あややの日記でございます。
あややは妖怪側として参護を評価しています。
阿求は人間側として。
幽香は戦闘者として参護を評価しています。
では、紅魔館のメンバーはどういう風に彼を評価するのだろうか?
Å月((((;゚Д゚))))ガクガク日
参護さんの広告を入れてから新聞の配布率が上がった。
時折、参護さんの記事を載せるようになったというのも理由になるだろうか?
人里において、参護さんの人気はかなり高いのがわかる。
彼の動向を里の人に聞くとすぐに答えてくれる。
私が、新聞で良く彼を記事にしているから信用があるのだろう。
なんか私の信頼まで便乗みたいに上がっていますね。
さて、私の予想ではここ数日中に妖怪関連の依頼が来るはずだ。
各勢力に無料で届けてから数日。
各勢力の人達の目に入るなり、人里で元々妖怪関連の仕事している人間が依頼するだろう。
私としては密着取材をしておきたいのですが、今日は新しい新聞の編集作業があるので、明日にでも家に行ってみましょう。
Å月( 0w0)ノ ウェーイ日
朝一で参護さんの家にお邪魔しましたが、どうやら何でも屋の仕事で太陽の畑に行ったようだ。
太陽の畑と言えば、風見幽香が居ることの多い場所だったはずだ。
本当なら追いかけて取材に取り掛かるのですが、彼女のいる場所に行くのは自殺行為ですしね。
今日は参護さんの家でゆっくり妖怪たちと戯れていました。
しかし、この家にはいろいろな人たちが来ますね。
永遠亭の月兎、迷いの竹林の案内人、寺子屋の教師に、天狗のブン屋。
こうして書き起こしてみると、混沌とした客層だと思う。
月兎に蓬莱人、半人半獣、天狗。
参護さんは何かを目指している訳では無いでしょうが、傍から見れば戦争でも起こすのか? という具合に戦力過剰な家です。
風見幽香さんの所に参護さんが行ったということは、彼女もここに来るようになるのでしょうかね?
彼女が来るだけでこの家の戦力が跳ね上がる。
参護さんは人間、妖怪の垣根を越えて人を集めてくる。
記事のネタ云々以前に、見ていて飽きない。
こうして家に行くとゆっくり妖怪からの歓迎を受ける。
お茶に、お菓子、大人数で歓迎してくれる。
ゆっくりレミリアさんとゆっくりフランさんが周りを跳ね回っていて、見ていて癒されました。
奥の部屋ではゆっくり小悪魔ちゃんが、スゥスゥと気持ちよさそうに寝ていた。
なんでも、一日のほとんどを寝て過ごしているそうで、いつ動くようになるかはわからないのだそうだ。
ゆっくり妖怪育成コラムとか、参護さんに頼んだら書いてくれますかね?
Å月( ゚д゚ )クワッ!!日
文々。新聞を各地に配ってきた。
人里はもちろん、紅魔館や永遠亭、命蓮寺に守矢神社、博麗神社に、地底にもひとまとめにした新聞を配ってきました。
ぐるっと一回りして人里に戻ってきた時に、阿求さんに会いました。
なんでも、幽香さんに出会って無事に帰ってきたらしいですが、鼻の頭から出血していたそうです。
やり合ってそれだけの傷で済むはずもないので、不意打ちでもくらってギリギリで避けたとかでしょうか?
彼女は戦いが好きですから、それだけで帰ってこれた参護さんには敬意を表したい。
Å月(´゚ω゚`;)ズーン日
里で買い物をしていると、参護さんに会いました。
さっそく取材をしましたが、今回の依頼は修羅場だったと言わざるを得ない。
依頼達成直後に顔面に手刀を放たれ、間一髪で躱したそうだ。
代償が鼻先の肉を削がれたこと。
良く生きていたと思います。
彼女は弾幕ゲームのルールの中でようやく相手ができるぐらいの人だ。
上級妖怪の中の上級。
むしろ手加減されてたとはいえ、彼女の不意打ちを避けて見せた彼を人間かどうか疑いたくなる、そんな存在が風見幽香という妖怪なのです。
彼には懇切丁寧に彼女の恐ろしさを教えてあげましたが、一度彼女の攻撃を受けたのですから否応なく理解はしていると思います。
殺気も、敵意も無いままに、確実に死に至る一撃を放てる彼女。
それでも、彼は交流を断とうとはしない。
ある意味、彼も人間の中では外れた人物なのでしょう。
価値観がズレているように感じました。
Å月∑(゚д゚ノ)ノウワッ日
今日は朝から参護さんに密着取材を試みました。
屋根の上からゆっくり美鈴さんと戦っているのをゆっくり咲夜さんの入れてくれたお茶を飲みながら、鑑賞する。
お茶を一口飲んでから、ふと気づく。
随分とゆっくり妖怪にも慣れたな。
まぁ、いつの間にかゆっくり幽香さんが彼の家に住み着いていたのに驚きつつも、それもいつもの光景なような気がしています。
お茶を飲みながら、空いた手でゆっくり咲夜さんを揉む。
この揉み心地が癖になる。
この上質な羽を何枚も重ねて触っているような感覚はウットリとしてしまう。
ゆっくり咲夜さんも別段、嫌がる様子も無く、むしろ喜んでくれているようなのでついつい揉んでしまう。
ゆっくり美鈴さんの動きを見ると、参護さんの攻撃に対して常に紙一重で避け続けている。
以前に彼から模擬戦を頼まれて戦ってみましたが、彼のウリは速度と人間離れした持久力。
速度も私たち天狗のように最高速度がどれだけ速いかではなく、停止から最高速度まで一気に駆け上がれる加速度だ。
最高速は天狗に比べるまでも無く、それどころか他の妖怪に勝てるかどうか。
だけど、緩急織り交ぜた攻撃が一番の曲者。
吸って、吐く。これだけの間に五連撃。
かつての天才剣士が一呼吸で三度の突きを放ったといいますが、彼はそれを上回っている。
鬼が人間の戦士と戦いを楽しんでいたという有名な話がありますが、もしかしたら彼は人間としての強者ですから、気に入られるかもしれません。
まぁ鬼に気に入られれば大抵は戦いになるので、彼には優しくない出会いなのかもしれませんがね。
Å月φ(゚Д゚ )フムフム日
やはり、参護さんの周りだけに取材していては記事の内容も詰まってしまいます。
ここら辺で他の人達に、海原参護という男について取材することにしました。
最初はやはり、里の有力者の一人、稗田阿求さん。
「参護さんですか? 何でも屋をやる中で、ゆっくり妖怪の生態調査をしてくれているとても優しい人ですね。できれば、自身の身体は大事にしてほしいものです。この前だって……」
延々と愚痴になったので、この辺で。
次は里の守護者であり、寺子屋の指導者でもある上白沢慧音さん。
「参護殿か? なかなかに根性のある男だと思うぞ。何でも屋は中々に厳しい依頼もあるだろうに、それを何の文句も言わず達成するのだからな」
なかなかの高評価ですね。
三人目は永遠亭の月兎、鈴仙さんです。
「参護さんですか? いつもお世話になってます。里へ行く前と永遠亭に戻る前に立ち寄らせてもらってますが、ゆっくりちゃん達がお出迎えしてくれて、とっても癒されてます」
参護さんというよりは、ゆっくり達の方の感想ですね。
四人目は迷いの竹林の案内人、藤原妹紅さんです。
「海原? そうね、変な奴ね。自分の序列が1位じゃないのよ。あいつは、絶対に何かの為に死ねる人種よ。歪んでるとまでは言わないけど、変な奴。この一言で全部表してるわね」
なかなかに厳しい評価です。
最後は、たまたま里に買い物をしに来ていたアリスさん。
「誰よ、海原って? 最近売出し中の何でも屋? 知らないわよ。……ああ、そういえば新聞の広告にあったわね。なに? そんなに使えるの? 今度手伝わせてみようかしら?」
知らなかったようですが、見事宣伝に成功しました。
魔法の森は人間には少々危険ですが、参護さんなので何とかなるでしょう。
さて、この取材結果をどう記事にしましょうか?
Å月アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!日
参護さんへの取材に行ってみれば、幽香さんと里から外れた野原に向かっていた。
興味本位でばれない様について行ってみれば、模擬戦という名の蹂躙劇が待っていた。
傘で空中に打ち上げられた後は、連打連撃の嵐。
だけど、彼は徐々に防御の速度が追い付いてきていた。
一撃一撃を貰うごとに防御の腕をもっと確実に防げる場所に調整していた。
だけど、最終的には負けてしまった。
踵落としの要領で地面に叩きつけられて、跳ね返って少し浮き上がったところにマスタースパークで再び地面に叩きつけられていた。
さすがに放置せずに、彼の家まで運ぶと治療までしていっていた。
彼女なりに参護さんを心配しての行動なのだろうが、その前が恐ろしすぎて冷や汗が止まらなかった。
家を訪ねてみると、意識はしっかりしていたので一安心。
一通り彼の世話をした後に、鈴仙さんに治療を頼みました。
いくら回復が常人よりも早いからと、放置していい怪我でもありません。
明日にでも見舞い品を持って押しかけることにしましょう。
いかがでしたか?
次は参護の日記になるかと思います。
もしくは、外伝に逃げるかww
それでは、読んでいただきありがとうございました。