今の所、未来組で一番まともなのがレヴィと言う事態、どう言う事だってばよ?(白目)
第百十四話 古の王と古の英雄
目の前の二人の実力だが、銀髪のお姉さんはともかくとして金髪お姉さんはたいしたことが無い、あんな簡単なブラフに引っかかるのだから容易に倒す事が出来るだろう。銀髪お姉さんもそのフォローに気を配っているようだし、思ったよりも穴だ、昔は相方を殺られても気にしない連中ばかりだったからか中々に新鮮な相手だ。
だけどそれは付け入られる隙になる、優しさは美徳だけど甘さに繋がるからね、その辺を徹底的に教育してやろう。あまり好きな言い方じゃ無いしキャラじゃないけど、このお姉さん達はなんとなく惹かれる物があるし、今日は特別だ。
局員になった所為でめっきり使用する機会が無くなってしまった投げナイフを二本袖に仕込み、銀髪のお姉さんに向かって踏み込んで行く。 右足を一歩踏み出し、地面を蹴って目と鼻の先にまで肉薄する、お姉さんが俺の迎撃に移ろうとする寸前で横っ跳びし、そのまま銀髪のお姉さんの横をすり抜けて再び金髪のお姉さんに襲い掛かる。
二度目の強襲、今度は先ほど仕込んでおいたナイフを彼女の眉間と喉に向けて投擲、本来なら同時に二本投擲して胴を一閃するのだが、殺す訳にも行かない為、一本づつタイミングをズラして投擲、続けざまに峰打ちを脇腹に叩き込む。
しかし、金髪のお姉さんは二本のナイフをそれぞれ迎撃し、膝を使って俺の一閃をガード、そのまま俺の顔面に向かって拳を振り下ろして来た、背後に退こうにも銀髪のお姉さんが先ほどの技を掛けようとしているのが見える、引いた所で迎撃されるのがオチだろう。
なので混沌の刃から手を離し、目の前のお姉さんの足に水面蹴りを放って体勢を崩し、肩と腰を掴んで後ろに投げ飛ばす。 銀髪のお姉さんが金髪のお姉さんを受け止めた事を確認してからデバイスを取り出し、二人に向かってソウルの槍を放ち、それを囮にハルバードを取り出しブーメランのように投擲する。
ハルバードを投げられた彼女達は引きつった笑いを浮かべながら二手に分かれる、小声で『本当に投げちゃうんだ……』と零していたように聞こえたのだが気の所為だろう。
このままでは押し切られると判断したのだろう、彼女達はアイコンタクトでタイミングを合わせると同時に殴り掛かって来た。 金髪の放つ拳と銀髪の振り下ろす手刀、速いし鋭いのだが、見えない程でも反応出来無い物でも無いのでそのまま一歩踏み出し二人の喉元を鞘で突き、脇腹に向かって混沌の刃の峰打ちを叩き込む。並みの人間ならこれで動けなくなる、それで無くとも動きを止めてしまうのだが、目の前の二人は苦悶の表情を浮かべながらも無理やり殴り抜けてきた。
流石の俺もまさか根性で耐えきられるとは思っておらず、まともに食らってしまった、左腕を差し込んだので多少は威力を殺せたものの、思ったよりもキツイ一発だった。
脇腹の手応えからして罅位入った筈なのだが、力尽くで押し切られた。若さからくる勢いなのか、それともただの無鉄砲なのか、ともかく一打貰ってしまった。 彼女達は攻撃が通った事で勢いを付けたいのだろう、咳き込みたいのを無理やり押さえ込んで追撃に移り始めた。
唸る拳に目の覚めるような蹴り、左腕が痺れているので攻撃を捌くだけでカウンターがいまいち狙えない、片手で混沌の刃を納刀し、二、三発貰う事を覚悟して鞘をつけた状態で銀髪のお姉さんの鳩尾に突きを叩き込む。
肺の空気を吐き出させるつもりだったのだが、彼女はそれに怯まず混沌の刃を蹴り上げる。 予め肺の空気を全て吐き出していたのだろう、今の彼女達は呼吸を止めて無理やり戦っている状態だ。長くは持たないだろうが、その分短期決戦に挑め、後がないと言う緊張感から多少の事では怯まないようになる。
俺が徒手空拳となり獲物を弾き飛ばされた隙を突き、目の前のお姉さんから覚悟を決めた表情で振り抜かれる拳、喉が裂けるんじゃ無いかと言わんばかりの覇気が籠った声で彼女はその技を叫ぶ。
「覇王ッ断空拳!!」
腕を交差させ、俺がその拳を受け止めた刹那、銀髪のお姉さんの肩を踏み台に空へと跳び上がった金髪のお姉さん、覇王断空拳を受け止めている為彼女からの攻撃を回避する事も防御する事も出来無い。
「一閃必中!! ディバイィィィィィン、バスター!!」
「ディバインバスターだと!?」
ヴィヴィオの放ったディバインバスターは見事ブレンに直撃、アインハルトもバスターの直撃に合わせて威力を殺された覇王断空拳を強引にアッパー気味に押し込み、上空へと殴り飛ばす。
「届いてッ!! アクセルスマッシュ!!」
弾き上げられたブレンの身体に突き刺さったヴィヴィオの拳、死力を振るって放ったその拳の手応えは確かな物だった、その証拠に地面へ叩き付けられたブレンは土煙の中に埋もれて出てこないでいた。
「ごほっごほっ、はぁ、はぁ、アインハルトさん、手応えはあった、よ」
「こ、此方も、です、ヴィヴィオさん」
「息、止めるの、って、辛い、ですね……」
「少々、強引な、手でしたが、成功しましたね」
勝ちを確信したような会話だが、彼女達は土煙の中を見つめたまま動かない。 何故なら、不死の英雄にはまだ代表的な月明かりの大剣が姿を表しては居ない、服装も私服であり己の鎧を展開していなかった。彼女達の警戒の通り、土煙を斬り裂き現れたブレン、やはりと言うかその全身は鎧に包まれていて、その手には月明かりの大剣を握られていた。
呼吸の整わない二人を見て、ブレンは溜息を吐きながら二人をバインド、全身を雁字搦めにした後二人の首に月明かりの大剣を突き付けながら取り敢えず目的と名前を吐き出させる。
「約束通り吐いてもらうよ? お姉さん達は誰? 何が目的で動き回ってるの?」
「えっとー、観光って事じゃダメですか?」
「ダメ」
「こほん、私はアインハルト・ストラトスです。 此方はヴィヴィオさん、貴方の未来の娘です」
「アインハルトさん!? 言っちゃダメな奴ですよねそれ!?」
「約束は守らないと行けません」
この時のパパの表情は最高に愉快な顔だったと後にヴィヴィオは語る。
不死の英雄伝 〜舞台裏〜
NGシーン 子供の不満 3
ディアーチェ「ご理解頂けましたでしょうか母上」
はやて「人生はほんまに何があるか分からんなぁ」
ディアーチェ「そうですね、私もまさか過去にまで来る事になるとは思いませんでした」
はやて「ほんで? 未来の私はどうなっとるんかな?」
ディアーチェ「……………です」
はやて「ん?」
ディアーチェ「…………おっぱい星人です」
はやて「 」
ディアーチェ「その、『娘の成長を確かめる義務が私にはあるんや!!』と言いながら私のむ、胸を揉むのはお控えして頂けると……」
はやて「いやいや、それは私の趣味みたいなもんやから無理やな」
ディアーチェ「 」
はやて「そ れ に や、今の私と今のディアーチェはどれだけ胸の差があるか確かめやなあかんからな、それは無理な相談やな」
ディアーチェ「ば、馬鹿者!! 今の我の胸と今の母上の胸に差があるわけ無いであろう!! や、やめろ、やめろぉぉぉお!!」
はやて「…………ま、負けた。 これは記念にもんどかなあかんな」もみもみ
ディアーチェ「うぅぅ、今も昔も母上は母上だった……」