この作品における魔術の設定等をあとがきに書きますので、別にいいやって人は跳ばしてください。
「さーむーいー!前がみーえーなーいー!」
山に入るなり前も見えないほどの猛烈な吹雪が三人を襲った。積もっていた雪が風で巻き上げられた地吹雪と吹雪が束になって襲ってくるため、普通の吹雪よりも視界が悪い。
「寒いよヴォルスぅ~」
ヴォルスを風除けにしているにもかかわらず、三人のうちで誰よりも寒そうなのはアイリーンである。
「我慢しろ。私だって寒い」
ヴォルスだけはいつもの無表情で黙々と先頭を歩いていた。本当に寒さを感じているのかは謎である。
「でもヴォルス、アイリじゃないけどこのままだとマジな話ヤバイよ。魔術で何とかなんない?」
三人の最後尾を歩いているサイクスは比較的平気な顔をしているが、どこかしら焦りのようなものを見て取れる。
「保護魔術は私の専門ではないんだが…確かにこのままだとまともに視界も取れない。何とかやってみよう」
言うとヴォルスは目を閉じてイメージを始めた。
魔力で幕を形成、発現、定着、よし!
『守護を司る女神の衣よ 我らに平穏の祝福を』
薄ぼんやりとした橙色の光が三人の頭上に現れ、ゆらゆらと揺れている。
『ヴェール』
橙色の光がはじけ、三人に降り注ぐ。すると先ほどまで吹き荒れていた吹雪がピタリと止み、寒さも和らいだ。それと同時に視界も開け、雪原を見渡すことができた。
「うわ~すごい!ヴォルスって何でもできるんだね」
吹雪が止み、寒さも和らいでアイリーンがぴょんぴょん跳ねながらヴォルスの周りを回っている。
「ホントホント。ヴォルスって保護魔術使えたっけ?」
手を頭の後ろで組んで歩きながらサイクスは訪ねる。
「いや、なんとなくでやってみたらできたんだ。うまくいってよかった」
ヴォルスの言葉を聞くと心底驚いたような表情を浮かべて、サイクスとアイリーンが顔を見合わせた。
「私魔術の知識全くないんだけど、なんとなくでうまくいくものだったっけ魔術って…?」
「いや、本当は緻密な計算と魔力を扱うセンスを持った人が、研究を続けて始めて魔術が完成するはずなんだけど…」
二人は改めて自分たちの前を歩いている男の才能を思い知った。
※※※
山も中盤を過ぎ、徐々に険しさを増してきた。相変わらず吹雪はすごいがヴォルスの保護魔術で守られているため、山中を進む三人は比較的快適に山登りを続けることができていた。
「はあっ、はあっ、はあっ…」
「アイリ大丈夫?ちょっとペース落とそうか?」
しかし保護魔術で吹雪や寒さをカットしているとはいえ、山道の険しさは普通の女性であるアイリーンの体力を奪うのには十分だった。明らかに疲れが見えてきたアイリーンを心配し、サイクスは声をかけた。
「ううん大丈夫、まだ大丈夫だよ。こんな所で時間使ってられないでしょ?」
「…少し休もう」
サイクスの申し出を断り、なおも足を先に進めようとしたアイリーンを制止し、ヴォルスは言った。
「なんで?私は大丈夫だよ。早く山頂まで行こう」
「いや、慣れない保護魔術を使いながら山道を歩いたせいか少し疲れてな。良ければ休みたいんだが…」
「そう…なんだ。うん、いいよ。ここでヴォルスに倒れられたら困っちゃうもんね」
「すまない。準備してくれサイクス」
そう言ってヴォルスはサイクスの方を向く。しかし、その横顔には疲れの色は見えない。
もしかして私のことを気遣って…。
「寒いと腹が減ってしまって敵わないな。朝も食べ損ねてしまっているしもう限界だ。何か食べたい」
…ないか。
憮然とした顔で続けるヴォルスを見て、アイリーンは笑いがこみ上げてきた。
「ヴォルス、準備できたよ。こんな感じでどう?」
「ああ、十分だろう。やってくれ」
先ほどから周りをきょろきょろと見回していたサイクスがヴォルスに声をかけてきた。そう言ったサイクスが指差す先には、崖になっている場所があった。
「何するの?」
崖の上を見上げながら、アイリーンはヴォルスに問いかける。
「これからキャンプを張る。ここをキャンプにして休もう」
「でもこれただの崖だよ?」
「そこで僕の出番ってワケ!」
アイリーンの疑問にヴォルスが答えていると、サイクスが横から銃のトリガーガードに指をかけて、クルクル回しながら話に加わってきた。
「サイクスが?またまたぁ~、冗談でしょ?そんな銃でキャンプなんて張れるわけないじゃない」
「なんでアイリは僕のことを信用しないんだろう…。いいよ、今から見せるから」
言うとサイクスは銃のグリップを握り、撃鉄を上げながら銃に魔力を込める。撃鉄を上げきり、サイクスは銃口を崖に向けてトリガーを引いた。
「『魔法銃』 クエイク!」
サイクスの銃から大きな光弾が飛び出し、崖に命中した。すると岩肌が意思を持っているかのように動き出し、瞬く間に大きな洞窟になった。
「え~何これ!すごいすごい!」
何もしていないのに洞窟が出来上がっていく過程を見ていたアイリーンは目を輝かせてその場で跳ねていた。隣でサイクスは銃を回して腰のホルスターに収めた。心なしか誇らしげである。
「へっへ~ん。それはね~…」
「二人とも、まずは入ろう。そろそろ魔術がきれそうだ」
ふらふらと頼りなさげに歩いてきたヴォルスの言うとおり、三人を覆っている光の幕が薄くなってきている。このままでは三人は再び激しい吹雪にさらされてしまうだろう。
「げ、それはまずい。早く入ろう。話は中でするよ」
そのことを聞いたサイクスはアイリーンに洞窟内に入るように促した。しかし、アイリーンはなぜか入るのを渋っている。
「でも、こんな洞窟に入ったぐらいじゃ寒いんじゃないの?」
「寒さは吹き付ける風によるものが大半を占めている。風を防ぐだけでも大分マシな筈だ…」
ヴォルスはアイリーンの不安要素について説明しながら、ふらふらとした足取りで洞窟内に吸い込まれていった。
『よっぽど限界なんだ…』
アイリーンとサイクスは声をそろえて思ったことを口に出した。
※※※
「う~寒い」
ヴォルスに続きアイリーン、サイクスも洞窟の中に入っていた。洞窟に入ると同時にヴォルスの保護魔術がきれてしまい、三人は通常の寒さにさらされていた。
「でも、外よりはマシだね。ヴォルスの言ってたとおりだ」
実際洞窟に入ると横風が吹き付けない分、外にいるよりも体感温度としては暖かかった。
「限界だ…何か食べ物を…」
ヴォルスは洞窟に入るなり空腹でダウンしていた。
「わかった。ちょっと待っててね。サイクス、何か火起こせる物持ってない?とりあえずここの温度少し上げたいんだけど」
ヴォルスのか細い声を聞き、アイリーンは背負っていたリュックを下ろし、中から水筒と十センチ四方ほどの容器を取り出しつつサイクスに言う。
「じゃあこれの出番かな」
言うとサイクスは腰のホルスターから銃を抜き、魔力を込めつつ撃鉄を上げる。そして銃口を地面に向けてトリガーを引いた。
「『魔法銃』 ファイア!」
銃口から光弾が飛び出し、地面に命中するとその場所が燃え上がり始めた。炎は煌々と燃え、洞窟内を明るく照らすと同時に洞窟内の温度も少し上げた。
「ほえぇ~。やっぱりすごいねソレ。どうなってんの?」
揺らめく炎を見ながらアイリーンはサイクスに問いかける。問いかけつつもアイリーンの手はてきぱきと食事の準備を続けている。
「おっほん!説明しよう。これはね、僕が設計した『魔法銃 ウルスラグナ』っていうんだ。銃弾は僕の魔力で作るから実質無限だし、魔力の属性を変えれば属性弾もうてるんだ」
アイリーンに聞かれたサイクスは得意げに咳払いを一つして、胸を張りながら説明をした。
「なるほど。今さっきは炎属性の魔力を込めて打ったってワケね?」
「そういうこと。ちなみにこの洞窟は地属性の弾を撃ち込んで、超小規模な地殻変動を起こして作ったんだ」
食事の準備を進めており、聞いていないようでその実しっかりとサイクスの説明を聞いていたアイリーンが言うと、サイクスは補足説明をして銃をホルスターに戻した。
「すごいすごい!そんなすごいサイクスとハラペコのヴォルスにはこの私特製のスープとアップルパイをあげよう」
そう言いながらアイリーンはリュックから皿を取り出し、水筒からスープを、容器からアップルパイをそれぞれ皿に取り分け、二人の前に差し出した。
「おぉ…」
「うわ~おいしそうだね」
差し出された二つの皿を見て、ヴォルスは拝み、サイクスは目をらんらんと輝かせた。
『いただきます』
それから二人は手を合わせ、声を合わせて食前の挨拶を済ませて食事を始めた。アイリーンはその姿をニコニコしながら見守った。
アイリーン特製の温かいスープは地元の牛から採れる新鮮な牛乳を使ったミルクスープで、肉団子と数種類の野菜が中に入っていた。とろりとしたスープは、雪山歩きで冷え切った二人を胃から温め、元気を取り戻させた。
一方でアップルパイは冷え切ってしまっていたが、サクサクしっとりとしたパイ生地とリンゴのしゃきしゃきとした食感が楽しい、逸品と呼ぶにふさわしいパイだった。
「うん、おいしいよ。ねぇ、ヴォルス?」
「…」
アップルパイを一口かじり、スープを飲み下したサイクスがヴォルスに同意を求めるが、ヴォルスはその言葉を無視して黙々と食事を続けていた。気に入ってもらえたかどうか心配そうな顔をしたアイリーンが、ヴォルスの顔を覗き込もうとすると
「おかわりをもらえるか?」
ヴォルスが皿から顔を上げ、アイリーンの方を向いて言った。見ると、ヴォルスの皿はすでにどちらも空だった。よほど気に入ったのだろう。
「はーい。いっぱいあるから、焦らないでね」
アイリーンはくすりと笑って、ヴォルスにスープとアップルパイのおかわりを差し出した。
「それにしても本当においしいね。アイリは料理上手だねぇ」
サイクスはアップルパイをかじりながらアイリーンに投げかける。それを聞いたアイリーンは照れながら自分の分として取り分けたアップルパイをかじる。
そうして食事を済まし、軽く洞窟で休憩している時だった。
「…何かいるな」
空腹を満たしたヴォルスの保護魔術で洞窟内をコーティングし仮眠を取っていた三人の中で、サイクスだけが外の異変に気付いて外へと出た。
外は相変わらずの吹雪で三メートル先も見えないほどだった。うっすらと吹雪の先に影が見える。
「グリズリーか。珍しいなぁ、こんなに寒いのに」
グリズリーは熊が魔素を取り込んだもので、極端に大きな体と巨体に見合わないすばやい動きが特徴の魔物である。普通の熊と同じく、冬の間は冬眠をしており巣穴から出てくることはほとんどない。
ヴゥゥファァァ!
グリズリーは諸手を挙げて威嚇しており、気が立っているようだ。
「あー、その、僕たちは別に君の寝床を襲おうとしているわけではなくー、そのー、なんだ」
ヴォロロロロォオオオォオ!
グリズリーは咄嗟に両手を挙げて喋り始めたサイクスを完全に敵だと認識し、より一層殺気が増した。両手を挙げる行為がグリズリー内での威嚇のポーズだったのかもしれない。
「ありゃりゃ、怒らせちゃった。しかたないなぁ、穏便に済ませたかったのに…」
おどけるようにサイクスは言い、銃を構えるでもなく魔術の詠唱をするでもなく
ブシュッ
自らの手の甲を切りつけて、血を出した。続けて
『告げる』
一言発し、あたりはまばゆい光に包まれた。
光が収まった後、そこにグリズリーの姿はなく、サイクス一人だけが取り残された。
「さて、と」
こきこきと首を鳴らし、サイクスは洞窟へ向かって歩き始めた。ヴォルスとアイリーンを起こして山登りを再開するためだ。
先ほどまでサイクスが立っていた場所には、足跡が刻まれていた。
三本爪の、足跡が。
※※※
洞窟で十分に休憩を取った三人は順調に山を登り、ついに山頂付近までたどり着いた。アイリーンは言うに及ばないが、サイクスも、そしてヴォルスの仏頂面にも疲れの色が見える。
「あそこがランドンの頂上だよ。もう少しだからがんばろー」
目の前に迫った峰を指差しながら、アイリーンは場を盛り上げようと明るめの口調でわざとっぽくはしゃぐ。
「サイクス、見えるか?」
「ううん、おかしいよね?」
サイクスとヴォルスは頂上をにらんだまま動かない。アイリーンも目を凝らしてよく見るが、わからない。
何がおかしいんだろう?
アイリーンが思考したそのとき、不意に吹雪が止んだ。
「え?」
「あぶない!」
ドッスゥゥン!
サイクスがアイリーンの元に駆け寄り、彼女を抱えてその場から離れると、今までアイリーンが立っていた場所に大きな氷の柱が突き刺さった。
「大丈夫かアイリ?」
ヴォルスが続いて駆け寄ってくる。その手にはすでに盾が構えられていた。
「う、うん。大丈夫」
「あぶないから下がっていろ」
ヴォルスが言うとアイリーンは頷いてヴォルスの後方数メートルの位置まで下がった。
サイクスも銃を抜き戦闘態勢をとると、二人の目の前で水蒸気が凍り始め瞬く間に大きな体を作り、次には人型を作っていた。
「おいおい、ちょっと待ってよこれって…」
「…アイスゴーレムだな」
青ざめるサイクスとは対照的にヴォルスは冷静に状況を観察していた。
アイスゴーレム
数あるゴーレム種のうちのひとつで、ゴーレム種は他の魔物とは一線を画す。それというのも、普通の魔物は動物が魔素を体内に取り込んで変質したものであって、元の動物にできないこと―狼が火を吐いたり、熊がはばたいて空を飛んだり―は基本的にできない。しかしゴーレム種は、自然が魔素を取り込んで変質した姿であり、元の姿を持たないがために行動に縛りがほとんどないのだ。
「どうする?逃がしてくれそうにはないけど…」
「やるしかないだろう。やつを挟んで仕掛けて間合いを取る、の繰り返しだ。いいか?」
ヴォルスの提案にサイクスは頷いて散開した。サイクスは向かって右に、ヴォルスは向かって左に走っていった。
サイクスは撃鉄を上げ、魔力を込める。当然炎属性の魔力だ。
「『魔法銃』 ファイア!」
サイクスの魔法銃が唸りを上げ、アイスゴーレムに襲い掛かる。動きが鈍いアイスゴーレムは光弾をよけられず次々被弾し、体を溶かしていった。
『炎の槍よ 眼前の敵を貫け』
アイスゴーレムがサイクスに気をとられている隙にヴォルスは魔術詠唱を開始した。魔力が炎の槍を形成していく。
『フレイムランサー』
完全に形を成した炎の槍がアイスゴーレムの頭部と思われる部分を貫いた。
「やったぁ!」
アイリーンは思わず小躍りを踊ってしまったが、ヴォルスとサイクスは浮かない顔のままだ。
「…ふむ」
「冗談キツイよ…」
二人の攻撃が当たったところがすでに修復を始めていたのだ。氷属性のアイスゴーレムに対し、二人は炎属性の攻撃をした。例えその攻撃でしとめられなくても、しばらくはダメージが残ると思っていた二人は驚きを隠せなかった。
「どういうことさ?なんでもう傷がふさがってんの?」
サイクスはたまらずヴォルスに問いかけた。
「ゴーレム種の特徴は魔素がある限り活動し続けること。ここら一帯に異常な量の魔素が発生しているとすれば?」
ヴォルスは自分の仮説をつらつらとサイクスに向けて話す。それを聞いたサイクスはしばらく考え込んだ。そしてある事実へとたどり着く。
「それなら、もう回復してるのも納得できる。じゃあもしかして魔素の発生源って…」
「ご明察。ついでにあそこを見ろ」
ヴォルスが指を指した先にはアイスゴーレムの胴体らしき部分があり、その中央には蒼く輝くマテリアルが埋め込まれていた。
「冗談…でしょ?」
サイクスはしばし呆然として、自分が置かれた状況を忘れていた。
アイスゴーレムはただ足音だけを響かせてサイクスのほうへと近づき、腕を大きく振りかぶった。
「サイクス!」
「!」
サイクスが気付いた時にはすでにアイスゴーレムの射程内に入ってしまっていたため、攻撃をよけることなどできない。
サイクスが半ば諦めた時
「うおおおおお!」
ヴォルスがアイスゴーレムの背後から鋭い一撃を加えた。すると、アイスゴーレムの上半身がグルリと回り、振りかぶった腕はヴォルスを打ち抜いた。
「がはッ」
なんとか盾で防御したが、大きく吹き飛ばされてしまったヴォルスは岩肌に叩きつけられた。額には血が伝う。
『ヴォルス!』
アイリーンは倒れたヴォルスに駆け寄る。サイクスは魔法銃を撃ちアイスゴーレムを牽制しつつ、ヴォルスの下にたどり着いた。
「ヴォルス!大丈夫?ヴォルス!」
「ヴォルス…ごめん。僕…」
アイリーンとサイクスは今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「…大丈夫だアイリ、君は何も心配しないで待っていてくれ。それが私の力になる」
ここまで言うとヴォルスは立ち上がった。
「うん。私、待ってるよ。サイクスとヴォルスが帰ってくるの、待ってるよ」
涙声で言うとアイリーンはヴォルスに抱きついた。そのまま数秒が過ぎ、アイリーンはまた先ほどの位置まで戻っていった。
「さてサイクス、見たか?あのマテリアルを」
ヴォルスはアイリーンが離れていったのを確認すると、血で潰れてしまった左目を瞑りながらサイクスを見やる。
「うん、見たよ」
「あそこまで深く取り込まれてちゃ私の魔術じゃどうしようもない。だから、アイツはお前が倒せ。自然には自然だ」
盾のグリップをひねり、剣を展開させ、続ける。
「私が時間を稼ぐ。お前はその隙に
「!うん、わかった。死なないでね」
二人はこぶしを合わせ、また分かれた。ヴォルスは盾を携え前線へ、サイクスはその場に留まった。
この世界における魔術の行使プロセス
1.空気中の魔素を体内に取り込む
2.詠唱をする(発動する魔術のイメージを明確化するため)
3.体内に取り込んだ魔素をエネルギーに変換し、魔術として放出
大雑把に分けるとこの3ステップで発動できる。
また、詠唱の節の数によってより発動できる魔術のイメージがしやすくなるため、複雑な魔術を行使することができる。
1節魔術:魔術の基礎。1節で発動できるため非常にすばやく発動できる反面、威力や複雑な働きはできない。
2節魔術:詠唱の手間と効果のバランスが取れた区分。戦闘におけるほとんどの魔術はこの2節魔術。
3節魔術:中級魔術といってもいいレベルの魔術。少し詠唱が複雑になり、戦闘中に行使するのはサポートが必要になるパターンがある。
4節魔術:上級魔術。必要とする間その量も多いため、その分多くの魔素を体に取り込む必要があるため、術者の負担が大きい。
5節以上の魔術:もはや儀式といったほうがいいレベルの大魔術。事前に入念な準備をして発動させる場合が多く、戦闘で使おうとする人間はまずいない。
こんな感じです。わかり辛いかと思いますが、こんな感じです(二回目)
感想等お待ちしてます。