嘘です、冗談です(白目)
それとみんな大好きユーリちゃんが超パワーアップして参戦するよ!! やったね!!
第百二十四話 邪神再び
あの男を又逃してしまったが、幸いな事に結界が消失、世界規模で影響を及ぼす物だったがその分維持コストが高かったのだろう、満身創痍の奴にはそれを展開する力は残されていないのは必然か。
だが、結界の消失と共にマヌスの気配が現れ始めた、なのは達もその内起きてくるだろうが、そもそもこの一件は俺の不始末が原因だ、自分の尻は自分で拭くべきだろう。
「ヴィヴィオ、アインハルト、私は先に現場に向かう。君達はなのは達を起こして一連の流れを説明すると良い、彼女達の性格ならすぐ様首を突っ込んで来るだろうが、それまでには終わらせておくよ」
俺は二人の返事も聞かずに空間を斬ってマヌスの元へと向かう、着いた先で見た物は巨大な魔方陣と、其処にぶちまけられた夥しい血液、何時の間に回収したのか奴の使っていた鎌や斧槍、そして弓と鈴が魔法陣の中に規則的に並び、その中心部に絶命した闇術師が転がっていた。
これが邪神を復活させる為の儀式だろうと当たりをつけた俺は背中の月明かりの大剣を抜き、魔力を込めて光波を射出する。 儀式の陣ごと一切合切吹き飛ばしてしまえば復活も何もありはしないだろう。
俺の中に眠る莫大な魔力を月明かりの大剣に流し込みながら一閃、込められた魔力を巨大な光波へと変換して儀式の陣に叩き込む。
しかし、俺のこの一撃がこの儀式の起動の鍵だったらしく、叩き込んだ光波が魔法陣に吸収され儀式魔法が発動してしまった。
眩い光が魔法陣から発せられ、闇術師の遺体に深淵の泥が包み込み黒い球体となる。そして周辺に設置されていた大鎌、斧槍、弓、鈴が次々とその球体の中へと吸い込まれて行く。
空を覆う雨雲からスコールのような激しい雨が降り出し、落雷が周囲に襲い掛かる、深淵の球体の周りを竜巻が覆い隠してその中から高笑いと共に邪神が復活した。
「ハーッハッハッハッ!! 満を持して我復活!! 我こそは邪神、邪神マヌス!! 人類に暗黒の安らぎを与えるメシア也ッ!!」
「………………随分とハイテンションだな」
彼の見た目は、俺の反転色とでも呼べば良いのだろうか? 良くなのは達と遊ぶ対戦ゲームなどで見る2pカラーと呼べる姿をしている。 あり大抵に言えば、目の前の邪神の姿は金の長髪で左右の瞳の色が青と黄色となった俺だった。
「うむ、今の我は最高に高ぶっている、核となっているこの男の性格がある程度反映された結果だろうな」
「私の姿で表情豊かに喋らないで欲しいのだがね、気味が悪い」
「クックックッ、仮にも自分の姿だろうに気味が悪いとはな、収集された情報から貴様の記憶を覗かせて貰ったが初めは中々に俗物だったでは無いか、それとも何か? 同族嫌悪と言う奴かね? あの人形のような男が随分と人間染みてしまったようだなぁ?」
ヘラヘラと笑う邪神、真面目さの欠片も感じられ無い自分が此処まで不愉快な男だとは思わなかった、思わず月明かりの大剣を握る手に力が篭る。
「まあ良い、我も今更世界征服など目論む気は無い」
「なに?」
「我は最早貴様を殺せればそれで良いのだ、その後は貴様の囲っている女共を我の女として奪ってやる、良い女ではないか、貴様が私に負ければもう我の物だ、我だけの物だ、貴様のじゃ無い。 手に入れた我の女で我だけの酒池肉林を築き上げてやろう」
「…………そうはさせんさ、貴様は此処で私が殺す」
「クククッ、怒ったか!! 英雄!! 怒れ!! 怒れ!! 貴様との馬鹿踊りも今日で仕舞いだ!! 噛み締めろ!!」
その瞬間、邪神は足を振り上げ爪先に纏わせた深淵の泥をアルトリウスのように俺へと浴びせ掛け、身を低くしながら大鎌を構えて斬り掛かって来た。
俺の顔に向かって飛来する深淵の泥、それをアルトリウスの大盾を使って払い除け、地を這うように接近してくるマヌスへと月明かりの大剣を突き出し、邪神の眉間を貫きに行く。
寸分違わず眉間に突き出された聖剣を邪神は手に持つ大鎌の刃の腹で受け止める事で攻撃を防ぐ、拮抗状態に持ち込まれてしまったが俺は彼の側頭部目掛けて爪先を捩じ込み、力尽くで弾き飛ばしにかかる。 しかし、奴はそれを読んでいたらしく、大鎌を手放し、俺の蹴りを受け止めてそのまま地面へと私を叩きつける。
硬い地面に鎧を着込んだまま叩き付けられた為、思わず咳き込みそうになったものの、邪神の拳が俺の頭を粉砕しようと振り下ろされるのが見えたので、呼吸を止めて生理現象を堪えながら頭を逸らして彼の拳を回避し、脇腹へ鞭のような蹴りを叩き込んで奴をその場から強引に弾き飛ばす。
弾き飛ばした邪神の追撃へと移りたかったのだが、これ以上我慢出来ずに咳き込んでしまった為に追撃に移れず、苦し紛れにソウルから取り出したナイフを投擲するだけに終わってしまった。
俺の投げたナイフは奴の頭部へと吸い込まれて行ったが、地面を転がっている奴はソウルから弓矢を取り出して迫るナイフを撃ち落とし、続けざまに俺へ矢を撃ち返す。
意趣返しなのか、彼の放った矢は俺の眉間を狙った物だった、回避しようにも呼吸を止めていたせいで激しい咳に見舞われて身体が硬直し、回避行動に移ることが出来なかったので、ソウルからスナイパークロスを取り出して向かって来る矢を撃ち落とした後、鉄の塊であるそれを投げ付けた。
投げられたスナイパークロスをマヌスは飛び起きる事で回避し、私もそれに合わせてアルトリウスの大盾に身を隠しながら呼吸を整える。
お互いに仕切り直しとなったが、邪神は今までとは違いパワーによる力押しが鳴りを潜めている、これは中々手こずりそうだな。
不死の英雄伝 〜舞台裏〜
番外編 もしも、この世界がなのはINNOCENTだったら
注意、一発ネタなので色々と端折ってます。
青い空、白い雲、春の陽気を思わせる暖かな風、窓の外に見える大きな入道雲を見ていればこのアンニュイな気分も紛れるかと思っていたけど、全然そんな事は無く、刻一刻と放課後は迫ってくる、そうなればきっと『彼』が現れる、嗚呼、憂鬱だなぁ。
「聞・い・て・る・の!!」
「はにゃ!?」
「ご、ごめんねアリサちゃん、なんだか空がとっても青くって。 …………私の心はブルーなのにね」
「……ああ、うん、ごめん」
「…………なのはちゃん、何時も空を眺めてるよね。 リストラされたお父さん見たいな背中で」
「と、兎に角、話を戻すわよ!! 駅前に新しくできた大型ショップ! 何だかものす〜っごいゲームが置いてあるらしいのよ! 」
「お姉ちゃんの話だと東京の一部でロケテスト? って言うのをしていたんだって」
「『彼奴』も暫く出て来て無いし気晴らしには丁度良いんじゃない?」
「…………確かにちょっと気になるかも」
こうして私は駅前のそのお店にみんなで行く事にしました、取り敢えず暫く顔を見ていない彼に見つからないように鞄から帽子を取り出してそれを目深く被り、マスクとサングラスを装備して警戒しながら学校を後にしました。
その後目的のお店、『T&H』の前で話しかけてくれたアリシアさんにブレイブデュエルを体験させて貰い、ヴィータちゃんとフェイトちゃんとも知り合う事が出来て本当に楽しい一日になる筈でした………。
『あいむしんか〜、とぅとぅとぅとぅ。あいむしんか〜、とぅとぅとぅとぅ』
「なのは、電話出ないの?」
「……フェイトちゃん、『彼』からの電話はね? 出たら厄介な事になるんだ」
「でもなのは、出なかったら出なかったで喜ぶ人種でしょ?」
「出ても喜ぶし、出なくてももっと喜ぶ、どっちを選ぶの? なのはちゃん」
「…………出ないと、ダメなんだよね」
非常に気が重い、震える指を使って通話ボタンを押す。
『もしもしなのは? やー良かった良かった、何にもしてないのに放置プレイなんて言うご褒美くれるなんて如何しちゃったのかと心配しちゃったじゃないか、いやむしろ今から一言も喋らず無言で俺を無視し続けて下さい!! どMの俺には最高のご褒美なんだ!! 三日は飲まず食わずでいられるからね!!』
「ねぇブレンくん、お願いがあるんだけど?」
『なに? 何でも良いよ!! 月が欲しいの? それとも火星? 大好きななのはのお願いなら何でも叶えてあげるよ? 』
「少し静かにして、て言うか黙って?」
『ありがとうございます!! 最っ高の罵倒、これで火星での疲れも吹っ飛ぶよ!! あっ、後で会いに行っても良いかな?』
「へ!? 嫌だよ!? 駄目!! 絶対駄目だからね!!」
『うん、分かった!!』
「来ちゃった!!」
銀の短髪で左右の瞳の色の違うこの少年の名前は『ブレンくん』昔お父さんが事故で植物状態だった所を、如何やってかは分からないけど保険の効かない超高額の企業連の医療を無料で施してくれた高町家の恩人で、名前と年齢以外の全てが謎の………一応私の元・恋人です。 一目惚れされて、グイグイと毎日四六時中ラブコール送られて、お父さんを目覚めさせる事が出来たら付き合うって条件で交際したにも関わらず、その三年後くらいにブレンくんが浮気している場面を目撃し、それが原因で別れる事になった人です。
しかも腹が立つ事に、この話のオチはブレンくんは別に浮気でも何でもなくただ知り合いと会話していただけで、私が浮気を問い詰めた事に快感を覚え、敢えて浮気していた事にして私を怒らせたと言う物、それからは事あるごとに私に付きまとい、罵倒されたり殴られたり蹴られたりして喜んでいる変態さんです。
そして、彼は自他共に認める『ドM』だけど絶対にこの人は『ドS』だと私は思うんだ…………。
だってーーーー。
「一体何が分かったの!? 絶対に来るなって言ったよね!! なんで来るの!?」
「その罵声……、気持ち良い……」
「このドM!!!!」
「いやー、来たらすっごく怒るだろうなと思ったんだけど、敢えて嫌がらせに来たんだ!!」
「ドMかドSかはっきりしてよ!!」
ーーーーこれだもの。