狭間少女~Proprietà comune~ 作:Il cielo
次の日朝、登校してくると教室はガヤガヤとざわめいていた。主に誹謗と冷やかしの言葉で。そしてその言葉を皆の中心で受けているのは私の隣の席の主である沢田綱吉であった。
「あっ、梓!おはよう」
「おはよう。玲奈。これ何の騒ぎ?」
自分の席につきながら聞く。まあ、昨日パンツ一枚の彼を見ているので何と無く察しはついているが。
「それがね、沢田が笹川さんに告白したんだって‼パンツ一丁で」
私が考えていた事を玲奈が言う。予想通りだ。
「それで、持田先輩が沢田君に決闘を申しこんだんだよ」
友優がきて、決闘の事を教えてくれる。
「持田先輩と笹川さんって付き合ってたっけ?」
「噂は前から流れてたよね」
実際は持田先輩が付きまとっているだけなのだが。笹川京子も災難な物だ。微塵も気がない先輩に付きまとわれ、それを付き合っていると噂され、さらにはパンツ一丁の変態に告白される。
「ねぇ、梓。その決闘、一緒に見に行こうよ‼」
「えっ」
正直、結果がわかっている試合など見てもつまらない。それに、頭の毛を毟り取られるなど見ているだけでこっちが痛くなってくる。
「いや………私は」
「僕も行くんだけど、狩羽さんもいくよね?」
「や………その…」
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結局2対1で押し切られてしまって、昼休みの今、決闘を見にくる事になってしまった。ギャラリーは十分すぎる程集まっているが、沢田はトイレに行ったきり帰ってこない。高笑いをする持田先輩に嫌悪感を抱きながら、壁にもたれ掛かり眠気に身を任せようとした時だった。
パンツ一丁の沢田綱吉が入ってきたのは
周りがザワザワと冷やかしの声をあげる中、沢田はドタドタと防具も着けず、まっすぐ竹刀を構える持田先輩へと向かって行く。そのまま突っ込み、持田先輩がおろした竹刀ごと押し倒すと手を真上に上げ、手刀の構えをする。
周りが面を打つ気だ、と騒ぐ中私は1人これから持田先輩におこるであろう事を考え、2人から目を逸らした。
ブチッと聞いているだけで痛そうな音がなった後、周りが歓声をあげた。再び2人の方を見てみれば、持田先輩の頭の毛が全て沢田に毟り取られていた。
玲奈達は歓声をあげていたが、私は持田先輩が気の毒で仕方がなかった。京子に話しかけられ、幸せそうな沢田を尻目に私は1人体育館を出た。
「くだらないわね………」
知っている結果と何ら代わりがなかった事に、やはり時間の無駄だったと感じながら昼食を食べに屋上へと向かった。
それを小さな家庭教師に見られているとも知らず…
やっと原作に入れましたー
日常編ですが、全部はやりません。
飛ばし飛ばしになると思います。
特に2年生のときはザバっと飛ばします。
タイトルを少し変えました。
今考えれば
意味不明なタイトルでしたね(笑)