フェイトさんの登場回‼︎
豆腐メンタル?ガラスのハート?
うちの彼女はハベル並の硬さだよ(白目)
チョロインフェイトなんて居なかった。
第三十三話 金色の魔導師
私達は不自然にならないように『ユーノくんが何か見付けて追いかけ、私がそれを連れ戻しに行く』と言う演技をしてジュエルシードの封印に向かいました。
(ごめんね、アリサちゃん、すずかちゃん。ちょっと行って直ぐに済ませてくるから)
ユーノくんが周りに被害を出さない為に周辺に結界を貼り、私もセットアップを済ませようとレイジングハートを取り出した時だった。
ジュエルシードの力が発現すると同時に、眩い光の中からすずかちゃん家の子猫が巨大化して現れたのが目に入り、思わずレイジングハートを手の中から落としてしまった。
「え〜っと、これは一体どう言う事なのでしょうか?」
「た、多分、あの子猫の『大きくなりたい』と言う願いが正しく叶えられたんじゃ無いかな?…………後は企業連のどこかの仕業とか」
「…………あ、ははは、否定、出来ないね」
「と、とにかく、ジュエルシードを封印しようか」
「そうだね、みんなを待たせる訳には行かないしね」
そう言って、私がレイジングハートを起動した時でした。
黄色い魔法の弾が目の前の猫ちゃんに直撃し、猫ちゃんが悲鳴を上げる。
「魔法の光⁉︎まさか僕たち以外にも魔導師が⁉︎」
ユーノくんの驚きの声は私の内心を代弁していましたが、同時に以前ブレンくんに言われた事を思い出しました。
『なのは、もしかしたらこのジュエルシードの回収作業は第三者の介入があるかもしれない、だから気を抜かないようにね?』
『ふえ?どうしてそう言えるの?』
『覚悟を決めた人間はどんな小さな可能性でも見過ごす事はなく、あらゆる手段を講じて己が目的を達成しようとする。 そんな覚悟を持った人間がジュエルシードの存在を知った場合、きっと形振り構わずコレを奪いにくる。 まあそれは最悪の場合だし、もしそうなったとしても今の君なら迷わずに戦えるさ』
そう言って彼は私に忠告していたのを思い出しました。 まさかその言葉が現実になるとは思いませんでしたが一応想定しては居たので、私は襲撃者の顔を確認するために魔法の弾が放たれた方向へ目を向けました。
私の視線の先に居たのは、金糸のような高級感溢れる美しいサラサラの金髪、強い決意と覚悟の篭った紅玉を思わせるような紅い瞳、透き通るようにシミひとつ無い綺麗な肌、黒い外套に身を包んだ軽装の少女でした。
彼女は私に気が付いていないようで、続けて猫ちゃんに向かって杖を構え、再び同じ魔法を放ちました。
私はそれを見て、思わず私は猫ちゃんの元へ魔法を使って飛び、盾になるようにラウンドシールドを展開し飛来する魔法の弾を受け止めました。
「私と同系統の魔導師?お母さんの話だとこの管理外世界には魔法文化は無かったはず……」
「いきなり、なんでこんな‼︎」
「……ジュエルシードを渡してくれれば手荒な真似は致しません。 ですが立ちはだかると言うならば押し通させて頂きます」
彼女は覇気を纏いながら私に杖を向け、そう宣言して来ました。 理由も伝えずにいきなりそんな事を言われても……ううん、きっと理由を知っても私の答えは変わらない。
「…………答えはNOだよ‼︎」
「……そうですか、ならば容赦はしない‼︎」
彼女は杖を変形させて魔力の刃を展開し、私とは比べ物にならない速さで斬りかかってきました。
速い、確かに速いけど………シフちゃん程の速さじゃ無い‼︎
見よう見真似だけど、私はブレンくんの動きを思い出しながら、彼女の刃をバリアジャケットを纏った左手で弾き、右手に持ち替えた杖で彼女の胸を突く。
だけど、彼女は剣を弾かれた瞬間に軽く身を引いたようであまりダメージが入っているように見えなかった。
「ケホッケホッ、油断、した」
「君はなんでジュエルシードを狙ってるの⁉︎」
「答える必要は、無い‼︎」
叫び声と共に再び斬りかかって来た彼女は先ほどのような甘い直線的な斬撃を放つ事は無く、持ち前のスピードで私を翻弄し、反応が遅れた際に斬撃を放つようになりました。
徐々に私のバリアジャケットがボロボロになってきましたが、此方も彼女の動き自体は見えているため致命傷を負う事は避けられていますし、彼女の次の手を予測し杖によるカウンターを何度か入れている為、状況としては五分。 ううん、私にはブレンくんから貰ったネックレスがあるから持久戦になったら私の方が有利だ。
このネックレスをかけているとちょっとした傷や疲労は勿論、使った魔力も自然と回復して行きます。
ブレンくんに聞いたところ『即死したり四肢に欠損が無ければどんな致命傷や不治の病だろうと、最低で一晩、早くて半日で完全回復するよ』との事でした、色々聞きたかったけどユーノくんが泣きそうだったのでそれ以上は聞けず終いでしたが、要するに今の私は無尽蔵のスタミナと魔力があるので息切れが無いのです。
10分程彼女との交戦を続けていると、彼女の動きに一瞬だけ疲労が現れました。
その隙を逃さず、シューティングモードにしたレイジングハートを彼女の腹に叩き込み、ゼロ距離からディバインバスターを捩じ込みました。
ピンク色の魔力の奔流に飲まれた彼女はそのまま地面に叩きつけられ、土煙がその姿を隠しました。
「…………うわっ、エゲツない」
「ユーノくん、何か言った?」
「な、何でもないよ‼︎それよりもやったねなのは、ブレンが居なくても無事勝利だ‼︎」
「私的にはブレンくんの真似をして、負けないように色々考えていただけなんだけどね」
彼女は軽装だったし、あの砲撃をゼロ距離から直撃したんだから暫く立てないだろう。 私はそう考えて改めて猫ちゃんに向かおうとした時でした。
「………まだだ、私は、私は倒れてなんかいない‼︎」
土煙の中から息を切らせながらも立ち上がり、私に向かって杖を向ける金髪の彼女、もう勝負は決まったと確信していた私はその姿に思わず言葉を失いました。
満身創痍の身体、バリアジャケットは破れ、美しい髪には土が絡みつき、肩で息をしながらも闘志に翳りは無く、只ひたすら真っ直ぐに彼女は私を見据えていた。
「こんな管理外世界に君みたいな魔導師が居るとは思わなかった……、君には出し惜しみしていては勝てないようだから私も鬼札を使わせて貰う」
そう言った彼女は静かにデバイスの名を言ってから、私もユーノくんも良く知るある槍の名を告げた。
「バルディッシュ、モード『竜狩りの槍』展開」
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