絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
双夜
「そいつを、捕まえろ!!」
俺達の【闇の書事件】を終えて1週間程が過ぎた頃。
唐突に現れた局員達が、俺を取り囲みデバイスの先を押し付けて来た。今一、良くわからない状況だが彼等に友好の意志は見て取れない。
どうやら本気で、俺と敵対するつもりの様だ。
昨日、次元空間航行艦船アースラのシステム(一部)が回復したという情報を使い魔経由で得たけど。まさか、こんな事をする為に回復させたのだとは思ってはいなかった。
しかし、現にコイツ等は俺を取り囲みデバイスを突き付けているのだから現実を受け入れるしかないだろう。
意識を飛ばして、神崎ズの様子を伺うもあちらも似た様な状況に陥っていた。ユーリを含めて、神崎ズ達は拘束されている。必死に大悟が、何の罪なのかを問うているが局員は無言で大悟を殴り倒し頭を踏み付けて黙らせていた。
「……………………」
これが、【闇の書事件】を終息させた者への時空管理局のやり口か!?本来であれば、彼等がやらなければならなかった事を変わりにやった俺達への返礼がコレか!?
何はともあれ、こいつ等に真意を問わねばならない。
「罪状は?」
「管理局艦船への攻撃と、管理外世界での魔法行使。ならびに、ロストロギア所有とそれの使用容疑だ!」
「……………………えっと?」
どこから、そんな罪状が飛び出して来た!?
どこから、そんな訳のわからない罪状が飛び出して来たのかはわからない。わからないが、二番目の罪状は否定出来ないので仕方がないとしても最初と最後の罪状はちょっと納得が行かない。
「管理局艦船への攻撃?……ロストロギア所持と使用?」
ま、ギリギリロストロギアの所持と使用は組み込めるとしても……管理局艦船への攻撃は、無理がある様に思える。
「惚けるな!我々が、終息させる為にアルカンシェルを準備している所を攻撃したではないか!!」
海鳴市に住む、数万人の命と引き換えに……だったけどな。
次元世界の総人口と比べれば、そりゃあ雀の涙程度の人数かも知れないが……ちょっと、度が過ぎていると思われる。
「はあ?それって、局の艦船を中破させたヤツの事を言ってるのか?あれは、戦闘中の流れ弾だろう?」
「黙れ!犯罪者め!!」
多分、【闇の書(偽)の闇】からの攻撃を弾いた時の事を言っているのだろうが……あれは本当に偶然、防壁で弾いたら艦船に当たっただけの事である。まあ、当たれば良いなぁとは思ったが……当てるつもりは、一ミリ足りともない。
「いや、貴様が攻撃したのだ!【闇の書】に、
これは、どう取れば良いのだろうか?
言葉通りに【闇の書】には、それだけの能力がないと取れば良いのか……管理局の艦船に、それだけの防御システムが積んであると思えば良いのか悩む話である。ハッキリ言って、ツッコミたい放題なんだがどうすれば良いのか……悩み処だ。
「世界を滅ぼす規模だから、第一級封印指定のロストロギアなんじゃ……てか、【闇の書】にその力はないと?」
「うぐっ……そうだ!!」
ただの、ハッタリだったモヨウ。
管理外世界の魔導師だから、局の内情を知らないと見て揚げ足を取ろうとしたらしい。しかし、そんな手は通じないので出来るだけ早く解放される様に話をしてみよう。
「管理外世界での魔法行使については文句はないが……他の二点については異義申し立てさせて貰うぞ?」
「なにぃ!?」
「大方、【闇の書事件】の首謀者を読み違い無実の罪で無実の子を襲撃した上に、間違いで出してしまった損害を僕達で埋め合わせする予定みたいだが……残念ながら、そんな事をさせるつもりも義務もない。どうせ、犯罪者として捕まえれば無料奉仕をさせる事が出来る上に凄腕の魔導師を自分の……しいては、出世の為の駒に出来ると考えたのだろうけど……残念だったね?」
「なっ!?」
当たりを付けて、予想の範囲内を告げるとその局員は口をパクパクさせてからワナワナと震え出した。
どうやら、俺が言った予想をやるつもりだったらしい。
自分達の判断ミスで、生じた不始末を補填して自身の駒にして、出世の踏み台にする予定だったモヨウ。しかし、そうは問屋が卸さないので、先にそれを暴露して行動に制限を付けてやった。これで、ある程度はこちらの有利になったかな?と思っていたら……ワナワナと震えていた局員が、唐突に殴り掛かって来る。
そこそこ速い動きではあったけれど、神速に慣れている俺にはゆっくりに見えた。なので、殴り掛かって来た手を掴み、腕を起点にクルンと一回転させて痛みがない様に尻餅を付かせる事は簡単だった。
「………ひ、ひぃいぃぃぃ!つ、捕まえろっ!よ、幼児の皮を被った化け物だ!は、早く、捕まえて拘束しろっ!!」
すると手を離した瞬間、何故か狂気の眼を向けて来て四つん這いになって俺の元から逃げ出すと此方を指差し、周囲が呆れるのを無視して喚き出した。周囲の視線が、喚く局員に向けられる中、同情を含んだ視線を俺に向けて来る。
流石の俺も、喚くクズ局員の無様な言動に呆れてモノも言えなくなってしまった。
「な、何をしているっ!?さっさと捕まえて、こ、殺せぇ!!」
「……oh…………」
流石に、今の発言は聞き入れられなかったらしく、武装隊の面々に困惑の表情が見て取れる。
そして、『殺せ』という言葉についに局員達は呆れを通り越した怒りの視線を喚く局員に向けていた。それもそのはずで、この武装隊員達は喚く局員が小買いにしていた局員と違いリンディ・ハラオウンが集めた正義感溢れる局員達である。そんな局員達に、自分の局員と同じ扱いをしたら反発を食らうのは当たり前だ。
どうやら、喚く局員は恐怖の余りそんな事も忘れて喚き散らしているモヨウ。悪手である。徹底的に悪手であった。
それでも、上官の命令は絶対なので色々な思惑があれど武装隊員達は俺を拘束する為に動き出す。
「申し訳ないが、我々に同行していただきたい」
「ここまで、人権を無視した発言の上で同行を申し出るのか……?ぶっちゃけ、僕の身の安全が色々と守られそうにないので拒否ってもOK?」
「あー、その気持ちはわからないでもないが……出来れば大人しく着いて来て欲しい……」
「いや、だから……僕の身の安全が保証される訳じゃ無いんだよね?だったら、行きたくはないかな?」
チラリと、喚き散らす局員に視線を向けて次に困惑する武装隊の隊長らしき局員に視線を向ける。流石に、その意味に気が付いたのか……武装隊の隊長は、こちらが申し訳なくなる程悲しげな顔をして……それでも、俺をバインドで拘束して来た。保証は出来ないけれど、命令は絶対なので諦めてくれ……と言わんばかりである。
「……………………」
なので、俺は一つの結論を出した。
《翔悟、聞こえているな?》
使い魔経由で、念話を翔悟に飛ばす。
それは、直ぐに受理されて返答が帰ってきた。
《あ、はい!》
武装隊達へは、諦めた様子を見せて無害化が成功したかの様に見せる。すると、喚き散らしていた局員がニヤニヤと安心仕切った様子で俺に近付いて来た。
《嘱託魔導師の資格を得ているな?》
そして、おもむろに俺の顎を掴み顔を上げさせると、握り締めた拳でおもいっきり殴って来た。
「ちょ!?何をしているんですか!?」
「煩い!私は、化け物に躾をしているだけだ!!」
《何故、それを!?》
念話を継続させつつ、俺は殴って来た局員をギロッと睨み付ける。局員は、少し怯んだけれど拘束されているからか、更に傲慢な態度になって再度殴り付けて来た。
《なら、そこにいる局員共に提示して無実を訴えろ……》
《え!?》
「未来ある若者の将来を摘み取るつもりか!?」
「フン。一丁前な事を……だが、大人にはちゃんと礼を尽くせ!ガキが!!」
拳を振り上げ、再度殴り付けて来た局員の腕を受け止める。拘束されているハズの手を使って……だ。残りのバインドは、ブチブチと音を立てて引き千切って見せてやった。
「なっ!?」
「この程度の拘束で、僕を止められると本気で思っていたのか?てか、抵抗できない者にしか暴力を振るえないなんて……まるで、クズだな!?」
ギロリと、掴む手はそのままに殺気を含めた視線をクズ局員の目に合わせて捻り込む。瞬間、クズ局員はダラダラと冷や汗を流しブルブルと震え始めた。
「き、貴様あああぁぁぁ!!」
恐怖を隠す様に声を張り上げて、怒鳴るクズ局員。
なので、確認の為にクズ局員に問う。
「それより、管理局は僕に喧嘩を
《お前の未来まで、僕等に付き合わせる必要はないと言っているんだ。僕達なら、問題ない。嘱託魔導師である事を示して、犯罪者の汚名を晴らせ!そして、大悟。そいつ等を排除して合流しろ!!》
この世界で、生きて行かなければならない翔悟と俺達とでは扱い方が違う。俺達はモブ以下で構わないが……翔悟は、モブ以上でならなければならない。
だって、彼はこの世界に生まれた転生者で【外】から来た俺達とは大きく存在が異なる。それに、知識量だけなら既に大悟と遜色はなかった。だったら、ここで切り離しても同じ過ちを繰り返したりはしないだろう。
「フン!高々、餓鬼一匹。喧嘩を売るまでもないわ!!」
「一匹?誰が、僕
《し、しかし……それでは……》
「……………………あ?」
一度キレたクズ局員だったが、なんとか冷静さを取り戻すも、今度は呆然とした顔になる。周囲を見回し、俺が一人であるのを確認し……安心仕切った様子でニヤニヤと見下して来る。ハッキリ言って、馬鹿の所業であった。
「僕は、一度だって『一人だ』なんて言ってないよ?」
「な、何を……ああ。そういえば、もう二人(神崎ズ)程いたなぁ。だが我々、時空管理局には多くの精鋭魔導師がいるのだ。高々、数人程度にーーー」
「数人?だからさぁ……誰が、数人だなんて言ったよ?」
「はっ!だったら、何人だと言うんだ?まさか、百人いるとでも?」
《構わない。なにょはママとの関係は、【外】に出ればリセット出来る。今回の責任は、僕達ではなく全てギル・グレアムが被ってくれるさ……》
「惜しい!桁が、ちょっと違う……」
「……?なら、十人か?」
《…………わかりました。翔悟、世話になったな!》
「なんで、下げるのさ?百人で惜しいって言ってるんだよ?なら、【百】って数字は固定になるんだよ。それなのに、
大悟は、俺の言葉を信じ翔悟を見て了承した。
そして、翔悟に別れの言葉を告げる。その間に、大悟の頭を踏み付けていたクズ局員を引き剥がし起き上がった彼は、ユーリの拘束を引き千切るとその身を抱えて局員達が囲む場から離脱した。
「…………なら、千人か!?」
「はあ?だから、【百】は固定だって言ってるだろう?」
「…………まさか、百
《待ってくれ、あの家に俺一人残して行くつもりか!?》
「ああ。そう言えば、もう一つの単位もあったな……魔法ランクという単位も……ぶっちゃけ、百万の戦力でも魔力ランクが低ければ烏合の衆にしかならないんで……ちょっと、頑張ってみたよ?」
《どうせ、一人で生きて行くつもりだったんだろう?それが少し、早まっただけだろ?》
「…………が、頑張ってみた……だと?…………まさか、Aランクの魔導師を百万人集めたとでも言うのか!?」
クズ局員は、口をワナワナと震えさせながら言葉を紡いで行く。ダラダラと流していた冷や汗は、既に滝の様になっていた。つい、この人物の体内水分は大丈夫なのかと不思議に思う。ちょっと捕まえて、絞り出してみたくなったが……ぶっちゃけ、飼うのが面倒なので諦めた。
《大丈夫だ。お前独りでも、ちゃんと生きて行ける……それは保証してやるよ。管理局と違ってな……》
「Aランク?違うよ、ダブルSランクの魔導師百万だよ?」
《俺はーーー》
「……だ、ダブルSランクの魔導師……百万、だと!?あり得ない!!それだけの魔導師が何処に居たと言うんだ!?」
爆弾を投下したら、創造力が追い付かなかったらしく検討違いな事を喚き出した。なんでこう……中途半端な悪人は、検討違いなイメージしか思い浮かべる事が出来ないんだろう?いや……中途半端だからこそ、その程度なのか。
「居たんじゃないよ?創ったんだよ」
「つ、創った!?」
「そう……僕の頭脳を持ってすれば、ダブルSランク魔導師の百万や一億……超楽勝で、生産できるんだよ!!そんな、天才を君は時空管理局の敵にしたんだ!!!」
そう、告げた瞬間……僕を囲んでいた武装隊を、更に囲む勢力が出現する。その数は、時間経過と共にドンドン現れあっという間に武装隊局員を無力化してしまった。
「さて、形勢逆転だな?高々、一匹の餓鬼だと思っていたみたいだけど……実は、大規模な氷山の一角だった訳だ。残念だったね?数でも、魔力ランクでも負けちゃったら……時空管理局は形無しだ(笑)」
「……こ、これ程の数が……ダブルSランク!?創ったと言ったな!?ど、どうやって……」
《じゃあな、翔悟。元気でやってけよ?》
「簡単だよ。特定の魔力波長の魔力を生み出す魔導炉と、使い魔を制御する魔道具を創ってしまえば良いんだ。そうすれば、使い魔を量産してその魔力を魔導炉と同調させて繋げれば……あら不思議、ダブルSランクの魔導師がたくさん!!ってね?ああ、魔導炉は永久機関でないと使い魔をダブルSランクには出来ないから……後、魔力は別途生産で常時供給するタイプだから減らないよ?」
まあ、どちらも人類に取っては最大級の難問なんだけど。
それでも、創れる事は俺が証明しちゃったので……この事を知った悪人共は、それを目指さずにはいられないだろう。
「ーーーーー」
《肉ばかりではなく、野菜も食うんだぞ?》
もはや、言葉すらなくなってしまったクズ局員。
そして、無力化された武装隊の皆さんの驚きに満ちた表情が
「じゃあな、時空管理局。僕は、君達の敵になってあげる。時空管理局が、今まで……そしてこれから、関わって行く全ての事柄に関して僕が徹底的に関与してあげる。ああ、違法な行為に関してのみね?手にした技術の、違法な研究行為とか……君達が掲げる、【正義】に相反する行為は僕が邪魔してあげる。ふふふ。予算をいっぱい突っ込んで、完成間近にグチヤッと潰される悪夢……楽しいと思わない?」
「ーーーーーーーーーー」
「因みに、その全ての責任は僕に喧嘩を売った君の責任になるだろうね?にゃははは。楽しみだろう?管理局の闇に命を狙われ続ける日々の幕開けだ!!」
「なっ!?や、止めr……いや、止めてください!たの……お願いします。そ、それだけは、勘弁してください……」
「おや?もしかして、君……最高評議会の飼い犬だったの?」
「っ!?な、なぜ、あの方々の事を!?」
「何故って……普通に、僕の情報網に引っ掛かったよ?裏世界じゃあ、時空管理局の方針を牛耳る存在として有名だし……」
「ーーーーーーーーーー」
今度こそ、クズ局員は言葉を失った。
まさか、管理局ではタブーとまでなっている秘匿事項である『最高評議会』が裏世界では普通に語られる存在だったとは思わなかったらしい。全く、このにわか悪人さんは……どうも、中二病的なノリで悪人をやっていたモヨウ。
「ああ、うん。もういいや……」
そう言って、俺達は時空管理局の面々を反転バインドで拘束してその場から離脱した。
その後、俺がやった事は一連のクズ局員との会話の映像をなにょはママとリンディさんに送り付けるという暴挙。
それから、謝罪メール等を送って消息を断ちます宣言。
ついでに、情報収集の為に数体のフレールくんに残って貰って様子見……程度の事である。
それによって、得られた情報は以下の通り。
一人残された翔悟は、言われた通り嘱託魔導師証書を提示して武装を解除する。デバイスを地面に置いて、両手を上げ頭の後ろで組んだ翔悟が局員に拘束されるのを見届けた。管理局員と関わりがあるとわかれば、翔悟は局の身内扱いされて多少是非が問われるだろうけど、ペナルティはそれ程大きなモノにはならないだろうと思われる。
それに局には、リンディさんやなにょはママもいるから彼女等に保護されれば安全は約束されるハズだ。
そして、繰り返すが……クズ局員以外の武装隊は、リンディ・ハラオウンの息が掛かった正義感溢れる局員だ。
彼女なら、絶対に悪い事にはならないから安心して翔悟を預けられる。問題があるとすれば、それは俺達だろう。
今回の事で、指名手配が掛かるのは目に見えているし、何より折角仲直りしたなにょはママとまた仲違いする事になるんだ……追い回されるのは決定事項だろう。
ただ、なにょはママは……俺の消息不明宣言にブチギレ大絶叫していたけれど。それを隣で見ていたリンディさんが、絶叫するなにょはママをなんとか落ち着かせて……疲れ果てた様子で、大きな溜め息を吐き出していた。
だけど、彼女の不幸はまだまだ始まりに過ぎない。
その次に、文句を言い出したのはモモちゃん。クズ局員に対しての、クレームと言う名のイチャモンを永遠と吐き出され続けるハメに。ある意味、拷問である。
ママ友になるべきでは無かったね。いや、まあ……原作的には必然だったりするんだろうけど……とても、憐れな感じに黄昏ていた。
「神崎!!」
「師匠!!」
「うぅっ……折角、友達が出来たのに……」
「文句は後だ。一度、SAOモドキ世界に飛ぶぞ!!」
「了解です!!」
「RHもBDも蒼天の書も回収したしな!心残りはないぜ!!」
そう宣言して、俺達は世界を跨いだ。
……………………
……………………
……………………。
そして、俺達は【魔法少女】の世界にやって来た。
「SAOモドキ世界に渡ると見せ掛けて……まだ、【リリなの】の世界だったりする(笑)」
「いやいや!今、全力でトンボ返りして来ましたやん!」
「だって、
まさか、放置のし過ぎでヤンデレ化してるなんて思いもしなかった。と言うか、どういう思考ルーチンを辿れば俺を
「神崎なら、恋愛マスターなんだからわかるだろう?」
「全くわかりません。つーか、すずかさんの思考ルーチンは解読不明です……」
「チッ……役に立たない補佐だなぁ……」
「止めてください。それは、効きます……」
何はともあれ、あの後がどうなったのかが気になったので使い魔を使って情報を収集する。と言っても、常駐していた使い魔がいるので、そいつが記録している画像データをこちらの腕輪(PC)に送って貰って確認の為に中身を検分する。
「なにょはママの絶叫は、まだまだ続いていたんだね……」
俺が、この世界の【外】に出る前も絶叫していたハズなんだが……今度は、みんなの記憶から俺が消えた事に対して絶叫しているモヨウ。周囲の困惑する様子が、なにょはママの絶叫を更に強化している様にも思えた。
「そう言えば、【外】に出たのですから……誰の記憶にも残っていないのですよね?なら、なのはさんの元に戻っても良いのでは?」
「えー、嫌だよ?幼児に手を上げる様なクズがいる管理局なんて行きたくない。てか、あちらに僕達の情報が伝わっていないからこそ、動くんじゃないか!!」
そう言って、にこやかに使い魔達へ指示を出す。
「何する気ですか!?」
「もちろん。管理局がスポンサーの、違法研究所を使い魔達全員で一斉に攻撃するに決まっているだろう?ああ……もちろん、使えそうなデータは全部消去だ!」
一度でも、喧嘩を売られたのだからそれに関係する者達の元に戻ってやる必要はない。そんな事をしたら、クズ局員……スゥベルト中佐を喜ばせるだけじゃないか。
記憶がないとは言え、出会ってしまえば戻るんだから地下に潜ったままの方が便利だ。それに、記憶にはなくても自分が関わっている事くらいは理解出来るだろう。
まあ、保険は掛けておくけど。
「何はともあれ、その為には管理局が関わっていると思われる違法研究施設を探さないと……だね♪」
「一斉襲撃という事は、我々で事に当たると?」
「うん。フレールくんを使えば、タイミングを合わせる事は可能だろう?管理局には、それを持って宣戦布告とするんだよ。自分達が関わる、研究施設を襲撃されれば嫌でも理解出来るだろう?」
「うわぁ……鬼畜ぅ♪」
「ついでに、こちらの意図や規模も伝わるだろうから冷や汗ダラダラもんだろうな♪」
一度に、全ての研究施設が襲われればこちらの規模が伝わるのも時間の問題だ。いや、それを知る事が出来るのは最高評議会の脳ミソとそれに関わっていたクズ局員くらいだけだな。なら、メッセージがちゃんと伝わる様に『時空管理局・監査室所属スゥベルト中佐参上!!』とでも落書きしておこうか?
翌日には、間違いなく消されているだろうけど(笑)。
「っ!?し、師匠っ!!」
「あ?……っ、何ぃ!?」
背後から聞こえた、神崎の何かに気が付いた様な悲鳴に驚いて振り返るが……俺の意識と記憶があったのはそこまでだった。
次元犯罪者決定!!かと思いきや、
なんて、腑抜けな……と思った方々へ。実際は、SAOモドキ世界にいるすずかの心境の変化が主題だったりします。
そして、『在るべきモノは在るべき場所へ』が発動。
これは、世界の修正力なので双夜達が居なかったとなる世界へと大きく修正されます。つまり、『己の罪は己の元に』戻ってくる訳で……裏工作を終えて、安心仕切った所を全力襲撃(笑)。裏工作が、無かった事に。ザマァ!(笑)。
暗躍していたのも相まって、何もかも自分達の元に戻っちゃったモヨウ。その後、『あの人』が大暴露を始めちゃいます(笑)。頑張れ!悪辣局員!!負けるな!悪辣局員!!君達の未来は、暗雲が広がっているからね!!
そして、翔悟くんとはお別れです(笑)。
時空管理局との敵対により、切り捨てられちゃいました。
脳筋は、二人も要らないんだよ。つーか、そろそろユーリとイチャイチャさせたいんだよ!!小柄で、ペッタンコで素直なユーリならそこそこ双夜の趣味に入ってるし(笑)。
なので、邪魔になりそうな奴をカット!!
ここからは、別話w。
勇者召喚モノを書くとして……《神殺し》から、誰を送り込むのが良いか?と聞かれたら作者は【鮮血の】一択と答えるね。だって、そこそこの能力で世界の異常存在にならず。
職業も、『生産職』としかならない【鮮血の】であれば……一ヶ月程で武装を整え、魔王城に核を打ち込むくらいはしてくれるハズだ。ええ、プルトニウムが手に入らないならば魔法で代案とか出しそうだし……一番、アッサリ敵対勢力を蒸発させてくれるだろう人物だからな(笑)。
その次が、セイビア。これは、任務達成率が高いから(笑)。
大穴が、セルシノとかセリュウかな?って、まだ出てないキャラだったか(笑)。セルシノは、軍部の中隊長クラス……セイビアの同期だな。功績云々では、セイビアに劣るけど能力的には……ちょい上。軍人としては、優秀だから割と使われるキャラだ。因みに、固有武装はツインブレード。円を描く様に敵を切り刻みます。扱いにくい武器だけど、そこそこ役には立つんだよねぇ(笑)。
セリュウは、軍部の総代将の弟だ。
ほら、コテハン苦労人2の弟だよ(笑)。兄貴の胃に穴を穿とうとする問題児。セイビアの後輩に当たるキャラクターだね。
口が悪いから、一匹狼になりつつあるけど……お兄ちゃん大好きなブラコン君だ。コイツと兄嫁のコンビが、作者的には好きだね。お兄ちゃん大好き弟と、旦那にベタ惚れの嫁。意味はわかるな?混ぜるな危険!のコンビだ!!お兄ちゃんの精神をゴリゴリ削岩します(笑)。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも読んでくれる方々に感謝を……。