絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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一八九話

Re:

 

 

例によって、キリト達に協力を要請した結果。

俺と双夜さん、キリト、アスナ、ユイちゃん、ユウキの六人で第27階層のボスにアタックする事になった。

当初、ユウキがもう一度【スリーピングナイツ】の面々で殺りたいと言っていたけれど……メンバーの大半が、あんな事ーーNPC化、アインクラッドの住人。戦士ではあるものの、自我にあたるモノがないーーになってしまったので諦めてこのメンバーで攻略する事になった訳だ。

てか、ほぼ完全に夢のチームである。

キリト夫妻と娘。ユウキ、《神殺し》の双夜さんに転生者の俺。これを夢のチームと言わずになんと言う!?

前回、言動には注意しようと誓ったけれど……この夢の共演に俺のヲタク脳が、ヲタク妄想に染まって行くのがわかってしまう。ヤバイ……このチームは、ヤバ過ぎる!!

まあ、本当に夢の共演チームとするなら……翼さん、神崎さん、双夜さん、守護者さん、キリト、アスナ、ユウキの七人なんだろうけど。俺が知る、最強メンバーだな。

てか、最強過ぎるメンバーだろ!?神崎さんと翼さんのタッグって……(笑)。

しかも、双夜さんが大楯を持っていて前衛タンク。

俺は遊撃担当で、アスナとユイちゃんが回復。

ユウキとキリトが、メインアタッカーである。

 

「ヤッベー……興奮してきた……」

 

「鉄が、興奮してるって。変態だね……せめて、武者震いと言って欲しかった……」

 

「……oh………………」

 

双夜さんの辛辣な返しに、俺はかなりの高レベルダメージを精神に負った。てか、その返しは止めてください。

立ち直れなくなってしまいます。

 

「その返しは、ナイワー……後半は、わかるけど……」

 

「そうですね……武者震いは、聞いた事があります」

 

「あははは……」

 

ガックシ。

戦闘前に、俺撃沈である。

止めて、俺のHPはもうゼロよ!!

 

「はあ……とりあえず、双夜さん……まずは、一人で行って全力で殴って見てください。それで、倒せないのなら俺達も参加しますんで……扉は、開けたままでお願いします」

 

「おう!『全力で』殴るんだな!」

 

とりあえず、双夜さんが片腕を突き上げてやる気をみなぎらせる。その背中が、男前過ぎて惚れそうになった。

ハッ!?俺、ショタ属性なんて持ってないよ!?

 

「でも、このままだと……成ってしまいそうだ……」

 

一応、作戦としては双夜さんに殴って貰ってそれでもHPが減らないのなら俺達も突入してフルボコにする予定。

これでダメなら、別の方法を探すしかないだろう。

別の問題もあるけれど、今は目の前の問題解決の為に全力を尽くす所存だ。とは言え、『HPが減らない』という今回の問題がその後に続く攻略障害の先駆けでない事を願うばかりだろう。『誰々がいないと攻略出来ない』とか言われたら、攻略進行速度を維持する為にキリト達の攻略参加の確約を取らねばならない。面倒な事、この上ないな。

それともう一つ。

その問題が、『攻略の進行速度』。

これが、原作に連動していない事は今日までの攻略スピードで判明している。もし、攻略進行度が原作の攻略スピードと連動していたりなんかしたら目も当てられない。

75階層までで二年だぞ!?

そんなシステムだったら、双夜さんにレイジングハートのブラスターⅢでアインクラッドの階層を『壁抜き』ならぬ『地面抜き』して貰っての攻略となっていただろう。

 

「地面抜いて、地下世界からこん、にち、わ~♪」

 

「は?なんの妄想だ?」

 

「グフッ……独り言です。突っ込まないでください(震え声)」 

 

なんで、ボソッと言った声が聞こえるんだ!?

この地獄耳めっ!!本当に、音になるかならないかの声で呟いたのに聞こえるとか恐ろしいんですけど。

つい、震え声で反論しちゃったじゃないか。

 

 

 

……………………。

 

 

 

ボスフロアに向かって、探索され切った迷宮を上っている間の出来事ーーモンスターは、瞬殺されてログインも出来ずに屠られて行く。ほぼ、『後の先』の攻撃で(笑)ーーだったけれど、俺達は順調ーー剣を抜く暇もなくーーに進んでいた。それは、俺だけではなく原作人物達にも言える。

 

「ログ……アウトされました。ログイン出来るモンスターがいない。ログイン出来ても、一瞬のみで即時退場が多い」

 

双夜さんが、出現仕切っていないモンスターを瞬殺してくれるので、俺達は体力を温存したままボスのフロアへ突撃すれば良いだけの簡単なお仕事だ。何となく、フラストレーションが溜まっている様な気もしないでもないが……武器を持っているだけで、何もさせて貰えないというのはVIPの様でなんか落ち着かない。

 

「なんか、呆気ない軍行だな……」

 

キリトの、ポツリと溢した意見に大賛成の俺。

その後に続く、アスナの意見にも超同意した。

 

「そうだね……全然、攻略って感じじゃないね……」

 

「双夜さん、もうシステム外の存在だから……てか、キリトも《魔力操作》覚えたらシステム外の存在になるんだろうなぁ。流石、《主人公》!」

 

「……………………」

 

《主人公》と言った瞬間、キリトの表情が雲って行った。

何故、そんな表情をするのか今一わからなかったけど、キリトに取って《主人公》というのは顔を曇らせるくらいのモノなのだろう。今後は、キリトに《主人公》と言うのは控える様にしよう。

たく、何が地雷なのかサッパリだよ。

それにしても、《転生者》の憧れである《主人公》を嫌がるなんて、キリトは本当にダメダメな《主人公》である。

そんなに嫌なら、立場を入れ替えて欲しいくらいだが……俺が転生したのは【魔法少女世界】であって、ここでは無いからそれを口にする事は出来ない。

もし、それを口にしてしまったら『俺』が【俺】でなくなってしまう様な気がして、ダメダメな《主人公》であるキリトに文句すら言えなかった。

文句が言えたとしても、『立場を入れ替えて!』なんて口が裂けても言えない事柄だ。だって、俺は【ロリコン】だったから【魔法少女世界】に転生したのであって『SAOモドキ世界』はあくまで『趣味』の世界である。

ぶっちゃけ、戻れるモノなら【魔法少女世界】に戻りたいけど居場所がないんじゃあ戻る気概も生まれないっていうモノである。

 

 

 

……………………。

 

 

 

順調に進んで、ボスフロアへと到着した俺達。

作戦通り、双夜さんが一足先にボス部屋の扉を開け放ってボス部屋の奥へと進んでいく。扉は、フレール君達が最大まで押し込んで行ってそのまま放置ーー扉が閉まる可能性もあったので、閉まる様ならフレールくん達が押さえる予定だったーーでした。

基本的に、ボス部屋の扉はSAOのシステムに順応するらしい。ALOでは、みんな閉じて攻略していたけれど……トラップ等がない限り、締め切りなんていう事はない。

退路は、ちゃんと確保されるって訳だ。

まあ、それなのに俺はちゃんと閉めていたーー深い意味はないーー訳だけど。

双夜さんが、ボス部屋の中央付近に至った所でボスが出現する。原作で、ユウキ達【スリーピングナイツ】が対峙したボスモンスターそのものである。頭が二つ、腕が四本ある巨体のボスモンスター。胸元には、弱点?とおぼしき灰色の宝石があった。振るわれる武器は、二本のハンマーと長い鎖。巨体を利用して、体重の乗ったハンマーの一撃と長い鎖での範囲攻撃を主体にしたヤツだ。

 

「あ!アイツ、前に倒したハズだよ!?首元の宝石が弱点の奴だ!アスナに協力して貰って、僕達が倒したんだよ!黒鉄宮の石碑に名前があるんだ~♪」

 

「「……………………」」

 

とても嬉しそうに告げるユウキだが、俺はそんな彼女に残念な事をお知らせしなければならない。それが、想像出来たのかアスナ達の表情が暗くなっていた。

 

「ここは、SAOやALOと呼ばれるゲームが元になった世界だからな。攻略は、最初からやり直しだ。だから、ユウキ達の名前は残っていない……」

 

「そんなっ……僕達の痕跡が……」

 

「しかも、ボスは何度でも出現するから第一層『黒鉄宮の石碑』には攻略レコードが刻まれるだけだ。何分何秒に誰々が攻略!って感じで……」

 

それはもう、確認済みである。

更に言うなれば、ラストアタックをした者の名前だけが刻まれるだけのモノに成り下がっていた。

因みに、双夜さんが来る前は翼さんと俺の名前が載っていたんだけど……今は、全部双夜さんの名前と最短攻略時間が載っているだけだ。全フロア、秒殺!とか止めて欲しい。

塗り替えられないじゃないですか。ヤダー。

視線を双夜さんに戻すと、ボスの真っ正面から拳を構えて突っ込んでいく後ろ姿が見えた。その勇敢さに、嫉妬の様な黒い感情が溢れ出て来る。どんだけ、チートなんだあの人は……出来るなら、あの場所に俺も立っていたかった。

 

「ああ、防御とか無視なんですね……」

 

見た目は、12歳程の大人モードで幼児のままではない。

これは、戦闘用の姿だと本人が言っていたけれど……ユウキよりも幼いその姿にアスナからは不評をいただいている。

その容姿で、一息程の時間でボスとの間合いを殺した双夜さんは、右半身を前に拳を構えた状態で左腕はダランと力を抜き垂れ下げ、両の足は踵までシッカリと地面を踏みしめていた。そのままの状態から、双夜さんは身体全体……否、足を付けた『地面から』円を描く様に捻って足から腰。腰から腹、胸、腕へと練り上げた力を伝わせて行き、双夜さんは地面を蹴りブレる様に跳んだ?もよう。

そして、練り上げた力を首元の宝石ではなくボスの腹に向けて穿ち放つ。次の瞬間には、双夜さんが立っていた場所を中心に地面が円を描く様に捻れた上に陥没して……それと同時に、ボスが『消えた』。双夜さんは、右腕を振り上げた状態で浮かんでいた。まあ、“ジャンプ”した訳だから浮かんでいても不思議ではないのだけれど……重力に従う様に地面に着地している姿は何となく違う様な気がする。

そのままで、居て欲しかった訳でもないけれど。

何はともあれ、ボスは『消えた』訳じゃない。

消し飛んでいた可能性もあるけれど、今回の『消えた』はそういう意味の『消えた』ではなかった。

ボスが、双夜さんの放った全力の一撃で天井付近へと殴り飛ばされたのである。ズガン!と音がしたので、それに従って上を見上げれば天井にメリ込んだボスがグッタリと貼り付いていた。

 

「「「「……………………(ポカ~ン)」」」」

 

「おお……抉り込む様に穿ち上げられたなぁ……」

 

キリト達が、驚愕の表情で口を開けたまま天井にメリ込んだボスを見上げている。完全に意表を突かれた上に、双夜さんの小さな身体からは想像すら出来ないパワーを見せられてドン引きしている様にも見えた。

だが、あの人の本気はこの程度で終わる様なモノじゃ無いんだな。多分、何らかの理由で手加減したのだと思われる。それが、何であるかはわからないけれど。

 

「今の見たか!?ボスが、キリもみしながら天井に叩き込まれるのをっ!?いやー、ウケるよなぁ!!」

 

音が聞こえるまで、全く何も見えなかったけれど……大体の話は守護者さんに聞いていたので、それをあたかも見えたかの様に誇張して告げる。

ああ、後で似た様な目に遇うんだろうなぁ……。

わかっているのに、それを止める事が出来ない。

他人の威を借りて、優越感に浸るなんてクズの所業だが本の一瞬だけでも『本物』の《主人公》を見下してみたいじゃないか!そのすぐ後は、罪悪感と深い後悔に苛まれ……こちらを見ていた双夜さんの蔑みの視線に絶望する。

 

「HP減無し確認!みんなも入って!!」

 

「あ……ああ!」

 

「うん、わかった!」

 

「今、行くわ!」

 

「はい!」

 

一瞬の躊躇を経て、キリト達がボス部屋の中へと突入する。その後を追い掛けながら、俺はデバイスを抜いて駆け抜け、魔力を纏っている刀(デバイス)を振り上げる様に勢い良く振り魔力の刃を放つ。放たれた魔力が、ボスを襲った。その結果なのか、ユウキが居るからなのかはわからないが、ボスのHPが雀の涙程度ではあったけれど減っていたのである。おお!?減りましたよ!!やっぱり、このボスは『ユウキ』が必要だったんですね!?

 

「ハッ!?しまった!!双夜さん、これじゃあ誰が鍵だったのかわからないじゃありませんか!?」

 

「あ!?なんの話だ!?」

 

落ちて来ないボス待ちをしていた双夜さんが、俺の発言に首を傾げて反論してきた。あれ?もしかして、双夜さんは今後も似た様な事がある可能性を考えてない!?

 

「ですから、今後も似た様な事がないとは言い切れないでしょう!?なら、誰が攻略の鍵になるのかを確認するべきです!!」

 

「……………………もっと、早く言えよ!?」

 

「そんなん、最初から気が付いているモノだと思ってましたよ!!」

 

本当は、ついさっき思い付いた疑問だったんだけれど……先程の『蔑み』への仕返しなのか俺の口は勝手にそんな批判を双夜さんに浴びせていた。こんな事、言うつもりは無かったのにタガが外れたみたいに俺は右斜め下の優越感を得ようと言わなくて良い言葉を投げ付ける。

次の瞬間、何かに気が付いた様な表情をした双夜さんが虹色のナイフみたいなモノを投げ付けて来て……それは、俺の右肩に突き刺さった。唐突な行為に、ギョッ!?として双夜さんを見ると何故か敵を見る様な目で俺を睨み付けている。

何故!?という疑問が、頭を過るのと同時に双夜さんが強い音感の言葉を放ち俺は混乱と共に意識を失った。

 

「彼の者を切り放せ!《ルール・ブレイカー》!!!!」

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………

 

 

 

……………………。

 

 

 

「………………………………………………ハッ!?」

 

「おはよ。目が覚めたかい?」

 

あれ?俺は、一体何をしていたんだっけ?

俺を覗き込んでいる双夜さんを見上げて、思案するも一瞬。ここが何処なのかもわからなかったけれど、双夜さんが

口を開く前には全てを思い出して俺は跳ね起きた。

 

「ボスなら、ユウキが倒してくれたよ?」

 

周囲を見回して、状況把握に勤めていた俺に双夜さんが淡々と報告してくる。その様子に、蔑みや敵意等は微塵も存在しなかった。ついさっき……いや、ボス戦前に見せた感情は確かに蔑みと敵意だったはずなのに何故?

 

「うん。その様子だと、自分の身に何が起きてたのか判ってないんだね。君ね、干渉を受けてたんだよ」

 

「…………干渉?」

 

「《転生者》が、《旧・神族》の思惑の産物である事は知っているだろう?なら、君達が《旧・神族》が『世界』に顕現する為の“器”である事は知っているかい?」

 

「…………それって、俺が《旧・神族》に乗っ取られ掛けていたって事か!?」

 

「いや、干渉を受けて『操られ掛けていた……』というのが正解だ。翼刀は、《転生者》で“器”のままだから乗っ取られる可能性はあったんだよね。今回は、思考誘導と負の感情を増大させて侵食されてたんだよ……」

 

だから、『判り辛かったんだよ』とは双夜さんの弁。

俺は、様々な要因の結果いつも以上に負の感情が溢れやすいんだと思っていたけれど、アレが《旧・神族》の手腕だというのであればそれ以上に恐ろしい事はないと思った。

だって、下手をすれば俺は《旧・神族》の思い通りに動く傀儡と成り果てていたはずだからだ。

あんな風に、スルリと入って来られたんじゃ、耐える事も気が付く事も出来ない。それが、何よりも恐かった。

 

「とりあえず、“器”である機能は壊しておいたんで今後は気にしなくても大丈夫だ。耐性も必要ない」

 

「…………《ルール・ブレイカー》ですか?」

 

「うん。そうだよ……」

 

もう、何でもありなんだな……というのが、俺の感想だった。ホッとした半面、何でもっと早く《それ》をしてくれなかったんだ!?という気持ちが出て来る。

でも、それを含めて双夜さんは説明してくれた。

 

「今、『何で《それ》をもっと早く……』って思ったのかい?申し訳ないな。ちょっと、こちらの都合で『それ』が出来なかったんだ……」

 

それを聞いて、俺はある程度の事情を察した。

きっと、《旧・神族》の出方で何かを計ろうとした……のだろう。つまり、囮に使われていた訳だ。ただ、それで《旧・神族》の何が判ったのかは俺にはわからない。

だが、役に立ったというのであれば囮に使われていたとしても十分に見返りはいただけるので幸いだ。

てか、役に立ったんだよね!?

 

「まあ、余りよろしくはない結果だったと言わざるを得ないが…………《旧・神族》よりも質の悪い、【バイト君】がいる事が判ったらしい」

 

ありゃ?《旧・神族》の出方では無かったらしい。

いや、元々は《旧・神族》の出方を計ろうとしたのだろうと考えられる。しかし、《旧・神族》より質の悪い『バイト君』が干渉して来て計画が頓挫したという感じ……か?

だが、《旧・神族》よりも悪質とは何を意味するのだろう?当然、『バイト君』とは世界を管理調整している【神】の事を指すんだろうけど……ソイツが、《旧・神族》以上とはこれ如何に!?

 

「多分、翼のオリジナル・ソウルを持ってる奴だ……」

 

「ふぁ!?翼さんのオリジナル・ソウル!?って、重大案件じゃないですか!?」

 

衝撃的な発言に、俺は驚いて声を上げてしまう。

慌てて、口をつぐみはしたけれど……その情報は、余りにも重いモノとなった。

 

「尻尾は掴んだが……また、逃げ切られた事から厄介な奴である事は間違いない。全く、ただでさえ面倒なのに更に面倒な事になりそうだよ……」

 

にゃははは……と力なく笑った双夜さんは、“外”にいる《神殺し》の本隊と通信を繋げて相談を始めてしまった。

こうなると、俺は一人でボゥとしていなければならないので面倒臭い。周囲を見回して、フと気が付く。

そう言えば、キリト達は何処へ行ってしまったのだろうか?ボスモンスターを倒した事は、双夜さん自身が行っていたから間違いないのだろうけど……その後の話がまだなので、彼等が《森の家》に帰って行ったのとか全く知らない。

 

「双夜さん。キリト達は?」

 

「ーーーんぁ?ああ、キリト君達なら次の階層攻略に行ってしまったよ。それと、ボスモンスターだけど……ユウキの《マザーズロザリオ》?でないと倒せなかった」

 

HPが、削り切れなくて色々したけど最終的に地面を錬金術で盛り上げて階段を造り11連撃で倒しきったと双夜さんは言う。その条件がわかるまで、ボスモンスターが天井と地面を行ったり来たりしたそうだ。

それを聞いた瞬間、『止めたげて!ボスモンスターのHPは残り1よ!!』とツマラナイギャグが頭を過ったけれど何も言わずに口をつぐみ押し黙る。間違いなく、ボスモンスターは『HP1』の状態で双夜さんにボコボコにされたのだろう。目を閉じれば、アリアリと思い浮かぶので何も言わない事にした。

 

「そ、そうッスか……大変ダッタっすネ……」

 

一番大変だったのは、ボスモンスターなんだけれど……双夜さんは気が付かずに『全くだ……』と頷いていた。

その後、双夜さんに別れを告げて迷宮攻略の為に先行したキリト達を追って俺も駆け出して行く。直ぐには追い付けないだろうけど、迷宮区に至る前には合流出来るだろうと考えていた。実際に、そうなった訳だけど。

まあ、予定外の事はあったけれど……それなりに見遇う、報酬ーー《旧・神族》との繋がりを断絶ーーを頂いて俺は意気揚々と彼等の後を追う。段々、楽しくなって来た訳ですが……さてはて、これからどうなることやら。

 

 

 

 




チビッ子が、前衛でタンク!!盾持ちで、防御担当!!!
鬼畜の所業だね!!………………わかってるよ!自覚あるよ!!
でも、仕方がないじゃないか!?
ソレ以外思い付かなかったんだから!!(布陣担当)

漸く、翼のオリジナル・ソウルが……って思っていたのに逃げられました。残念無念。はてさて、《旧・神族》に匹敵する悪質【神】の影がチラホラと見え隠れし始めましたが……未だ、翼のオリジナル・ソウルの行方は不明です。
何の為に、神崎と翼を切り離したと思ってるんだ!?と思いつつ別の話を書いてる作者でした(笑)。
クソッ!本編に入れないこのジレンマ……どうしてくれようか!?キリト(SAOモドキ世界本編)や【リリなの】(魔法少女世界本編)の事もあるのに、翼達(オリジナルストーリー)の絡みが全く掠りもしない現状……手を広げ過ぎたか!?と凹んでいます。とりあえず、余分な話を省いてはいるのですが……中々、かすらせる事すら出来ていない状況に号泣中(笑)。
早く路線を戻したいなぁ……。

後、変な割り込みは命取りなのかもしれない。
また、作り込み過ぎでアップアップしている現状。でもでも、作らずにはいられない性質が邪魔するんだよ!!
こんな風に、行き当たりばったりで書くからおかしくなるんだ!でも、最初に計画を立てると……遠回りするハメになるし、下手すると異なる話に……どうしたものか(遠い目)。

おやおや?ストーリー進んでないかい!?
と思った方々へ。進めているんだよ(笑)。まあ、少しずつだけどね。停滞は、面白さを無くすからねぇ……。
だが、本編では無いんだよ(凹orz)。
早く、【悪夢のクエスト編】と【ドラゴン討伐編】やりたい。

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
 
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いつも読んでくれる方々に感謝を……。
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