テイルズオブフェイティア〜宿命を運命へと変えていくRPG〜   作:平泉

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本編 第2部折り返し
エーテルとロダリア


「……一体何がどうなったのよっ……?」

 

ルーシェが突然胸を押さえ苦しみ出したかと思うと光に包まれた。カヤは目元を手でこすりボヤける風景に焦点を合わせた。ラオがふらりと立ち上がっているのが第一に見えた。ラオはガットとアルスが倒れている方へ駆け出している。次にノインが首を回しているのを見た。

 

「ここって……ハイルカークの大聖堂ですよ!過去に来た時と一緒の場所だ!」

 

ノインが辺りを見回して言った。

 

「なら、ルーシェの変な光で飛ばされたって事?あたし達またふりだしに戻されたわけ?」

 

カヤの問いに、

 

「いや、多分…、現代に戻ってきたんだ…!椅子が過去の時より古い。小生達の時代、現代に戻ってきたんだ!」

 

「そのようですわね……フフフ」

 

と、フィルは椅子を確かめるように触りながら言った。ロダリアは不敵な笑みを浮かべてふらりとその場から離れていった。

 

今大聖堂はアルス達以外誰もおらずしんと静まり返っていた。

 

「そうだ、アルスとルーシェはっ!?」

 

カヤは2人の姿を確認した。ガットの背に折り重なるにようしてアルスがうつ伏せで倒れている。隣には駆け寄ったラオが心配そうにオロオロと2人を見つめていた。

 

「あわわ……脳筋!アルス!しっかり!」

 

ラオはガットの肩を揺すった。

 

「う、ぐ……お、重い…!」

 

「ダイジョウブ?」

 

ガットはなんとか両手で立ち上がろうとするがアルスが重荷となっている。ラオが手伝い、アルスの体をそっとどかせた。

 

「ガット!アルスはどうなったの!?」

 

カヤはアルスの傷を見て言った。しかし、既にそれは治りかけていた。

 

「わ……っかんねぇ…、俺の治癒術が効かねぇけど、なんか勝手に再生してやがんだよ…!」

 

ガットはアルスの刺された腹を確かめつつ答えた。確かに、彼の言う通りだった。刺された傷の部分から、蒸発するように煙が発生し、驚異的な再生が行われている。

 

「これって………スミラさんのあの肩の傷の治り方に似てません?」

 

ノインがモノクルをかけ直しながら言った。そう、アルスがスミラの肩に負わせた傷も、同様に驚異的な速さで治っていたのだ。ノインはそれをはっきりと目撃した。

 

「再生能力………?」

 

ラオが傷口を眺めて言った。

 

「そうだルーシェは?ルーシェはどこなのよっ!?」

 

カヤはハッとしてきょろきょろと左右を見る。ルーシェの姿だけ確認できていない。

 

「あ、あそこだ!」

 

フィルが指をさした。クロノスの結界へと続く壁のアーチ状の入口。その地下螺旋階段へと続く階段の1番上に、横たわるようにしてルーシェは倒れていた。

 

「ルーシェ!」

 

カヤは急いで彼女に駆け寄り、抱き抱えた。ピクっと瞼が動いたかと思うと、ルーシェは目を覚ました。

 

「あ…れ……、私…。どうなったの……?」

 

「それはこっちのセリフよ!アンタが胸を押さえて苦しみ出した途端、多分だけどいきなり現代に戻されたのよ!」

 

「う、うぅ〜ん……」

 

ルーシェは頭を抱えて起き上がった。そしてハッとした。

 

「そうだ…!私!確か、アルスが刺された直後、頭の中でクロノスの声が響いて……、その後クロノスに精神を乗っ取られたんだ!」

 

「の、のっとられたぁ!?」

 

2人の会話を聞いていたノインが「やはり」と、言った。

 

「クロノスはルーシェの体を使って、フレーリットさんにセルシウスの力がどうとか言ってたましたよね?」

 

「そんで結局フレーリットに返り討ちってワケ?ルーシェの体勝手に使って何やってんのよあの色黒精霊はっ!?」

 

カヤは身勝手なクロノスの行動に腹を立てた。精神を乗っ取られたルーシェは外傷を負わされたのだ。

 

「うぅ……、なんだか、凄くお腹が痛いよぉ……カヤ」

 

ルーシェはフレーリットに蹴られた腹を押さえた。ズキズキと鈍い痛みが続く。

 

「あぁもぅ、大丈夫?あたしが治癒術使えないのがもどかしい!」

 

「アハハ……、心配してくれてありがとうカヤ。大丈夫。なんとか自分で治せるよ…、それに私って昔からなんか傷の治り早いんだぁ。だから大丈夫だよ」

 

ルーシェはそう言うと腹に手を当てて治癒術を発動させた。しかしルーシェは突然ハッとした。

 

「そうだ!アルス!アルスは!?」

 

ルーシェは慌てて立ち上がるとアルスの姿を探した。

 

「ッ!」

 

キン、と頭の中で何かが響いた。ルーシェは時が止まったように立ち止まる。

 

(─────我だ)

 

クロノスの声だった。

 

(クロノスっ!?一体全体どうして貴方が私の中に入ってるのよ!?)

 

(案ずるな、すぐに返す。今度は意識を完全には奪わない)

 

そして借りるぞ、と一言言った。するとすぐにルーシェの意識はまたフッと落ちていった。

 

「ルーシェ?」

 

不審に思ったラオが声をかけた。しかし、ルーシェの中には今クロノスがいる。ルーシェとは全く違った口調で喋り出した。

 

「我はクロノスだ」

 

「マジで?」

 

ラオが目を丸くして言った。

 

「はぁっ!?ちょっと!何勝手にルーシェまたのっとってんのよ!?この色黒精霊!」

 

カヤは指をさしてクロノスを非難した。

 

「最初に貴様と出会った時、我の力の一部をこの娘に宿した。そのおかげで貴様らは生身の人間にも関わらず長時間過去に存在できたのだ。普通なら精霊の自然の摂理とでも言おうか。時の力の作用によって現代の者は現代に戻されてしまう。その時代にはいなかった異端とみなされてな」

 

クロノスはあらましを話した。しかし、カヤが知りたい肝心な所は話していない。

 

「アンタ!それはそれとして、何ルーシェの体勝手に使ってんの!そのおかげでフレーリットに怒られてルーシェは蹴られたんだからね!?思いっきりぃ!」

 

「そう、フレーリットだ。あやつはマクスウェルの力など持ってなどいなかった」

 

「…はっ?」

 

いきなりの事に混乱するカヤはぽかんとルーシェを見つめた。

 

「どうゆうことですか、クロノス」

 

ノインが言った。

 

「我は各々の霊勢を感じ取ることができる。薄々貴様らも気づいていただろうが、フレーリットはマクスウェルを持ってなどいない。それ以前にスヴィエートにマクスウェルの霊勢も感じなかった」

 

クロノスはきっぱりと言った。しかし、これでは辻褄が合わない。フィルが疑問をぶつける。

 

「どうゆう事だ?ならマクスウェルは今どこにいる?フレーリットが持っているというのを確かめるために、小生達は過去へ行ったのではないか!」

 

アルスを傍らで見守るガットも同じように言った。

 

「そうだぜ!イフリートの奴が言ってたんだ!スヴィエートにマクスウェルの霊勢を微かに感じられるって!」

 

「確かに、現代はな」

 

ルーシェに入ったクロノスは目をつぶって言った。

 

「だが、貴様らが行った過去では、まだマクスウェルはロピアスにいた」

 

「………何だって?」

 

アルスが刺された腹を押さえつつ、状態を起こして言った。元々意識はあった。仲間達の会話も聞こえていたのだ。

 

「お、おい!?アルス!?お前……!」

 

ガットは突然の事に口をあんぐりさせた。彼の口の端に付いた血はすっかり乾ききっている。しかし、かなりの重症だったはずだ。こんな短時間で治る筈がない。

 

「どうゆう事だ、クロノス……!俺達を騙したのかっ……!?」

 

ルーシェ…、もといクロノスは鼻で笑った。

 

「騙した?ハッ、責任転換もいいところだ。これだから人間は。いいか、我はあくまで、過去へ行く事を手伝っただけだ。その先協力するとは言っていない」

 

「なっ……、それっ……は……」

 

アルスは狼狽えた。確かにそのとおりだったのだ。

 

「貴様個人の願いとやらの両親の死などというのも、我にとっては至極どうでもいいことなのだ。偶然我と貴様らの利害が一致したからついでに過去に連れていってやったようなものだ」

 

「両親の………死………」

 

自分が過去に行く前に話した事だ。

 

(結局、これと言った手がかりはつかめなかった……のか?)

 

アルスは記憶をたぐり寄せた。フラッシュバックして、あのインパクト抜群の強烈な出来事が思い出される。

 

(いや、掴めたのだが、何がなんだか分からなさすぎた。あの一面写真部屋……。父のストーカー被害など、スミラの父暗殺事件にそもそも関係あったのだろうか?)

 

アルスにとって、あの気持ちの悪い空間は忘れたかった、見たくなかった出来事の中で1番だ。ただでさえ父に対してもコンプレックスを抱いているというのに、父に劣った事を咎められ、本人に睨まれているようで気味が悪かった。あの時は早くあの空間を抜け出したい一心だったのだ。

 

アルスが20年前の過去で見た情景を思い出している中、クロノスは続けた。

 

「我にとって、別に一人や二人の人間の運命がどうなろうと気にしたことではない。それが過去に起きた事によって現代があるという場合も少なからずあるのだ。それに精霊の我にとって、人間の人生、運命などどうでもいい」

 

クロノスは冷たい瞳で皆を見つめて言った。

 

「だがあまりに歴史が動く出過ぎた行動をすると、ルーシェの中に入っているほんの一部の我の力だけでは、狂いすぎた未来には戻りにくくなる。それを危惧して過去へ送る直前にあのような事を言ったのだ」

 

「何よそれー!時は人を待たない、とか意味深な事言っといてー!?」

 

カヤがあの時言ったクロノスの口調を真似して言った。

 

「しばらくこの娘の体に馴染む時間が必要だったのでな。あまり我にとって芳しくない行動はとってもらいたくなかった。それでもこの娘は余計な道草は食っていたようだが、結果オーライと言うことにしておこう」

 

(クラリスの事か……)

 

アルスは思った。そしてクロノスに言った。

 

「しかし、お前は偶然利害が一致した、と言った。そして、芳しくない行動をして欲しくなかった、とも言っている。つまり、20年前に行く事に対して、お前個人の目的もあったわけだ」

 

「フン、それを知ってどうなる?元より、聞かれても答える義理はない。ただ、そうだな。これだけは分かっただろう?フレーリットとやらがマクスウェルを掌握していたというのは、お前の勝手な思い込みだ」

 

「っ!」

 

アルスは痛いところを突かれた。ぐうの音も出ない。

 

「我が気になり確かめてはみたが、あやつはセルシウスの力は持っていた。だが、それだけの事だ。氷の精霊、セルシウスの力だけ。どうやって手に入れたのかは知らんが、それだけを知れたのは大いなる収穫だったのではないのか?ふははは!」

 

そう、クロノスはこう言いたいのだ。アルスは言い換えて言った。

 

「過去に行って、一番知りたかった目的…。それは父、フレーリットがマクスウェルを掌握しているかどうか。しかし、結果は掌握していなかった、という情報だけ……。ただ、それだけ……」

 

「そ、そうだネ……」

 

ラオは頬をかき、気まずそうにそっぽを向いて肯定した。彼にとっては自らの重要な事が過去に行ったことで判明したのだ。しかし、まだ仲間達誰一人とて話してはいない。

 

「っざっけんなテメー!人をコケにしやがってー!?」

 

「そうだそうだ!小生は危うく死にかけるところだったんだぞ!?それぐらい苦労して調べに行ったのだ!」

 

「知ったことか。我の目的は多方果たせたのだ。この娘は今しばらく返してやるとしよう」

 

クロノスはルーシェと意識を離した。途端ルーシェはふっと倒れ込み、カヤが慌てて支える。

 

「おっとと。あんの色黒精霊ー!!好き勝手やりやがってー!」

 

「どこ行きやがったー!?」と、カヤはメラメラと復讐の炎を燃やした。今度ははっきりと会話を聞いていたルーシェだ。目を覚ますと慌てて弁解に入る。

 

「まぁまぁ!カヤ、ガット!フィルちゃん!落ち着こう?ガット、少なからず少しは収穫あったでしょ?ほら!ハーシーさんの事とか、ね?前向きに考えてこ!」

 

騒ぎ立てる2人をカヤは慌てて止めた。

 

「ハーシー……。ま、まぁ……そりゃ……、そうだけどよぉ…」

 

ガットは少し合点がいったが、ノインはふと思った疑問をぶつけた。

 

「ん?待ってくださいよ?そもそもこの、『過去に行こう』っていうこの案を出したのは誰でしたっけ?」

 

「え?確かロダリア……だったよね?」

 

カヤは確認するようにガットへ首を傾げる。

 

「お?おう。あ?つか、ロダリアは?」

 

「あれ?師匠?」

 

皆、姿が見えないロダリアを探した。

 

「彼女は一体どこへ?」

 

まだ完全に傷が治ったわけではない。アルスは柱に掴まりつつなんとかふらふらと立ち上がりロダリアを探した。

 

「……ん?」

 

アルスは小さい子供がいつの間にかこの大聖堂にいることに気づいた。

 

「あの子は……、確か以前エルゼの港で……」

 

その子はレインコートのような物を着ていた。雨の中、傘を持っていたのにも関わらず指してはいなかった。とにかく、不思議な雰囲気を持つ子供だった。

 

「あれっ?あの子何でこんな所にいるのっ…?」

 

「え?何ルーシェ、あの子知ってんの?」

 

「う、うん。でも私とアルスしか知らないと思う…。前にエルゼ港で会ったの。落し物を届けてくれたんだけど……?」

 

カヤに聞かれたルーシェも、彼の姿を見て不思議に思った。どうして今この大聖堂にいるのだろか。彼は、首をぐりんと回すとアルスをまっすぐ見つめた。

 

「っ……な、何だ…よ…!?」

 

アルスは反射的にビクッとして一歩下がった。前と動揺、何故かコイツの無機質な瞳に見られると気味が悪くて仕方が無い。そして、おもむろに柱の影からロダリアが姿を現した。

 

「エーテル、目的は達成出来ましたわ。オリガ達も外にいるのでしょう?作戦を開始してください」

 

「了解シマシタ…」

 

少年は傘の尖端をコツン、と床に突いた。

 

「ごきげんよう?」

 

「ロダリアさん?」

 

アルスが一体何を、と言いかけた途端、

ドオォオオオォン!!と、大聖堂の外から大きな爆発音が聞こえた。衝撃は大聖堂にも響き、音は反射し、響きわたる。

 

「何だっ!?」

 

アルスはいきなりのことに、慌ててバランスを崩さないように柱に掴まる。パラパラと上からレンガの破片が落ちてきた。

 

「ゴホッ、げほっ、オイ!ロダリア!お前何をした!?」

 

ガットは土煙を払いながら、ロダリアを探した。しかし、見たのはエーテルと呼ばれた少年と共に大聖堂の外へ出ていく彼女の姿だった。

 

「っとにかく彼女を追うぞ!……ぅっ!」

 

アルスは柱から手を離し追いかけようとした。しかし、まだ傷が完全に癒えている訳ではない。アルスは鋭い痛みに耐えかねてドサリとうつぶせに倒れた。

 

「アルス!」

 

ラオが駆け寄り彼を起こした。

 

「アルス!大丈夫!?」

 

「オイ!ったく無茶すっから!」

 

ルーシェとガットも駆け寄った。

 

「ルーシェ、アルスに治癒術を頼む、俺の治癒術がなんでだか知らねぇが全く効かないんだ」

 

「えっ?嘘?どうして?」

 

「いや、俺にもよく分かんねぇけどよ……」

 

アルスはその会話を聞いて驚いた。

 

「何だって……?じゃあ一体誰がここまで傷を治したんだ?ガットじゃないのか?意識は薄々あった。ルーシェに治されたという記憶はない」

 

「アルス…、自覚ないの?君は自力で傷を治していたんだヨ。傷が再生していた。驚異的な再生速度で傷が治っていくのをボク達は見た」

 

ラオの答えにアルスは目を見開いた。

 

「何だと?」

 

「とにかく、アルス。じっとして、今治すから……」

 

ルーシェはアルスの腹に手を当てた。治癒術をかけようとした瞬間、

 

「っ触るな!」

 

アルスはその手を払い除けた。

 

「ッ!」

 

ルーシェは揺れた目でアルスを見つめた。

 

「おいお前……!」

 

「アルス、今のは流石にチョット…」

 

ルーシェを心配したガットとラオはアルスを睨んだ。

 

「ちょっとアンタァ!?何してんのよ!?ルーシェが治してあげようってんのにその態………」

 

カヤもそれに見かねてアルスに物申したが、

 

「っ、早く!早く中へ逃げ込めー!!」

 

その声を遮るように男の声が響き怒涛の人ごみが大聖堂の出入り口にごった返した。

 

「大変だ!早く!早く医者を!?」

 

「あぁ、助けて!息子が!息子とはぐれてしまったのよぉ!?」

 

「誰か!コイツを運ぶのを手伝ってくれ!足を怪我してんだ!」

 

ハイルカークの住人と見られる人達が瓦礫や土煙に汚れ、火傷等の傷を負いながら大量に大聖堂へと避難してきた。

 

「なっ、何なんですかこれはっ!?」

 

「ノイン!一体外で何が起こってる!?」

 

人混みに揉まれたノインとフィルは慌てて端の壁に両手を張り付けて避難した。

 

「だあぁっ!こんな人だらけじゃルーシェの治癒術なんか使って見られでもしたらパニックが起きちまう!怪我してんなら尚更だ!」

 

ガットはどんどん押し寄せてくる怪我人を見て言った。大聖堂はさっきとはうって変わって呻き声や泣き声、人の熱気に包まれている。ルーシェは立ち上がり、

 

「外で………何が起こってるの……?」

 

と、震えた声で言った。

 

「おいアルス!掴まれ!」

 

ガットはアルスの肩を担ぐと出入り口へと走り出した。

 

「とにかくお前ら!ロダリアを追うのと!状況把握のため外いくぞ!」




エーテルは序盤の男の子で、アルス達をストーカーして監視していた少年です。一応、アルスとルーシェがアジェスで両親の話題を話していた描写入れたんですが、あの時の最後の怪しい声の正体がエーテルです。

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