絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
名前だけでも良いのでくださいませんか?
サブ登場人物の名前も募集中です!
神崎くんの武器名募集中!!
神崎くんの格好いい中二病溢るる武器名を考えてみませんか?感想でも活報でも良いのでカキコよろしくです!!
テーマは、【重力】です!!
神崎
師匠と別れてから、俺達はとある局員の元で嘱託魔導師を始めた。とは言え、基本的に俺はリンカーコアを持たないので嘱託魔導師なのは不知火で、俺はその補佐という形である。だからといって、後方支援なんてモノはせずに前線で普通に戦っていた。
ぶっちゃけ、地上戦で敵無しな俺は……犯罪者、人質共に無傷で捕まえたり解放したりしている。それが評価されて、現在ではレジアス・ゲイズ閣下との謁見まで許される立場にまでなっていた。本当は、レジアス・ゲイズ閣下を改心させて全うな局員に原作ブレイクしたかったのだが……不知火の進言によって、それは棚上げする事となる。
まあ、閣下を改心させる事で起こるかもしれない『修正力』をどう抑えるかを考えてから行動しろとの進言だ。
それを言われると、【神の眼】を持つ師匠と違ってそこら辺がわからない俺では手の出しようが無かった。
だから、閣下がヤバイ事を裏でやっていたとしても俺にはどうする事もできず、閣下が振ってくる仕事をコツコツとこなす他無い。そのついでに、最高評議会からレジアス閣下に下される命令を師匠の使い魔経由で教えて貰い偶然を装ってやれる分だけは潰して回るのが俺達の日常だ。
ただし、ジェイル・スカリエッティ関連はスルー。
それらに関しては、原作人物達に頑張って貰う他ない。
不知火は、普通に嘱託魔導師をそつなく任務をこなしている。そのせいか、最近原作組と絡んだらしいのだが……持ち前のコミュ障を発揮して、連絡先は渡してないそうだ。
それに、微妙に高町なのはと被る戦術をとっているせいで当人と間違われる事もあるらしい。
即ち、接近型移動砲台である。最近は、ゼロ距離バスターなるオリジナル砲撃をマスターして寄ってくる馬鹿共を吹き飛ばしているらしい。ついでに言えば、不知火のデバイスは剣・槍・弓に変化するとのこと。聞けば、テイルズオブシリーズの全技と魔法が使えると言っていたので万能型に該当するという事だった。更には、HUNTER×HUNTERの【念】まで使えるとのこと。もう、不知火が主人公でも俺は驚かないだろうと断言できる。
俺達は、とある局員の保護観察に入っていると言っても週一で顔を会わせる程度で常に監視されている訳ではない。
それ故に、俺達の住まいはクラナガン近くのスラムに構えていた。治安は余り良くないが、俺も不知火も肉体スペックはチートでちょっとやそっとの事で倒されたりしないので全然問題はない。
そう、“外”での問題はなかった。
問題は、常に“内側”で起こっているのである。
出来る事ならば、声を大にして全力で叫びたい。
「…………もう、全力全開で挑発されているとしか思えないっ!!!」(泣)
不知火が、薄着で俺の目のつく所でウロウロしやがるんだ。
いや、薄着ならまだ良い。
「下着姿でウロウロすんなっ!!!!」
「あら、目に毒だったかしら?」
「猛毒だよっ!ふざけんなっ!直ぐに、服着やがれ!!」
「別に良いじゃない。減るもんじゃないし……役得でしょう?」
「穴が開く程、見るぞ!?」
「どうぞ?幾らでも見て良いわよ?」
「誘ってんのか!?誘ってんだな!?ってか、俺はまだ死にたくないんだ!!!!」⬅超苦悩中
当人は、こんな感じなのである。
だから、本当に穴が開く程見詰めたりはするが絶対に手は出さないように自制していた。
何故ならば、俺の危機感知能力が叫んでいるんだ。
『襲ったら、殺される!!』……っと。
「って、脱ぐなよ!?」
「嫌よ。だって、私……寝る時は、いつも裸って決めてるもの……」
「だったら、何で俺の目につく所で脱ぐんだよ!?」
つーか、それ……今、決めただろう!?元の世界で……俺達が駆け付けた時、パジャマ着て寝ていたじゃないか!?
「良いじゃない。役得でしょう?」
「役得なもんか!ただの生殺しなんだよ!!」
「だったら、する?」
「な、何を?」
「別に、構わないわよ?私の本当の肉体は紫天の書の中にあるんですもの。この肉体で、遊んでも大丈夫よ?」
「マジで!?……いや。だ、騙されないぞ!そう言っておきながら、イザとなったらそのチート腕力で殴るつもりなんだろう!?ずっと、俺の危機感知能力がヤバイと警告を鳴らしている!!」
シーツを頭から被って、全力で眠ろうとする。
「……………………意気地無し!」
ちょろっと、聞こえた言葉もあったけど……全てが、罠に聞こえて俺は劣情を抱えながら眠りに就くのだった。
俺には、不知火が何を考えているのか全く見当も付かない。それどころか、こうやって翻弄されて遊ばれる始末。
師匠と言い、不知火と言い他人を玩具にしやがって何が面白いんだか…………いや、面白いんだけど。
だけど、ターゲットは俺以外でオナシャス!
「ーーーという、具合だ!!」
「……良いじゃないか。守護騎士同志仲良しで……もういっそう、そのまま襲って添い遂げたらどうだ?」
「死にます!ってか、殺されます!!」
俺は、師匠の意識に乗っ取られた使い魔と会話していた。
俺の悩みを使い魔に相談した所、師匠に繋げてくれたのである。本当は、ただ聞いてくれるだけで良かったのだが……まさか、師匠に繋げてくれるとは思いもしなかった。
「もう、ヤッちまえば良いじゃん。ま、浮気したら殺されるだろうけど(笑)」
「ちょ、師匠まで……そんな事したら、普通にミンチにされます!!俺の危機感知能力が、警告を鳴らしているんですよ!?」
「…………何て言うか、方向性は違うけど微妙に合ってる危機感知能力だよな……悪い意味でも、良い意味でも……」
「何かの罠だと思うんですよ!!」
「ぶっちゃけて言って、ヘタレだよな!お前って……」
「ヘタレでも良いです!死なない限り、問題じゃありませんから!!でも、生殺しなんですっ!!」
「……………………」
「しかも、エスカレートするんですよ!?何に、対抗心を燃やしているのかわからないんですが、事ある毎にエスカレートして行くんです!もう、持ちそうにありません!!」
「…………サキュバス送ろうか?」
「殺す気ですか!?」
「じゃあ、溜まってる性欲抜いておくか?」
「じゃ、100年分くらいお願いします!!」
「ん。じゃ、サキュバス送っておくね?」
「ちょ、ちょっと待ってください!?何で、サキュバスなんですか!?死にます!本当に死にます!!」
「良いじゃん。気持ちよくなれて、更に性欲を抜いてくれるんだよ!?嬉しいだろう?」
「嬉しくねぇよ!それなら、今の方がまだ良いわ!!」
「全く、我が儘だなぁ……この踏み台様は……」
「我が儘じゃねぇよ!?真っ当な主張だよ!!」
「まあ、僕の方からも翼に注意しておくよ。まあ、効果があるかは別だけど……もしかすると、悪化するかもだけど……注意喚起はしておいてやる。後は、自分で何とかしろ!」
「うッス!!よろしくオナシャス!!」
こうして、その日の通信は終了した。
今の所は、転生者とおぼしき人物は見掛けていないので、まだ平和な感じではある。まあ、俺が見逃しているだけとも考えられるので、使い魔さん達には俺が外にいる間はずっと周囲を監視して貰っていた。とは言え、俺の危機感知能力は【悪意】にも敏感に反応してくれるので、ちょっと集中するだけで不知火と共にいるとビンビン嫉妬?怨念?の炎をたくさん感じる事がある。だが、不知火と共にいる事で助かっている部分もあるにはあった。それは、俺が原作人物に言い寄っていないというアピールである。
本来なれば、転生者同士のいざこざに巻き込まれていてもおかしくないのだが、特定の人物が側にいると捲き込まれる可能性がグンッと下がるのであった。ただ、問題があるとすれば……やはり、不知火の行動が一番の問題だ。
「もう、ダメかもしんない……」
いや、ちょっと待とう。なんで俺は、今日この日を境にエロ責めに遇っているんだろう!?うっかり、口に出てしまう程エロに追い詰められていた。
「良いじゃない。男冥利に尽きるでしょう?」
「尽きねぇよ!?ってか、パンツ履いてくださいっ!!」
「……こちらのサキュバスさんは、全裸でしょう?なのに、私が脱ぐと何が問題なのかしら???」
仁王立ちしている不知火が、とても不思議そうに首を傾げてこちらを見下ろしていた。
「いや、ちょ、あの、えっと、同居人とデリヘルじゃあメチャクチャ違うんですが!?」
「…………ほら、男達の憧れM字よ?」
「憧れてねぇよ!いや、そりゃ見たくないかと言われりゃあ見たい事だけど……そもそも、そういう問題じゃーーー」
ただ、突っ立っていた状態から座っただけの話なのに何でそこまで拡大講釈をするんだ!?
「じゃあ、何がダメなのかしら?っていうか、好きな子でなくても興奮している貴方が何を言っても説得力なくってよ?ねぇ、サッキュン♪」
コクリと頷くサキュバス。
だから、何でここには敵しかいねぇんだよ!?つーか、サキュバスさんは俺の性欲を100年分抜きに来ただけじゃねぇのか!?何で、不知火と意気投合してんだよ!?
「あんまりしつこいと、通報するぞ!?」
「良いわよ?その時は、襲われたって言うから……私と貴方の言い分、局員はどちらを信じるかしらね?」
「なんて理不尽!?はっ!!お前、魔導師だったよな!?俺は一般人だから、信じてくれるかも!?」
「…………その時は、そういうプレイだっていう事にするわ」
「……何がしたいんだよ!?マジで!!ちょ、おい!?」
「まあ良いわ。私の初めて貰ってくれる?」
「いらねぇよ!!大事に取っとけよ!?」
「そう、サッキュン。押さえといてくれるかしら?」
コクリ。
「え!?ちょ!?待って!!や、止め……い、いやあああぁぁぁ!?」
……………………。
「って事が、あったんだ……俺、どうしたら良いのか……なあ、助けてくれよ!レジアス中将!!」
俺はその日、不知火とサキュバスに食われかけた。
何とか逃げ切り、事なき事を得た訳だが……拠点にも帰らず、今はこうしてゲイズ閣下に相談している。
「う、ウムゥ……」
何で、こんな事になっているかというと……ゲイズ閣下が、思い悩んでる俺を見かねて声を掛けてくれたんで、人生相談に乗って貰ったのだが……やはり、ちょっと難色を示されている様子。
「その、なんだ……本人には、気持ちを確かめたのか?」
「え……気持ちって?不知火のですか?」
「そうだ。確かめてみない事には、話にもならんだろう?その娘さんが、お前を好きなのかどうかを……な?」
「聞きましたよ?でも、はぐらかされるんです……」
「う、ウムゥ……………………」
「あの……少し、よろしいでしょうか?」
「ムッ……どうした?オーリス?」
「あ、いえ……その方の考えまではわかりませんが……一つだけ、わかる事はあります」
「ホォウ……わかるのか?」
「はい。その方の行動が全てではないでしょうか?」
「フム、成る程な。確かに、言葉では語らずとも行動が全てを語っているという事か……」
「…………マジか……そういう事なのか!?」
少しだけ、疑問が晴れたような気がした。
しかし、アイツが俺を好きっていうのは……何か違う気がする。明確にどうとは言えないけれど、好き嫌いでアイツがあんな事をするとは思えないのである。という事は、何らかの切っ掛けがあったはずなんだ。
だけど、それを俺は思い出せない。
多分、この【魔法少女リリカルなのは】の世界に来てからの事のはずなんだが……TAKE1は、覚えていないはずなのでTAKE2か3で俺はアイツに何をした?
「まだ、気になるのか?」
「あ、いえ……多分、好き嫌いの話ではない様な気がしまして……俺、アイツに何かしたっけか?」
「フム、駄目だな。これは……」
「その様ですね……」
「あはは……はぁ……」
歴戦の大物と、その娘に苦笑いされて俺も似たような顔をする。いや、もう、本当に……俺は、何をしたんだろうか?
ゲイズ閣下の休憩時間が、終わっても俺はボケーっとしつつ自分が不知火にした事を思い返す。だが、幾ら思い出そうとしても特別なにかをしたという事は無かったはずだ。
多分、それはホンの些細な事だとは思う。誰でもやりそうで、やらなかった事なのでは無いだろうか?
師匠と使い魔さん達が、不知火について調べてきてくれた資料を見る限り不知火の魂は本物の可能性があるらしい。
つまり、アイツは俺達インスタント・ソウルとは違い複製された魂ではないとの事だった。ただ、オリジナルの魂は別の平行世界に飛ばされてしまっているらしい。
師匠は、後でオリジナルの魂も回収する予定ではあるが今の所放置する予定なんだそうだ。何故かと問うと、不知火を転生させた【管理者】がどうも複数いたらしい。
詰まる所、その全員を検挙しない限り不知火は永遠と苦しみ続けるという事なのだ。その為、オリジナルの魂は囮として現在は他の《神殺し》の方が監視しているとのこと。
アイツに関しては、色々と複雑な事情がある為にまだ救いきれていないと師匠はいう。
全く、人の魂を弄ぶ【管理者】共の悪辣さには苛立ちを禁じ得ない。生前の話は、アイツ自身から聞いた。折角、転生したというのに今度は神々に弄ばれる人生とか腹立たしくてヤってられない。アイツが、何をしたというんだ!?
ただ、ずっと苦しみ続けてきただけなのに……まだ、苦しみ続けなければならないとかふざけんのも大概にしろってんだ!!
「あー、クソッ!!段々、腹立って来たっ!!」
胸糞悪い話だ。憂さ晴らしに、ちょこっとその辺の奴を誘って模擬戦とでも洒落込もうじゃないか!!という訳で、地上管理局の本部内をウロウロして模擬戦ができそうな奴を物色する。
すると、俺は偶々その後ろ姿を見掛けたので、ちょこっとアタックしてみる事にした。即ち、八神シグナムその人が俺の視界に入って来たのである。
「あ、とと……そこの、ポニーテールの人!!」
「ん?」
「なんや?」
「知り合いか?シグナム……」
「……………………」
声を掛けてみてビックリ。そこには、八神家が勢揃いしていた。まあ、良いや。今は、サンドバッグ……じゃなかった、対戦相手を探していたところ。
適当な相手で良かったんだけど、調度良い所にバトルジャンキーがいたので声を掛けた訳なのに、ハードルが上がってしまったような気がする。まあ、良いや。
「俺と模擬戦しませんか!?」
「正気か……お前……」
何故か、馬鹿を見る様な目で俺を見上げるヴィータ。
シグナムの方は、適度に目がキラキラしているので問題なくOKそうだ。
「フム。主、時間は大丈夫ですか?」
「え?あ、まあ、まだ大丈夫やけど……ホンマにやるん?」
「サンドバッグ……じゃなかった。対戦相手を物色していた所に、有名な本物のベルカの騎士を見掛けたので胸を借りようかと……」
「……今、サンドバッグって聞こえたんやけど……」
八神はやてが、聞き返してきたけど……それは、局員の話である。まあ、やる気は満々ではあるけれど(笑)。
「ああ。普通の局員じゃあ、そうなるんッスよ(笑)流石に、ベルカの騎士をサンドバッグになんてできませんて(笑)」
「ああ。そういう事か……ええんちゃう?」
「では……今、空いている場所を……」
「あ、場所はゲイズ閣下に許可貰ってるんでどこでも行けるッスよ?」
「ゲイズ閣下って……レジアス・ゲイズ?って、アンタ何者や!?」
ゲイズ閣下の名前を聞いて、八神はやてが驚愕の表情になる。ちょっと、師匠の気持ちがわかるような気がした。
「ただの嘱託戦士です。魔導師ではないです(笑)」
「嘱託せんし?魔導師やあらへんのやったら、シグナムの相手は出来へんのとちゃうか?」
「空飛ばれない限り問題ないかと。まあ、ガッカリさせるつもりはないんで……一戦、オナシャス!!」
という訳で、半信半疑な八神家を引き連れて近場の模擬戦場へとやって来た。
一定の距離を置いて、シグナムと向き合いウォーミングアップをしながらルールのすり合わせをする。
「ルールは簡単。空を飛ぶのは禁止の地上戦。魔法もカートリッジも使いたい放題で、負けた者の負担とする。で、相手に参ったと言わせるか……戦闘不能にすればOK。他に質問は?」
「お前、本気かよ!?」
「ガチンコですが?」
「……良いだろう。その勝負、本気で受けよう!!」
「おいおい、シグナム!相手は、魔法も使えない一般人だぞ!?バリアジャケットも無い奴に本気か!?」
「怪我しても、良いのだろう?」
「あははは。覚悟の上です!」
「おるとこには、ホンマにおるもんやなぁ……バトルジャンキーが……」
等と、遠い目をしている八神はやてが印象的だった。
そんなこんなで、いざ試合が始まってみれば……素手で殴り掛かってくる相手に、本気でアームドデバイスを振るうシグナムがいた。
スタートのコールと共に、瞬動術で相手の懐に飛び込み鎧通しでバリアジャケットを飛び越えて胎内へと衝撃を叩き込む。膝を着いたシグナムを、同じく鎧通しを乗せた蹴りで吹き飛ばし、転げた所を瞬動術で間合いを殺してその一撃を地面に叩き込んで見せた。その結果、俺の拳を中心に半径5メートル四方が陥没する。
そこで漸く、シグナムの顔が引き締まった。
「貴殿の名を聞こう……」
「神崎大悟だ。油断してると、大怪我するぜ?」
「神崎か……魔法が使えぬと聞いて、少し甘く見ていた。許せ……次からは、本気で行かせて貰う!!」
「構わねえよ。最終的に勝てば良いんだからな!!」
「違いない!」
その後は、八神の時間が来るまでタップリとバトルしていたと思う。途中で、タイムアップになって……その日は、引き分けという事になった。
「すまない。この勝負、一時預ける……」
「構わねえよ。ちょっと、胸糞悪い事があって憂さ晴らししたかっただけだから。ま、時間が有ったらまたヤろうぜ!!次は、最初から本気で……な?」
「ああ。次は、勝つ!」
「勝利宣言かよ。それで負けたら、大笑いだな(笑)」
「負けん!」
その後も、そんな感じで次の試合の日時を決めていると背後から『大悟?』という声が聞こえて、振り返れば不知火が高町なのはと共に出現した。
「おー…………って、なんでさ……」
「貴方、家にも帰って来ないで何やってるの!?」
「えー、仕事だよ。遺跡の。魔導師では、侵入できないエリアの調査……で、今朝帰って来て……憂さ晴らし?」
「…………遺跡調査に行って、何で憂さ晴らしなんてしないとイケなくなるのよ!?」
「お前のせいだろう?お前が、俺に変な事ばかりするから……気まずくって、仕事に行って……その後で色々あったら、段々腹が立ってきて……地上本部うろついてたら、ベルカの騎士を見掛けたんで模擬戦して……憂さ晴らししてたんじゃないか……」
「…………本当でしょうねぇ?」
何か、支離滅裂な説明になったけれど嘘は言っていないので何の問題も無いはずだ。それでも、不知火に通じてる辺りちょっと怖い。
「…………ちょ、ちょっと待ってぇな!?二人は、知り合いなん!?」
「旅の連れだ」「同居人よ」
「え、えっと……一緒に暮らしてる?」
「ええ。一緒に暮らしているわ。別に、問題なんてないでしょう?当人達の同意の元なんだし……」
「問題だらけだよ!?もう少し、慎みってのを学んで来やがれ!!後、下着姿で目の前をウロウロすんなっ!!」
「良いじゃない。別に減るもんじゃ無いでしょう?」
「減る!ムッチャ減る!!主に、俺の精神がガリガリ削られて行くっ!!ってか、そのまま一般常識をコイツ等に教えて貰ってこいよ!!」
「あら……一般常識を問うのなら、私のナイスボディを見たら襲ってきなさいな……」
その発言に、俺はクルッと回れ右をして頭を下げる。
原作人物達に、全力全開でお願いしてみた。
「つーか、お願いだからコイツに一般常識を教えてくださいっ!!マジお願いシャス!!」
「あー、色々苦労しとんのやね……」
「うん。任せて!!」
「なのはが、私に教えてくれるの?一般常識を?って事は、犯罪者は砲撃魔法で駆逐する……よね?覚えたわ!」
「に゛ゃ!?」
唐突に、不知火が師匠みたいな事を言い出した。
その話は、多分鬼門。余り、触れては良いものでは無いはずだ。話題を反らしたいが、さてどうしたものか。
「待て、何を覚えてやがりますか!?」
「なのはが、私に教えられる事ってそれくらいでしょう?流石、管理局の『白い悪魔』よね♪」
「ええっ!?ちょ、ちょっと待って!何で、そうなるのかな!?って、『また』その話なの!?」
『また?またって言った?』
俺と不知火の声が重なる。
この反応、もしかして……?と顔を合わせた。
「貴女……本局の施設にいるソウニャって子に会わなかった?そこで、砲撃魔だとか危険人物だとか言われてない?」
「に゛ゃ!?にゃんで、それを!?」
「あー……既に、会っていたかぁー……って事は、『破壊の化身』だとか『犯罪者』だとか散々遊ばれた後かな?」
「むしろ、トラウマに残るくらい……イジメられたんじゃないかしら?それよりも、なのは……かみまみた?」
「……そのくだり、ヤらねぇからな?」
「???」
「チッ。ちょっとくらい、ノってくれても良いじゃない」
「だって、下手すると超長くなるじゃないか!」
「何の話や?」
『気に(しないで)すんな……』
不知火が、ネタに走りましたがノりませんでした。ってだけの話だ。気にされると、むしろ恥ずかしい分類だな。
つーか、コイツ微妙にテンションが高いな。ここで、『何か良いことがあったのかい?』とか聞いたらどんな顔をするのやら。
「お?俺の嫁達ではないか!こんな所で、奇遇だなぁ!!いや、本当に運命を感じるぜ!!」
『ゲッ!』
はやてとなのはから、余り聞きたくない声が聞こえた。
振り返ろうとした瞬間、俺の右腕が不知火に絡め取られる。何を?と思って見てみれば、とても嫌そうな顔をした不知火が俺の右腕を抱き締めて顔を埋めていた。一瞬、血の流れが塞き止められてないかがとても気になったのだが、不知火の必死そうな顔を見て黙る。
「おお!そこにおられるのは、翼嬢じゃありませんか!!何々?俺の事を待っててくれたのかな?」
「……………………」
「つーか、このデクが邪魔だなぁ……消えろよ、モブが!」
「ああ!?俺の女に、何か用かよ!?」⬅その場のノリ
「ギ、ギルガメッシュだと!?まさか、新入りか!?」
「ギルガメッシュ?何の話だ……つーか、俺には神崎大悟っつー名前があるんですけど?」
「チッ。俺は、神林尊だ。ここにいる我が嫁達の未来の旦那様だ。覚えとけ!!って、不知火がお前の女ぁ!?嘘言ってんじゃねぇよ。ソイツは、俺のモンだ!!」
「悪いが、俺と不知火は一緒に暮らしているんだよ。クックックッ……この意味わかるだろ?御愁傷様……」
「ああ!?クソッが!!アルトリア、セットアーーゴフッ!?!!??!?」
バリアジャケットを纏われる前に、相手を無力化してしまう。師匠直伝、意識刈り取りの打撃術で現れた馬鹿を沈める。油断しまくりのところに、土手っ腹一発で撃沈した。
「うわ、弱っ!雑魚じゃん。不知火、この程度ならお前でも殺れるだろう?舐められる前に潰しておけよ……」
「/////……ご、ゴメン。迷惑を掛けたわ……」
「いや、別に構わねえよ……たくっ」
「アカン……イケメンやわぁ……」
「うん。ちょっと、羨ましいかも……」
「じゃあ、俺はもう行くからな?」
「あ……今日は、帰って……来る?」
「当たり前だ。こんなのがいるとわかった以上、帰るに決まっているだろう?」⬅お人好し
「あ……うん/////」
パッと見た感じは、まだ人間の衛宮士郎。
多分、特典は魔力と無限剣製とみた。後一つは、不明。
ニコポ・ナデポでないなら、さてなんだろう?
そんな事を考えながら、神林と名乗った馬鹿のデバイスを取り上げる。これで、有益な情報が得られれば良いのだが……って、インテリジェントデバイスか……答えてくれるか凄く不安だが。
「聞きたい事があるんだが、教えてくれないか?」
《何をでしょうか?》
「!?に、日本語!?って、あれ?デバイスって日本語話せたっけ?」
言語登録は、確かミッドチルダ語が基本だったはずだ。
とても流暢な、日本語を話すデバイスにビックリする。
《我がマスターが、本来の言葉では理解できないと言われましたので……》
「うへぇ……コイツ、正真正銘の馬鹿なんだな……」
《はい。正真正銘のクズです。それで、何を聞かれたいのでしょうか?》
うわぁ……。俺の『エア』ですら、『クズ』とまでは言わなかったのに……ストレートに《クズ》とか言われてますよ!?この転生者。
「他に、コイツの同胞はいるか?」
《……はい。存じております》
「特典は?人数とか教えて貰えるか?」
《他の方々の分は存じません……人数は、このクズを含めて三人います》
「じゃ、この馬鹿のだけで良い」
《巨大な魔力。無限剣製。最高スペックの身体能力です……まあ、貴方には届かないかと思われますが……そちらのも特典で?》
「地獄の猛特訓です……地獄の番犬ケロベロスに追い掛けられたり、足に岩をくくり付けられて滝壺に落とされたりしました……」
《…………そ、それは、さぞかしお辛い修行でしたね……》
ヤバイ。デバイスに引かれた上、同情までされてしまった。だけど、俺が努力型で『まだ』踏み台なのは仕方がないので甘受しておく。
「そうか……後、二人もいるのか……あのチビッ子が喜びそうだ……それはもう、残虐な程に……」
《…………チビッ子が、喜ぶ、ですか?》
「ああ。その時は、盛大に笑ってやれ……」
《良くわかりませんが、了解しましたと言って置きます》
その後、二、三話を聞いた後に馬鹿の上に置いてやって俺はその場を立ち去る。
不知火達は、俺が馬鹿のデバイスと話をし始めた時にどこかへ行ってしまったのでここにはいない。
「……と。フレールくん、いるか?」
「きゅ!」
カメラに映らない位置で、何もないところに呼び掛けると蜥蜴のデフォルメされたヌイグルミが出現する。
「申し訳ないんだが、アレに憑いていて他の転生者に接触しないか見張っててくれないか?」
「フム。その手もあるか……良いだろう。フレールくんを一匹アレに着けておく。もし、接触があれば使い魔に素性を調べさせて情報を送っておくよ。では、励めよ?」
「……イキナリ、割り込まないでください。驚きます!!」
「……善処しよう……またな?」
「はい。お疲れ様です……はぁ……」
師匠の神出鬼没にも、慣れたと思っていたのだが……まだまだだったようだ。それにしても、当初アルカリアさんの情報網に引っ掛からなかった転生者がいるとは思わなかった。もしかすると、第97管理外世界を中心に調べたから引っ掛からなかった……とか?って事は、アースラが地球に来てからか……原作人物達が、ミッドチルダに移ってから現れたという訳なのかもしれない。
とりあえず、転生者達の生まれを調べる様に言っておいた方が良いのかもしれない。まあ、俺が思い付くんだからアルカリアさん達が思い付かないはずがないので、その報告は一旦棚上げにしておくことにした。
神崎大悟、苦悩と煩悩の日々。
頑張れ!踏み台!!
負けるな!踏み台!!
多分、襲ったら頭握り潰されるんじゃねぇ?
そして、相談する相手がwww
これは、レジアスが悪いです。
声なんて掛けなきゃ良いものを……。
結論、踏み台は踏み台だった!
シグナムをサンドバッグ扱い!
さあ、蹂躙の時間だぜ☆!!
その後は、翼がネタをしようとしてキャンセルされてるしw
漸く出てきました!!転生者ー!!刺客さんから、いただいたキャラ(名前)ですね!!デバイスにクズ呼ばわりされる踏み台転生者です!!
……何だか、ものすごーく刺客さんに申し訳ない気持ちが……この場を借りて謝罪を……ごめんなさいm(_ _)m。
折角、いただいたキャラなのに……残念仕様に……。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも読んでくれる方々に感謝を……。