久々にデモンズをプレイしたのですが、死ぬ程ボコられました………。
やはりダクソとは勝手が違うや。
チラ裏で新世界編開始。
第六十七話 テスタロッサ家の団欒
ジュエルシード事件が解決した後、プレシア達は海鳴市に居を構えていた。
平和な世界で愛娘達に囲まれながら日常を過ごして居るプレシアは、鼻血を流しながらアリシアとフェイトの会話を眺めていた。
「……と言う訳で、フェイトの魂を使ったからか、私はちょっとだけフェイトの記憶があるんだ」
「へー、記憶って魂でも覚えてるんだね」
「うんうん。 だからフェイトの王子様の事とか〜、ささやかなアプローチの事とか〜、結婚したら子供は何人欲しいかな〜、とか考えてた事もみーんな知ってるよ?」
「ね、姉さん!?」
「ふっふっふっ、これは正に恋!! よーし、お姉ちゃんが一肌脱ぐから大船に乗ったつもりで期待しててよね」
「あぁ、アリシアとフェイトがあんなに楽しそうに……」
「プレシア、そう言いながら惚れ薬を用意しようと考えるのはやめて下さい」
「あらリニス、これは惚れ薬じゃ無くて興奮剤、吊り橋効果を人為的に引き起こす物よ?」
「それを一般的に惚れ薬と呼ぶのです!! 」
「だってブレン君はなのはちゃんにぞっこんのようだし、これ位しないとフェイトを意識しないでしょう?」
「だからと言って薬を盛る馬鹿が何処に居ますか!!」
「あんたら……言い合ってるのも良いけどさぁ、フェイト達行っちまったよ?」
「「え?」」
フェイトとアリシアは喫茶『翠屋』の前にある茂みに並んで隠れて中を覗いていた。 今日はなのはと共にブレンが店の手伝いをする日、ウェイター姿のブレンを自然と目で追っているフェイトの肩をアリシアが叩きながら、これから自分達がする事を握り拳を作り話し始めた。
「地球には『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』と言う諺がある通り、彼の日常の行動を知れば好みや趣味が分かる筈、先ずはリサーチだよ!!」
「そ、そうなんだ!! 流石姉さん!!」
「ふふん、でしょでしょ? ささ、ブレンくんの事を調べるぞー!!」
「お、おー」
何処から取り出したのか、メモ帳とペンを握り締めながらブレンの一挙一動を記録して行く彼女達は、立派なストーカーである。
AM9:00 開店。
私達がブレンの観察を初めてから暫くすると、彼は紅茶を運んでいる内に転けたなのはを抱きとめ、地面スレスレまで身を低くしながら彼女が落としたティーカップなどを素早く回収し、落下している紅茶をカップで受け止めると何事も無かったかのようにお客さんの所まで運んで行きました。 空中で溢れた液体を一滴残さず回収出来る身体能力、ブレンは凄いなぁ。
AM11:30 昼食
姉さんが『張り込みにはコレだ!!』と言って持って来ていたあんぱんと牛乳を昼食にしながら、同じく昼食を食べ始めたブレン達の様子を伺う。 彼はカツサンドとホットドッグ、コーヒー、なのははミックスサンドとトマトサンド、ミルクティーだった。 この昼食で彼がトマトとケチャップが嫌いだと言う事が分かりました。
PM1:30 なのはと一緒に犬の散歩。
お手伝いが終わったのか、ブレンとなのはは一旦帰宅し、庭に繋いでいたわんちゃん(シフちゃんだったっけ?)の散歩を初めた。 彼らに気が付かれないように電柱の影とか人混みに紛れながら後をつけて行く、蝶々を追いかけているわんちゃんの手綱を握りながら、なのはと手を繋いで談笑しているブレンにむっとしつつも彼の散歩ルートをバッチリ記録した。 後、何故か姉さんがシャーロック・ホームズみたいな格好をして居ました。
フェイトとアリシアがブレンの後をつけて暫くすると、曲がり角を曲がった先で急に彼の姿を見失った。 慌てて二人は彼の姿を探すためにキョロキョロと曲がり角付近を探していると、側にあった道路標識の上から声を掛けられた。
「朝からずっと見られてると思ったら、二人だったのか……」
見ればなのはを横抱きに抱え、シフを義手の指で猫掴みしているブレンがそこに居た。 彼はそのまま標識の上から飛び降りると、靴の裏に貼り付けていたナイフを懐に仕舞ってから彼女達に話しかける。
「で? 何の用かな?」
「あっ、えっと、あの、(どっどうしよう、姉さん!!)」
「(ふふん、お姉ちゃんに任せなさいな)ごほん、ブレンくん達に伝えたい事があるんだよね〜」
「……ブレンくんをつけてたのが引っかかるけど、どうしたのアリシアちゃん?」
「お花見しよう!!」
勢い良く拳を突き上げたアリシア、彼女は周りのぽかんとした顔を無視しながら花見の理由を話して行く。
「ほら私達はまだこの街に来たばっかりだし、フェイトもまだ馴染めてないかも知れないし、懇親会みたくぱーっとやろうよ!! 私達が頼めばお母さんならすんなりとOKしてくれるからね!!」
「お花見かぁ……」
「良いかも知れないね、帰ったら父さん達に聞いてみようか」
「うん!! アリサちゃん達も誘ってみんなで楽しもうね!!」
「決まりだね!! じゃあ二人とも、連絡先を教えてくれないかな? 私とフェイトに」
「うん」
「ああ、構わないよ」
こうして、ブレンとなのはの連絡先を手に入れたアリシアは意気揚々とフェイトと一緒に帰路に着いていた。 ブレンの連絡先を眺めたまま嬉しそうにしているフェイトを見ながら、可愛い妹め、とアリシアは小声で呟きなから肩を並べて自宅の扉を開く。
(みんな色々あったみたいだけど、一杯幸せになる事が私が出来る最大の恩返しかな? ま ず は、フェイトのブレンへの恋を成就させる事が目標だね、よーし、がんばるぞー!!)
「名付けて!!『お花見で王子様を酒の勢いで押し倒せ!! 大作戦』だ〜い」
「ね、姉さん!!」
「ありゃ? 聞こえてたの?」
「全部聞こえてたよ!! もう!!」
不死の英雄伝 〜舞台裏〜
NGシーン 公開処刑
アリシア「うんうん。 だからフェイトの王子様の事とか〜、ささやかなアプローチの事とか〜、結婚したら子供は何人欲しいかな〜、とか考えてた事もみーんな知ってるよ?」
フェイト「ね、姉さん!?」
アリシア「他にもブレンの服の匂い嗅いでたりとか〜、こっそりブレンの腕枕で寝たりとか〜」
フェイト「あぅあぅ」
アリシア「後は彼の胸板に頬ずりしたりとか〜、寝てる彼にキスしようとしたのは良いものの度胸が無くて辞めた事とか〜、あーんしたくてもタイミングを逃してばっかだった事とか一杯知ってるよ?」
フェイト「うぅ、恥ずかしくて死にそうだよぉ……」