嬉しいのじゃが、ハードな鍛錬は寧ろ体に毒じゃ。それで倒れてしまったら本末転倒じゃなからのぉ。」
「えぇ、分かっていますよ鉄心様。」
「うむ、それならよいが決して無理はしてはならんからのぉ。頑張るのじゃぞ。」
「はい。ありがとうございます。」
そう言うと鉄心は家の中へと戻って行った。
「すごい方だ。周りに気を付けながら鍛錬をやっていたのに一切音も立てず気配を気取られずにこんな近くまで来るとは…流石川神院総代。」
そう呟くと彼はまた体を鍛えはじめた。
自分の中に大きなチカラが秘められている。
普通の者、私たちがそんなことを知ればどう思うだろうか。
ある者は恐怖で体が震え、ある者は驚愕で頭が真っ白になり、ある者は喜ぶのではないだろうか。
仮に零斗ぐらいの年齢の少年が零斗と同じ立場に立ったとしよう。
突然、目の前に降ってきた己のチカラに喜び、あたかもヒーローにでもなったかというぐらいに喜び飛び跳ねるだろう。
このチカラがあれば何でも出来るかも知れない、陸を駆け海を進み大空を飛べる、そんな妄想に浸るかも知れない。
だがチカラは、そんな妄想や期待をシャボン玉のように儚く破り捨て…そして瞬く間に彼らを恐怖のどん底へと突き落とす。
親や周囲の人物からは化け物の様に扱われ昨日一緒に遊んでいたはずの友人達も次の瞬間にはまるで最初から味方など存在しないと思わせるぐらいに敵意や恐怖と言ったら矛を向け、一瞬にして連鎖の如く彼らを孤独へと追いやるだろう。
昨日まではいた。
確かにいた。
だが気付くと彼の周りには誰もいなくなっていた。
彼を照らしていた多くの光は次々へと消えていった。
なぜ?
何故自分が?
彼は昔、自分がチカラというものを欲していたことを忘れる。
尊敬や憧れの念を抱いていたはずがいつの間にかそれは恨みや憎しみへと変わる。
光を失った彼には闇という闇しか残されない。
後は時間の問題だ。
彼は最初に孤独という名の闇に飲まれ、次にチカラという名の闇に飲まれ最後に元は人間だったはずの化け物が誕生する、という流れになるだろう。
しかし、零斗にはそんな未来があるはずがないのだ。
彼は感情を失っている。
感情を失っている彼がどうやって希望や期待を抱くことが出来るのであろうか。
それは幸か不幸か、神の悪戯なのか彼が進むべきだった化け物への道を塞いでいた。
偶然なのか必然なのか誰にも分からない。
このチカラは強大で凶悪だ。
普通の者ならこのチカラにとっくに圧し潰されていたであろう。
だが彼は違った。
ある意味圧し潰された。
それでも彼は人間として生きていた。
チカラに圧し潰された彼だからこそ。
彼 だから こそ 。
大体的な話数とかは考えていませんがきっと長い物語になりそう(´-ω-`)
ガンバリマス
タノシイケド
ガンバルヨ