竜たちの日常のような非日常   作:無一文

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どうも、お久しぶりです。また1週間ほど開けてしまいました。私の小説を読んでくださっている皆様、申し訳ありませんでした。

新年に入る前にもう一度と思っていたのでなんとか書けて良かったです。

では、どうぞ!


十話 どんな成立の仕方だろうと友情は友情

 どうも、レアな龍との遭遇率が異常なアビオルグです。少し出会った人達のことを聞いたりした話からまとめてみます。

 

 イビルさんは強力な力を持ち、性格も非常に狂暴で周囲の生命を絶滅寸前に追い込むことさえあってハンターズギルドでは危険視されている。ということを最近知った。正直ビックリした。

 ナズチさんから聞いたのだが、ミラ三神の皆さんに至っては一国を文明ごと滅亡させたという伝説というか事実があるという。

 その中であの残念なハイテンションのあの人は『完全なる人間の敵』とまで言われているらしい。ハイテンションなのが人間は嫌だったんじゃないかと勝手に決定した。

 そして仕事しないあの人は『怒れる邪龍』『伝説さえ遥かに上回る災厄』と言われてるらしい。それは流石にあり得ないだろう。なんか異常にでっかいリオレウスとか見間違えたんだと思う。だってあれだもの。

 あの腐れ祖龍は『全ての龍の祖』と言われ、人からも龍からも他の二人よりかなり崇められている。正直どんな手段を使えばあんなのが人や龍の上に立てるのかわからない。

 シュレイドでお会いしたアンノウン様は、神出鬼没な上、何から何まで未解明の竜で、遭遇したら『諦めろ』が決まり文句のレベルらしい。

 そしてこの街で出会ったナズチさん。目撃例が極端に少なく、ただでさえ未解明の古龍の中でも不明な点が多い龍だそうです。

 

 うん、ここまでくるとアルバさんとリオンさんの能力とかも知りたくなってきた。まだ二重人格っていうことしかわからないし。

 

「アオちゃん、イビルちゃんもお客さんきたからお仕事今日の残りはとりあえず免除でいいよー。すぐご飯にしよう。」

「やった!助かった!!」

「飯か!」

「喜びかたが露骨過ぎないかい二人とも・・・」

 

 いや、だってもう限界が近かったし本気で喜べるくらい今は疲れているんだから仕方がない。と思う。

 とりあえず今は美味しいご飯と安らかな休息を求めてナズチさんの家にお邪魔することにしよう。

 

 

 

~ナズチさん宅~

 

 

 

 ナズチさんの家の中は外見より広くて、私達全員がくつろげるスペースが余裕であった。

 仕事の後の自由時間ってこんなに素晴らしい気分になるものなのかと私が感動に浸っているとリオンさんが話しかけてきた。

 

「ねぇ、ところで二人はなんでナズと一緒にいたの?」

「借金返済のためです。」

「あ、へぇ~・・・・なんかごめん。」

「いや、全て腐れ祖龍のせいですから大丈夫です。」

 

 そう、あの野郎があんなとこに落とさなければこんなことには決してならなかった。本当にいつか殴ってやる。いや、もういっそ膝崩し→打ち上げ→ブレスの私の得意コンボ叩き込んでやる。

 

「腐れ祖龍?白いくせに腹黒いあの祖龍のこと!?アオちゃん知ってるの!?」

「え!?リオンさんも何か被害に!?」

「そーだよ!!わたし達は原型だと能力のせいで周囲の天気とか気温とか意識しなくても激変させちゃうんだけどさー!」

「なるほど・・・・って、え?」

 

 今もの凄いことをアッサリと言い切らなかったかなこの人。天気とか気温を激変させる?そんなことしたら生態系とか崩壊するんじゃないだろうか。

 私の疑問符に気がつかずにリオンさんはそのまま話し続けた。

 

「それだけで神域に封印とか酷いでしょ!?暑いし熱いし溶岩は吹き出るし天気も年柄年中悪いし最悪だよあそこは!!せめてもう少し良いとこに封印してよ馬鹿祖龍ーー!!!」

「あー、それは酷いですね!!私達もあろうことかナズチさんの商品倉庫の中に落とされたんですよ!そりゃ商品だって壊れるわ!!壊れない方がビックリだわチクショウ!!」

「うっわぁ本当最低だねあいつ!」

「ですね!!」

 

 私とリオンさんの間に友情が芽生えた瞬間であった。

 

「イビルちゃん。あの二人大声でなに楽しそうに話してるんだい?」

「ミラルーツに対する文句と罵倒。そして友情みたいのが芽生えた。」

「どういう流れ?」

「こっちが聞きたいところなんだが。」

「まあ、仲が良いことは悪いことではないよね。」

「悪役が手を組む手口みたいな友情だったぞ。」

 

 そんなイビルジョーの心配(?)はミラルーツに復讐の炎を燃やす二人には届くことはなかった。

 

「本当に神域って暑くってさー!アルバは火に強いから平気らしいけどわたしは苦手なんだよねー。ホント、渓流とかに住みたいよ。」

「アルバさんは神域に対してとか色々とミラルーツさんに文句ないんですか?」

「封印されるときに半殺しにされたこと以外は特にないって言ってるよ。」

「は、半殺し!?」

「うん、翼は焼き切られて翼膜に風穴空けられて爪はへし折られた上に鱗も甲殻もボロボロにされたし。角と尻尾が無事だったのは運がよかったと思えるくらいズダボロにされたよ。」

「き、聞いてるだけで痛い・・・・」

 

 というか並の竜なら死んでるランクの攻撃を受けている気がする。なにせ曲がりなりにもあの『祖龍』のほぼ全力の攻撃をそこまでボロボロになるまで喰らわされたということなのだから、アルバさんとリオンさんがよほど強力な龍であることがよくわかる。

 

「そういえばアルバとリオンを封印したあとルーツから聞いたけど『別に死んだら死んだで異常気象は止まるしいいや。』ってスタンスで殺ったらしいね。あ、ご飯できたよ。」

「ホントに殺されるところだったのわたし達!?」

「というか祖龍の本気の攻撃喰らい続けて生き延びたリオンさん達も凄い!!」

 

 アルバさんとリオンさんかなり強いんだなぁ・・・・あとやっぱりあの腐れ祖龍はろくでなしな気がしてならない。流石に命を軽く見すぎだろう。

 

「まあ飯できたし食おうぜ。」

「そうそう、イビルちゃんが手伝いしてくれたから早く終わってよかったよ。」

「わかりましたー。」

「はーい。」

 

 この日の夕食はミラルーツさんに対する私とリオンさんの文句や、ナズチさんから聞かされたミラ三神の伝説を聞いたりしてとても楽しい夕食になった。

 

「ごちそうさまでした。今日はよく寝れそうな気がします。」

「同感だな。流石に疲れた。」

「あ、明日五時起きね。」

「五時?」

「だいたい朝日が地平線に半分とちょっと見える頃。」

「「ええええ!!?」」

 

 あ、ありえない!!今なら昼までは寝れる気がするのに朝日が登りきらない頃に起きるとか・・・・明日死ねるかもしれない。

 

「うわぁ・・・・頑張ってアオちゃん!」

「リオンも手伝いよろしくね?」

「え!?なんで私も!?」

「ルーツに神域から脱走したの教えるよ?」

「え、そ、それは・・・・勘弁してください。次こそは本当に殺されるかもしれない。」

「じゃあ手伝いよろしく。」

「はい・・・・」

 

 明日は朝から一人残らず地獄になりそうです。




受験がいよいよ目の前に迫ってきております。

更新速度がより低下してしまうのですがこれからもよろしくお願いします。

それでは皆様、来年も良いお年を!!
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