オラ、龍神になっちまった   作:パンパン

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紫の口調が難しい…
ちょくちょく直していくので、気楽に見ていってね。


第一話 龍神になった孫悟空

先程の挨拶のようなものを終え、取り敢えず霊夢達は孫悟空と名乗る少年から話を聞くために場所を一室に移すのであった。霊夢が神社の一室に案内した。その一室は真ん中に炬燵がポツンとあるだけの殺風景な部屋である。ただ、いくらなんでも炬燵を囲んで話をするのはどうなんだ?と紫は思ったがこの少年はあまり気にした様子がなく、ごく普通に炬燵の中に足を突っ込んでいたので何も言わなかった。だが今の季節は冬は越したとはいえ、まだ寒い。紫自身この寒い中で会話をするのも御免なので。ちなみに少年の服はボロボロの割に汚いとか泥まみれとかでは無いので問題ない。炬燵の周りを囲んだところで霊夢が3人分のお茶を注ぎ、自分を含めた3人の前に置いた。

 

「…では、貴方様は龍神様で…いいのですか?」

紫は恐る恐る訪ねた。

「あぁ、まぁそうなっちまったな。あっ、もっと肩の力ぁ抜けよ。紫。オラ、そういうの苦手でさ。あと、神龍…あぁ、こっちの世界では龍神ていうんだっけか?まぁとにかく、そうなっちまったけど、オラの名前は孫悟空だ。」

と悟空は頭をぽりぽりと掻きながら紫にそう言った。

「解りました。では、本題に入りましょうか。悟空様。貴方は何故、この幻想郷にお出でになられたのですか?」

自分の表情を悟られないように小洒落た紫色の扇子で眼より下を隠しつつそう聞いた。

「うーん。ちょっとなぁ…。」

とこれまた困ったように悟空は答える。

「暫く、オラ自身が休まないといけないちゅーか、まだ、オラ自身が出ちゃいけないつーのが正解かな。それにここ、何か力が集まってきてるんだ。」

「……ではもう一つ、私が昔、見た龍は緑の鱗で覆われていたはず…ですが、先程の龍は黄金に輝く龍だった。力の波動などはほとんど等しいもの…」

 

「まぁ、オラと一体化したからな。そこんとこで影響が出ているんだと思う」

 

「……。」

紫は悟空の内を見るかのような目で見据える。

「まぁ、説明するとだ。龍神の邪悪エネルギーを浄化するためにオラは神龍…いや、龍神と一体になったんだ。」

 

「邪悪エネルギー…?」

 

「そうだ。たぶん、紫も知っていると思うけど、龍神の願いはな。一つの世界で一つ願いを叶えるたびに100年位開けないといけないといけないんだ。けど、願いを何度もなんどもしたせいでな。龍神が悪に染まっちまったんだ。で、オラをベースに龍神と一体になったんだ。それでさっきの黄金の龍になっちまったんだと思う。」

と言い終え、悟空は目を紫から炬燵の上にある籠の中のミカンを一つ取り、綺麗に剥いて口に放り込んだ。

「…それであの龍に…。(…一体となる…ね…。)」

紫は脳内でその言葉を反芻している。龍神があらゆる願いを叶えるのは紫自身知っている。昔、龍神が現れた時、願いを叶えて貰ったのだから。

「そういうことだ。オラが知っている龍神…まぁオラ達は神龍と呼んでたんだ。んでもって、紫達が知っている龍神と願いの叶え方みたいなの違ったみたいだけど、紫が見た龍神であってるぞ。大雑把にだが、龍神の記憶もあるしな。少し違うけど、ピッコロみたいなもんだ。」

悟空はミカンの皮をゴミ箱に捨てながら、そう答えた。

「そのピッコロというお方は分かりませんが理解しました。」

紫はパタンと扇子をたたんだ。

「ただ、オラにもわからないことなんだけどな。ここに通る時、あったかい力みたいなのがオラの中に入り込んできたんだ。それでここに来たわけだ。」

元気玉みたいな…悟空は自身の技を思い出していた。

「悟空様がさっき、私の名前が何故分かったのかも解りました。あと、なぜ、貴方に力が入り込んだのかも…。」

紫は目を閉じながら言葉を紡ぐ。悟空はその様子をジッと見ている。

「…ここ幻想郷には人里があるのだけれど、その人里の広場には龍神が祀られているの。悟空様はその信仰の力が集まった。それならば、人里の広場に出ないとおかしいのですがここ、博麗神社で祀っている神も龍神なの…」

すると、ここでずっと縁側から見える空を眺めていた霊夢が初めて会話に参加する。

「えっ、博麗神社に神って、龍神だったの?」

何やら神社の巫女としてありえないことを言いながら、ミカンを口に放り込んでいる。

「貴方ねぇ…」

紫はとてもとても深いため息を吐いた。

「…昔、教えたでしょう…。」

「………あぁ、そういえばそんなこと言ってたわね?」

少し考える素振りを見せた後、呟いた。

「………まぁ、良いわ。」

もう、取り敢えず話を脱線させるわけにもいかないので、紫は語り始めた。

「元々、龍神を祀っていたのは、博麗神社だけで人里の広場にはなかったのよ。」

霊夢は心の中でチラッとしか人里なんて見たことないしとぼやいた。博麗の巫女は修行を終えるまで紫のマヨヒガで共に生活することを代々している。だから、霊夢はまだ、博麗神社以外の幻想郷の場所には行ったことがない。ここから見える程度しか知らないのだ。

「博麗神社の道のりで妖怪に襲われてしまう危険もあるし、とてもじゃないけど人があまり来ないのよね。昔はそれ程でもなかったんだけど…ある時、霊夢と同じ博麗の巫女が信仰がし易いようにと、人里の広場に分社という形で置いたのよ。」

 

「あぁ、思い出したわ。」

霊夢はポンっと手を叩いた。紫はこめかみに指を当てつつ、ため息を吐く。悟空はチラッと見て、苦笑い。

「まぁ、とにかくだ。……たぶん、その信仰の力に引き寄せられたんだろうな……。」

 

「えぇ、あそこの広場では、必ず誰かがお参りしているんですもの…それにここ…幻想郷で生きている人間の他にも妖怪達もお参りしているみたいですし。」

と紫は自分が考えたことを言い終えるとお茶を飲んだ。

「もし、幻想郷にしばらくいるのでしたら、ここ博麗神社に住んではいかがかしら?元々、悟空様を祀っている神社ですし。」

その紫の一言に霊夢は、エっと言った声を上げそうになったがなんとか抑えた。

「えっ、いいんか?それはオラも願っても無ぇことだけど。」

 

「えぇ、こちらからとしてもとてもありがたいことですし。」

 

「そうか。ありがとうな。改めて、自己紹介すんな。オラの名前は孫悟空。よろしくな。」

 

「そういえば、私も霊夢もちゃんとした自己紹介がまだでしたわね。」

最初、話をしていた時の肩の力が入っていた様子が完全に無くなった。紫は何処かこの少年に安堵というか安心させてくれるオーラに触れたからか、さっきの時と違って、笑みを浮かべている。

 

「改めまして、私の名は八雲 紫。妖怪の賢者と呼ばれていますわ。」

 

「よろしくな。紫!」

 

「よろしくお願い致しますわ。でも、私のことはゆかりんと呼んでくださいな。」

だいぶ、フランクになって来た紫…その様子を見て、霊夢は

「……。(……ゆかりん…。年を考え…っ!ゴーン!

突然、頭からがタライが降ってきた。

「おっと、いけませんわ。隙間がスベッてしまいましたわ。」

隙間が滑るってなによ!と心の中で叫びながら、頭を摩る霊夢。。

「……えっと、はぁ〜…私は博麗神社の巫女 博麗霊夢よ。」

そういいながら、この少年との同居生活に心の中でため息を吐きながらそう言った。

「よろしくな。霊夢!」笑いながら、悟空はそういった。

「では、後のことは頼んだわよ。霊夢。私はまだ、冬眠明けできついから。少し休んだら、すぐ来るわ。人里には藍に説明させるから。それでは、悟空様。また、後ほど。」

と紫は立ち上がり隙間を開きその中に入っていき、隙間は完全に閉じた。

「…取り敢えず、そのボロボロの服をなんとかしましょうか…。私と同じ服だけど、着る?」冗談を言うように聞いてくる霊夢。

「勘弁してくれよ。嫌だぞ。そんなひらひらしたやつ。まぁ、見てなって。」悟空は指をぱっちんとさせるとあのボロボロだった胴着が新品同然になっていた。

「ふーん、まぁ、良いわ。そろそろご飯にするけど?」

「…飯か!オラ、ずっと腹減ってたんだ!」

と言いながら、お腹をグゥーと鳴らす。

「…ふふふ。分かったわ。すぐに作るわ。」

霊夢は何処か楽しげな様子で部屋を出て行った。すると、縁側から声が聞こえてきた。

「何処だーでかい龍は!この霧雨魔理沙様が退治してやるぜ!」そんなことをいいながら、箒に跨る一人のエプロンドレスをつけた黒帽子金髪少女がいた。

魔理沙と名乗る少女はこちらに気付いたのか、箒から降り駆け寄ってきた。

「なぁ、ここで龍見なかったか?あっ、私の名前は駆け出しの魔法使い見習い霧雨魔理沙!よろしくな!」と言いながら、手を差し出してきた。

「オッス!オラ、孫悟空よろしくな。そうそう、さっきのはオラだぞ。」と言いながら、握手する。

「おおっ!よろし………えっ?お前があの龍なのか…嘘言うなよ。ちびっ子。」

悟空と魔理沙の身長差は悟空の方が頭一つ分大きいことをここに記しておこう。

「嘘じゃねぇぞ。アレ、オラなんだぜ!」

「…嘘じゃないってか。なら、このスペルカードを使ってお前に退治してやるぜ!」

と握っていた手を離し、悟空からバックステップで距離をとる。

「じゃあ、弾幕ごっこだぜ!」

と言って、悟空が構えを取り、魔理沙が何処か嬉しそうに一枚のカードを取り出したところで

「あんた達!ちょっと、待ちなさい!」

と霊夢が割り込んできた。

「私が目を離した一瞬で何が起きたのよ…とにかく!めんどくさいけど、その勝負は私が受けるわ!」

これには悟空も反発する。

「おい、霊夢、これはオラが受けた勝負だぞ!」

「あのね…あんた、弾幕ごっこっていう幻想郷での対決の仕方があるんだけど…知ってるの?」

「そんなルールがあんのか…しらねぇな。」と悟空はキョトンとした後、困ったような笑顔で答えた。

「いいわ。なら、ここでのルールを後で教えてあげるから。今は見てなさい。」といいながら、魔理沙の前に立った。

「…分かった。じゃあ、後は頼んだぞ!霊夢!」と言いながら、縁側に座り尻尾をフリフリしながら、こっちを見ている。

「うん?お前が相手で良いのか?正直なところ、相手は誰でもいいんだ!早くこのスペルカード使ってみたくてウズウズしてたんだ!」

「えぇ、あんたの相手は私よ。私としてもずっと紫とかしか相手したことしかなかったから、好都合なのよ。後、お前じゃなくて私の名前は博麗霊夢。」

「私の名前は霧雨魔理沙!よろしくな!」

 

「「じゃあ、始めましょうか!弾幕ごっこを!」」

二人は同時に飛び上がった。

 

「はぁ〜綺麗だなぁ〜」

悟空は上空で飛び交う綺麗な光弾、光線を眺めていた。

「おっ、早かったな」

悟空の後ろの空間が裂けた。

「…あれを説明するのにちょうどよかったので…あれは弾幕ごっこ…今代から人間が妖怪、神に対等に戦うための…幻想郷の新たなルールですわ。」

「へぇ〜気弾で攻撃するもんなんか?」

悟空は後ろの裂けた空間にいる紫に話しかける。

「いえ、そのようなものではないわ。この弾幕ごっこは強さ云々より美しさを重要としています。この弾幕ごっこは…」

紫は悟空に弾幕ごっこの説明をしていく。

「オラ達の戦いとは違う人と神、悪魔、妖怪が対等に戦えるようにした遊びかぁ……」

悟空と紫は、ジッと二人の綺麗な戦いを眺めていた。

「こんな綺麗なの初めてだ」

悟空は笑みを浮かべ、紫も悟空を見て笑みを浮かべる。

 

そしてどうやら、決着がついたようだ。

 

次回

第2話「はなしてくれると、嬉しいんだけどな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




東方を知る前…
フリーザのクリリンを殺すシーン

私「クリリィィィン‼︎」

東方を知った後…
同シーン

私「キュッとして、どっかーん!」

妹「へやぁ!?」

フリーザって、フランと同じ能力持っているとずっと思っている。


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