年々好みのアニメや漫画の傾向が変わって行く感覚が凄い。
昔はけいおんとか見たいな緩いのが好きだったけど、今はヘルシングとかのバトル系とかアカギやカイジみたいな心理戦する奴の方が好きになりましたね。
そしてそのかわいいとバトルの両方を兼ね備えたニードレスは最強と言う事がはっきりわかんだね。
皆さんもそう言った経験ありますか?
第四十七話 強奪
瓦礫の中から顔を出したブレンの手に握られたジュエルシード、フェイトは自分が熱くなっていた事を自覚しそれを反省すると同時に、抜け目無くそのジュエルシードをブレンの手から強奪する方法を考えていた。
(あまり考えている暇は無いけれど、それでも無策で突っ込むのは頂けない。 一瞬、一瞬だけで良いから二人の気を逸らす方法を考えないと)
フェイトは自分の速さに自信を持っている、切り札を使う事も視野に入れると二人の気が逸れた瞬間にあの手の中から掠め取る事も可能だろう。 彼らが撤退しなければ、だが。
そう、彼らはジュエルシードを既にその手に握っている、これ以上の戦いをする必要など無いのだ。
(どうする? どうしたら良い? 何時までも睨み合っているとなのはの魔力が回復してしまう、それで無くとも彼らにはこれ以上の戦いの必要性は無いんだ)
思考が濁り、上手い手が思い付かなくなったフェイトにアルフからの念話が送られて来た。
『フェイト、あたしが無理にでも突破口を作る‼︎ だからその間に……‼︎』
『でも、アルフ‼︎』
『確かに、この狼は強い‼︎ あたしより遥かにッ‼︎ だけど、こいつには殺意も敵意も無いんだよ、急所を外した一撃ばかりで骨を折る気すら無い、だから強引に私があの男を攻撃するからその隙にッ‼︎』
『…………分かったよアルフ』
アルフは狼の形態から人の姿へとなり、シフの突進を腹に受けながらも瓦礫の中に埋もれている街灯を二つ握り、その二つを強引にブレンに投げ付ける。
アルフの放った渾身の一投、フェイトへの意識を逸らさせる為の一撃、だがそれは流星のような残像が二つの街灯を破壊して行きブレンには届かなかった。
ーーーーように見えた。
街灯を破壊する為にシフが自分の側から離れた瞬間を狙い、アルフは一気にブレンの前にまで間合いを詰め力尽くでブレンを殴り付けた。 そう、彼女が真に狙っていたのはこの一撃、シフが自分の側から離れ、自分へのマークが無くなったこの一瞬に全てを込めた一撃を叩き込み彼の気を逸らす、そうすれば後は自身の敬愛する主人が何とかしてくれる。 そんな気迫の篭った一撃は誰にも阻まれる事無くブレンへと襲い掛かった。
だが、此処で誰もが予想だにしなかった出来事が起きる。
それは長年積み上げてきたブレンの経験、死線を潜り抜けた彼の身体に染み付いた物、勝つ為に、生き残る為に、防ぐだけで無くそこから反撃に繋げる為の必然の行動、それに加えて結界内に充満している濃密な魔力、それらの要因が災厄を引き起こす。
迫る拳、それも決して無視出来ない威力の篭った一撃を防ぐ為にブレンはほぼ無意識的に”ジュエルシードを握っている義手”を盾にしてしまった。 お互いが気付いた時にはもう遅く、アルフの拳が痛烈な勢いで義手へと突き刺さってしまった。
その衝撃はブレンの拳の中にあったジュエルシードが再びその息吹を吹き返し、衝撃波となって強烈な力を解放する。
無論それは周囲に居た者達に容赦無く襲い掛かり、彼の義手を微塵に砕きアルフとブレンを弾き飛ばすだけに止まらず、当然衝撃波はなのはとフェイトにも向かって行く。
彼女達は自身に向かって来る衝撃波を防ぐ為に障壁を展開したのだが、互いに満身創痍。 故に容易く砕ける、その障壁、更にその衝撃波はデバイスにも容赦無く襲い掛かり、二人のデバイスに深刻なダメージを与え、展開していたそれらが待機状態にまで戻る。
暴走しているジュエルシード、それを封印しようにも今この場で無傷なのはブレンの展開していた鎧の中に居たユーノのみ。
肝心要のなのはとフェイトはデバイスを破壊された、フェイトの使い魔であるアルフは衝撃波をもろに浴び力無く横たわっている、頼りになるブレンも叩き付けられた衝撃で全身の骨が砕けたのか瓦礫に凭れ掛かったまま動かない。
ユーノ一人の力では最早此処まで暴走しているジュエルシードを抑え込む事など不可能、つまり状況は限り無く詰んでいたのだ。
誰もが絶望し諦める筈の状況、だがしかし、この状況からでも立ち上がる者が居た。
高町なのはとフェイト・テスタロッサ。
先ずはフェイトが両手でジュエルシードを包み込み、『止まれ、止まれ』と念を押しながら魔力を流し込んで行く、次はなのはがフェイトの両手を優しく包み、共に『止まれ、止まれ』と念じながら更に魔力を流し込んで行く、互いに両手が爛れる事を厭わず、傷付く事を恐れず、痛みに負けず、彼女達は一心に願う『止まれ、止まれ』と。
その切なる思いが届いたのか、ジュエルシードは次第にその矛を納めて行く、その様子に安堵したのか緊張感の糸の切れたなのはは気を失ってしまう。 フェイトも疲労困憊の身体を引きずり、横たわるアルフを回収しながら拠点へと帰って行った。
後に残されたユーノは傷だらけのフェイト達を追う気になれず、その場に残って動けなくなった二人を治療する為に奔走する事にした。
魔法少女ってなんだっけ、リリカルってなんだっけ(白目)
明日は更新出来無いかも知れません。