絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
双夜
という訳で、【組織】の中でも異端とされている者達をまとめてサクッと世界の調整をしてみた。
『異端』と言っても、【鮮血の】と【巫女】が同一存在で省かれるから、里希と守護者とウォーティと俺の四人だけで『異端チーム』となる。まあ、『異端チーム』と称されても【組織】の人材である事は変わらない。
そして、バックアップに『ほぼ百万』の使い魔達を使っての全力調整。『ほぼ百万』なのは、他の世界にも貸し出しをしているから。今尚、【魔法少女】の世界で頑張ってる奴等の補佐をしてくれている。よって、『ほぼ百万』って訳だ。まあ元より、完全な『百万』ではなかった訳だけど。それでも、『百万の使い魔』と言えば耳に心地好かったのでそう称していた。お陰で、楽々調整完了です(笑)。
と言っても、消滅寸前ギリギリのかなり瀬戸際ッポイ世界調整なので方向性は【鮮血の】推奨のRPG風となってしまった。LVがあって、スキルがあるモンスターを倒せば経験値が溜まってアップし続ける世界だ。スキルも同様。
ただ、蓄積される経験値システムに『初』からの横やりがあって【時間】をも加える事に。
つまり、『○○時間以内に○○回出来たらスキルGET』という感じになった。それ故、これまでに見付けたリアル熟練度習得法に制限時間が付け加えられた訳だ。その瞬間、アルンに居る『リアル熟練度模索班』共の事が頭を過り微妙な気分になる。これは、後で伝えて置く必要がありそうだ。
面倒な事になったが、他の悪質な転生者達への対策だとでも付け加えて説明したら良いだろう。そうやって、難易度を引き上げて置けばそう易々と剣を○○回振るだけで剣術スキルを得る敵が増えることはない。今までだと、ほぼ自動で『剣術習得するどー!!』という意識を持って武器を振るうだけでリアル熟練度がアップして剣術スキルを得てソードスキルが使える様になっていた訳だから調度良いと言えば調度良かった。後付けの理由ではあるが、大きな問題として取り上げられる事にはならないだろう……微調整の範囲内だ。
それでも、文句を言うならそいつはただの怠け者という事になる。切り捨ててしまっても問題ない。
等々、様々な助言を貰いつつ世界の調整となった。
双「付け加える要素としては、こんなモノか?」
初「レア度に加えて、【質】とか入れちゃって良かったのか?かなり、細かくややっこしい調整になったが……」
双「レア度はレア度。そのアイテムの質はまた別だろう?」
春「レア度と質……というか、稀少価値(レア)と性能(質)の違いだろう?問題無いよ。面倒な奴は、一括りにする奴多いけど……全く、別のモノだよね!!」
双「細かいけど……まあ、容量の問題で省かれたとかだろう」
初「ああ、成る程。アレは、容量の問題だったのか……」
春「んん!?……RPG?」
初「それは、後で……な?」
守「兎も角、ここはリアルなんだから区分する方向で調整しとけ。で、問題にされたらリアル化の弊害と説明すれば良い。即ち、この世界を現実にした転生者のせい……と(笑)」
春「うわっ……ここに、鬼がいる!」
双「何でもかんでも、転生者と神様のせいにしろと?」
守「何時もの事。何時もの事(笑)」
双「はあ……量に稀少度に質……容量は、問題ないからドンドン追加に追加して……でも、元のゲーム性は失わない様に……と?調整が、とても大変です」
「「「「ガンバ!!」」」」
双「他人事だと思いやがって……」
春「……というか、見事に資格無しオンリーで世界調整(笑)」
初「しかも、根底から微細に至るまで無資格(笑)」
守「危険な行為だ……」
「「「うっせぇよ!!」」」
そんな事は、わかり切っててやってんだよ!一々、蒸し返すなや!と反論しつつ、【真実の瞳】の能力全開で世界調整を終えて俺達は解散した。
ウ「…………里希、貴女持ってないの?」
里「無いよー?」
ウ「【創造主の半身】なんでしょ?」
里「出来るけど……資格は、落ちたー(笑)」
春「習得、難しいもんなぁ……」
双「出来ても、試験で落ちたか……」
守「乙~」
春「乙です」
里「お疲れ様~♪」
双「酷いなぁ、お前等……」
初「所詮は、他人事だからな……」
ーーーコイツ等…………ま、まあ、『何回落ちた?』とか聞かない辺り気を使ってはいるんだろうけれど。
所々、追加した要素(補強)や基礎・規律・基盤があったけれど……何とか纏めて、この世界の特色とし終える。
これで駄目だったら、また調整の日々が待ち受けているけれど、結果が出るのは数年後か数百年後なのでその時にまた調整すれば良い。まあ、それまでキリト達が紡いだ文明が持てば良いけど……十中八九、滅びるな(断言)。
双「全く、自重を知らない馬鹿共だ」
「「お前に言われたくねぇ!!」」
双「は?【俺】の何処が、自重知らずだって!?」
春「星をバンバン消し飛ばしてたじゃん!!」
初「うっかりで、銀河系吹き飛ばしたよな!?」
双「…………一体、何時の話だ?過去より今。今より未来だろ?全く、何千年も昔の事を蒸し返しやがって……」
初「いやいやいやいや、こっちが保護する前はガチバンバン消し飛ばしてたじゃん!?」
守「世界を面白おかしく改変し捲ってたじゃん!?『魔界』とか『水界』とか『地岩界』とか!!」
双「高々、約ニ百世界だろ?他には、全く影響無かったんだから大丈夫大丈夫。何なら、お前等も逝っとく?」
「「ひぃ(ノД`)ノ!!」」
ウ「止めなさい。そんな事したら、また『病原菌』とか言われるわよ?そう言われて、【組織】の施設を半壊させたの誰だったかしら?」
双「今度は、全壊させてやる!!(笑)」
春「止めて!ボクの作品、壊さないで!!」
双「どうせ、廊下の端に纏めて捨て置くんだから壊した処で問題無いだろう?寧ろ、見てる前でボコボコにしたい!」
春「アレは、置いてあるんだよ!!捨て置いてある訳じゃないの!!あれはアレで、『保管』という重要な設置だって言ってるだろう!?」
初「ふん。保管するなら、格納庫にしろよ……邪魔なんだよ」
春「直ぐに使う予定物だから、近くに置いておかなきゃ駄目なの!!……ただ、必要無くなっちゃうだけで……」
双「ゴミだな」
ウ「ゴミでしかないわね」
里「格納庫に仕舞ったら……?」
初「必要無いなら、間違いなくゴミだな」
守「邪魔になった時点で、格納庫に持ってけよ……」
春「うるさいなぁ!研究所に来なきゃ良いだろう!?」
初「来いって、お前が言うんだろ?」
双「そうそう。新しいモノ作ったから見に来いって言うんだぜ?で、通路を封鎖してる作品とか……壊してって言ってる様なもんじゃんか……」
「「だよねー(笑)」」
春「うぅ……うわあああぁぁぁぁん!!!」
堪え切れなくなった馬鹿は、泣き声を上げながら走り去って行った。まあ、この異端の中では最弱だけど雑魚に殺られるほど雑魚では無いので放置で問題ない。
奴は、普通に科学技術のみで【神】を殺した逸材だ。
どっかの、《堕ち神》に負けた雑魚とは違う。
ウ「豆腐メンタルよね……」
双「豆腐メンタルだよな……」
初「根気とか、研究とかには冷凍状態化するのに……他の事になると解凍豆腐だよね……」
守「アレ、豆腐って言うか?まあ、《神殺し》的には豆腐だけどさぁ……ほぼ、紙一重だよね?」
初「冷凍豆腐か、解凍豆腐かの違いをそう称するか!?」
双「まあ、天才と馬鹿云々に違いないけど……紙一重か。言い得て妙だよな(笑)」
豆腐な馬鹿を見送って、俺達は一旦『森の家』へと戻って行く。途中、負け犬と合流したけれどスルーしておいた。
ウ「話し合いするんじゃ無かったかしら?」
守「そういう条件だったよね?」
双「するよ?するけど……今は、疲れてるから明日ね?明日」
凍「それ、絶対しないパターンだよね!?だよね!?」
双「人工的に造られた《堕ち神》風情に負けた雑魚は要らん。【組織】内で、飼い殺しにされてろ……」
凍「ひ、酷い……確かに、監視の役を受けたけど……そんな態度を取られる理由なんて無いよ!?」
双「奴等の政争の片棒担いで、何言ってんだ?コイツ……」
ウ「まあ、異端な私達と違って【魔導兵器】の系統は双夜には辛いかもしれないわね……」
里「私達は、希羅の派閥だから仲良く出来るけど……彼等の派閥と双夜は、折り合いが悪いからねー……」
因みに、『希羅の派閥』とは一部の女性陣を含む創造主一派の事である。俗に『希羅派』と言うが、ウォーティを主軸に守護者や破壊神達を含む『異端』と呼ばれる者達が集う派閥の事だ。逆に【魔導兵器】派ってのは軍部を含む奴等の事を言う。ただ、『セイビア』や【鮮血の】等の様な『中立』な奴等もいるので細かい事を言い出すとグチャグチャになるけど。他にも、『派閥』に至っては『経済&財務』とか『商人連合』とか様々なモノがあるので完全には把握し切れてはいない。まあ、関わりになりたくもないのでそういうのがあるという事だけは耳に入れた。
それでも、敢えてどこかの派閥に入れというのであるならば……俺は、『希羅派』に入るだろう。
彼処が一番、【自由】で居られるからな。
ま、諸事事情によって『希羅派』には入れないんだけど。
双「【魔導兵器】に与した時点で、縁は切れたと考えてくれ。そうすれば、俺的には楽で良い……」
凍「ちょ……じゃあ、監視官辞めるんで連れてって下さいよ」
双「辞めたいからって、『ハイ、辞めました』……とならないのが、派閥の恐ろしい処でなぁ……そう簡単には、行かないんだよ?それと、【魔導兵器】に許可貰って来い……」
凍「うえ!?許可なんて、要るんですか!?」
双「要るな……」
初「要るぞ?」
ウ「要るわね」
里「要ります」
守「要る……」
凍「マジか……」
そう言って、凍真はガックリ肩を落としてあからさまに落ち込んだ様子を見せる。だが、【魔導兵器】から脱退の許可を貰わなきゃイケないのは事実なので放置した。
守「……ってか、双夜。お前さぁ、転生者を勇者召喚させただろ?しかも、厄ネタの『ペナルティ0』を付与して……」
初「嬉々とした神々が、追加で『不老』『不死』『神不殺』『超回復』とか色々付けて放り出したらしいぞ?」
双「それはそれは、チートの代名詞オンリーじゃありませんか!やったね♪ これで君も、主人公の仲間入りだ」
「「「何処がさ!?」」」
守「神々に取って、都合の良いスキル郡じゃないか!?」
双「使いつb……いや、使い切る予定がバリバリ滲み出てるよな!ついでに、『御都合主義』も付けといたけど……
初「コイツ……確信犯か……」
厄ネタというか……
それをワザと、誰にでも扱える様な設定で組ませたのは俺だ。アレだと、『神様』でも楽々と操れるので彼女は今後気の休まる暇すらなく、ひたすら『神々』の都合が良い様に世界中を探索させられるが故に『厄ネタ』と称されるのだ。
フと、『森の家』まで後少しって所で初が歩く速度を緩めて立ち止まったので振り返る。
初「下手すりゃ、《旧・神族》ですら釣れるネタだろう?」
双「まあ……な。だけど、それで釣れるなら一石二丁だったんだが……中々、どうしてツレナイ結果となったよ……」
ああ、やっぱりその話かぁ……と思いつつ肯定した。
そもそも、踏み台系転生者を勇者として神々に売る行為は禁止されている事項だ。それをやったからには、それなりの理由があるんだが……余り、赴きはヨロシクない。
守「……釣る予定だったのかよ!?」
双「うん(笑)。最近は、かなり慎重になってるんだね?余りに釣れないから笑っちゃったよ……翼を転生させた【神】も反応しなくて、現在進行形で困ってます(笑)」
完全に、真っ黒黒介な犯罪行為だからね。誰か、釣れてくれないかなぁ……と願ってはいるが望み薄だろう。
まあ、何か言われても厳重注意ってところなんだけど。
凍「それ、一石二丁どころか三丁狙ってるじゃん……」
双「まあ、最悪どちらかが釣れたら良いなぁ……って、思ってたんだけど…………駄目だったよ‥」
初「
双「ありゃ?良く御存知で……でも、アッチは気休めだよ?打てる手は、無駄でも打つっていうだけの話だし……」
守「コイツ……ガチ勢か……!!」
双「出来るなら、《旧・神族》も釣れて……翼を転生させた馬鹿も釣れて……ついでの馬鹿も釣れたら儲けモンだ(笑)」
守「ちょっと、追い過ぎじゃないか?」
双「どれか、一つでも当たれば良いなぁ……って程度だよ?」
守「それでも、恐ろしいやり口だよ!?」
里「そうだよ!フリットくんの事、知ってるでしょ!?」
双「ありとあらゆる世界をたらい回しにされた勇者(笑)だろう?知ってるよ。【ペナルティ零】の事くらいは……」
かつて、その能力があったが為に『不老不死』という特殊な加護を付与された人間が己の生まれた世界から拉致られて、異世界から異世界へと半ば強制的にたらい回しにされていた事があった。その彼は、最終的に廃人と化して【組織】に保護された訳だが……その後に発覚した、【ペナルティ零】という特殊能力が全ての原因である事が判明する。
双「そもそも、アレ……実験だったんじゃね?」
そして、勇者召喚という合法?誘拐が数多の世界で何かの流行の如く行われていた事も。結果、それを引き起こしたとされる《旧・神族》とそれを知って勇者?を保護した《神殺し》による全面戦争とかあった訳だけど。
その流れを止めるには至らず、幾つかのルールを決めて流布したら今度は『ライト・ヴァルセミア』という不老不死の加護だけを得たキチ○イが生まれた。彼は、RPGというゲームを知っている人間で……ステータスという概念がある世界に群がる問題を単身で解決しまくった猛者である。
最終的に、神々の
双「《Case1》は、まだ子供だったんだよ。肉体だけではなく、精神までもが……だから、《Case2》はクソッ狂ってるけど正常なままだろう?」
守「ははは。むしろ、壊れている様に聞こえるんだけど……」
凍「『クソッ狂ってる』時点で、マトモとか正常なんて表現意味なくない?何て言うか、廃人一歩手前だよね!?」
双「ハッ……そのまま、人間共の政争に巻き込まれろ!」
凍「……………………それ、無理だってわかってるよね?」
双「んあ?……まあ、な?周りを捲き込んで爆発してくれたら万々歳。ってか、いっそう爆ぜろ!!」
レベルという、概念がある世界で人間同士の争い……戦争が起こった場合、高レベルの勇者は一般兵のレベルアップに強制貢献させられる。どんな風に貢献させられるかというと……十字に組んだ木材に磔にされ、動けない処を槍でサクサク突き刺して行くという作業に強制参加させられるのである。
勇者は高レベルであるが故に、一般兵の一刺で一気に約20レベルくらいはアップするのだ。大体、一般兵士が三~五回程突けばレベルが1からの者でも60前後にはレベルアップする。まあ、される方は堪ったもんじゃねぇけど。
ぶっちゃけ、発狂するレベルの拷問である。
初「発狂出来れば良いけど……出来なければ……」
守「もう、本当に救いのない……救われる方法も、発狂か……廃人化のどちらかというんだから……」
勇者召喚にしろ、神様転生にしろ【神】という存在が絡むと本当に救われない。何処までも、進む道は暗闇だけで希望となる光は誰にも与えられなかった。
凍「結局、神様は何がしたいんですかね?」
双「ん?…………まさか、そこからか……?凍真くんは、アイツ等が何をしていて何を望んでいるのかもわかってなかったの?はあ……それなのに、《神殺し》になったんだ?」
凍「ウグッ…………じゃ、じゃあ、神崎さんは知ってるって言うんですか!?」
双「アイツ?あの弟子は、《神殺し》になる前にその答えに辿り着いた馬鹿だよ?」
凍「ファ!?」
初対面で、ブチのめしてアースラの一室でクドクド説教&脅しながら相対していた時に(笑)。割りとアッサリ、神々の目論みに気が付いた御馬鹿さんだ。
双「アイツは、成るべくして成った《神殺し》だよ。まさか、裏話を始めて直ぐそこに至った奴はアイツが初だったよ?ってか、かなり早く至ってたね」
凍「マジで!?」
双「マジ。それに比べて、君は常識に毒され過ぎだよ?」
凍「クッ……ってか、常識に毒されてるって何ですか!?変な造語を作らないで下さいよ!!」
双「いやいや、普通に毒されてるよ?君……なぁ?」
初「フム。確かに、常識に囚われ過ぎだな」
双「この非常識の世界で、何を主軸に常識を語るんだい?」
凍「ーーーそれは……」
凍真は、初の何気ない疑問にショックを受けた様子で言葉を失っていた。余程、彼に取って常識というモノは大事なモノらしい。しかし、それは世界が変わっても通じるモノではないので、もし常識を語りたいのであればその世界に適した常識を学ばなければならないだろう。
双「何はともあれ、君の問題は君自身で解決してくれたまえ。そして、神々の目論みだが……簡単な話だ。信仰を集めているのだよ、アイツ等は……」
凍「……信仰?」
双「そ。その信仰だ。所で君、元は無心論者かい?」
凍「へ?……あ、ああ。そうだけど……」
双「フム。なら、今は神を
凍「信じてなんていませんよ?あんだけ、悪さをしているんですから信仰心なんてこれッポッチもありません!」
馬鹿の、馬鹿らしい発言にその場にいた全員のシラ~とした視線が馬鹿に向けられる。別に俺は、凍真が神を
俺は、『神々を
双「あー……任せて良い?」
初「セイビアに言っとく……」
双「ん。兎も角だ、勇者召喚にしても転生にしても全てに置いて神々が干渉しているのはわかるな?なら、その対象となった人物達はどんな形であれ神々の存在を
凍「……ああ。『Fate/stay night』ですね?ええ、わかりますが……あ。もしかして……」
双「そう。要は、神々も知名度によって能力を増す事が出来るんだ。別に、信仰レベルに至るまでもなく……ただ、知って貰えるだけでも能力はアップする。だからこそ、奴等は事ある毎に顔を出して来る訳だ……」
己を知って貰って、存在を強化するのが神々の目論みだ。
知名度が低いと、存在自体が薄まってしまうからな。
そして、その背景には《旧・神族》もいる。彼等がどうやって、【組織】の目を掻い潜り転生者ないし転移者に接触出来るのかは不明だが、そこそこの確率で奴等は転生者や転移者と顔合わせしているらしい。それによって、彼等は己の存在を強化して存続しているのだ。
守「以前、見付けたルートは封鎖したんだけどなぁ……」
初「次から次へと、良くポンポン新しい抜け道を思い付くよなぁ……全く持って、ウザったい……」
守「【内側】じゃあ、能力の制限を受けるからってコソコソ大人しくしてるんだから……ウザさ百倍だ」
初「その癖、【外】に出たら全力で確保に来るんだよなぁ……アイツ等。で、世界の一部をGETしたら人間には目もくれず逃げ出し……後日、平行世界を召喚してお祭り騒ぎってんだから最悪だ。……ウザい……」
しまった……つい、ウッカリ愚痴ったら他の奴等にも感染した。こうなると長いんだよなぁ……それでなくても、《旧・神族》や【バイト神】共に面倒事を押し付けられているからかなりの鬱憤が《神殺し》達には溜まっている。そんな奴等をちょいと集めて、ポツリ愚痴を溢したらこうなる事くらい予想出来たハズなのに……面目無い。
双「ハイハイ。それで、今更だけど何しに来たの?」
もう、面倒臭くなって来たのでどうでも良さげに彼等の愚痴大会に割り込んで、何の脈略もなくこのSAOモドキ世界に来た理由を訊ねた。向こうも、その辺りの事を熟知しているので俺のあからさまな話題変更に乗ってくる。
「「「遊びに来た!!!」」」
双「ムダに声を揃えて来やがった……」
というか、長い前振りでしたね。お陰で、話が何処に向かっているのか……全く、予想すら出来ずに右往左往させていただきました。そして、漸く本題。なのに、『遊びたい』と来た。つまり、休暇扱いですか?
双「休暇かよ……」
ウ「私は違うわよ?」
里「私は、休暇ー♪」
初「里希のお目付け役」
春「休暇だ!!」
まあ、ウォーティは凍真の付き添いであるのはわかっているので他の三人の理由を問うた訳だが……里希と【鮮血の】が休暇で、初は里希のお守りと。
双「何時もの事ながら、初の出現理由が酷い……」
初「……………………」
コイツ……【鮮血の巫女】が、『内側』に行くほぼ全ての理由がこの隣に立っている女性だ。この『里希』と呼ばれる女性なんだが、見目の良さと肉体のナイス感がバッチリなのに……お頭が、ちょっとヨロシクない。まあ、握力や腕力は人間を楽々鯖折り出来る程あるんだけど。
頭が、とても弱い……所謂、『脳筋』様なのである。
【創造主の半身】という二つ名の通り、【希羅】ーーウッドロー命名ーーと呼ばれる創造主の半身なんだが……創造主様は、どうも彼女にIQを詰め込み忘れてしまったらしい。
分けて上げられれば良いんだけど、流石の俺でもIQを他者に分け与える方法を知らない。
それでも以前、こっそり《ルール・ブレイカー》で頭の限界を解除して拡張したりもしたんだけど……改善は、されなかった。まあ後日、解除したら《R・B》を使う前より馬鹿になるという一悶着があったけれど。
双「また、お守りですか……」
初「お目付け役と言って欲しいね……」
双「お守りだよ。どこからどう見ても、立派なお守り様だよ!!ってか、やる事もそう大差ないじゃんか……」
里希が迷子にならない様に見張り、知らない人に付いて行かない様に手を繋ぎ、【内側】を見て回る際は【巫女】の同行がないと身動き一つ取れない……手の掛かる大人だ。
双「結婚も恋人も居ないのに、とても大きな子供を育ててるんだね?パパ。まるで、愁みたいだ……」
初「グハッ……」
まあ、彼も彼で大変なんだけど……コイツはコイツで、異性のお守りをしなければならないので愁より大変だったりする。下手にラッキースケベ等をやらかしたら、その握力と腕力で抱き締められて背骨と内臓が……ちょっとした、ノリツッコミでも……。
双「ノリツッコミで、何ヵ月入院したんだっけ?」
初「ーーーーー」
双「てか、初って……一年の大半を病院のベットの上で過ごすキャラだったよね?今は健康そうだけど、何時まで持つのかな?……ノンビリ出来ると良いね?」
初「ーーーーー」
あ、頭を抱えて地面に沈んで行っちゃった。
これは……精神?SAN値?が、回復するまで復活しないので放置する事になるパターンだ。なら、トドメも刺しておくべきか?
双「そういやぁ、折角復縁したのにまた別れたんだって?使い魔の報告にあったよ?で、その原因のお守りまた引き受けたんだ?お疲れ様ですね?」
初「ーーーーー」
パタリ。【巫女】は、完全に心へし折れたらしくピクリとも動かなくなってしまった。
「「「ひ、酷ぇ……」」」
双「じゃ、初は放置するとして……君達は、大富豪クエストでもやってみるかい?慣れれば、結構楽しいよ?」
という訳で、あの超難易度クエストに暇人共をブチ込む事にした。休暇で暇なんだから、ちょっとくらい手伝って貰っても問題ないよね(笑)。
【鮮血の】も【巫女】も、弄られ役なんですよねぇ……。
今一、誰がどんな性格で、どんな話し方なのか判明してないから台詞が始まると把握出来ないって状況が出来ちゃうんだろなぁ。まあ、里希(間延び)とウォーティ(お嬢様)は特徴があるとしても他のメンバーの話し方が今一なんだよねぇ……。
【鮮血の】にしても、【巫女】にしても似通っているから大変。なので、台詞の前に誰が話しているかわかる様にしてみた(笑)。まあ、こんな感じだ(笑)
今年も後僅か……今年一年、楽しく?読んでいただきありがとうございました。また来年も、よろしくお願いします。
では、良いお年を~(笑)。
今のところ、正月番外編は予定なしです。
失われたデータは、戻ってないのだよ(泣)。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれる方々に感謝を……。