不死の英雄伝 〜不屈の体現者〜   作:ACS

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アニメ見てて思ったのですが、時の庭園はラスボスの城としてはやけにあっさりとした印象を受けたのですよ。

特にこの世界ではトラップも何の仕掛けも無いと言うのは頂けない。 なのでやりたい放題やらせて頂きます。


不屈の体現者 60

第六十話 時の庭園攻略作戦

 

 

プレシアのクラッキングによってシステムを改竄されてしまい、必要最低限の航行しか出来なくなったアースラ内部ではリンディ達が時の庭園へと乗り込む方法を議論していた。

 

 

「まずいわね……、転送ゲートも反応しないわ」

 

「艦長、今からシステムの復旧を開始しても半日は掛かります。………………残念ですが、その間に彼女達を取り逃がしてしまうでしょう」

 

「そう、ありがとうクロノ……」

 

「ですが全く手が無いと言う訳ではありません、少々荒っぽいですが」

 

「荒っぽい手と言うと……」

 

「アースラを時の庭園にぶつけて直接乗り込みます」

 

「ねぇクロノ、始末書書くのは母さんなんだけど……」

 

「諦めて下さい。 一秒でも時間が惜しいですし、僕だってこんな事実行したら始末書を書かなきゃならないんですから」

 

「クロノが反抗期に……」

 

リンディは逞しく成長し過ぎた息子に涙を流しながらアースラの特攻を命じる。

 

『全クルーに通達、これより我が艦は時の庭園へ吶喊します、衝撃に備えて下さい』

リンディが通達を終えると同時にアースラは加速、人的被害を出さないように外壁から内部へと艦体を捩じ込み、侵入経路を確保する事に成功する。

 

クロノは即座に戦闘職員、並びになのは達に指示を出して庭園内に侵入する。

 

「少々手荒だが侵入に成功した、僕らの目的はプレシアテスタロッサの現行犯逮捕とロストロギアの回収だ‼︎ なのは達は駆動炉の封印を‼︎ 残りの者は僕に……ッ⁉︎ 全員散開しろ‼︎」

 

クロノが指示を出している最中に突如として現れた魔法陣、足元に現れたそれが転移魔法の物と見抜いたクロノは、その場に居た全ての者に散るように指示をしたが一歩遅く、乗り込んだ全ての者が庭園内に散り散りとなって転送された。

 

見知らぬ一室に転送されたクロノは自分を取り囲む四体のガーゴイルに舌打ちしながら、迂闊だったと自分の甘さを反省する。

 

 

「スピード勝負だからこそ数で押し切ろうと思ったんだがな、……悔やんでいても仕方ないか」

 

彼はデバイスを起動して魔法弾を一つ展開すると、動き始めたガーゴイルの頭部を一つ一つ貫通させて行き全て破壊する。

 

起動前に全てを叩けたお陰でクロノも一旦落ち着く事が出来た、すぐさま他の局員達に念話を送り付けその安否を確認する。

 

『此方クロノ、全員無事か‼︎』

 

『此方なのはです‼︎ ガーゴイルと交戦中です‼︎』

 

『同じくユーノ‼︎ 問題ありません‼︎』

 

『…………ブレンだ。 転移場所に難はあるが、まあ一応無事だ』

 

『若干一名不安な返答をしているのが気になるが、後は一般局員か』

 

『執務官‼︎ 応答願います‼︎』

 

『如何した⁉︎ 何があった‼︎』

 

『此処のガーゴイルや傀儡兵の攻撃に害はありませんが、その代わりに擦りでもした瞬間に牢屋へ強制転移する魔法が組まれているようです‼︎ 私も傀儡兵の前に敗北しましたが五体満足で牢に放り込まれました』

 

『脱出は出来そうか?』

 

『いえ、どうにも此処は特別な術式が刻まれているようで中からは脱出出来そうに無いです、すみません』

 

『そうか……、悪いがプレシア確保を優先させてもらうぞ』

 

『分かってます、…………御武運を』

 

『クロノ・ハラオウンより各員へ‼︎ 最優先目標をプレシア・テスタロッサ確保へと変更する‼︎ 抜かるなよ‼︎』

 

『高町なのは、了解しました‼︎』

 

『ユーノ・スクライア、了解です‼︎』

 

『ブレン・シュトッフ、了解だ』

 

『『『了解‼︎』』』

 

クロノが各員の返事を聞き、急いで部屋の外へ出ようとすると扉には鍵が掛かっていた。 鍵を探す暇は無いので無理やりぶち抜こうとしたが、背後に転移魔法の気配を感じて砲撃を中断する。

 

 

「無駄ですよ、執務官様。 その扉は並みの砲撃では抜けません」

 

 

クロノが振り向くと灰色の短髪に扇情的な身体つきをした女性が立っていた。

 

 

「この部屋は貴方方のような『特別』な方を相手にする為の物です、此処から出るにはこの鍵を使って扉を開けるしかありませんよ」

 

 

そう言って彼女はポケットから鍵を取り出し、クロノへと見せ付けながら自分の胸の谷間に仕舞って行く。

 

「ですがご安心を、 痛い思いをする前に貴方の意識を刈り取らせて頂きます」

 

「ふっ、僕も甘く見られた物だな」

 

「事実ですから」

 

彼女は優しく笑い、杖を構えながら目を瞑る。 蘇生の儀式は始まった、プレシアは今全神経を集中させている為、アリの子一匹あの場に通す訳には行かない。 フェイトだってそうだ、彼女は今魂を直接削られている、その苦痛は筆舌し難い物であるのは誰だって想像が付く。

 

「私は『リニス』誇り高き大魔導士プレシアの使い魔です。 我が主人プレシアの悲願は何人たりとも邪魔をさせません‼︎」

 

「…………僕は時空管理局執務官クロノ・ハラオウン。 貴女と戦える事を光栄に思います」

 

クロノはリニスへと向き合い、内心では『貧乏籤を引いたな』とボヤきながらもその杖を向ける。

 

(彼女を相手にして無傷で終わる自信は無い。 プレシアの確保はなのは達に任せるしかないか……、一般人である彼女達には逮捕権は無いのがネックだが、拘束くらいならできる)

 

クロノはなのは達に後を任せる事に決め、リニスへと砲撃を放つのだった。

 




不死の英雄伝 〜 舞台裏 〜

NGシーン ブレンの転移先は


ブレン「……暗いし、何だかいい匂いがするけど何処だ此処?」

ブレン「布、か?」つ何か

ブレン「 」つフェイトの下着

ブレン「…………タンスの中に頭から突っ込んだのか?」頭の上にフェイトの下着

ブレン「…………変態か、俺は」頭装備フェイトの下着、右手装備フェイトの下着

クロノ『此方クロノ‼︎ 全員無事か‼︎』

ブレン「念話が会話だけで良かった……」
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