タイトル通り、本居小鈴の日記になります。
彼女の詳細調べてたけど、やっぱり資料少な目。
まぁ、霊夢とか魔理沙に比べるとって注釈がつきますが、それでもちょっち大変でした。
たった七日だけの日記形式ですが、あこがれた日記形式の作者様のあの量はまねできない……。
それでいて、別視点の日記も作ってるんだからすごいぜ……。
ω月ヽ(´ー`)ノ日
最近、天狗の新聞に新しい広告が掲示された。
海原参護さんのやっている何でも屋の広告だ。
広告掲載料はそれなりの値段だったと記憶していましたが、それを払えるだけ儲かっていると考えていいのでしょうか?
最近は阿求からの話も参護さんの事が多くなっている。
この前なんて、彼の家に泊まったと聞いた。
さすがに貞操は無事みたいだった。
からかったらボロが出たから間違いない。
だけど、阿求が編纂作業以外で興味を持つ人がどんな人なのか? 興味がある。
近いうちに、家を紹介してくれるように頼んだ。
参護さんも本をよく購入しているようだから紹介しやすいと言っていたし、近々会えるかもね。
ω月( ´_ゝ`)フーン日
今日もなぜか阿求の愚痴を聞かされた。
参護さんはどうやらかなりの無茶をする人間のようで、散々阿求の愚痴に付き合った。
いや、あんなに阿求が一人の人間に対してモノを言うのは初めてだったはずだ。
これはこれで面白い展開になりそうで、わくわくしている。
良く恋愛系の小説にも出ている、恋心に気づかない女の子って感じがしていた。
もしかしたら、参護さんはものすごい罪作りな人なのかもしれない。
会ってもいないのに、結構ひどい印象だけど、間違ってもいないと思う。
なにしろ、一時間以上聞かされた男の印象だ。
いい方向に偏るのも難しい。
今日の収穫は、阿求に男の影が?
ってところかしらね?
ω月(´ヘ`;)ウーム…日
聞くところによると、るーるぶっくなる読み物が存在するらしい。
魔導書やら魔力のこもった本なんかにも手を出していた私ですが、これは人間が普通の読み物として書いている書物であるという事です。
阿求が件の彼から仕入れてきた情報らしい。
興味がわきます。
なにしろ、読んだことの無い本だ。
もしかしたら、彼は私の読んだことの無い本をたくさん持っているかもしれませんね。
今日は永遠亭へ仕事に行っているそうなので、明日以降にでも適当な理由を見つけて家に行って面白そうな本があるか探してみるのもいいかもしれない。
それにしても、阿求の彼への愚痴は尽きることが無いのかしら?
だんだん惚気に聞こえてきて、少し腹立たしく感じている私が居るのだけど……。
ω月(((( ;゚Д゚))))ガクブル日
ようやく
海原参護さんがうちの店にやってきた。
阿求から聞いてたイメージ通りとはまだわからなかったけど、物腰自体は柔らかめで、対応も紳士的。
本を読んでいるときも変に折れたりしない様に気を遣ってくれているのが分かった。
なるほど、こういう所なんだろう。
阿求や、話に聞く他の妖怪たちが彼の近くにいるようになっているのは。
そして、彼の家にも本があるということを本人の口から聞き出した。
思わぬ誤算だ。
サラッと聞くつもりだったが、参護さんが口を滑らせて話してくれたのだから。
さっそく後日借りに行くと話したが、今日借りる本を返す時に持ってくると言っていた。
だけど、それじゃ私が読みたい本を持ってくるかわからない。
だから丁重に断って彼の家に行くことにした。
その際に、彼の家にはゆっくり妖怪という人に害のない妖怪が住んでいて、阿求の依頼で生態調査をしているらしい。
借りて行く本もその中に一人に読ませたいから借りるという部分が大きい。
彼の本の取り扱いは信用できると今日一日見て理解はしているが、その妖怪が扱うとなると話は別だ。
キチンと本は汚さない様にとクギを刺しておいた。
微妙に頬が引きつっていたが、これぐらい言わないと汚す人間はいるのだ。
ω月( ゚д゚)日
参護さんの家に本を借りに行ったら、永遠亭の姫に会った。
正直、やらかしたと思ったけど、なぜか私を含めて卓上遊戯なんかを始めることになっていた。
日記帳を持って来ていなかったので、参護さんから紙を借りて書いている。
後日、日記に貼り付けることにする。
数冊面白そうな本を選んだあたりで、TRPGのるーるぶっく? という本を持った永遠亭の姫が来て、卓上遊戯をした。
というか、今もしている。
明日の朝一で再び続きをやることになるので、今日は参護さんの家に泊まることになった。
しっかりと布団の準備や風呂の支度が済んでいるのは、件のゆっくり妖怪たちの功績だ。
彼女たちは私たちが卓上遊戯をしている最中も、飲み物やお菓子などを適時差し入れてくれて、メモしておきたいことがあるとスッと紙と筆を用意してくれる気遣いぶり。
言葉こそしゃべれない。というか、「ゆっくりして行ってね!」に近い言葉しかしゃべれないようだ。
そんな彼女たちも私たちの言葉はしっかりと理解しているようで、私の膝にいたとある吸血鬼に似たゆっくり妖怪は私の言葉に反応して首を縦に振ったり、横に振ったりしていた。
なるほど、これは可愛い。
特に、とある吸血鬼姉妹に似たゆっくり妖怪は他のゆっくりたちに比べて一回りほど小さく、ニコニコと笑っていることが多いので、余計にそう思えるのかもしれない。
今日はもう寝ることにする。
明日も続きがあるのだし。
ω月(´ぅω・`)ネムイ日
朝目が覚めて、朝食をとったが非常においしかった。
外来人で、外の調理方法もある程度理解があるらしい。
それは美味しい訳だ。
そして、昨日の続きをしているとお昼になり、ゆっくり妖怪たちがご飯を運んできてくれた。
参護さんはずっと私達と一緒にいたから、彼女たちが食事を作ってくれたことになる。
あの体格でどのように鍋や食材を扱ったのかわからないが、味は間違いなくおいしかった。
参護さんの味に近い気がするので、ゆっくり達も彼の料理を基準に作っているのだろう。
若干の差異は彼女達なりの独自性を出した結果なのかもしれない。
問題なく卓上遊戯も終わって、参護さんの家から戻ってくることができた。
参護さんから借りてきた本は合計八冊。
そのうち一冊が、昨日今日と私が遊んだTRPGという遊戯のルールブックらしい。
それを読んで、私も阿求と参護さんを呼んで遊んでみるのも悪くない。
それに彼が持っていた、漫画? とかいう書物も興味深い。
独特の絵柄で文字と一緒に描かれている。
題名は……「生徒会○員共」
十冊以上あったので、その内五冊ほど借りてきたが、今まで私が呼んだどの書物とも趣が違っていた。
いや、なんというか本当になんなのだろう?
彼は漫画だと言っていたが、その中でも四コマという種類らしい。
起承転結を一コマずつで表現するという面白い形態で、これは興味深い。
後々、残りも借りてくることにしよう。
ω月(`・д・´)キリッ日
今日は阿求がうちに来て、参護さんの家に泊まってきたことについて根掘り葉掘り聞かれた。
話を逸らそうと、
「根っこは掘れるけど、葉っぱは掘れないよね?」
などと、ちょっとした疑問を投げかけてみたけど
「秋口に山に行けば好きなだけ掘れますよ」
と、返されてしまった。
なるほど、落ち葉か……。
と、私の小さな疑問が解消されたが阿求の追及は止まらなかった。
いやぁ、参護さんに対して最初こそ騙したみたいにして里の門番みたいな役割を押し付けたことを後悔してたけど、今はそれ以上に彼を気にかけている。
傍から見てると本当に面白い。
指摘してあげようかとも思ったが、まだ早い気がする。
もう少しその気持ちを育ててから指摘した方が面白い展開になりそうな気がする。
だから、もうちょっとだけ、そのモヤモヤとした感情について悩んでね?
親友として私も協力する。
まぁ、もう少し経った後だけどね。
……半日ほど質問攻めにあうのはこれっきりにしてほしいが……。
いかがだったでしょうか?
次は、海原参護の日記になります。
個人的にはそろそろかな? っと考えてます。
なにがとは言いませんが。
新規参入のゆっくりも考えないといけませんしね。
紅魔館はそろいましたが、紅魔郷勢はまだなんですよね。
大妖精とルーミア。
悩まないといけません。