竜たちの日常のような非日常   作:無一文

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相変わらず文章力があれですが・・・

では、どうぞ~


八話 どんな事でも1つだけ続けると違う世界が見えてくる。

 

 こんにちは。慣れない人間の街とストレスのお陰でなんだか胃が痛いアビオルグです。

 それにしても流石は大都市ドンドルマ。色々なものがありすぎて落ち着かないです。良い香りがそこらじゅうから漂ってきているからじゃ断じてない。私は食い意地は張ってない方だと自負している。

 ストレスの原因は言うまでもなくあの腐れ祖龍だ。確実にわざとナズチさんの商品の倉庫に落としたよあの人。何度も言っているけれどいつか必ず殴る。

 そんな訳で私達は壊してしまった物の損害額を返すためにナズチさんのお店のお手伝いをすることになって、本日最初のお仕事である今日届く商品の受け取りに向かっている真っ最中です。

「いろんな物がありますねー。」

「だな、良い匂いがそこらじゅうからする・・・・」

「ここは大都市の1つだからねぇ。いろんな物があるし、いろんな奴がいるよ。ハンター、商人、旅人、要人、竜人・・・・」

 

 流石に住んでるだけあってナズチさん詳しいなぁ。いろんな人の中にはアイルーとかナズチさんみたいな人間以外も含まれるんだろう。

 結論、ドンドルマって凄い。

 

「あと夢敗れて路地裏に溜まってる奴とか家から出てこない奴とかー・・・・」

「うわぁ・・・、それは聞きたくなかった。」

「良いとこだけ言えよアンタ・・・・」

「フフフフ、世の中綺麗なことばかりじゃないってことだよ。」

 

 うん、やっぱりドンドルマ凄いや。いろんな物や人が集まって1つの大きな街になっているんだなぁ。自然の世界じゃ仲間を守るどころか自分を守るが一番だからとても新鮮な気分になる。いや、私は仲間には捨てられましたけども。

 裏?なにそれ美味しいですカ?

 

「現実から目を反らしちゃダメだよアオちゃん。」

「なんで考えてることが!?エスパー!?」

「ほい、到着だよー。」

「え、否定しないんですか?まさか本当に考えてること解るんですか!?」

 

 私の声が聞こえているはずだけどナズチさんはスタスタと歩いて行ってしまった。しかもなぜかイビルさんもナズチさんに続いて歩いて行っている。

 

「ちょ、待ってください!てかなんでイビルさんも私のことスルーしてるんですか!?」

 

 とりあえず、はぐれたら確実に迷うので、私は急いで二人の後を追いかけた。

 その追いかける勢いのまま二人に飛び蹴りを喰らわせたのは私なりの愛情表現と言い張るとしよう。私を置いていくなんて酷いじゃないかという意味合いでやったのだ。憎しみなんて微塵もナイデスヨ。

 

「いや、少なからずすこしは悪意があったね今のは。」

「だからなんで解るの!?怖いんだけどこの人!!」

「「アオ(ちゃん)考えてること顔に出すぎ。」」

「な、なんですと・・・・」

 

 そんなに顔に出てるのか私・・・そういえばミラボレアスさんと『とらんぷ』という紙を使うゲームをやったときも一回も勝てなかったのは顔に出てたのだろうか?あのとき悔しくて蹴りを入れたのはいい思いでだなぁ。でももし勝てない原因がそれなら認めたくない。

 

「アオちゃん。ちゃんと認めて解決策を練らなきゃ。」

「またばれた!?ううぅ、ポーカーフェイスの練習しよう・・・・」

 

 私が自覚のなかった弱点にショックを受けていると、体格の良い男の人が私達に話しかけてきた。いや、正確にはナズチさんに話しかけてきた。

 

「おう!霞ちゃんじゃないか!今日はどうしたんだ?」

「どーもお久しぶり親方。こっちに今日頼んでた商品がいくつか届いてないかい?」

「あぁ届いてるぜ!そちらはお友達かい?」

「んにゃ、強制労働。ちょっといろいろあってね。」

「あっはっは!!そうかそうか!そりゃその子たちも災難だな!」

 

 災難?ナズチさん優しいのに。

 

「どういう意味だい親方。わたしは優しい方だろう?」

「いやいや、大分前にバイトの子が全員逃げ出したりしたじゃないか。」

 

 え、親方さん。その話ちょっと詳しくお願いします。全員逃げ出したってどういうことですか?なんか凄い怖いんですけど。

 

「まぁそんな話は置いとこうよ親方。荷物の積み込みさせてもらっていいかい?」

「おう!いつも通り積み込んだ分だけ運べば良いんだな?」

「うん。たまに破損したやつとかあるからねぇ。あと自分でやると届ける料金少し安いし。それに今日はお手伝いさんもいるしね。」

 

 そう言いながらナズチさんは私達の方に、にっこりと笑いながら振り返った。フフフ、こうなったらボーナス?とかいうのを貰えるくらい頑張ってやろう。こういうのは開き直りが肝心なんだ。多分。

 

「じゃあ、働いてもらうよ。二人ともこっちへ。」

「はーい。」

「おう。」

 

 荷物を積み込むだけらしいしたいしたことはないと思う。よーし頑張るぞ私。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんて思ってた頃が私にはありました。

 ナズチさんに案内された場所には『だんぼーる』という一部の人間に絶大な人気を誇る(らしい)ものが山の様に積み重なっているという何か妙に圧迫感溢れる空間だった。

 最初私はこれをとりあえずどこかに運んで積み込むのかと思っていたがナズチさんから衝撃の指示を出された。

 

「よし、それじゃあこの箱を1つ1つ丁寧に開けて中身に不良があったりしないかチェックして不良がないものを向こうの荷車に乗せてって。」

「え、これ軽く70、80個はありますけど?」

「今日中か?」

「あと四時間で。」

「と、言うと?」

「空が茜色になる頃には終わってて。」

「いや、無理です。」

「がんばれアオちゃん!やればできるよ!普段わたし一人だから!」

「一人!?」

「そそ、じゃあ頑張ってね二人とも~」

「え、ちょっと!?私達だけでやるんですか!?」

 

 ナズチさんは私達にむかって手を振りながら遠くなっていって見えなくなった。

 

 そして死にかけている今にいたる。

 今尚『だんぼーる』の山は大分減ったものの健在である。もう泣きたい。

「減りませんねぇぇぇ・・・・・・」

「ふふふ、幻覚が見える・・・・・・」

 時間はもうすぐナズチさんに言われた時間になる。

 すでに私もイビルさんも目の前がグニャグニャしているというかグルグルしている。もうかなり辛い。ウフフ、『だんぼーる』が踊ってるぅ~・・・・もう死にたい。

 これは今日確実に夢にこの憎たらしい箱がでるなぁ・・・・

 

「イビルさん。もうそろそろ違う世界の扉が開きそうです。」

「心配すんなアオ。オレもなんか疲れすぎて飢餓状態になりそうだ。」

 

 そんなことを言いつつ手を動かして・・・・いたのかな?

 

~約束のお時間~

 

 

 

「お疲れさまってうわぁお・・・・仕事は終わってるけどアオちゃんたちも終わってるねぇ・・・・」

 

 ナズチさんが入ってきた気がする。あぁ、もう疲れたよナズチさん・・・・今は寝かせて下さい・・・・切実に頼みます。

 

「このあともう少しやることあるよ?」

「「無理です!!」」

「却下。」

 

 私、今日ミラバルカンさんの気持ちがわかったような気がします。




降雪量が多いです。雪かき辛いです。

最近財布の中のお金が少ないのに消費量は多いです。文房具がよく破損するのですが何故でしょうか・・・?
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