絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
翼刀
フフフ……漸く、俺様の出番だぜぃ!!
“……………………RETAKE!”
ジ、ジジ……ザ……ザ、ジザ……ザザ、ザーーーー。
>>???
「あ、ごめんなさい。省かないで!マジで、申し訳ありません。この通り(orz)です、このまま続けさせて下さい!」
“……………………”
ジ、ジジ……ザ……ザ、ジザ……ザザ、ザーーーー。
>>翼刀
ホッ。……気を取り直して、お久しぶりです!
鉄翼刀と愉快な仲間達は、現在20階層を攻略中です。
あ、止めて!叩かないで……ちょ、痛いですって、ご、ごめんなさい。すみません。愉快な仲間なんて言って、申し訳ございません!!…………はぁ、はぁ……酷い目に合いました。ヒエラルキー底辺の鉄翼刀です。
お調子者なので、ノリに乗るとこんな感じになります。
ーーー等と、こんな事を永遠とヤってるとまた外されてしまうかもなので真面目にヤります。
……………………。
さて、SAOモドキの世界では現在20階層に入り攻略を始めた所。攻略と言っても、20階層から25階層までを一気に走り抜けて、その後ジックリと階層サブ攻略をするのですが……。ぶっちゃけ、そっちは超余裕です。
じゃあ、何が余裕じゃないかと言うと……追加された、神様特典が中々難攻略で……未だに、氷山の一角を掴むので手一杯な状態。まあ、当初の都市伝説的な噂からは何とか脱却したのですが……明確には出て来ていないという状況です。
何はともあれ、19階層までの攻略は何とか出来たので、今度は20階層からの攻略に着手しようと階層攻略を開始した訳ですが……一つ、気になる事を報告します。
アニメ・SAOで、死んだはずのキャラがこの世界では生きている様なのです。ここまでに見掛けた、アニメ・SAOで死亡したキャラはーーー《サチ》って言うか……《月夜の黒猫団》。その団員達が、アニメで見た感じのまま生活していた。情報収集の為という目的で、話し掛けたりもしたのだが……普通に会話が可能でーーでも、現在の現状には何も感じてないモヨウ。いや、そういう感じではなく……何て言えば良いのかわからないが、この世界で生まれ育った様な事を言っていたのである。
あー……えっと……あ!そうだ!
つまり!彼等は、現実世界に関しての記憶を持ち合わせていなかった。もちろん、この場合の《現実》とは……アニメ・SAOの現実世界の記憶の事を言っている。
即ち、生まれも育ちもこのアインクラッドで過ごしていた事になっていたんだ。
多分、彼女達も転生者の《神様特典》という事なのだろう。死亡キャラを哀れんだのか……それとも、普通にファンなのかはわからないが彼女達を生き返らせた転生者がいるという事がわかっている。まあ、だからと言って彼女達が今後どの様に攻略に関わって来るのかは不明。
もしかすると、恋愛系攻略可能キャラなのかも知れないが……それをヤル気は、俺の中には存在しないとだけ言っておこう。
面倒なので、それは専門家の神崎さんに押し付けます。
後、恋愛系攻略可能キャラは《サチ》だけではありません。今の所、見掛けたのは……俺が知っているだけでも、『ゼ○の使い魔』からサイトを含むヒロイン達。
『インフ○ニット・スト○トス』から、主人公含む正ヒロイン&サブヒロイン達。
後は、俺の知らない物語のキャラクターとおぼしき美幼女・美少女・美女達がわんさかと……だ。
ただし、組み込まれているのは人物達だけで記憶も改竄された上に、未来技術モドキが持ち込まれた形跡もない。
多分、恋愛系攻略対象なのだろうと思われる。もしかすると、見た目と性格が同じなだけで別人の可能性も。
因みに、『ゼ○の使い魔』系はルイズ達魔術師は妖精。
サイトやシエスタは人間。多分、魔法が使えるか使えないかが関わっているものと思われる。
IS系は、全員が妖精だった。
《月夜の黒猫団》以外の接触は、極力控えたのでたぶん彼等からの干渉はない……モノだと思いたい。
見掛けただけで、攻略ストーリーが展開される事態はないだろうと思うが……万が一という事もあるので、現状は素早く階層を上がる以外に回避出来る要素がない。
転移門は、階層に付く度に破壊して置き換えているから彼等が追い掛けて来る事はないだろうけど……警戒は必要なのでヤっている。
「クソォ……色々、ブチ込み過ぎだ!!」
本当に、神様特典でやりたい放題のしたい放題である。
こんなの、もう『ソード・○ート・オン○イン』じゃねぇよ!完全な別物だ。特に、意味不明の別アニメ(小説)参加キャラクターが多過ぎる。それ等を無理矢理、SAOの世界観に当て嵌めて強制適応させてる感じ。最悪過ぎる。
最近の一番の不安は……こんなにウロウロシテいるのに、アレ……《ラフィンコフィン》の情報が全く無いってどういう事!?神様特典で、その存在を廃除仕切ったって事なのだろうか?余りにも、噂になってないので全くもって不気味である。わからないが故に、不安も募るばかりだ。
まあ、恋愛系はどうでも良いんだよ。恋愛系は!
今は、一秒でも早くあの超巨大ギルドから逃げ出したい。
「あの規模のハーレムは、恐ろしく感じますね……」
「止めて!考えない様にしてるんだから、言わないで!」
「織斑一夏……マジ、パナいわ……」
「流石に、物語の主人公だとしても……アレは、やり過ぎだよ……」
ガリガリと、精神を削りに来る仲間達の言葉をスルーしながら俺は塔を登っていく。出てくるモンスターは、イライラしているのでほぼ一撃で仕留め、完全な八つ当たりで屠り捲っていた。まあ、それは俺だけじゃ無いんだけど。
でも、この人達の強さは折り紙つきなので問題はない。
問題なのは、すずかの成長くらいかと。
君、戦闘職じゃ無いよね?
なんで、そんなに翼と並ぶくらい強くなっているのかな?
まあ、狩人弓を射ってるだけなんだけど。
ジィーと見てると目が合った。
すずかは、ニッコリ笑って……次の瞬間、何かに気が付いたかの様に胸を隠す。
違うよ!違います!!疚しい事を考えていた訳では……!
すずかの誤解に、俺は両手と首を横にブンブン振り回して否定する。違うんです!その大きな胸を凝視していた訳じゃないんです。貴女の強さの秘密を考えていただけなんです!!ぎゃあああぁぁぁーーーー!!!!!
「違うって言ってるのに……」
「鉄くん、ちゃんと言葉にしないと伝わらないよ……」
「紛らわしいんだから……」
「ウチの女共が、狂暴過ぎる件……」
「「貴女のではない(よ)わ!!」」
「ギルドって意味だよ!!」
どんな、自信過剰だ。美人だからって……いや、美人なのは否定しないけど。直ぐに、恋愛や性的な話に直結するのは止めて欲しい。
さて、話している間にボスのフロアに着いたので攻略を再開しよう!
…………………………………………
…………………………
…………。
ってな感じで、順調に攻略を進める事2階層。
誰もが知っている、彼の超有名なアインクラッド第22階層。そう、主のいる大きな湖が特徴な静かな杉林。
ヒロイン・アスナの心の故郷にして、《森の家》がある階層にやって来ました!!
『ヒャッホォー(o’∀`)♪』と、大はしゃぎしていた訳ですが……今は、心超冷え冷えで頭真っ白な鉄翼刀です。
えっと……アレ?何処に通報したら良いですか?
流石に異世界には、警察なんて機関無いでしょうけど……ちょっと、アレは目に余り過ぎると言うか……あー、翼さん達に通報したら良いのかな?
振り返り翼さん達を見るも、二人も硬直していて無言。
ある意味、その無言は恐ろしいのですが……ちょっと、今回の硬直は種類が違うみたいです。
何はともあれ、あの状況に切り込んで行く勇気がないので守護者な護衛に視線を向けると……サムズアップされてしまった。つまり、俺に行けと!?ちょ、無理ですってば!
身振り手振りで、守護者に切り込んで貰えないかお願いするも拒否られる。
それでも尚、お願いしていると余り過ぎる行為に没頭していたはずの一団に気が付かれてしまった。
「誰だっ!?」
「「「「ーーーーー」」」」
元から、物影に隠れて見ていたからか誰もが沈黙でやり過ごそうとする。やっぱり、アレ切り込むつもりはないらしい。ダヨネー。
しかし、相手側はそんな俺達の気遣いを無視してこちらへと近付いて来る。ぶっちゃけ、スルーしてどっかに行って欲しかったけど……もう、接触するしかないもよう。
「そこにいるのはわかっているんだ!出て来ないなら、我が剣『エクスキャリバー』の錆にしてくれるっ!!」
この喋り方からして、見た目が似ているだけの転生者の様な気がする。それが、なんでアスナ(?)と一緒にいるのか訳がわからないが……とりあえず、拘束した方が良いのだろうか?
「どうします?」
「えっと……とりあえず、拘束で……」
「「了。援護ヨロ!」」
物影から、一気に飛び出して回り込む。
反対側には、守護者が向かい……背後からは、すずかの援護射撃が飛ぶ。相手が、それに気を取られた所で懐に飛び込み剣を振るった。ギリギリ、バックステップで回避されたけど、側面からは守護者が来ているので問題なし。
結果、キリト(?)モドキは守護者に討ち取られて気を失う。
「ふぅ……お疲れ様~。翼~、彼女の事ヨロ~……」
そう言って、アスナ(?)から視線を外し後ろを向く。
まあ、元々視線はキリト(?)モドキに固定してあるけど。
「はいはい。はい、これ……バスタオル。こんなのしかないけど、これを巻いて…………」
「…………ありが、とう……」
ポロポロと泣きながら、アスナ(?)は翼からバスタオルを受け取りそれを巻く。なんで……とは言わない。
詳しくは説明出来ないので、言葉の内容から察して。
「とりあえず……貴女、名前は?」
「…………結城、明日奈……」
あ、本人だった。
「私は、翼よ。後ろを向いているのが、鉄。あっちの弓の子がすずか。で、守護者…………」
って事は、この気絶しているのは誰なんだろう?
つーか、どういう経緯でコイツに捕まって拷問?調教?紛いな事をされていた訳?
「…………辛い事を聞く様だけど、合意でって訳じゃないのよね?」
「………………(コクリ)……」
翼が、アスナの方を担当してくれる様なので、俺はキリト(?)似の気絶している転生者(?)を担当する。っというか、何かロープみたいな物はないだろうか?
「ロープってある?」
インベトリーを開いて、何かロープ的な物を探すが俺のインベトリーには気の効いたモノは無かった。なので、近くにいたすずかにロープがないか聞いてみる。
「ロープ?あるよ」
「あ、どーもッス……………………」
すずかからロープを受け取ったけれど、俺には人を拘束用の結び方を知らなかったので守護者にお願いしてみる。
「すいませーん。これ、お願い出来ますかー?蝶々結びくらいしか、出来ないんですが……」
「ハイハイ……亀甲縛りで良いですか?」
「そんなん、出来るんですか?」
「出来ますよー?ネタで、覚えました~♪」
「マジッスか!?つーか、何のネタですか!?」
「宴会芸」
「どんな宴会芸だ!?」
《神殺し》……マジ、パナイッス。
宴会で、亀甲縛りなんてやるんですね!!
因みに、双夜さんの宴会芸は《ルール・ブレイカー》を用いた虐殺だったらしい。何を言ったのかは知らないが、双夜さんがブチギレしてハプシエルを召喚。
《神殺し》達が逃げ惑う、阿鼻叫喚状況での一方的な蹂躙にマジで大騒ぎだったらしい。
「何ヤってんッスか……」
「俺は、巻き込まれた口で内容までは知らねぇよ……」
その後、ある程度落ち着いた頃に最強の女剣士さんの三大禁句を叫ぶ呪いを撒き散らし、最悪の結末へと誘ったそうな。とりあえず、あの人を怒らせるのは避けようと思う。
「まあ、お酒の席だったし……素面なら、問題ないだろう……それに、今となっては何もわからなかったあの頃よりかはマシになってるさ……よし。こんなもんだろう!」
言って立ち上がった守護者の足元には、亀甲縛りで微妙に恥ずかしい姿となった黒ずくめのキリト(?)モドキが転がっていた。黒ずくめなのに、ロープが白い為やけに亀甲縛りが目立っているけど……まあ、良い。自業自得なので、そのまま放置とする。振り返り、落ち着いたと思われるアスナと翼に話し掛けた。
「どうだ?」
「聴取は取ったわ。順を追って話すわね……」
アスナの話を纏めると、この第二十二階層の《森の家》で気が付いたらしい。その時は、普通のキリトとユイちゃん(フルサイズ)が一緒だったとか。
つーか、《普通の》って……後で、普通じゃ無くなったって言うのか!?それだと、【憑依】の可能性が出てくるんですけど……それは、俺達の手に余る現状だ。俺達では、誰かに憑依した人間を元に戻す方法を持っていない。これは、双夜さんの出番だ。
しばらく色々やって、ここが普通のVRMMOでない事に気が付き元の世界に戻る方法を探していたとのこと。
デスゲームでもないよ。
他の仲間達の事もあり、下方へ行こうとしたけれど二十二階層からは出られなかったらしい。上の階層に行く事も……だ。移動不可って、どうも出来ないじゃん。
幸い、食料等は普通に町や村に売られていたので、それで助けが来るまで待つ事にしたのだけど……その頃から、キリトの様子がおかしくなり始めたという。時折、苦しんだり頭を抱えたりと、理由は教えてくれなかったが何かに悩む素振りが目立つ様になったらしい。
そして、明確にキリトがキリトでなくなったのは様子がおかしくなってから一ヶ月程してからだ。良く、そこまで抑えられたなぁ……主人公、スゲー。
それからは、アスナをアスナと思わない様な行動が目立ち、最終的にあの様な行為を強要する様な人物に。これまで振るわなかった暴力はもちろん、ユイちゃんにまで手を出そうとしてきたのでユイちゃんは信用できる人の元に預けているらしい。
「信用できる人って……そんな奴がいたのか……」
「西田さんっていうプレイヤーキャラだよ。いつも、釣りをしてて……」
ああ、あの人も巻き込まれていたんだ……メガネの似合う年配の男性の顔が思い浮かんで納得した。西田さんも、キリトの豹変にはおかしいと思っている人物の一人であり、快くユイちゃんを預かってくれているとのこと。
因みに、ユイちゃんは人間化しているらしい。
まあ、これは……仕方がないっちゃあ……仕方がない。
それ故に、世界のシステムにアクセス出来ない事で、当初は物凄く混乱していたとはアスナの談。
そもそも、プログラムだったユイちゃんが人間になってること事態が、誰かの悪意?欲望?である。全力で、幼いユイちゃんをそういう対象として見ているとしか言いようがない。恋愛か、欲望の捌け口か……たぶん、両方だろうと思われる。
「プログラムのままでは、不都合だと思ったんだろう。でも、まあ……良い事なんじゃないか?」
「どこが!?」
反射的にアスナが反応する。それに、少し怯んじゃったけれど………俺は、俺の意見を告げた。
「……人間になったって事は、システムに縛られないって事だ。つまり、ユイちゃんが望む通り、君達と共に戦えるって事だろう?」
「……………………あ……」
確か、彼女の想いはそういう感じのモノだったはずだ。
今までは、《システム》に縛られていて彼女が望む様な事は出来なかった。けれど、ここでは違う。
ここでなら、何の縛りもなくノビノビと動けるはずだ。
「身を守る術を、彼女は手に入れた。今までは、守られるだけだったけれど……これからは、共に戦える……」
「…………そうだね……」
人ではない事への負い目も、VRMMO内でしか触れ合えないっていう悲しみもここには存在しない。
ずっと、大好きな人達と共にいられるのである。
これ以上ない、最高のプレゼントだろう。
だから、それを邪魔させる訳にはいかないのだ。
漸く得られた幸福を、他人のくだらない欲望で汚させる訳には行かない。特に転生者には、それを邪魔させる訳には行かないのだ。
「何はともあれ、君にも説明するよ。この世界の事と……今起こっている事について……つー訳で、お願いします!」
「ハイハイ……さて、どこから話そうか?」
説明は、守護者に丸投げして俺達は一度《森の家》へと向かう事にする。ただ、一つ疑問に思ったのは俺のデメリット特典である【迷い子】が全く一切機能しなかった事。
アスナ達、SAOヒロインと関わっているんだから発動するんじゃなかったの?ーーーとまあ、色々考える事はあるが……さてはて、アスナはどこまであの話を受け入れる事が出来るだろうかねぇ。ちょっと、楽しみだ。
…………………………………………
…………………………
……………。
「……………………」
「信じられないかも知れないが……これが、全てだ……」
「あははは…………はぁ。冗談キツいよ。……でも、色々辻褄が合うんだよねぇ……はぁ……」
頭を抱えつつも、アスナはガックリと凹みつつ納得する。
「おお!?真面目なアスナが、アレを受け入れた!?快挙ですよ!?」
転生者とこの世界、更には神様に至るまでの話を聞いてアスナはそれを全部丸っと受け入れたモヨウ。
「ハッキリ言って、そんな眉唾な話受け入れる事なんて出来ないよ。でも、今体験している事が全部なんだから仕方がないかなぁ……」
「まあ、ね……普通は、受け入れられないのよねぇ……」
「「体験さえしていなければ……」」
すずかと翼の声が重なる。ああ、この人達も受け入れるのに時間が掛かった人なのか。馴染んでいるはずの翼も。
「それで?この後、どうする?」
「異端技術に関する事以外は問題ないですが……今回は、転生者が関わっていますので……干渉する事になると思います。しかし、憑依となると我々では対処しきれません」
「結局、双夜待ちになるのよねぇ……」
「そうや?」
「ええ。我々の仲間ですね。今は、この世界ではなく別の世界で活動中です。一応、連絡はしておきますので直ぐにとは行かないでしょうが……来てくれると思います」
「じゃあ、それまでキリトくんはそのままって事?」
「はい。それまでは、閉じ込めて置くしかないでしょう」
そう結論が出たので、キリトモドキは双夜さんが来るまで《森の家》の食料庫に閉じ込めて置く事になった。
その間に俺達は、ユイちゃんに会って話をしたり元の世界に戻る方法等を話し合う。ALOで、リーファ達に会った事も告げておいた。ただ、リーファがあんな事になった事はまだ告げられていない。つーか、全員が敬遠。
まあ、その内……嫌でも知る事になるだろう。
その後、ユイちゃんの初冒険をサポートする事になった俺達はアスナを含むパーティで共に第二十三階層へ。
途中のフロアボスは、アスナが嬉々と屠ってしまった。
「うんうん。システムアシストが無くても、そこそこイケるね!!…………あーあ、キリトくんも居ればもっと面白かったんだけどなぁ……」
それはもう、ゲーマー魂を駆使して嬉々と鍛練に励むキリトが思い浮かぶ。あの人、魔法すら切り捨てれる程だから今以上に楽しんで練習するだろう。
「とりあえず、初心者にボス戦させる母親「ファ!?」がいる事が判明した」
「ご、ごめんねぇ~ユイちゃ~ん(焦)……」
「大丈夫です。ママ!」
「ユイちゃ~ん♪」
アスナは、乱舞するハートが幻視出来る程嬉しそうにユイちゃんに抱き付いている。そのまま、押し倒しそうな勢いだ。あんな事が遇ったばかりなのに、とても元気である。
「空元気か……。まあ、子供に心配を掛ける親は……キリトくらいか……」
その当人は、現状……存在しているのか全くわからない。
肉体の方は、転生者が乗っ取って使っているみたいだけど……中身がどうなっているのかは、全くわからなかった。
「じゃ、転移門を壊したら一度22層に戻ろうか?」
「フェ!?転移門、壊しちゃうの!?」
「だって、そうしないと他の転生者が押し寄せて来て……NPCは奴隷に。原作人物は、ブランド物のバッグと同じ様に扱われる……そんな目に会いたいのか?」
「ーーーーーそん、な……酷い……」
「何はともあれ、ALOはそんな転生者で溢れかえって……」
あ、そんな事を教えたら……。
「…………じゃあ、リーファちゃん達は!?」
「あ……あー……」
そら見ろ、バレちゃったじゃないか。守護者も、敬遠した事柄を自ら告げた事に気が付き呆れた感じで天を扇ぐ。
「既に、転生者に捕まり凌辱された後です」
「そ……んな……」
早っ!諦めるの早いッスよ!?
さっさと、諦めてバラしてしまう守護者。
「大丈夫ですよぉ?ちゃんと、俺達が解放しましたから!」
「そうね。その後の、阿鼻叫喚地獄も説明しておいた方が良いかもね……」
「一旦、確認がてら下に行ってみる?あの後で、また占領されてないなんて言えないでしょう?」
「どうですかね?システムアシストがないこの状況で、転生者がドスキル制だった頃の廃人達に勝てると?」
「他の物語の能力を持ち込んだ転生者がいないとも限らないし……軽視は出来ないと思うが……」
「そうね。一度、下に降りてみましょう……アスナも、それで良いわね?」
「(コクリ)…………」
という訳で、転生者が憑依したキリトモドキは放置して、一同は一度ALOへと降りる事になった。久々に、水色のモフモフが出来ると心踊らせて俺達はALOへと降りて行く。
後に、俺達はキリトモドキを放置してALOに降りた事を後悔する事になる。だが、この時の俺達はアスナに皆の無事を見せてやりたくて、そんな事には気が付かなかった。
微妙に情けない鉄くんがナレーションでした。
本当は、『???』にするかで迷ったんだけどねぇ……鉄くんが、どうしてもヤりたいっていうからヤらせてみたんだよ(笑)。まあ、こんな感じになりました。
はてさて、漸く出て来た主人公と正ヒロイン。
憑依転生者に憑依されて、首輪とリードで裸散歩とかやってたクズが出現。まあ、キリトなんだけど……。中々、混迷を極めていますねぇ(笑)(笑)。基本的に盛り上らないこのお話。
なので、今回こそは盛り上げる予定だけど……はてさて、どうしたモノか……。こればっかりは、書いてみない事にはわからない。もしかすると、掲載が遅延する可能性もあるので御了承の程を……よろしくです(o´・ω・`o)。
実は、双夜に会わせたくない原作人物がいる。
それが、『ジークリンデ・エレミア』だ。
だって彼女、《エレミアの真髄モード》になったら無意識に破壊活動するじゃないですかぁー。絶対、奴なら《エレミアモード》を使って遊ぼうとする!!『目指せ!世界チャンピオン&借金王!!』とか言ってイジメそうだ……(苦笑)。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも読んでくれる方々に感謝を……。