不死の英雄伝 〜不屈の体現者〜   作:ACS

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ラインの乙女の容姿は髪の長いホワイト・グリン子を想定しています。

ps

詳細は活動報告に記載していますが、更新頻度が減ります、ごめんなさい。

それと今回は大分駆け足です。

以下おまけ


不死の英雄伝 〜舞台裏〜

NGシーン 天才と無能は紙一重?


ライン「ドクター、料理と言う物に挑戦して見たのだが、味の感想を聞かせて欲しい」←猫柄のエプロン

スカリエッティ「ほほう、手料理かい? それは又どうして?」

ライン「うむ、こう見えても私は自分探しに余念が無い、掃除、洗濯、料理などやれるだけの事はやっているのだよ」←ドヤ顔

スカリエッティ「成る程、それで自分は見つかったのかね?」

ライン「……残念ながら分からん、そもこの料理の味付けや盛り付けの仕方すら自分好みと言えるのかも分からん、故にドクターに感想を聞いて判断しようと思ったのだ」

スカリエッティ「そう言う事ならお安い御用だよ」

ライン「すまんなドクター、ではどうぞ召し上がれ、だ」つ形容し難い料理の様な物体

スカリエッティ「…………これは何とも個性的な見た目だね」

ライン「そうか? 普通だと思うのだが……」

スカリエッティ「まぁ見た目は兎も角として肝心な物は味だからね、有り難く頂くとしよう(パクッ」

スカリエッティ「?」

スカリエッティ「??」

スカリエッティ「くぁwせdrftgyふじこlp?!??!!!!」

ライン「ど、どうしたのだドクター!?」

スカリエッティ「く、口の中が、アクタ・エスト・ファーブラだよ……」

スカリエッティ(成る程、我々人類とは違い彼女は神族、人の形をしていても、そもそも種族的に神なのだから感性や味覚は人類には理解出来ない物になっているのか……)

ライン「??? ちゃんと味見して大丈夫と判断したのだがなぁ」


不屈の体現者 210

第二百十話 聖王と英雄

 

「はぁ、はぁ、な、何とか、逃げ切れた、かなぁ?」

 

 

爆炎を浴びながらも無理矢理転移魔法を使って撤退したルーテシア。しかしその場に居た七人全員を即座に安全地帯に転移させる事は出来ず、爆炎に巻き込まれてしまった。

 

何とか動けそうなのはティアナ、ギンガ、キャロの三人。自分は魔力切れで使い物にならず、腕を粉砕された上に怒りで我を忘れていたスバルは爆炎を浴びてリタイア。RDは勿論虫の息だし、エリオに限っては自分とキャロが応急処置を施し、回復魔法を掛け続ける事で命を繋ぎとめている状態だ。

 

ルーテシアはシフを召喚する事も考えたのだが、彼を召喚してしまうと屋敷の警備が手薄となってしまう。敵を瞬殺する事は出来るだろうが非戦闘員であるアリシア、アリサ、すずかの三名を危険に晒す真似は出来ない。

 

 

回収する物は回収出来たので、ルーテシアは痛む身体に鞭を打ち転移魔法を連発する。短い距離の転移ばかりだが、兄の部隊のリンクス達が制圧したエリアを転々としながらの撤退であり、彼女は直接聖王教会が所有している病院にまで乗り込むと、疲労で崩れ落ちる。

 

 

その後の顛末として、白銀の少女は既にその場を去っており、廃ビルの上から六課のヘリを狙っていた二人も爆炎の余波でとても狙撃出来る状態では無くなった為、そのまま撤退。ガジェットを排除し終えた後、現場検証に訪れた者達は何の痕跡も得られなかったのであったーーーー。

 

 

 

 

ーーーー後日、聖王病院。

 

前日の戦闘で量産型ナインボールと交戦し、幾つか良い一撃を貰ってしまった私は、ドーリー君に連れられ精密検査を受ける羽目となった。

 

私は自分で身体を治す事が出来るのだが、丁度病院送りにされたRDに用事があったのと、壊滅状態の新人達を治療すると言う目的の為、此処に来ていたのだ。

 

 

検査の合間の息抜きとして、缶コーヒーを飲みながら中庭を歩いていると、兎のぬいぐるみを抱いた金髪の少女とぶつかった。

 

誰か人を探す様な仕草をしていた所を見ると、この娘は夢中になっていて私に気が付かなかった様だ。

 

倒れて尻餅を付いてしまった少女。私は威圧感を与えない様にしゃがみ、手を貸しながら起き上がらせる。その際に落としたぬいぐるみに付いた土を払い、彼女へ手渡し敵でない事をアピールする。中学卒業後に平均身長から頭一つ分は身長が伸びたので、変に見下ろす形となってしまう。その体勢は子供相手には余り宜しく無いだろう。

 

 

「済まないね、美しいお嬢さん(フロイライン)、如何にも私の前方不注意が原因で君を転ばせてしまったらしい。お詫びをしたいので宜しければ私と、私の後ろに居るお姉さんにお名前を聞かせては貰え無いかな?」

 

そう言って、私は半身を逸らして背後に立っていたなのはを少女に見せる。なのはの気配や仕草から彼女もこの子を探していたのだろう。ほっと一息ついて安堵している。

 

目の前の少女は私となのはを見比べながら少し迷った後、小さな声で自分の名前を私達に告げる。

 

 

「………ヴィヴィオ」

 

「ヴィヴィオか、良い名前だね。 私の名はブレン、ブレン・シュトッフ。そして私の背後に居るお姉さんがーー」

 

「高町なのは、なのはさんって呼んでね? 所でヴィヴィオ、誰を探してたのかな?」

 

「…………ママとパパが居ないの」

 

目を伏せ、涙を浮かべながらそう言う少女。後方では教会の者がデバイスに手を掛けていたが、私はそれを手で制し、少女に目線を合わせる。

 

 

「なら私達も一緒に探そうか。見ての通り私は身長が高いからね、遠くまで見渡せるよ?」

 

 

どの道私は医者とは無縁の男だ。RDへの用事も終えた事だし、後は昨日中将閣下に喧嘩腰に告げられた我が部隊と機動六課への強制査察の話をはやてに話す用事があれど、今日一日は検査の為自由の身だから、この子の親を探すのも悪くは無い。

 

そんな事を考えながらヴィヴィオを肩車し、辺りを探し回ったのだが、それらしき人物は見つからず、結局機動六課に連れて来てしまった。

 

 

 

 

ーーーーさてどうした物か。

 

移動中にこの子が人造生命体だと言う事はなのはから聞いたので、彼女の親探しは一時中断。私がどうした物かと悩んでいるのは其処では無い。

 

 

「やだぁぁぁぁぁぁあ!! ふたりともいっちゃやだぁぁぁあ!!」

 

 

ーーーー私が困っているのは絶賛号泣中のお嬢さんをどうやって慰める物か、と言う事である。

 

私にも仕事や都合と言う物がある。幾ら今日一日が自由だと言っても翌日の準備や予定の確認などやる事はまだ残っている。主に暴れまくってくれたリンクスのお陰で受ける事になってしまった強制査察についての事だ。

 

なので早めにはやてに告げる事を告げ、私も自分の部隊に戻ろうかと思ったのだが、如何にもこの子に気に入られてしまったらしく、小さな手で私の制服を掴み、離そうとしない。

 

なのはも同様らしく、お互いに困り顔を見合わせる事になってしまった。身体を全快させたフォアード陣に子守を頼んだが火に油を注ぐ結末となってしまった。

 

 

そんな中フェイトから通信が入る。呼び出した割には一向に顔を見せない私となのはを呼ぼうとしたのだろう。しかし彼女は今の私達を見るなり、横で覗き込んでいるはやてと共にくすくすと笑い出してしまった。なんでも私の困り顔と言うレアな物が見れたとか何とか。

 

 

その後、フェイトが来てくれてヴィヴィオを慰めてくれたのだが、予想外な事に私の事だけは離してくれなかった。

 

フェイトやなのはも説得を試みるが、制服の違いから私が六課の者では無い事に気が付いたのか、絶対に行かせまいとする。恐らく今別れたら二度と会えないと思っているのだろうな、しかし子供の我がままに付き合ってられる程私は暇でも無い。

 

 

「ヴィヴィオ、私は如何しても行かなくてはならないんだ」

 

「やだ!! いっちゃやだぁ!!」

 

「大丈夫、私はきっと又君に会いに来るから、ね?」

 

「………ほんとうに?」

 

「約束する、その証拠に私の大切な物を君に預けるよ」

 

 

そう言って、私は指を鳴らしてデバイスの中から月明かりの大剣を取り出し、式典などで使用する儀礼用のデバイスに格納。そのデバイスをヴィヴィオへと手渡す。

 

当然、周りは息を呑んだ。初めて聖剣を目にする者はその威圧感と神聖さに圧倒され、聖剣を知るなのは達はそれを渡すと言う事に驚いている様だった。

 

だが、別に私は聖剣に固執している訳ではない。コレが便利だから使用していただけの話で、極端な話が斬れて突ければ鈍ら刀でも戦えるし、不死の英雄の代名詞として定着してしまったそれを手渡すのはこの子には効果覿面だったようだ。

 

 

「……つきあかりのたいけん?」

 

「知っているのなら話が早いね。私の大切な物だからそれを君に預ける。そしてそれを約束の証としようか」

 

 

そう言って私は席を立ち、手渡したばかりのデバイスを大切に抱き締めているヴィヴィオの頭をひと撫でしてからなのは達を連れて退室するのだった。

 

 





本作の強制査察の理由は原作の様なやっかみでは無く、単純にブレンの部隊(リンクス)がしっちゃかめっちゃかに暴れ倒したからです(白目)

その余波で六課もターゲットに……南無三。

月明かりの大剣を手渡した事が吉と出るか凶と出るか……。

後、RDへの用事を当てられた方はエスパー。


以下おまけ

不死の英雄伝 〜舞台裏〜

NGシーン クアットロと白銀の少女


クアットロ「聞いてるんですかぁ、おバカさん? 貴女が考えもなしに爆破した所為で私達にも被害が及んだのですよ?お陰で作戦がパァ、どう責任を取るのかしらぁ?」

ライン「黙れ阿婆擦れ、場末で一山幾らで売っている様な売女が私に指図するな、それとも何か? 欲求不満でイライラしているのか? なら何時ものように裸コートで男漁りにでも行ったらどうだ?」

クアットロ「だから私はそんな事してねーっての!!」

ライン「嘘つくなよ嘘つくのは犯罪だからな正直に言うべきそーすべき」

クアットロ「相変わらずこの女は口調や性格が不安定ですわね……」

ライン「まあ言い、侘びと言っては何だが貴様に私が手料理を振舞ってやる売女、二束三文で男に股を開く貴様にはぴったりの料理だ、味わって食えよ」

クアットロ(ああああああ、この女今すぐにでも縊り殺してやりたい!!!! しかも逃げれねー様にバインドするとか何考えてやがりますかこの野郎!!!!)


〜料理中〜


ライン「ドクターに言われた通り、貴様ら人間に理解できる味と見た目にしてやった、味わって食えよ」

クアットロ「…………何ですの、これ?」

ライン「貴様の好きそうなペ○ス料理だ、地球の一部地域ではよく食されているそうだ、どうだ? 売女な貴様にはぴったりだろう? それを食って欲求不満を沈めるんだな」

クアットロ「…………何時か殺す、絶対に殺すッ!!」
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