ドラマCDを持っていないからプール回が出来ないッ‼︎(血涙)
クソッ、自分がカナヅチな事を知らずにかっこつけて溺れるブレンを書きたかったのにッ‼︎
アニメ通りに進めなくてはならないとは、無念……。
本当に無念でならないッ‼︎
代わりに夜の学校では変態企業からの刺客に追われて貰いましょう。
第二十六話 学校の怪談
此処、私立聖祥大附属学校には七不思議と言う物がある。
一つ、校長室の真下では多額の負債者が強化人間にされている。
二つ、夜な夜なキサラギグループの新感覚ペット『AMIDA』が天井を徘徊し回っている。
三つ、出来の良すぎる生徒に対し、理科室の人体模型が『ターゲット確認、排除…開始』と言いながら襲ってくる。
四つ、校庭の桜の木の下にて男女で抱き合うと、正面にある校長室から、先代校長の声で『良いじゃん、盛り上がってきたねぇ‼︎』と茶化される。
五つ、嘗て『騙して悪いが、罰ゲームなんでな』と言ってラブレターを貰ったにも関わらず振られた男子生徒の強い怨念によって、体育館裏で女性が告白すると必ず何かしらの妨害によって有耶無耶になってしまう。
六つ、前記の彼が『この際プライドは抜きだ、お前と付き合えればそれで良い‼︎』と尚も食い下がったにもかかわらず『足掻くな、運命を受け入れろ』とバッサリ切って捨てられた為、その子を恨む彼の怒りが校内でいちゃつくカップルに嫌がらせをする。
七つ、NICE JOKE。
何故こんな話を俺がしたかと言うと、真夜中にジュエルシードの反応が学校の方から起こり、それの所為で学校内でこれらの七不思議が始まっている状態となってしまったようなのだ。
どうして分かったかって? 俺がなのはと共に学校に足を踏み入れた瞬間にランドセル型のブースターを装備した人体模型に手首から伸びるリコーダの形をしたブレードで斬り掛かられれば誰だって状況を把握できる。
あんまりの光景に苦笑いが隠せなかったが、それでもカウンターとして混沌の刃を取り出して居合い抜きを放ち、彼の身体を真っ二つにする。
一刀両断された彼は切り口から様々なコードなどをぶちまけ、『大きすぎる……修正が必要だ……』と呟き爆散していった。
「ねぇ、ブレンくん。この七不思議って、確かアリサちゃん達と一緒に私達が話半分で作ったんじゃなかったっけ?」
「うん、でも、まさかこんな事になるとは……口は災いの元って奴だね……」
「多分、近くにジュエルシードがあって君たちの七不思議を聞いてたんだと思うよ?」
それで、こんな事態になったのか……。
その後、ユーノが俺の斬った模型の残骸と学校の周囲を調べ、分かったことを掻い摘んで俺たちに説明してくれた。
「いい?よく聞いて、この学校は今ちょっとした結界によって君たちの作った七不思議を再現している状態だ、これを解決するには力技だけどさっきみたいに一つ一つ七不思議を処理しないといけないみたいなんだ」
ユーノが提示した解決方法にを聞いたなのはが肩を落とし、日常生活での迂闊な発言を嘆いている。
「はぁ、口は災いの元ってやつかぁ、……でもしょぼくれてても仕方ないよね、じゃあ何処から行こうか、ブレンくん」
「近い場所から順に処理して行きたいから、先ずは四番からだね」
「…………それはもしかしてあの抱き締めるやつでしょうか?」
何故かなのはは緊張した声を上げ、頬を染めながら視線を彷徨わせている。
「なのは?」
「な、なんでも無いよ、や、やるなら早くやろう‼︎ね?」
そう言って彼女は俺の手を握って桜の木の下まで走り出し、校長室の前で息を整えながら向かい合う。
ユーノはなのはが『見られると恥ずかしい』と言った為遠く離れた所で待機してくれている。
「なのは、行くよ?」
「ちょっ、ちょっとまって‼︎、まだ心の準備がーー」
なのはを待ってあげても良かったのだが、今の彼女が落ち着くにはかなりの時間を要するだろうからさっさと済ませる方が良いだろう。
なのはの華奢な身体を強く抱きしめ、先代校長に茶化されるのを待って居たのだが、何時まで待ってもうんともすんとも言わない。
どうした物かと頭を悩ませていると、全くの想定外な事に、腕の中に居るなのはが俺を抱きしめ返して来た。
正直、俺の彼女への愛は一方通行なのでは無いかとここ最近思い悩んでいた為、心の底から暖かい感情で満たされて行き、彼女への愛おしさが溢れ出してきて止まらない。
軽く抱擁を解き、彼女の顔を、俺が愛して止まない女性の顔を見ながら、その名前を囁こうとした時だった。
「アッハハハハッ‼︎イイじゃん、盛り上がってきたねぇ‼︎」
背後から正に幽霊です。と言わんばかりの姿をした半透明な先代校長が窓から身を乗り出し、手を叩きながら俺たちを眺めていた。
迷わず月明かりの大剣を取り出し、その光波を彼に叩き込んで窓ごと消し飛ばした俺は悪く無いはずだ。
「なのは、一つ良いかな?」
「えっと、うん」
「此れ程までに誰かに殺意を持ったのは久方ぶりだよッ‼︎」
それは嘗てのあの放浪者に対する殺意と同じレベルだった。 あぁ成る程、これが怒りや憤りと言う奴か忘れていた感情を呼び覚ましてくれてアリガトウゴザイマス。
なのはもぶち壊されたムードにガックリと凹みながら、俺に『気を取り直して次へ向かおうよ』と先を進む事を提示したのでそれに従うことにする。
「次は、告白……だよね?」
「この告白はなのはがしないといけないんだけど、どうする?後に回そうか?」
「……大丈夫、私ちゃんと言えるよ?」
「そっか、じゃあ体育館裏に向かおうか」
俺はユーノに移動する旨を伝えてから、なのはと一緒に体育館裏に向かうのだった。
『こんばんは夜のニュースです、前・アメリカ大統領であるマイケル・ウィルソン氏が緊急来日するとの一報が入りました。 目的は有澤重工の創始者である有澤隆文総理のコレクションである『老神』を借りたいとの事、ホワイトハウスごとリチャード大統領を吹っ飛ばすんですかね?、ニュースは以上です』