東方饅頭拾転録 【本編完結】   作:みずしろオルカ

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 短めで投稿。

 ?月別視点日記です。

 最近寒くなってきて、朝晩が辛い……。

 ファンヒーター出すか……?


外伝 パチュリー・ノーレッジの日記 ?月

?月=^_^=日

 

 参護さんの教育計画は順調に進んでいる。

 

 彼の習得力が低い場合も考えていたが、そんな心配は必要なかった。

 

 参護さんの魔力の精密な操作は、一人前の魔法使いでも適わない者が出るだろう。

 それは常日頃から波紋や気功を完全にコントロールしようと努力していた成果で、糸の魔法を使うアリスが太鼓判を押すほどの才覚だ。

 

 逆に、魔力を一度に作る力がまだ頼りない部分だ。

 

 そこを伸ばすのは魔理沙の役目で、彼女なら調合の知識や技術的な部分でも十分に役立つはず。

 

 私は知識や理論を主軸に教えている。

 

 適性としては、アリスの糸の魔法が一番相性がいい。

 

 人形に接続して操り、本人も闘うスタイルなら確実に上級にも太刀打ちできるだろう。

 

 アリスには人形作りのレクチャーも任せている。

 

 魔法の媒介は杖か、指輪か……。

 

 あの娘が参護さんの杖に強化魔法を施しているからちょっとやそっとじゃ壊れないけど、追加で機能を付けるのは難しいかもしれない。

 

 あの杖に、キャパシティが残っていればいいのだけど……。

 

 

 

 

?月(゜o゜)日

 

 参護さんが魔理沙の家で魔力の変換技術を学んでいるはずだ。

 

 私のゆっくり妖怪がかけた強化魔法は、当時の彼女がかけられる最高の強化魔法。

 

 それだけ強力な魔法だと、後付けの魔法をかけるのが難しくなる。

 

 だから、一度かかっている魔法を解除して、パズルをするように隙間無く魔法を杖に書き込む必要がある。

 

 魔法の解除に、隙間なく書き込む操作、術式を維持し続ける魔力の維持。

 やっぱり、私達三人が必要になる可能性がある。

 

 私のゆっくり妖怪がやってくれるそうだけど、いつやるつもりだろう?

 

 私達のゆっくり達は、拠点がバラバラなのに……。

 

 

 

 

 

?月(゚Д゚)エッ日

 

 今日、参護さんから見せられた杖は、一種のマジックアイテムと化していた。

 

 まず、私のかけられる最高位の強化魔法、魔法の杖としての機能は強化魔法の隙間を縫うように、両方の魔法を強力な集束魔法で集められた魔力で縫い付けられている。

 

 もし、私達三人がやったとしてもこれぐらいのモノになる。

 

 魔法使いの杖としては破格の一本だ。

 

 持ち主の参護さんの実力がまだ追いついていないのが残念だけど、この一本に見合う成長をさせてあげたいモノね。

 

 私のゆっくり妖怪も、張り切り過ぎたと思っているみたいだ。

 

 一応、この幻想郷で五本の指に入る魔法使い三人の共同作品だし、性能は推して知るべし。

 ただ、すぐにあの杖の性能を完全に生かした戦闘が見れないのが残念ね。

 

 そろそろ、参護さんの魔力変換効率も良くなってきたし、魔理沙とアリスに頼んで、実戦形式の訓練をしようかしら?

 

 参護さんの見込みの成長の姿が面白い形になりそうだし、魔理沙とアリスに言えば喜んで手を貸してくれるでしょう。

 

 

 

 

?月;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン日

 

 最初はアリスに話を通した。

 

 彼女の魔法が一番参護さんの性質に合っている。

 

 人形への接続がどうなるか、それにも寄るけど糸の魔法だけでも接近戦を得意とする参護さんにとっては恐ろしいほどの一手になる。

 

 アリスが言うには、参護さんが自分で作った人形ならかなり期待できると言う事なので、人形作りも講義してもらう。

 

 アリスなら糸の魔法だけで岩を小石レベルにまで砕ける、と言うか切り刻める。

 

 もし、それを参護さんが使えるようになったなら……。

 

 近距離の杖、中距離の糸の魔法、遠距離の収束魔法、広域殲滅の私の魔法。

 

 肉体の強化は銀色の闘気があれば十分だし、魔力を使って一段階上に上がれるそうだからまだまだ強くなれるでしょう。

 

 魔法使いとして幻想郷の勢力を塗り替えるほどの、一騎当千の魔法戦士になりそうね。

 

 その成長に関われるなら、面白そうだわ。

 

 

 

 

?月( ゚д゚ )エー日

 

 私のゆっくり妖怪がいつ図を描いているのかと思ったけど、私と記憶を同期しているから講義内容は前もって知っているし、その後すぐに作っているようだ。

 

 私の講義とゆっくりの図解で、参護さんの知識の吸収率が非常に良い。

 

 あれです。教えただけ覚えて、突っ込んだところまで質問が来て、それを応用まで分析して来る生徒なんて教えてて面白くなってしまったのは仕方が無いと思う。

 

 講義が無い日は教えたい魔導書を探してるし、最近は小悪魔も色々と持って来てくれるから本当に助かる。

 

 最近はゆっくり小悪魔を頭に乗せていることが多くなってきている。

 

 魔力を与えているうちに一緒に居るのが楽しくなったのだそうだ。

 

 最近、小悪魔も色々とがんばっているし、ボーナスでもあげようかしら?

 

 

 

 

 

?月ヒィー(((゚Д゚)))日

 

 今日は私、アリス、魔理沙で参護さんと戦った。

 

 接近戦を禁止して、魔法を乱発した。

 

 イジメだと言われるかもだけど、波紋だけでも相当当て辛い速度で動く。

 

 しかも、接近戦がダメなら飛礫を飛ばしてくる。

 

 杖で地面の石を弾いたり、転がった際に拾った石を打ち出したり、本当に器用なものね。

 

 アリスと魔理沙も結構自分の修行的な感覚でスペカを放っていたし、それを避け切る参護さんも全力で抵抗して来るし、双方に利益のある戦いだった。

 

 最終的に、三連スペカで追い詰めることができた。最後の魔理沙のマスタースパークを薙ぎ払う形でようやくノックアウトしたのだ。

 

 魔法使いの強さは使える魔法の種類にも寄るのだけど、参護さんには三人分の魔法を叩き込む予定だし、どんな成長を見せてくれるのか、楽しみね。

 

 

 

 

 

?月(*´ω`*)日

 

 なんと言うか、幸せな一時を味わえた。

 

 言葉をたくさん交わしたわけじゃないけど、ただ背中合わせでまったりと本を読んだ。

 

 小悪魔も空気を読んでくれたのか、紅茶とお菓子を出してくれたら、奥で作業をしていてくれた。

 

 本当にボーナス何にしようか考えないと……。

 

 私のゆっくり妖怪は私と参護さんの間を行ったり来たりして、一緒に楽しんでいた。

 

 本を読んでいると、ふと背中の温かさにホッとしたり、ホコリで咽せたら紅茶を出して背中を擦ってくれたりして、幸せな時間を過ごせた。

 

 こうして日記を書いているだけでも思い出されて、幸せな気持ちになる。

 

 と言うか、参護さんのセリフが殺し文句過ぎる。

 

「パチュリーさん、俺や阿求様、萃香の事を考えてくれてありがとう。パチュリーさん以上に信頼できる人を俺は知らないよ」

 

 なんてことを背中越しに言ってくれたのだ。

 

 背中越しで本当に良かった。

 

 顔が熱くなっているのが自覚できるし、嬉しすぎて喋ると声がうわずってしまいそうだった。

 

 この後は、ただ背中越しに本を読んで、言葉を交わして、眠ってしまった参護さんの寝顔をちょっと眺めていた。

 

 子供みたいな寝顔だったのは本当にドキッとしました。

 




 ファンヒーター出すなら、灯油買ってこないとなぁ。

 去年の灯油は分離して水が出てないか心配……。

 本当は反射式ストーブがお湯も沸かせていいんだけど、今の部屋反射式禁止なんだよなぁ。
 カップラーメンと熱燗の準備が捗るのに。

 しかし、完結してからも感想やUR、お気に入りが増えてて本当に嬉しいです。

 これからも、東方饅頭拾転録をよろしくお願いします。
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