不死の英雄伝 〜不屈の体現者〜   作:ACS

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ブレンくんのハーレムタイムは終了だ、さあ闘争の世界に戻ろうか(白目)


不屈の体現者 38

第三十八話 深夜の激闘

 

 

騒がしかった1日が終わり、俺は今布団の中で寝たふりをしながらアリサ達が寝静まるのを待った後、念話を使って隣で寝ているなのは達と昼間の事を話していた。

 

 

『あの女の人、多分フェイトちゃんの関係者だよね……』

 

『なのはの言う『フェイト』と言う子を俺は知らないからなんとも言えないけれど、相手も魔法が使えるみたいだしその可能性は高いね』

 

『ねぇ、ブレンくん。 昼間にブレンくんがあの人と会った時、なにを思ったの?』

 

『………………唐突だね』

 

『ブレンくんの考えてる事は大体分かるよ。 私との約束、覚えてるでしょ?破っちゃ駄目だからね』

 

『はぁ、君には何でもお見通し、か』

 

『えへへ、当然だよ』

 

そう言ったなのはが俺の右手に指を絡めて、身体を此方に向け俺の顔を優しく見つめる。

 

『ブレンくんはきっと私には想像出来ない経験をして来たんだって言う事は分かってる、でもね? 私は優しいブレンくんで居て欲しいんだ』

 

そう言って、なのはは俺の布団に潜り込んで俺に抱き着き、そのまま頬を染めながら上目遣いで言葉を紡いで行く。 俺も彼女の華奢な身体を抱き返し、その言葉を一字一句聞き逃さないように集中する。

 

『誰かを傷付けようとしている時のブレンくんの顔はね、氷みたいに冷たくて、感情が全く読み取れない表情で、別人みたいで、私大っ嫌いなんだ……』

 

『なのは……』

 

『だけどね? 普段のブレンくんは太陽みたいにあったかくて、ちょっとした事で一喜一憂して、ずっと私の側に居てくれる優しい少年で…………、そんな君が私はーー』

 

 

なのはが何かを俺に告げようとした瞬間、近くでジュエルシードの発動を感じ、二人して飛び起きる。

 

『…………良い雰囲気の所悪いけど、ジュエルシードだよ二人とも』

 

『……もうちょっと空気読んで欲しかったかなぁ』

 

なのはの呟きと共に、俺たちは急いで現場に向かう。 シフも連れて行こうと思ったのだが、腹が膨らむほどたらふくご馳走を食った上に、士郎さんと一緒になって酒をガブ飲みした所為か鼻ちょうちんを出して幸せそうに寝てやがる。 揺すっても起きないし、念話を飛ばしても『お腹いっぱい』『お酒美味しい』『今日は眠いからおやすみ』と言う感情しか返ってこない、…………君の役目は俺のサポートじゃ無かったかい?帰ったら動物病院行きだな。

 

彼を連れて行くのを諦め、ソウルから鎧と混沌の刃を取り出し、セットアップを済ませたなのはとその肩に乗ったユーノと共に現場に向かう。

 

木の上に立つ強い意志の篭った金髪の少女、恐らく彼女がなのはの言っていた『フェイト』という少女なのだろう。 彼女の強い決意を感じる表情を見て俺の中にあった殺意が収まって行く。成る程な、決意と決意のぶつかり合いの末の敗北だったか。

 

 

「どうしたのブレンくん? さっきからフェイトちゃんを凝視してるけど……」

 

「なのは、あの子はできる子だな」

 

「う、うん。 分かってるよ?」

 

「俺が相手にしても構わないよ?」

 

「駄目、あの子は私に任せて」

 

即答だった。 彼女はそう言って前に出て行き、強い意思の篭った瞳で俺に向かって逆に指示を出した。

 

 

「ブレンくん、フェイトちゃんと私が一騎打ち出来るようにユーノくんと一緒にサポートして?」

 

「了解だ、君とあの子の戦いに水を差さないし邪魔をさせない、思う存分語り合ってくれ」

 

「うん、ありがとう。 じゃあ行ってくる‼︎」

 

 

そう言ったなのはは金髪の少女の元まで一直線に飛んで行く、それを見届けた後てっきり妨害して来る物だと思って警戒しておいた昼間の女性に対峙する。

 

 

「昼間の威勢が嘘のようじゃないか、どうしたんだい?」

 

「あたしだって丸っきり馬鹿じゃないよ、実力差だって分かってる。 でもさーー」

 

 

そう言って目の前の女性は本来の姿である狼に戻り、辺りの草木が震えるほどの咆哮を上げる。

 

「ーーそれを理由にあんたから逃げるなんて真似はしない‼︎ あたしはフェイトの使い魔だ、この身この魂はあの子の為にある‼︎ 死んででもあんたの喉笛を食い千切ってやる、覚悟しな‼︎」

 

「一つ、謝罪しよう。 畜生などと罵ってすまなかった、その覚悟に敬意を持って全力で相手をしよう、死ぬ気で殺しに来い」

 

 

彼女に見えるようにゆっくりと鞘から混沌の刃を抜刀し、月明かりに照らされたその刀身を向ける。

 

 

「ユーノ、周囲の結界を頼む、さっきの咆哮で何人かこっちに向かってきている」

 

「人使いが荒いなぁ、分かったよブレン、なのはが泣くから怪我しちゃダメだからね」

 

ユーノはそう言い残して周囲への隠蔽工作と結界の製作をしに向かって行った。

 

静寂に包まれた林の中で月明かりに照らされながら目の前の使い魔に向かって名乗りを上げる。

 

 

「我が名は『ブレン・シュトッフ』不屈の輝きを持つ気高い我が女神『高町なのは』を守護する騎士だ‼︎ 彼女の慈愛の心によって殺生を禁じられたが、手足の1、2本は覚悟しろ‼︎」

 

「へぇ、騎士名乗りって奴かい?いいねぇ、ならあたしも名乗ってやるよ‼︎ 我が名は『アルフ』我が主人『フェイト・テスタロッサ』の切なる願いを叶えるため、立ちはだかる全ての障害を粉砕する爪牙だ‼︎あんたを粉砕しその本懐を遂げてみせる‼︎」

 

「良いだろう‼︎ 我が刃を恐れぬならば向かって来るが良い‼︎ 全身全霊で我を粉砕して見せろッ‼︎」

 




不死の英雄伝 〜 舞台裏 〜

NGシーン 類は友を呼ぶ?


なのは「どうしたのブレンくん? さっきからフェイトちゃんを凝視してるけど……」

ブレン「なのは、あの子はできる子だな」

なのは「う、うん。 分かってるよ?」

ブレン「何故なら、彼女はこの旅館限定の『アスピナマン変身ベルト』を装着しているッ‼︎」

なのは「………………え?」

フェイト「‼︎ふふっそこに気がつくとは、君も『企業戦士 アクア・ビットマン』の視聴者なんだね」キラキラ

ブレン「ふっ勿論だ。 アクア・ビットマングッズは非売品及び小道具大道具も含め全て所有している‼︎」

なのは「…………あれ?」

フェイト「そんな⁉︎と言うことは『アスピナマン』の変身スーツも?」キラキラ

ブレン「無論だ、俺の秘密基地で管理している」

フェイト「こ、今度見せてくれないかな」モジモジ

ブレン「なら連絡先を教えてくれ、空いてる日に案内するから」

フェイト「うん‼︎」

なのは「…………これが俗に言う寝取られと言う奴でしょうか?」
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