リアルのほうが忙しくて…
そうそう、この間のFateでランサーがかっこよすぎ
ておもわず「かっけえ!!」と叫んで兄にうるさいと
怒られました☆
みんなあの変な“泥”に飲み込まれてしまった。家族や友達、見知った人や建物もですら
全部、ぜんぶ飲み込んだ。
その
あの“泥”はまるでおれの大切なものを壊そうとするように見えた。
だからおれは逃げた。助けてという声すらも無視して、この熱くて苦しい世界から抜け出そう
とした。耳を塞ぎ苦しい、助けてという声を聞かないようにして走って、はしって、ハシッテ
あの
でもこの火の海のなか、うまく呼吸できなくて体力の限界もありとうとうおれはその場に倒れ
てしまった。倒れたおれはこう思ってしまった。“泥”に飲み込まれるのか、それもいいかもし
れない、と。この火の海のなか長くいたせいかおれの思考は狂ったのだろうか、そんなことを
ずっと考えていた。だが一瞬思ってしまった。
―助けて―
そう思った瞬間、先ほどまであんなことを考えていたくせにまるでスイッチが入ったかのよ
うにまだ生きていたい、嫌だ、死にたくない、あれに飲み込まれたくないと死を拒絶した。
そして真っ黒な空に手を伸ばし枯れた声でこう言った。
「だれ、か……たすけ、て……!」
そして最後の力を振りしぼり、手を精一杯伸ばした。
そのときだった
『見つけた、士郎くん』
誰かがそう言っておれの手を掴んだ。そちらに視線を向けるとまるで昔に読んだ絵本に出てきた
「て、んし…さま……?」
とてもきれいな男の子がおれの手を握っていた。そしてその人はおれが言った呟きが聞こえ
たのだろうか、これおまたきれいに微笑んでいた。
『ふふ、君はおもしろいことを言うんだね…』
そう言いながらおれを立ち上がらせこう言った。
『さあ士郎くん、ここから逃げようか』
そう言っておれの手を握ったまま歩きだした。
◇◇◇
僕はあの子を探していた。とておも愛おしく、大切なあの子を。もうすぐ僕はこの“覚えている”
記憶のことをまた忘れて、“私”に戻ってしまうであろうから早く見つけなくては。
あの
からっぽの状態のあの子、士郎くんが今あの人に会ってしまえばまたあの結末になってしまう。
それはなんとしてでも阻止しないと。あの結末になってしまえば士郎くんは自分が幸せになる
ことが許せなくて他人のために生きていくことで、自分は幸せだと勘違いしてしまう。
それでは駄目だ、だから早く士郎くんを見つけないと。
そうこう考えているうちに手を伸ばしている士郎くんを見つけた。
ああ、士郎くん無事で良かった。
無事でいてくれたことに安堵し、また出会えたことに少しだけ泣きそうになってしまった。
士郎くんの手を握りこれで何度目になるだろう、セリフを言った。
『見つけた、士郎くん』
◇◇◇
その人はおれの手を握って、どこかに向かっていった。
さっきまであんなに苦しくて、息も出来なかったのに何故かこの人と一緒にいると、不思議と
苦しくなくて、息もうまくできるようになった。
でもあの声はずっと聞こえる、助けてという声、苦しいという声、どうしてこんなめにあわな
くてはならないとこの悲劇を怨む声。それを聞いていて心が壊れそうなくらい痛い。
痛くて涙が次々と零れ落ちる。その様子を見ていたのであろう、その人はおれに近づきそっと
涙をぬぐった。
『泣かないで、辛ければ耳を塞いでもいいから』
そう言ってその人は優しく、まるで壊れ物を扱うように頭を撫でた。
それからというものの、その人が言ったように耳を塞ぎ声を聞かないようにしていた。
そうしてしばらく歩いたらあの火や声、そして“泥”がいないところにいつのまにかいた。
雨も降り始め、この地を浄化するかのように静かに降っている。
おれ達は雨が降るなかもずっと歩いていた。するとその人は何を思ったのか、突然こちらに
振り向きおれの目に手をかざした。そして何かを呟くと急に恐ろしい程の眠気が襲う。
『ごめんね、士郎くん』
意識を失うながらも、最後にその人は何故か泣きそうな顔をしてこう言った。
どうしてそんな顔をするのかを聞きたかったが、抗えず、おれは意識を手放した。
◇◇◇
僕は倒れた士郎くんを支えた。
『ごめん、ごめんね…士郎くん』
何度も意味のない謝罪を繰り返す。
もう僕には時間がなかった、記憶が徐々に失い始めてしまっている。本当はあともう少しで
ここに
りも早く記憶が失い始めた。記憶が失えばまたあの頃の馬鹿な“私”になり、この状況を受け
止めれないだろう。だからこの方法しかなかった。
士郎くん本当にごめんね、君をこのまま置いてく形になってしまうのが心苦しくてしかたがない。
こんな方法しかとれない自分が殺したいほど憎くて堪らなくなる。
ああ、士郎くん、どうか君は…君だけは…
『幸せになっておくれ…』
そう言って、彼の額にキスをしてその場を去った。
そんな彼をひとつの影が見ていたことを知らずに……
◇◇◇
「よもやあのような者がいるとはな……クククッ」
すべての原点を持つ王は彼を見ていたのであった。その顔は新しい玩具を手に入れたかのように
口元がひどく歪んでいる。
「あの道化がどのようになるのか楽しみだな」
渚カヲルという人物が彼の王“ギルガメッシュ”に目をつけられた瞬間であった。
とりあえず渚カヲルにむける言葉と言ったらご愁傷様としかいえないだろう。
なんかシリアスすぎてあれなんで最後は
ちょっちギャグをと…
あと今後はこれくらいの文の長さになると思います。