絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
幸政
そして、俺は変身した後で絶大的な後悔を得る。
『黄金の果実』を使ったら、人間を辞める事になる事は知っていた。だが、『闇のロックシード』の影響で『力』を渇望した俺は『黄金の果実』を天に掲げてロックシードへ。
それを、ドライバーにはめてブレイドを降ろした。
その結果、俺は『始まりの男』へと変化してしまう。
結果、黒かった俺の髪は金色に。←(笑)
衣服は、鎧武主人公と同じ銀色のマント有りスーツと化していた。わかっていた事だが……ヤバイ、ムッチャダサい。
「ぶっ……ぶはっ!あはははははは!!ダッサ!!」
ーーープツン。
「ああ!?着たくて、着てる訳じゃねぇよ!!」
だから、嫌だったのに……浅上妹の爆笑する姿を見て、沸点が一気に振りキレる。そんな事をしている暇は、無いはずなのだがバカ笑いする浅上妹を一発殴ってやらないと気が済まない。《堕ち神》と戦う凍真のフォローも忘れて、俺はズカズカと浅上妹に近付くとペシッと頭を叩いた。
「アテ☆!はあ、はあ……笑った笑った……ふぅ……」
息を整えている浅上妹を見て、コイツ本気で笑っていやがったな?と再度頭に血を昇らせる。だが、浅上妹は何度も叩かれる程馬鹿でもなく……俺が手を上げた時には、ササッと浅上兄の方へと逃げ出していた。
「コーセ。お前……」
「あー……人間辞めちゃった☆?」
割りと真剣に、悲痛な声で話し掛けて来た浅上兄にちょっとおチャラけた言い方で報告してみる。それに対して、浅上妹が何か言いたげな顔をしていたが気にしない。
「やはり……お前から、ロストロギア反応が出たって聞いた時から予想はしていたが……」
「『黄金の果実』は、鎧武でも特殊なモノだったし……予想はしていたけど、きっと亮が考えている事で間違いないだろう……」
「良いのか?」
「良くは無いが……もう、ヤっちゃったモノは仕方がない」
そう言いながら、戦極Dにフルーツバスケットをセットする。一度、ブレードを下ろし変身。
《フルーツバスケット……ロックオープン……極アームズ!大・大・大・大・大将軍!!》
その後、フルーツバスケットを外してカチドキロックシードをメインに、出現した鍵穴にはフルーツバスケットをセットした。その状態で、ブレードを下ろし極み(ノーマル)にカチドキの鎧を展開する。その上で、火縄大橙DJ銃を取り出してみたが……壊れたままだった。
「やっぱ、壊れたままか……」
「修復は、出来ないのか?」
「うーん……まあ、エネルギーがあれ、ば……!?」
表示エネルギーを確認すると、エネルギー値が100Pどころか300Pもある事になっていた。これってまさか、『黄金の果実』を使った影響なのだろうか!?
困惑していると、小さなウィンドが現れて『復元しますか?Yes/No』と問い掛けてくる。少し迷ってから、『Yes』を選ぶと『50P消費します。Yes/No』とデメリットが表示された。割りと結構持って行かれるな……と思いつつ、まあ300Pもあるし問題無いだろうと『Yes』を選ぶ。
すると、火縄大橙DJ銃が黄金に眩く輝き始め……光が治まると、壊れていたのか疑問に思う程に修復されていた。
しかも、以前より頑丈になったらしい。
「おお……直ってる!コーセ、これで戦えるじゃん!!」
「エネルギーを50P程、持って行かれたけどな……」
「まあ、それはしょうがないよ。じゃあ、凍真のお手伝いに行こうか!」
「さっきから、ずっと放置してたからなぁ……まあ、俺達は必要無さそうだけど……」
「それは、言っちゃイケない!微々たるダメージでも、蓄積されれば大ダメージに繋がるんだよ!!」
言って、浅上妹は飛び出して行く。
亮は、やれやれといった感じで浅上妹を追い掛けて行く。
俺もその後に続き、修復された火縄大橙DJ銃を構えた。
流石に、全エネルギーを突っ込むのは怖いので最大を30Pにセットして至近距離から穿つ。正確には、凍真が惹き付けている獣の後ろから攻撃を放った。卑怯なんて言わないで!そもそも、戦力差が開き過ぎているんだ。
それに、30Pも注ぎ込んだエネルギーが外れたりしたらモッタイナイじゃないか!!少しでも近付いて、命中率を上げないと外れたりしたらガチで凹む。
火縄大橙DJ銃を撃てる回数は、変身分を抜いてダメージやその他モロモロを考えても最大8回だけなんだ。
最悪、もう少し少ないかも知れない。それに、当たらなかったら仲間を撃つ事になる可能性もあるし色々と大変だ。
普通の打撃攻撃は、ダメージになり得ない様なので体制を整える意味合いで使い。赤黒い獣のタゲが、こちらに向きそうになったら浅上兄妹の魔法攻撃で気を引き……それでもこちらに向かってくる様なら、凍真が大打撃を入れたりしてタゲを取っていた。因みに、挑発は意味無し。
獣化した事で、彼は人間の言語を理解出来ない状態にあるらしい。言葉も介さなくなっているので、《堕ち神》化をすると人としての言葉を失った揚げ句、本能が肥大化して理性を失って闘争本能が剥き出しになる様だ。
『兵器』としてなら、闘争本能が肥大化して理性を失い……でも、自分で判断して動くから自動武装としては最高の逸品。ただ、敵味方の判断は付かないだろうから……戦略的に使うとしたら、周囲に味方がいない状況で負けかけた盤面を引っくり返すのに使うしかないと思う。
もしくは、敵も味方も全滅させるつもりで戦場に送るとか……そんな使い方だろう。
5発目が、奴の腹に命中した。その反動でか、奴は吹き飛ばされて地面を転がり塀に当たって止まる。
「チャ~ンス☆!!」
浅上妹が、ここぞとばかりに倒れた獣へと接近する。
その後を亮が追い、俺も回り込みながら近付いて行く。
そして、浅上兄妹が連続攻撃を決めてる所に俺も到着した。火縄大橙DJ銃を赤黒い獣に向けーーー。
ーーーそして、俺は空を見上げていた。
「は?」
何が起きたのか訳がわからず、一瞬混乱したけど戦闘中だった事を思い出し起き上がろうとして身体中に激痛が走った。余りの痛みに、呻き声を上げて俺は力を抜く。
それで、気が付いた。
どうやら俺は、倒れているらしい。仰向けに倒れた事により、青く綺麗な空が視界いっぱいに広がっている。
「しか、い、いっ、ぱい?」
何とか動く首だけを動かして、周囲を見回すと見渡す限り全てが荒野と化していた。先程までいた、住宅街なんて何処にもないただっ広い荒野に一人倒れている。
「は?」
もう、何が何やらサッパリな状況で俺は戦闘中である事を忘れ混乱の極みに至っていた。だから、混乱する頭を一度リセットして一つ一つゆっくりと事態を思い出す事にする。確か……浅上兄妹が、赤黒い獣の足止めをしていて……そこへ俺が、エネルギーの30Pを使用した火縄大橙DJ銃の一撃を叩き込もうとした訳だ。その後……いや、そこから何も思い出せなかった。ただ、視界全てが真っ黒に塗り潰されて、次に目を開けた時には空を見上げている状態。
そして、この激痛。まさかとは思うが、あの一瞬で状況を逆転されたとでもいうのだろうか!?
フと、視界に影が射す。何かと思い見れば、そこに紅い眼を輝かせた赤黒い獣が首を傾げて俺を見下ろしていた。
慌てて、ベルトに手を伸ばす。
だが、あるべき場所にあるべきモノが存在しなかった。
「あ?」
何度も手探りで、変身ベルトやブレードを探すが何もない。仕方がないので、激痛に耐えつつ無理矢理腕で身体を起き上がらせ見下ろすと何もなかった。
いや、『腹から下が無かった』と言うべきだろう。
「は?」
そこで漸く俺は、変身が解けている事に気が付き……更に、視界の端に己の下半身を見付ける。
「うそ、だ、ろう?」
最惨たる自分の姿を見て、その絶望に呟くが声に力はない。何時から、この状態だったのか……出血し過ぎたらしくクラッと眩暈がした。そんな状態の俺の目の前に、赤黒い獣が回り込んで来る。さも、嬉しそうに嬉々と笑った絶対たる絶望がニヤニヤしながら俺の前にしゃがみ込む。
もはや、戦う事も出来なくなった俺は目の前にある“死”という絶望から逃げる事すら叶わない。
「ははは。これで、終わりか……」
予備のドライバーはあるけれど、この身体じゃあ戦うどころか変身する事も出来ない。
赤黒い獣が、俺にトドメを刺す為か黒光りする爪を振り上げる。動く事も出来ない俺は、ただソレを見上げて目を閉じた。今度こそ、俺は『死ぬ』のだろう。
志半ばで、全てを失う事になるが……この状況で、盤面を引っくり返せるような奇跡は起こせそうにない。
それは、浅上兄妹やあの《神殺し》ですら起こせるモノではないだろう。
そしてーーその凶爪は、俺の脳天に振り下ろされ、意識はそこでブツリと消えた。
…………………………………………
…………………………
…………。
ーーードクン。
ーーードクン。
「ーーーーー」
話し声がーー
ーー聞こえる。
内容は、わからない。
でも、それが俺や浅上兄妹の事である事は理解出来た。
「ーーーく、情けーー。《神殺し》にーーしたーーー、このーーー《堕ち神》にーーーーー」
一人は、小さな子供の声だ。
言葉の欠片を拾って、その内容を理解しようとするけど……ほとんどの言葉を拾いきれず、一部の単語くらいしか聞こえない。
「ーーーーーでは?」
だから、拾えた断片から推測する事しか出来ない。
その中に、《神殺し》って言葉があった。それは、きっと『凍真』の事だろうと推測される。
途切れ途切れではあるけど、誰かが凍真の事を話しているらしい。その声は、酷く落胆していた。
「ーーーえ、ーーー人間ーーーとしてーーーソレーーー、ーーー圧倒ーーーー《神殺し》ーー」
「ーー?ーーーー!?」
「未熟ーーー、【組織】ーーーーー《神殺し》ーー転生ーーーーーー良かったーーー」
もう一人、別の誰かの声がする。
だが、子供の声の人物はそう告げて、俺から遠ざかって行く。それによって、その声達は聞こえなくなった。
だけど、離れた場所で内容も単語も拾えない。
しばらくして、俺の意識は再度闇の中へ落ちて行った。
…………………………………………
………………………………
………………。
微睡みの中、俺の意識はゆっくりとではあったが浮上していく。痛みも苦しみもなく、普段通りの感覚だった。
あの戦闘が、まるで嘘であった様にサワサワと俺の髪を撫でて行く風が心地よく感じる。
「……………………」
光を感じて、俺は目を開けた。
いや、目が覚めたと言った方が良いかも知れない。
それで、真っ先に視界に入ったのは知らない天井だった。
「……………………」
ここは、テンプレよろしく『知らない天井だ……』と言えば良いのだろうか?いや、下手な事を言って、また浅上兄妹に弄られるのは避けたいところ。
さて、ここは何処だろう?首だけを動かして、周囲を見渡した。フと、視線を右側に向けると視界の端に金色の何かが写る。ゆっくりと、視線を下げるとその金色の何は髪の毛である事がわかった。
身を起こして、良く見るとそこで寝ていたのはアリシア先輩だ。なんで、アリシア先輩がこんな所で寝ているのか少し混乱する。ってか、俺はなんでこんな所で寝ていたのだろうか?そう考えて、俺は全てを思い出した。
「ーーーーーっ!?」
慌てて、自分の腹と下半身を確認する。
「ーーーって、あるぇ?」
何故か、俺の“腹から下”がちゃんとくっついていて、“千切れていた”という事実が嘘であったかの様だった。
「は?」
まさか、あの戦闘事態が『夢』で俺の上半身と下半身がバイバイしたのは幻だったとでもいうのだろうか?
だとしたら、俺がこの白い清潔そうな部屋のベットに寝ている理由が説明出来ない。ここは、きっと病院かそれに附属する施設のはずだ。ドンドン加速する混乱に、俺は考えを纏められないでいた。
「…………う……ん……………………」
そこで、漸くアリシア先輩が目を覚ます。
「……………………」
「……………………」
アリシア先輩は、まだ寝足りないのかボォーっとしながらこちらを見上げ……俺と目が合あった瞬間、一泊置いてからガバッと立ち上がった。そして、羞恥に顔を赤く染めると次の瞬間には真剣な顔付きで迫って来る。
「身体は、大丈夫なの!?」
「あ、えっと……まあ、大丈夫ですが……?」
「ああ、良かったぁ……コーセ、何があったのか思い出せる?私達が駆け付けた時には、コーセ達がボロボロの状態で……コーセなんか、死にかけてたんだよ!?」
今一、アリシア先輩の説明はわかりにくいが……あの惨状を(身体真っ二つ)見てしまったらしい。
「あー……まあ、少しなら……覚えてます……」
「…………そう……でも、良かったね?生きてて!」
「あ、はい!アリシア先輩にまた会えて、嬉しいです!」
「ふえっ!?わ、わわ、わわわわ、わ、私にっ!?」
「……あー…………」
うっかり、気を抜いて本音を告げてしまったようだ。
これはもう、勢いに任せて告白してしまう流れだろう。
そう決意して、周囲を確認したら扉の隙間からハイライトが消えたレイプ目のプレシア様がコッソリ覗いているのが見えた。バッチリと、視線が絡み合う。
「ーーーーー」
喉まで出掛けた、言葉をゴクリと飲み込む。ヤバかった。
もし、ここで告白をしていたらプレシア様の雷で黒焦げにされるところだ。折角、元気になったっていうのにまた大怪我をしたくはない。
ゆっくりと、恐怖の大魔王から視線を外す。
それと同時に、恐怖の大魔王が病室?に入ってきた。
「うふふふ……気分は、どうかしら?」
「……あー……何て言うか、生まれ変わった様な感じです……」
アカン。プレシア様の顔を、まともに見る事が出来ない。
何て言うか、プレシア様から発せられるプレッシャーが俺の色々を蝕んでいるような気もし始める。
だから、話の流れを断ち切るつもりで浅上兄妹の事を聞いてみた。あいつ等も、重症のはずだから。
「…………浅上?」
「えっと……誰の事を言っているの?」
「は?……ほら、浅上兄妹だよ!素人お笑い芸人のボケとツッコミが大好きな……」
「…………あの場には、貴方しかいなかったわよ?」
「えっと……?……アリシア先輩、クラスメイトなんですよね?浅上美愛とは……」
「……………………」
何故か、困った顔をするアリシア先輩。
理由はわからないが、浅上兄妹の事をアリシア先輩は覚えてはいないらしい。いや、アリシア先輩だけでなくプレシア様も浅上兄妹に関する記憶が存在しなかった。
その後、俺は見舞いに来た全ての魔法関係者達に浅上兄妹の事を聞いたが……彼等の事を覚えている者は誰一人としていない。ならば、と……《神殺し》禍焔凍真に関しても聞いてみたが、彼に関しても誰の記憶にないという。
どういう事なのかはわからないが、俺以外の全ての人々から浅上兄妹と禍焔凍真に関する記憶がスポッと抜け落ちていた。まるで、最初からいないかの様な反応に俺は混乱してしまう。なのに、更にその混乱を加速させる要素がプレシア様の口から語られるが……だが、それは俺にはどうしようもない事柄だった。
「……………………」
何かというと、俺の肉体からかなり強目のロストロギア反応が出ているらしい。まあ、『黄金の果実』を使用した影響だろうと当たりを付けていたのだが……どうも違うみたいだった。何故なら、大きく変化していたはずの俺の身体は……人間のそれに近いけど、全く異なるモノで落ち着いているらしい。金髪になっていた髪も、元の黒色に変化していて見た目は普通の人間に見える。そう、見た目だけだけど。
更に言えば、俺自身にもとある変化があった。
言うなれば、通過儀礼とても言っておこうか?
要するに、味覚はおかしくなり食欲も希薄になってしまった。これは、鎧武主人公にも現れていた症状だ。というか、人間に取っての三大欲求全てが希薄になってしまった。
そして、余り食べなくても……寝なくても……性欲は愚か、ほとんどどうでも良くなってしまっている。
それまで固執していた、アリシア先輩の事も護りたいとは思うが恋人にしたいという感情が希薄だ。
まあ、それもあってかプレシア様にアリシア先輩と付き合う許可は貰えたが……何て言うか、なあなあな関係になってしまっている。俺が昔、考えていたような甘い関係にはなれなかったけれど。
そして、俺に取って最大の問題がこの後に発生……否、発覚する事になる。それは、仮面ライダーに変身出来なくなるという事態だ。一応、予備の戦極ドライバーはあるしロックシードもあるっていうのに、何度ブレードを下ろしても変身には至らない。
まさかとは思うが、前の戦極Dじゃないと変身出来ないとか?因みに、前の戦極DとゲネシスDは大破して修復不可能となってしまっている。
プレシア様の話では、修復したとしても元の性能を引き出す事は出来ないだろうという事だ。
まあ、それでも良いかと思ってた事もありました。
だが、偶々変身しなければならない機会があって……変身しようとしたのだけれど、何故か変身出来なくなっていたーーーという状態が発覚する。
色々試したのだが、俺は変身する事が出来なくなっていた。未だに、その原因はわかっていない。わからっていないけど、多分……『黄金の果実』と元の姿に“戻ってしまった”事が原因だと予測している。
そもそも、『黄金の果実』を使用して元の人間の姿に戻るはずがない。『始まりの男』になったという事は、完全なロストロギアになるという事だ。元の姿に戻る必要性が、何処にあるというのだろうか?
その結果が、この中途半端な状態とか止めて欲しい。
とは言え、こんな中途半端な状態だからこそ俺はこうして全うな生活が出来るんだけどな。
本当なら、封印処理をされて凍結される事になるらしい。
確か、緑髪の艦長さんがそう教えてくれた。危なっ!!
もう少しで、氷漬けになる所だったのか!?
いやいや、時空管理局って所は恐い所だったんだな!!
閑話休題。
そして、今現在。
俺は、中学卒業と同時にミッドチルダに移住し、その郊外にあるクラナガンでテスタロッサ家族と暮らしている。
あの戦いで、受けた事になっている俺の後遺症……ロストロギア化(?)は、所在認証をガッチガチに付けられての生活となっていた。まあ、テスタロッサ家の誰かと共にいるのならある程度の自由は約束されるのだけど。
「なんか、この関係も違うような……」
「あははは……仕方がないよ。それに、ママも私に危害を与えないから付き合う事を了承したみたいだし……」
あの後、しばらくしてアリシア先輩に俺は告白をした。
何だかんだで、アリシア先輩には受け入れて貰えたのだけれど……こう、監視の目がある所でしか会えないっていうのもキツい。
「ーーーーー」
つーか、ワザワザ隠れて監視しないで欲しい。ってか、隠れ切れていないから!普通にいても大丈夫だから、あんな風に扉の隙間からハイライトの消えたレイプ目で、こちらをジィーっと見詰められ続けるのは居たたまれない。
「プレシアさんも、こっちで一緒にお茶でもどうですか?」
「あら、良いの?二人っ切りの方が良いんじゃなくて?」
そう言いつつ、そそくさと部屋に入ってきて堂々とお茶請けをいただいているプレシア様を見て俺達は苦笑いする。
子離れ出来ない、プレシア様だからこうなる事はわかっていたはずなんだけど。
真っ当な恋人関係になんて、成れない事はわかっていたはずなんだけど……何か、違う気がしていた。
「ホント、ごめんね?こんな、ママで……」
「あー……良いんじゃないか?機嫌良さそうだし……」
「♪」
まあ、こんな感じではあるけれどそこそこ楽しい毎日を送ってはいる。色々、失ったモノは多かったが手に入れた幸せを考えればトントンかな?と今は思っていた。
ただ、浅上兄妹に関してだけが俺の不満で……何で、アイツ等が消えてしまわなければ成らなかったのか、未だにわかってはいない。まあ、俺以外の誰にも捜索も考慮も何もされなかったんだけど……俺はずっと、消えてしまったアイツ等の事を忘れられない。
芸人に成りたいと、様々な行動をしていたアイツ等の想いはアイツ等が消えると同時に失われてしまった。
あの集まりに、参加していた奴等も今はお笑いではなく一般の学生となって静かに暮らしているとのこと。
本当に、あの過激な二人がいた形跡は跡形もなく消え去ってしまった。それだけが、俺の不満だ。
それ以外は、概ね俺に取って幸福なモノとなったが……あの二人の事を思い出す度、そんなモヤモヤした感情が呼び起こされる。
ーーー誰か、あの兄妹が辿った結果を教えてーー。
…………。
以上をもって、辻井幸政くんのお話は終了とします。
色々と多数の謎が出てきちゃったけど……これで、一応本当に終了です☆!多分、ドライバーの設定やロックシードに細かな間違いとかがあるとは思いますが、笑って指摘して殺ってください(笑)。ここで、気にしないでね?と言わないのがミソw
そして、辻井君達はうっかり調子に乗って負けてしまいました(笑)。原作のなのはさんでさえ言っていたのにねぇ?勝ったと思った時が危ない時だって(笑)。チャーンス!とか言ってる浅上妹も同罪wってか、浅上妹に釣られた可能性もwまあ、みんな同罪なんだけどねwww
そして、凍真は巻き込まれて負けた感じ?(笑)(笑)
で、意識失っている間に色々と終了w
辻井君からしたら、何がなんやら訳もわからない状態。
しかも、何故か変身出来ない上に思いっきり変わっちゃっている状態で浅上兄妹もいないとか……大混乱必至ですね☆!
次回は、双夜達が駆け付けてくれた?的なお話で、ここでは語られなかった裏話?的なのを予定してます。
浅上兄妹の行く据えとか、《堕ち神》がどうなったのかとか……凍真は合流できたのかとかとか(笑)に関するお話w
はてさて、どうなることやらw
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも読んでくれる方々に感謝を……。