フロム先生、ブラボDLCとダクソ3の発売前倒しとACの新作をお願いします(震え声)
ps
今回は珍しくRD視点。
第二百六話 スバルとRDとティア
車を近くの駐車場に停めた後、オレは二人に引っ張られて街中を歩き回っていた。
買い食いやウィンドウショッピング等を楽しんでいるとまるでデートの様で非常に楽しく、久々に思いっきり羽を伸ばせる事が嬉しい。
特にスバルの方は異性の壁と言う物をあまり感じては居ない様で、普通に抱き付いてきたり、あーんをしたりなど無自覚なスキンシップが多く、その事を突くと若干顔を赤くするのが愛らしい。
活発な笑顔や、優しい性格、捻くれているこのオレにすら無条件の信頼を向けて来る彼女は今まで居なかった人種だ。
前の部隊では我の強い連中ばかりで胃も痛ければ頭も痛かった、それに連中は何処か生死に関しての認識が軽く、オレにとっては苦痛で仕方なかった、部隊の長である閣下は隊員の死を残念がるが、それだけで心を痛める事が無い、その補佐であるドーリーも口調や性格とは裏腹に部隊の人間で最も閣下に陶酔している、何がそこまで惹きつけるのかは分からないが、あの女は自分の事すら閣下の駒の一つと認識しているから、必要とあらば貞操であろうと生命であろうと閣下の為に捧げるだろう、どいつもこいつも異常者ばかりの部隊、各部隊や様々な世界を回って閣下が集めた連中なのだから当然と言えば当然か、正直お飾りの将軍の下に居れば楽に過ごせると思って居た自分が甘かったと今では非常に後悔している。
それに比べるとこの部隊のみんなは優し過ぎる、別にそれが嫌な訳では無いが、この部隊に所属する者は基本的に善人ばかり、自分と他人を天秤に掛けて他人を取る連中だ、オレの様に自分の事が大事な人種は一人も居ない。
前の部隊では感じなかった後ろめたさ、以前では味方を犠牲にしても生き残る事にがむしゃらだったし、それを行う事に躊躇は無かった、だが今この部隊で同じ事をやれるかと言われると、オレは即答出来ない。
甘くなったのだろうか? 弱くなったのだろうか? 少なくともスバルやティアを失う事に抵抗を覚えてしまっている、こんな事でオレはこの先生き残れるのだろうか?
二人と共にベンチに座ってアイスを舐めていたのだが、余りにもこの二人と過ごす時間に慣れ切ってしまった事に悩んで居た為か、迂闊な事にじっとアイスを眺める状態になってしまっていた。
「どうしたのRD?」
それを、横で何段あるのか分からない程の大盛りのアイスを舐めていたスバルに悟られる、洞察力に長けたティアなら兎も角、スバルにすら気付かれるとは……。
ティアは軽く横目で此方に視線を合わせ『大丈夫?』と問いかけて来ている、目を伏せる事で『問題無いっすよ〜?』と返し、心配そうに顔を近付けて来ているスバルを安心させる。
「何でも無いっすよ〜、ただちょっと昔の事を思い出してただけっすよ〜」
「昔の事? そう言えばRDはブレンさんの部隊に居たんだよね?」
「そうっすよ、いやはや彼処は一癖も二癖もあり過ぎて……、本当に平和っすねぇ」
「何だかお爺さんみたいだよRD」
「閣下の部隊じゃ色々あったっすからね、こうしてスバルやティアと遊んでるのが信じられんくらいっすからねぇ」
ふっと息を吐き、スバルの持つアイスの山に視線を合わせる、そして彼女の食べかけの部分を掻っさらう。
「へっ?」
「ふふん隙ありっすよ、丁度アイスの味に飽きてきた頃だったっすからね、スバルとの間接キスを楽しみながら別の味も楽しませて貰うっす〜」
敢えて口にする事で過去の事に触れられる前に彼女の口を噤ませる、この手は初心な彼女には有効な手段だが、拳や足が出るティアには使えない手だ、ビシビシと飛んで来るティアからの追求する様な視線、コレから逃れる方法はただ一つ。
「さあ、アイスも食った事だし、映画でも見に行くっすか!!」
主導権を握って強引に煙に巻く、そうする事で彼女は触れて欲しく無い話題と言う事を察して今の所は追求の手を止めてくれるだろう、又今回の様な事があったら容赦無く根掘り葉掘り聞かれるだろうが。
無理矢理話題を変え、二人を引き連れて映画館へと足を運んだオレは、そこにラインナップされている映画の内容に頭を抱えてしまっていた、しかし二人を連れて此処に来た以上何か見なくてはならないだろう、先の話題を蒸し返されても困る。
現在ラインナップされている映画は以下の通り。
『これぞ起源。その者、''神座''の寵愛を受けた善良なる女、自らを「神」と成す究極機構を巡る尽きぬ戦いの世。戦え。戦え。戦え。死んで行く。誰も彼も死んで行く。彼女を取り巻く死屍累々。それら総てが裁かれるべき悪であると彼女は必死に自分を欺き続ける。 ーーーー第一天、二元論の物語。』
『善性のみで救済は得られない。王は悲嘆を抱いて嘆きに暮れる。悪を滅ぼすには、自身も悪を飲み込まねばならない。決して悪を滅せぬ現状を変える為、王は人々に獣の魂を埋め込んだ。我と我が民は善ゆえに、縛る枷が無数にある。犯せぬ非道が山ほどある。罪を抱いて堕天せよ。ーーーー第二天、堕天奈落の物語。』
『その男、悲想天。彼は原罪を認めない。許さない。傲慢なるモノが極限の嘆きのもとに祈りを捧げる。万象の罪よ。永劫に消え去れ。その祈りは救済の祈り。罪深き世を救済したいと言う清く美しい渇望に他ならない。我はなんと罪深い悪なのか。我のような者を生んだ存在は、なんと底知れぬ痴愚なのか。ーーーー第三天、天道悲想天の物語。』
『あなたに恋をしたマルグリット。跪かせていただきたい、花よ。水銀の蛇は回帰を繰り返す。この様な結末は認めない。我が女神よ。貴女に抱かれて私は終焉を迎えたい。その抱擁に辿り着くまで永劫回帰を繰り返そう。ああ、嫌だ。認めない。このような終わりなど許せない
。ーーーー第四天、永劫回帰の物語。』
『だからこそ私は思うの。みんないつか絶対幸せになって。私が見ている。傍にいる。見捨てたりしない。抱き締める。愛しい全て、わたしは永遠に見守りたい。そこに善悪など関係無い。ただ誰もが平等に幸福であれるよう、女神の抱擁が例外無くすべてを満たした。いつか必ず幸せになれるから。喜び学んで生きてゆこう。抱きしめたい。包みたい。愛しい万象、我は永遠に見守ろう。ーーーー第五天、輪廻転生の物語。』
『森羅万象滅尽滅相。俺はただ一人になりたい。俺は俺で満ちているから、俺以外の物は要らない。その理は自己愛のみで完結する。他者は自分を飾る装飾でしか無い。自分は素晴らしい。自分は神だ。誰もが自愛に狂い、自滅して行く無明の宇宙。ーーーー第六天、大欲界天狗道の物語。』
地球では割とメジャーな神座万象シリーズが六作品、この後にまだ後一作だったか二作品残っていると言う話だが、オレがコレに頭を抱えているのには訳がある。
スポンサーが企業連であり、この映画全作品が3Dでなく
パンフレットに描かれた女優の胸に釣られて実際に記念すべき第一作品目を見たが、本気で死ぬかと思った、後でパンフレットを見返したら端っこの方に絶妙な小ささで『戦いの余波に巻き込まれると死ぬ程痛いですが死ぬ事はありません、又万一痛みで気絶したとしても脳内に直接映像を流し込むのでご安心下さい』と書かれていた、VRを利用して女優の胸を揉もうとしていたオレが浅はかだった。
そんな苦い思い出があるせいで色々と躊躇していたのだが、ティアがサクサクとチケットを三枚購入してしまった為、オレは渋々VRを体験する事になってしまった。
ーーーーーー因みに、ティアが選んだ作品は永劫回帰、『ブレン少将も絶賛』と言う触れ込みが決め手だったらしい、オレの第六感的にはそれは大当たりっすよ。
企業連の科学力で神座万象シリーズ全てが完全再現、獣殿のカリスマや水銀のウザさは勿論。 形成、創造、流出の全てが完全再現されてます、VRって怖いね(白目)
不死の英雄伝 〜舞台裏〜
〜お題 もしも、なのはと出会う前の彼の元に転生希望者が現れたら〜
目が覚めたらよく分からない場所に立っていた、普段から本気で2次元の世界に行きたいと願っていた俺は、その手の二時創作を読み漁っていた、つまりこれは神のミスやその手のパターン。
俺を転生させてくれる神を探す為に周りを見渡して、其処で初めて気が付いた。
此処は鍾乳洞の様な場所で、目の前には天を衝く様な炎が立ち登り、それを守る様に一人の男が傷だらけの鎧を着込み座禅を組んで座っている、その双眸は閉じられており、彼の身体の透けて見えるような錯覚を覚える程気配が希薄だった。
そして、その男を目にした瞬間、俺は全身が硬直し、言葉を発するどころか立っている事すら出来なかった。
一目見て分かった、彼が、彼こそが神、唯の一般人にすら分かる神威、全身の細胞の一つ一つが全て悲鳴をあげる、空気の様に恐ろしい程存在感の無い男だと言うのに、だ。
俺が膝を付いた音、そのほんの僅かな音、その音を聞いた彼は、スッと目を開け俺へと視線を合わせる。
ーー…………ふむ、君は私の世界の住人の様だね。成る程、平凡な人生を捨て、物語の世界へと旅立ちたいと言う願望か、余程強い思いの様だな、良いだろう自分の半生と未来を捨ててまで叶えたい願いだ、私が後押ししてやろうーー
実に機械的な口調で、感情を感じさせない平坦で無機質な声、何も言っていないにも関わらず転生させてやると言う答えが帰って来た、目が覚めた頃に頭の中で考えていたチート能力やハーレム能力を告げようにも口を開くどころか瞬きや呼吸すら出来ない状況では何も告げる事が出来ない。
ーーああ、君は何か一つ勘違いしているようだから訂正しておくが、私が君に施すのはあくまでも『物語の世界で人生をやり直す』と言う術だ、君の想像している様な無敵の力や並び立つ者の居ない才を与える物では無い。私も長々と起きては居たく無いので早速始めさせて貰おう、君の転生したい世界は『魔法先生ネギま』と言う漫画の世界だったね、さあ覚悟は良いかね?ーー
その言葉と同時に俺は意識を失った、俺自身の意見など聞かず、事務的に俺の事をその世界へと送り付けた。
チート能力や転生特典を貰えなかった不満はあれど、美少女の多い世界に転生出来たのだから概ね満足ではあった、目が覚めた時に思いっきり海外の路地裏だった事に気がつくまではーーーー。
後書き
因みに彼が転生させられた場所は第二次世界大戦中のドイツ、取り敢えず情けとしてドイツ語は分かるようにしてくれましたが、身一つで放り出されました。
しかもこの世界はネギまと銘打ちながらもdies勢やHELLSING勢が跋扈する世界。
転生の代償として転生したその当日以降の歴史知識と自分の名前家族友人その他諸々の記憶を消されました。
この後彼が辿る道は、ホームレス状態→ミレニアムの研究所で改造手術、トライガンのニコラス・D・ウルフウッドの様な魔人にされてパニッシャー片手に巡回牧師、勿論ミカエルの眼の再生薬付き、毎日の様に白アンナちゃんを買いながら残り少ない余生を白アンナちゃんに貢ぎ、水銀にあれこれされて黄金の爪牙入り、実力はシュピーネよりちょっと強い程度、勿論彼も形成さん。
聖遺物はアホみたいな口径を持ったマシンガンとロケットランチャーを内臓した十字架、パニッシャー。
尚、この世界は波旬の因子を水銀がぶっころころしてます、後は分かるな?
ps
この世界のアンナちゃんは女の子。