でも今度は映画があるんで楽しみです。
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先ほどから歩いているが、どんどん街から離れて行き森の方へと行く。途中武家屋敷がいっぱい並んでいる所も通ったがそれよりも先に進み、もう冬木市の郊外なのではないのだろうか。
病院から歩いてからかれこれ1時間以上はかかっているであろう。
「………(まったく疲れない、これも転生特典?)」
かつてインドア派でまったく運動していなかった私だったら絶対にくたばってた筈なのだが今はまったく疲れを感じない、なにこれこわい。
そう思いながら歩いていくと建物のようなものが見えてきた。
多分あれかな、今は身長が低いせいで森の木々によってよく見えないがそうだと思った。そして、いつのまにか洋館の門の前までたどり着いた。そのことに何にも疑問を持たずに進んでいると、闇野さんとフェンリルは驚いた顔をしていた。何かまた私は変なことをしたのだろうか、一人と一匹の驚くツボがよく分からない。
まぁ後で聞けばいいか…いやでも“会ったばかり”の人に聞くのもなんだしなぁ、でもこれから一緒に住むから…ああ、もうわけが分からないよ。こんなことを考えるのやめて今のことに集中しよ!うん、そうしよ!!
そんなことを心の中で思っていながら、これから住むであろう自分の家を見あげると―
そこには立派な洋館があった。
綺麗にされている庭園、洋館は美しいフォルムでアンティークな作りになっている。そして洋館の隣には植物がかざっているであろうドーム型の温室があったり、畑のようなものまであった。
「……………(え、マジで?)」
こういうの雑誌とかテレビでしか見たことがない、まさしく大豪邸であった。ホントにこの神様、なにやってるんだよ。
「それではロキ様はカヲル様を書斎へ、私は御夕食の準備と皆様をお呼びいたしますので。ほら兄さんもいきますよ!」
「ぐぇ、首が絞まる!!そんなに首根っこを引っ張るな!」
まるで嵐の如く去っていった。最後にフェンリルが少し可哀想だったが…って今闇野さん、フェンリルのこと兄さんって呼ばなかった!?あの
◇◇◇◇
カヲル様はやはり覚えていらっしゃらなかった…しかし今まで違うのは先ほどのロキ様が行った空間転移に何も疑問を持たれていなかったこと。むしろまるで“当たり前のような態度をしていた”
これは何かの前兆なのでしょうか、今回の時間軸ではどうなるかとてつもなく嫌な予感がします。こういう場合、オーディン様やノルンさん達はわかるんでしょうが基本的にあの人達はあまり詳しく語らないので…
「はぁ…一体どうしたら良いのでしょうか…」
そんな溜息をしながら呟いていたのを、どうやら兄に聞こえていたらしい。
「そんな事言ったって仕方ねえだろ、それにお前が悩んでいったって解決する話でもない。今辛いのはオヤジなんだぞ」
兄の言い分はごもっともだ、確かに今辛いのはロキ様だ。なんせカヲル様という“親友”が何度も御自分のことや大切な記憶を忘れてゆくのだから…
あの人は私達にとっても、大切な人なのだ。その大切な人に忘れられるのはどれだけ辛いだろう。
そんなネガティブな思考になりかけていたの私を見ていた兄は呆れたのだろう。私対してこう言った。
「またアイツも時期に記憶を思い出すだろうし、辛抱しろ」
「確かにそうですが…」
それでも辛いものは辛いと言おうとしたがその前に兄が塞ぐかのように。
「はぁ、ったく何時までもクヨクヨしてるんじゃねぇ!そんなんだとオヤジやカヲルを支えてやることもできねぇぞ。それでもいいのかお前は」
「……っ!」
そうですね…私がこんなに悩んでもロキ様やカヲル様のためにならない。それに気づかせてくれた兄さんに感謝しなくては。
「ありがとうございます、兄さん!」
「へっ、弟を
照れながら言う兄、そして何故か叱るが躾けると聞こえたのは間違いなのでしょうか。
「ところでよ…」
唐突に兄が話しかける。
「なんでしょうか、兄さん」
「そろそろ、準備した方がよくねぇか?」
あ、完全に忘れてた…………………………
「ぎゃあああ!忘れてました、どうしましょ時間がありません!!」
「落ち着けよ、ヨーコや春華、母さんに手伝ってもらったらいいだろう」
「はっ、その手がありました、兄さん至急呼んできてくださいっ」
「パシリかよ!」
「呼んできてくれたらたい焼きを奢ります」
「よし分かった!」
即答して兄は走っていった。ちょろい兄さんだ。
◇◇◇◇
ロキの書斎を見ると、以外に落ち着いた感じで上品さを感じる。
先ほど見た玄関は最悪だった。悪趣味なへんなものとか、西洋の鎧がかざられていたり、不気味すぎてこんなんじゃ友達とかお客さまを呼べないよ……いや、そもそもこっちの『世界』で友達ができるかどうかだよね、もう精神年齢はアラサーだからね。今さらこの年齢(多分6、7歳くらいだと思う)にあわせるなんて無理に決まってます。だって想像してみ?中身BBAのショタが「お兄ちゃん」とか「お姉ちゃん」と可愛らしい声だして媚を売るの、想像しただけでゲロ吐いちゃいそうだよ…
「カヲル、どうしたの難しそうな顔して」
ロキが心配そうに話かけた。
「なんでもないよ…」
「本当にそう?」
しかしショタに心配されるのはなんだか気分がいいな、中身を知ってるけど。まぁでもショタにこんな顔させちゃいけないな。よしここは会社で学んだ愛想笑いで行くか!
「いや、本当になんでもないんだ…少し考えてただけだよ(主に中身と年齢があってないことについてだけど)」
The微笑スマイル!
「そう、何かあったら言ってね、これから一緒に住むんだし…」
ロキが顔を赤らめた。効果抜群だ。
って何故ロキは顔を赤めてるんだよ、そんなに微笑みは駄目だったのか。おかしくて耐えてるのかな、プルプル震えているしなんかこっちの方が恥ずかしくなってきたわ。あ、そういえばロキってさっき私のことカヲルって呼んでたけどやっぱりこの肉体にあわせたほうがいいよね。
じゃあ今日から私は“渚カヲル”ってことになるのか…不思議だ。ていうか私の性格だと渚カヲルっていうキャラを壊しかねない……よし、これって演じたほうがいい、絶対いい!いつか絶対ボロでちゃいそうだけど
やらないよりマシだよ。あ、一つ思ったんだけど今ロキ重大なことをいってたよね!?
「ロキ、僕は君と一緒に住むのかい?(え、全然聞いてないよ!どういうことだ、おい!!)」
「あれ?言ってなかったっけ、僕達は戸籍上従兄弟でこの大災害で君は親を亡くし、親戚もいないから天涯孤独のところを僕が引き取って現在に至るんだ。つまり簡単に言うと君は僕の養子になったってこと」
「………そう」
どんな昼ドラだ!しかもお前養子とれる年齢じゃないだろ。
「ホントは親戚をいる設定にしてたらいまわしにされているところを僕が引き取るっていう風にしようと思ってたんだ」
結局お前が引き取るんかい!!
だめだうまく書けない!文を書くのってむずい
あとまたしばらく出せなません。すみません!