私の体はどうやらナルガクルガになったようです   作:粉プリン

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MHWでナルガクルガが出るまで暖めてたっていう言い訳。

導入なので主人公ほぼ無し。


新大陸
新大陸


古龍渡り

 

現大陸から遥か彼方に存在すると言う新大陸に向けて古龍が渡りをすることからそう名付けられられた。昔から観測されていたその現象は、現在急速に周期を縮めていると言う。

 

これを鑑みて、40年程前。ギルドより正式に古龍渡りを調査する為の組織が結成された。

 

名を新大陸古龍調査団。

 

その第一期団が追ったクシャルダオラを追いかける様、また一頭と古龍渡りは続いた。その度に調査団は新大陸へと派遣され、島の生態系や各種モンスターの特徴、そして古龍渡りの謎を解明すべく調査に当たった。

 

結果から言えば、空振りだったといえよう。

 

古龍渡りが行われるとは言え、その動向を常に観察することは困難を極めた。古龍は自然の猛威の化身。それに対して常に張り付く事などハンターであれど想像を絶する難易度だった事だろう。

 

実際に第一期団から四期団に至るまで目標とした古龍の観測は途切れ、行方不明となっている。

 

しかし、今回観測されたのは今までにない規格外のモンスターであった。

 

また、これまでの古龍とは違い移動速度が鈍重。かつ図体も低い山ほどある巨体だった為比較的追跡が容易だったのだ。そこでギルドはこの機に乗じて第五期団を派遣することに決定。古龍渡りの謎に終止符を打つ事を決めた。

 

こうして新進気鋭のハンター達を乗せた調査船は新大陸へと向けて就航した。そんな船室のとあるテーブルにて

 

 

一人の編纂者がハンターに振り回されていた。

 

 

 

「編纂者よ、まだ到着しないのか?」

 

「…先ほどから何回目ですか?もう耳にタコができるくらいには聞きましたよ」

 

「だがそれでも待ち遠しいのだ!わら…私の実力を試すことができるのだからな!」

 

そう言って落ち着かない様子で少しだけ開けた窓枠から外を眺めるハンターに編纂者の女性は、今日何度目とも分からない溜息をついた。

 

きっかけは些細な頼み事からだ。元一期団の祖父に快諾され新大陸の調査団に参加したのだが、そこでとある少女を紹介された。曰く、彼女の付き添いの編纂者として調査団に参加して欲しいとの事。彼女としても相方がいるのであればと快く快諾した。まだ新米だが腕に関しては問題ないと事前に説明されたことも理由に当たるだろう。

 

しかし、それを抜きにしても彼女は些か、問題児であった。

 

元々何処かの貴族のお嬢さまだったのか、彼女の行動原理には規則性があまりない。有り体に言ってしまえば自由奔放過ぎるきらいがあった。

 

街に行けば見知らぬ商品に釣られ、現大陸で腕を見るとフィールドに出ればモンスターに釣られ素材に釣られ。果てはアイルーの巣に単身突撃する始末であった。

 

この時から既に頭の中にはこの先待ち受ける苦労がありありと思い浮かんではいたが今更後に引き返すわけにも行かない。こうして、自由奔放な彼女と相方になり新大陸へと向かうことになったのだった。

 

「新大陸に着いたらまずはどこに向かうとするか」

 

「フィールドワークはいいですけど、私たちの目的もお忘れなく」

 

「分かっておる。古龍渡りの謎を解明するのだろう?それなら問題ない!」

 

「理由を聞いても?」

 

 

「ふふん、私は既に古龍と深い関係を結んでいるのだからな!」

 

 

「……何度も聞きましたけど、古龍が人間に対して友好的と言うのが信じられないですね」

 

「私の話が嘘だとでも言うのか!?」

 

「いえ、そう言うわけではないですよ。過去に古龍の姿を間近で見た方に話を聞いたことがあるので、そういった事がないとも言い切れないですが」

 

しかし、少女はあろう事か古龍の背に乗り空を飛んだと言う。流石にそれを鵜呑みにすることはできなかった。と言うか純粋に信じられなかった。

 

「やはり信じていない様だな」

 

「そりゃそうですよ。そんな事ができるなら私も乗せてもらいたいくらいです」

 

「それなら問題ない!蜂蜜さえあれば乗せてもらえると思うぞ!」

 

「蜂蜜ねぇ…」

 

編纂者の頭の中には少女の持ってきた蜂蜜を食らう古龍の姿は思い描けなかった。自然の猛威とまで言われるモンスターが蜂蜜程度で大人しくなるのか?

 

「というか、今まで教えてくれなかったですけど。その古龍って一体なんて名前なんですか?」

 

「仕方ないなあ。いいか、あの古龍の名はナ

 

 

ズンッッッッッッ…!

 

 

と鈍い音を立てて船が揺れた。いや、揺れたのではなくナニカに座礁したのだろう。現に今もゆっくりと船が持ち上がっている(・・・・・・・・・・)。少女に目をやると一目散に甲板へと上がる姿が見えた。危機に対して即座に行動できるその姿勢は見習いたいところだが、安全に関しては何処かにかなぐり捨ててきたらしい。

 

本日何度目かもわからない溜息を吐きながら編纂者はその背中を追って駆け出した。

 

 

 

 

(西の方って聞いたけど全然それっぽい大陸がない…どこまで飛べばいいんだ…)

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