長らくおまたせしました!
神は、何故彼らを創りあげたのだろう……
だが
僕はそんな
憎くてたまらない
◇◇◇◇
この体もそこそこ使いこなすことができるようになった。
転生してから現在にいたるまで、数ヶ月。この体を使いこなす訓練と、魔術の訓練をしている。
私の今の体は使徒だから、人ではない。自分では普通に力を使っているつもりが、すぐに壊してしまうのだ。最初はびっくりして何も触れなかったが今はある程度コントロールすることが出来る。
そして、魔術の訓練は完璧にロキの趣味というかなんというか……まぁ強制的にやらされているのだ。
正直やりたくない。いきなり実戦とかやらされてマジ痛いし、疲れるし、苦痛でしかないし、死ぬかと思った。ロキは何かと鬼畜で気分はブラック企業に勤めてるみたいだ。勘太郎さんには陰陽術を習ってる。こっちは魔術よりは易しいし、そんなに痛いことはないから正直に言うと陰陽術だけやりたいわぁ。こう、結○師みたいなことも出来るからかっこいいよね。
とまぁそんなことを考えながら今の現状から現実逃避している。
「…………(ああ、いっそのこと腕骨折しろ!何なのこの体のスペック、無駄に高くないか?)」
不満を心の中でブツクサ言いながらも机にある課題を片付けるために手を休めない、てか休められない。休んだら終わりそうにない。
今、私はロキと勘太郎から出された宿題をやってるのだ。魔術の方は魔術の基本と応用を問題集にして出されたのだ。まるで学校の宿題、数学ドリルとかそういう感じ。陰陽術のほうは御札や御守りを作らないといけないしやることいっぱいだ。
なんだか転生してから忙しい日々ばかりでまともに休めたというか、羽根を伸ばせる日はそんなにないような気がする。1週間に2日くらいは休みにしてもらおうかな?いや、鬼畜なロキのことだからフルぼっこにされそうな予感がする。でも、こんなに忙しすぎると肉体は大丈夫だろうけど精神はもたなくなりそう。ああ、一体どうしたらいいなだろうか。
「……はぁ、鳥になれたら」
そうすればコ○ケにいけたりゲームやれんのに。
「君を鳥になんかさせないよ」
え?
振り返るとそこにはロキが立っていた。いつからいた、この合法ショタが。
「出かける準備して、
「……?分かった」
◇◇◇◇
彼は僕の教えた魔術や勘太郎の陰陽術(呪術に近いものだが)をスポンジのように吸い込む。それでついつい調子に乗ってまだやらせるつもりはなかった実戦をやらせてしまった。あるときは悪霊や妖怪の巣窟に送り込んだり、勘太郎と契約している妖怪の春華と模擬戦やらしたりしたけど彼は常に無傷だった。
それは普通では異常なのだろうが彼は異常の塊だ、今も昔も……
今日は
現在僕が出している課題をしているであろうカヲルに出かけることを伝えるため部屋に行くと、彼は空を見ていた。そしてそのどこまでも果てしない蒼き空を見てこう言った。
「……鳥になれたら」
その言葉にぞっとした。彼はこの場所から逃げ出したいのだろうか。まさか“あの子”の所に……
否、まだ行かせるには早い。何よりも彼をこんな風にした元凶、あの愚かな壊れてしまった
やめよう。こんな嫉妬じみたことを思ってたって何も変わらない。彼が救われるわけでもなく、逆に困らせてしまうだろう。それに、こんなことを考えていたら日本で言う荒御魂になりかねない。
その時はカヲルに殺されるのもいいのかもしれないが。
僕も勘太郎に影響したのか、それとも元々なのかだいぶ性格が歪んでるというか、傍からみたら狂っているのだろう。僕自身も自覚しているが、彼にこの歪んだ気持ちを持つ事がやめられない。
彼がここから逃げたいというのならば逃げられないように鎖を繋げばいい。
「君を鳥になんかさせないよ」
鳥にしてしまったら君はこの場所には戻ってこないだろ?
◇◇◇◇
うおー、すっげ!生の遠坂家だ!まだ優雅さん生きてるのかな?ロリ凛もいたりして!
会うのが楽しみだな~!
「…………(早く生の凛ちゃんに会いたい、会いたい会いたいあいたい)」
ちょっと、というかかなり危ない方向の考えていたが誰も気づかない。
「僕は先に挨拶しに行ってるから君はここにいてね」
「分かった、いってらっしゃい」
ロキは屋敷の中に入っていった。多分優雅さんか、凛ちゃんのところにいっていいるのだろう。でも待てよ、ロキはさっきここで待てと言ってたけどこんな広い庭(しかも荒れてる)で一人で待てってことか……い、いやだぁあああ、ボッチは嫌だぞ!心細い思いはしたくない。いつまで待てばいいんだ?
―1時間経過―
ふふふ、あまりにも遅いから勝手ながらにもこの荒れた庭を綺麗にさせてもらった。
「ふぅ、こんなもんか…」
われながら結構綺麗になったと思う。さっきまであんなにも荒れていた庭をここは不思議な国のアリスですか?ってくらいにしてしもうた。
いやぁ、前世でやってたガーデニングがここで役に立つとは。満足、まんぞく!
「きれい……」
満足に浸っていたらそう呟いた誰かに気づけなった。背後にいるであろう人物にパッと、振り返ると女の子がっ立っていた。
「君は……遠坂、凛?(まさかのロリ凛ですかぁああああ!いやぁあ、恥ずかしい!!さっき私ドヤ顔してたし……まてまて、ここで恥ずかしがったら変な人に思われる。ここはあえて堂々としていたほうがかっちょいいのではないのか?)」
「あなた、誰?」
「僕は渚カヲル、どう、満足してもらえた?(こ、ここうすれば変な人に思われないよね、すでに手遅れだとしても)」
そう言うと、彼女はワナワナと震えだした。
「あんた、家の庭になんてことしてくれるのよぉおおおおおおっ!」
「ぐはっ!」
いきなりの攻撃、しかも八極拳でめちゃくちゃ痛い。あれ、これ内臓やられてない?ねぇ、これって大丈夫だよね。誰か大丈夫と言ってくれ!
そう考えながら、意識は遠のいていった。
すんません、また投稿がしばらく出来なくなるかもしれませんが、どうぞこの『渚カヲルに転生?憑依?』をよろしくお願いします!