積みゲーの消費していたらこんな時間に…………。
DODもまだ武器が半分しか集まって無いし、2もニーアもまだ積まれてる(白目)
第九十三話 深淵の刃
炎を纏った大王の大剣を振るい、奴の右腕の鉄柱を焼き切ろうと先ほどから斬り結んでは居るが、中々思うように傷を与える事が出来ずに歯痒さを感じている。 と言うのも汚染によって満足に身体が動かない為か、俺の剣筋にほんの僅かなブレが生まれている。 目の前の此奴は機械的な動きでそれを見切り、同じく機械的な反応速度で回避行動に移っている上、此奴には深淵による再生能力も備わっているのだ、先ほど何とか首を刎ね飛ばしたのだが当たり前のように再生している、月明かりの大剣をなのはに譲渡してしまったので下手な攻撃は無駄に終わってしまう。
その対策として大王の大剣に始まりの火を纏って焼き払ってはいるのだが、今の身体では十分に扱い切れない為か中途半端な火力しか出ず、余り効果が無い。
一度この状況の元凶であるこの空間そのものを破壊しようとも考えたのだが、下手にそれをしては深淵の泥が世界に溢れかえってしまう。
如何したものかと対策を練っていると、奴が又新たな兵装を展開し始めた。 両肩の扇状のユニットが正面に移動し、魔力が充填されて行く、そのチャージの間に背中の六角状の箱から大型のミサイルが射出される。
上空から俺へと向かって来るミサイルを無視しながら、奴の懐へと飛び込み、大王の大剣に全身を焼き尽くすほどの熱量を持った炎を纏わせて振り下ろす。 結界を破壊せず、奴を仕留めるには一撃で塵にするしか無いと考え、一撃必殺を狙ったのだが、奴は左腕のチェーンソーを滑り込ませてその炎を一時的に防ぎ、チャージしていた魔力を全て放出する。
この扇状のユニットには両肩合わせて130門のパルスキャノンが備え付けられており、その全てが全周囲を焼き尽くす。 その上、彼の魔力には深淵の力が宿っているので神格を持つ者に対して非常に有効な攻撃力を誇っている。 その砲火に晒されたブレンは、誘爆したミサイルの爆風に身を焼かれ、パルスキャノンの雨に打たれながら歯を食いしばり、滑り込んだ左手の兵装を破壊する。
彼は粉砕された左腕の兵装をパージ、腰の外殻の中から太く長い筒状の超大型レーザーブレードを装備、刃渡りおよそ200mのレーザーブレードの刃が展開され、ブレンへと薙ぎ払われる。 それに対して、ブレンは始まりの火を左腕に纏い、振り降ろされたレーザーブレードの刃を防ぎ、彼の左腕に向かって膝蹴りを放とうとしたのだが、足を突き出した所で脇腹に鉄柱が振り抜かれ、上半身と下半身を泣き別れにされてしまう。
ブレンはすぐさま肉体を再構築させるも、最早手段を選んでいては勝てないと判断、本来の姿に戻り、周囲の泥を全て蒸発させる。
流れるような銀の長髪、色の異なる左右の瞳、灰となった左腕は再生されている、在りし日の姿で不死の英雄は其処に立っていた。
不死の英雄の周囲には始まりの火が燃え盛っている、英雄を飲み込もうと襲い掛かる深淵の泥は全てそれに焼かれ、彼にまで届かない。
不死の英雄は大王の大剣に纏われた始まりの火の力を解放、転生者が展開した固有結界そのものに自身の心象風景を上書きし、際限無く溢れ出す深淵の泥を封じる。
書き換えられ、作り変えられた固有結界、不死の英雄の心象風景が投影されたその世界は、先程の泥塗れで漆黒な世界とは打って変わり、灼熱の太陽に照らされた世界となっていた。
天には輝く灼熱の太陽、通常のそれより数倍の大きさであるその太陽の炎に焼かれ、大地は灰に塗れている、その世界はまるで始まりの火の炉を表したかのような世界だった。
太陽とは活力の源であり、生命を脅かす脅威である、破壊と再生の相反する二つの性質を持った象徴、そして不死の英雄のそれは不屈の精神を持って沈む事の無い白夜、この太陽が大地を照らす限り不死の英雄に敗北は無い。
だが、転生者は自身の固有結界を塗り替えられた事にも関わらず、動揺はない。 彼は目を瞑り、棒立ちとなっている不死の英雄へ向けて腰の多薬室砲を展開、二発目の核弾頭を叩き込む。
不死の英雄は回避も防御もせず、そのままその砲撃を浴びる。 全身が消し飛ばされ、塵にされるが、固有結界の効力と自身の性質によって即座に再生する。 それを見た転生者はレーザーブレードを振りかぶり、右腕の鉄柱のブースターを点火、トップスピードまで加速し、魔力放出による急加速を上乗せしながらレーザーブレードを振り下ろす。
不死の英雄はその刃を一瞥し、パリィを決める。転生者は大きく体勢を崩されながらも無理矢理右腕の鉄柱を振るい、強引に追撃を放つ。
力任せに振るわれたその鉄柱を不死の英雄は左手で掴み、転生者の脳天に踵落としを振り下ろして這い蹲らせると、始まりの火を使って手足を固定するように枷を創造し、地面に縫い付ける。
転生者の身動きが取れなくなった事を確認すると、不死の英雄は天に輝く太陽を地面へと叩き落とす。 穢れた転生者に存在価値は無い、しかし半端な殺し方では深淵の泥が残ってしまう為、直接太陽を叩き付けると言う荒技を使用し、存在諸共蒸発させる。
後に残った不死の英雄は、自分を汚染している深淵の力に深い溜め息を吐きながら『此れで役目も終わり、潮時だな』と内心で呟き、自らに引導を渡してくれるであろう少女へと想いを馳せて行った。
ブレン「デスボール!!」
直接太陽を叩き込むと言う力業(白目)
サイズ的には元気玉かな。