絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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SAOモドキ世界。【外】へ出て入り直せば、期間は何度でもリセットされて2年間の限定期間となります。
延長ではない!延長ではないのだよ!!


二五七話 #

Re:

 

 

てな訳で、やるべき事を済ませた俺達はカリム達に『さよなら』をして次の世界へと跳ぶ。

師匠が、お別れをしている際にカリムの胸にガッツリモフモフしていたけど……余り、何も感じなかった。

つーか、セクハラですよ!?見た目をモロに利用してるんですね!?クソォ……俺もショタで、Vividの方に転生すれば良かった!そしたら、上手くヤれば一期よりもウハウハに。

とは言え、今さら過去には戻れ……もど……戻れないので、諦めるしかないんだけど。一瞬、トラウマが頭を過ったけれど、何とか立て直してスルーする。うん、下手な事は考えない様にしよう。

ちょっとした事で、割りと簡単にトラウマがフラッシュバックするみたいだから余りネタには走らない様に。『彼』との別れは、割りとアッサリしたものとなった。まあ、超感謝され捲ったけれど。

次に、会う事はないだろうと挨拶をして別れる。いずれ始まるVividでは、大活躍してくれるだろうと期待しておく。

あれだけやって、結果が残らないハズはないのでとても楽しみだ。

まあ、俺がその結果を知るのはずっと先になるだろうけど。

それと、機動六課の面々には編集を終えた中二病期間の映像を送っておいた。どうなったかは、わからないけれど……きっと、タップリ愉しんで貰えた事だろうと思う事にする。

いやー、結末を確認出来ないってのはこんなにもソワソワするモンなんですかねぇ?ああ……ヒロイン達が、黒れ、れき、歴史にも、もん、悶絶している光景が目に浮かぶ。

 

「次は、スク水セーラー猫耳メガネとかセットアップしてみる?」

 

「やめて下さい……そんな事になったら、引き籠ります……」

 

「じゃ、透け透けのネグリジェわんこ耳尻尾付きメガネとか?」

 

「なんで、こっちの精神を確実に抉るチョイスを!?」

 

「じゃ、SAOモドキ世界の皆の前で『きゃるーん』映像を公開するとか?鉄とか、大爆笑だぞ?」

 

「死にます!今すぐ死にます!!受けなんて狙ってません!!」

 

「翼がアレを見たら、どう思うだろうな?」

 

「殺す気だ!この人、俺を殺す気だ!!」

 

「そんなつもりはないよ?」

 

「もう、そんな事は良いんで次の世界に行きましょう!!」

 

「えぇ……面白いと思うんだけどなぁ……」

 

いやいや、全然全くこれっぽっちも面白さの欠片もないから!!

つーか、師匠もダーティー・ニーズをこんな風にした人と同類だったとは。まあ、ネタ的な事はわかってないみたいだけど……嫌な被り方をしている。きっと、【鮮血の】さん辺りに色々されたのだろう。そんな、鬼畜思考の師匠は今ウォーティアさんに連絡を取っている所だ。トウマとの話し合いを、ウォーティアさん込みでしなければならないので、相手の予定を確認してアポイントメントを取ってから【組織】に戻るんだって。なんて、面倒臭い。

しかし、師匠とウォーティアさんの相性は最悪なまでに悪かった。というか、掠りもしないとかどうなってんの?

 

「短期の仕事が入ったんだって……ゾンビ絡みかな?」

 

「短期って、トウマとの話し合いまでは空けて置くって言ってませんでした?話し合い同伴は、あの人が言い出しっぺでしょ?」

 

「だから、ゾンビ絡みなんだよ。じゃなきゃ、アイツが約束を放棄する訳がない。もしくは、誰かが何かやらかしたんじゃないか?」

 

「ゾンビ絡みで、やらかした?隔離研究所で、バイオハザードですか?【鮮血の】さんは、今【組織】に居ないんですよね?」

 

「【鮮血の】だけが、科学班って訳じゃねーよ。ウィルス系のバイオハザードなんて、あそこじゃ割りと結構頻繁に起きる」

 

「それ、ダメなヤツじゃん……」

 

「大抵は、ブラック勤務で精神がバーストした奴がキチッて暴れたとかだろうな?連続勤務、108時間でブチギレるから……」

 

「本当にダメダメですやん……」

 

特に、数字関係と細胞関係はキレる奴が多発するとのこと。

弱くはない癖に、段々0と1の数字羅列が3D化して精神に多大な負荷を与えるのだとか……とりあえず、カウンセラーは常備詰めてるそうな。細胞の方は、膨大なデータとの照合をして生命の黙示録と照らし合わせるから面倒なんだって。どんな進化過程なのかとか、環境とかによって変質するらしいから普通の作業よりも時間が掛かって仕方がないそうだ。

……無茶苦茶だな。

という訳で、俺達は一旦SAOモドキ世界へと行く事にした。

 

 

……………………。

 

 

「上空、一万メートル!ノーパラシュートの旅いいぃぃぃ!!」

 

「っざけんなああああぁぁぁぁぁ!!!!」

 

大気圏に突入して、空気との摩擦熱で真っ赤に燃える視界の中、俺達は前面に防御魔法を展開して隕石の如く滑空していた。

師匠がうっかり、座標を間違えてかなりの上空に投げ出されたのだ。ちょっと、高度がヤバくて仕方がなく重力に従って落ちて行ってる訳だけど……これ、マジでヤバそうなんですけど!?

凄まじい風圧に曝される中、アルヴヘイムの全体が見渡せた。

何時見ても、世界樹を中心にしたこの世界は広大で美しい。

地平線の辺りから、太陽の光が大地を照らす光景は中々の見物だった。逆光による影が、世界の広さと威厳さを伝えて来る。

全く、師匠のうっかりもホドホドにして貰わないとと思っていたのだが……これはこれで、乙な体験だろう。二度と体験しないが。

今回は、その『うっかり』が俺達の幸運となった。

こんな感じで、世界全体を確認していなければ『例のクエスト』に集中して見逃していたかも知れないからだ。

何故なら、妖精達が前回の戦線で味をしめてインプ領からウンディーネ領へと現在進行系で妖精解放戦線を展開していたのである。それによってなのか、ウンディーネ領の湿原地帯インプ領寄りに巨大な湖?が出来上がっていて恐ろしい事になっていた。

まあ、それがクレーターであるのは後から知った事だけど……ぶっちゃけ、巨大な水溜まりというか海が大地を侵食している。

地上に降り立った後、急いで師匠に調べて貰った所……あのクレーターは、俺達が居ない間に妖精達がウンディーネ領に侵攻した結果出来たモノだという事がわかった。

 

「色々言いたい事はあるけど、心意気は誉められたモノだぞ?」

 

「まあ、仲間を取り戻したい妖精が多いって事は喜ばしいですが……戦力確認や状況把握がちょっと甘々ですね」

 

現状、妖精達は敵の主力部隊の攻撃で動けず……一時後退の上、膠着状態の睨み合いをしているとのこと。

流石に、FFの召喚魔法・バハムートは衝撃的だったらしい。

あのクレーターは、バハムートのメガフレアで出来たモノだった。

つーか、バハムートまで出て来ちゃったんだね。

 

「そりゃ、仕方がない。僕達の記憶が消えて、インプ領を取り戻した時の詳細戦況が今一思い出せなくなった訳だからな……」

 

「修正力も、そこまで万能ではないんですね……」

 

「まあ……フワッとした修正だったろうからな!!」

 

「そうですか……フワッとした程度の修正だったんですね!!」

 

とりあえず、師匠と一緒にこの世界のフワッとした修正力をディスっておく。つーか、もっと仕事しろよ!と思わないでもないが新興の世界の修正力はこんなモノらしい。

 

「何はともあれ、僕には解放戦よりも一つ心配な事がある……」

 

「……戦争よりも、心配な事って何ですか?」

 

「大富豪クエストの大富豪好感度……リセットされてないよね?」

 

「……………………oh……」

 

師匠が、あれだけ苦労したクエストがリセットされて最初っからとかどんだけハードモードなんですか!?あのクエスト、俺達みたいな《神殺し》には難易度高過ぎるんじゃ……?とかなんとか、師匠が変な事を言い出すからちょっと本気で悩むハメになってしまったじゃないですか!だけど、まあそんな杞憂は、問題無かった訳だけど。実際は、クエストに参加して大富豪とその執事に会えば他の人々と同じ様に俺達の記憶を思い出し、好感度パラメーターも元に戻るという現象が確認された。

だけど、師匠はこの時本気で頭を抱えていたんだよな(笑)。

また、あれを最初っからとかだったら師匠でも攻略を諦めていただろうから。でも、それを知れるのはウンディーネ領を解放してからなので、色々とやきもきしていたみたいだ。解放戦を途中放棄して、大富豪邸に飛んで行きそうなくらいには(笑)。

その後、色んな障害を乗り越えて解放戦本部と合流した俺達は正式に解放戦に参加する。ただし、師匠が余り前に出ない事を条件にしたので俺達が対応するのはバハムートを含む転生者が出て来た時のみとなった。いずれは、全部を妖精達が取り仕切るんだって。今は、基本的な驚異を退ける事を目的として解放戦の裏方を勤めるのだとか。多分、今回の様なフワッとした修正力に対する対応策なのかもしれない。妖精をメインにすれば、フワッとした修正でもなんとか対応出来ると考えたのだろう。

 

「なんとも、面倒臭い対応ですね」

 

「ただし、僕達の戦闘は基本派手だから大変だろうけどな(笑)」

 

「バハムート……空中戦ですもんね。対応しようとすれば、そりゃ普通にド派手な戦闘になりますよね(笑)」

 

『バハムートのメガフレアvs師匠のディバインバスター』なんて、超の付くド派手な戦闘となる事は間違いなかった。最終的に使われる、戦略級魔法が何なのかも言うまでもないだろう。ええ、そりゃあもう殺る気満々な師匠が邪悪な笑顔でニヤニヤしている。

バハムートが出て来るタイミングは、基本的に召喚エフェクトの後なので直ぐに対応すればメガフレアくらいはなんとかなると師匠は言う。実際に、黒いドラゴンを見た者に調書を取れば……バハムートが現れる直前に『地上から空に一本の光の柱が起った』という話が聞けた。なので、師匠はその直後に様子を見つつディバインバスターを撃ち込むとのこと。

 

「つーか、なんで連続使用しないんですかね?」

 

「……なんか、条件でもあるんじゃないか?」

 

「あ。それなんですけどね……」

 

俺達の疑問に返答があったので振り返って見れば、何故か普通に居るギルガメッシュくん。ってか、気配薄くなってません?

 

「どうも、回復アイテムが使い物にならないみたいなんですわ……ああ、妖精は問題なく使えるみたいですけど……」

 

その姿で、その話し方はアレだけど……俺も似た様なモノなのでスルーする。でも、似合わないわぁ(笑)。

 

「フム。つまり、今はMPの回復待ち時間な訳か……」

 

「多分ですけど……」

 

「…………転生者はダメで、妖精はOKな回復アイテムか……それ、アインクラッド産でも試したか?」

 

「…………いえ。まだ、ですが……」

 

「アインクラッド産なら、回復するかもよ?てか、そもそもアルヴヘイムには妖精しか居ないし生産者も妖精だろう?なら、人間が作った回復アイテムと妖精が作った回復アイテムはそもそも別物なんじゃ……」

 

「それは、思い付かなかった!後で、検証班に言って確認します!!」

 

割りとアッサリ、師匠が看破しちゃってるけど……実際問題、アルヴヘイムのアイテム全般は妖精専門のアイテムで、アインクラッド産のアイテムは人間全般のアイテムである事がこの解放戦の後で証明される。つまり、アルヴヘイムは妖精の世界だけど……アインクラッドは、人間の世界である事が証明された瞬間でもあった訳だ。それが指す意味は、妖精と転生で住み分けが可能という事を意味している。最終的に、妖精はアルヴヘイムで……転生者含む人間は、アインクラッドで生活する事になる訳だ。

 

「……と。光の柱が起ったな……レイジングハート!」

《Standby, ready.》

 

「Set up!!…………エクセリオンモード!ブラスター、スタンバイ!!」

《Blaster System‥Standby,》

 

瞬間、青い光に身を包まれた師匠は光が弾けると共にバリアジャケットを纏ってエクセリオン・モードなレイジングハートを水平に振り払う。それを見た、転生者達が色めき立っていたけれど……師匠の『ブラスターモード』の言葉が効いたのか押し黙った。

 

「とりあえず、ディバインバスターでメガフレアを押し返すけど……問題ないよね?」

 

「「「はい!!」」」(返答多数)

 

「何なら後で、僕の魔法……非殺傷設定で喰らってみる?」

 

「「「嫌です!!」」」(ほぼ、全員)

 

うっかり、自分までもその返答に参加してしまったが基本的に魔法の試し撃ちの的になんて誰もなりたくはない。師匠なら、問答無用で試し撃ちの的にするかもしれないけれど、名乗りを上げる奴は居なかった。

 

「ブラスターⅢ!ディバイイイィィン……」

 

師匠のその掛け声と共に、足元に輝く魔法陣が展開された。

そして、『バシュッ!バシュッ!』と連続してカートリッジがロードされる音が響く。その内、全てのカートリッジがロードされて、マガジンがレイジングハートから吐き出されたら直ぐに新しいマガジンが装着される。その様は、間違いなく高町なのはの面影があった。こういう場面を見ると、師匠が高町なのはに育てられた人なんだって納得してしまう。師匠は、しばらく魔力のチャージに時間を割り振って、溜め込まれた魔力が飽和を始めるその前に『バスタァー!!!』とそれを解き放つ。純粋魔力の圧縮放出。それに対して放たれるは、バハムートのメガフレア!!

真っ正面からブチ当たって、一瞬の拮抗の後に師匠の『ディバインバスター』がメガフレアを呑み込んでその先にいるバハムートに直撃する。結果、()()()()()()()バハムートが力を喪った感じにゆっくりと落下しつつライフストリームへと帰って行くのが見えた。あれ、FFⅦのバハムートだったんですね!じゃあ、ギガフレアやテラフレアもあるんでしょうか?しかし、以下のバハムートが召喚される様子もなく『vsバハムート戦』は師匠の勝利で終わったかの様に思われた。

その数時間後、再召喚されたバハムートが現れるまでは。

 

「やっぱり、召喚者を倒さないと無理ですよねー……」

 

「師匠、そんなこと言ってないで何とかして下さい!!」

 

「はいはい」

 

言って、師匠は再度『ブラスターⅢのディバインバスター』を撃ってメガフレアを相殺。それと同時に、空へと飛び上がって光の柱が起った場所辺りにディバインバスターを撃ち込んだ。

 

「鬼だ!あそこに、鬼が居る!!」←当たり前だろ!?

 

「知ってた!知ってたけど……まさか、ここまでするなんて!?」

 

「お前ら、楽しそうだな?」

 

師匠の鬼畜行動に、ツッコミを入れ捲る転生者達。

後で、師匠に知られたら非殺傷設定のSLBで病院に叩き込まれるぞ?そろそろ止めとけ?ガチで!!

 

「いや、だって……マジで、あんな事までするとは思って無かったし!!つーか、バハムートの召喚者……死んでないよな!?」

 

「非殺傷設定が、あるって言っただろう?」

 

「ぶっちゃけ、何処まで通用するのか眉唾なんですが……」

 

「まあ……言いたい事は、わからないでもない……」

 

非殺傷設定とは言われているが、本当に何処まで非殺傷なのかがわからな過ぎて殺傷系魔法を使うのに慣れてる者には全く信用がないのである。なので、何度も沈められているのに頑張るバハムートの召喚者には敬意を持って敬礼しておいた。まあ、その頑張りに敬礼に参加した者の中には妖精達数名も含まれていたけれど。

最終的には、苛立った師匠により先日使われたS級戦艦が出現してバハムートとメガフレア……それから、召喚者諸とも一発のDBで消し飛ばされたのには誰も言葉が出なかった。

 

「鬼畜過ぎる……」

 

その場にいた、ほぼ全員が召喚者の冥福を祈ったのは言うまでもない。まあ、その翌日には普通にバハムートが召喚された訳だけど……ある意味、不屈の精神が憐れ過ぎて皆が泣いた。

 

「10万機のバスタービットとS級戦艦ビット……フルバーストで、ディバインバスター撃ったら心へし折れるかな?」

 

「止めて上げて下さい!!」

 

「鬼畜って、こういう奴の事を言うんだな……」

 

「今まで、『鬼畜』だと思っていた事が生温いモノなんだって俺初めて知ったよ……」

 

ぶっちゃけ、ん十万のディバインバスターが雨霰の如く降り注ぐ光景は恐ろしいモノがあった。しかし、その後に使われたSLBはそれを遥かに越える光景で……最早、生きた心地がしない程に俺達転生者組を魂の底から震え上がらされた訳だ。

 

「ウンディーネ領、消滅とか笑えない……」

 

「湿原地帯は、残すから後は良いよね?とか言われた時は心底あの人が味方で良かったと思ったよ……」

 

実際には、ウンディーネ領首都は残っているけど……何も無いと言っても過言ではない。というか、首都は師匠の結界魔法に包まれていて無事だったけれど、それ以外の大地……というか、ウンディーネ領のスプリガン領側の湿原地帯とスプリガン領が消滅した。スプリガン領に至っては、バハムートによって消し飛ばされた首都を含めた領地その物が蒸発。今は、海の荒波が生まれた空白を埋めて……岩に打ち付けられた波が、白い泡と化して空を舞っている。転生者達は、あんなモノを見せられた後にまで戦意を保つ事が出来なくて降伏。師匠は今、師範代達に戦闘を控える様にと説教されていた。というか、あの人……後方に下がるみたいな事を言ってたのに、最終的にブチギレてS級戦艦ビットを使ってまでこんな無茶を通すんだから笑えない。

本人曰く、『イラッとした!』のだそうだ。

 

「たまに、あの人の沸点がわからなくなるんだよな……」

 

懐が深いと思う事もあれば、今回みたいに直ぐにキレて無茶を通す事もある。その上、『整地』と称して山脈の麓を削り人が休めない様に断崖絶壁状態にしてしまった。多分、転生者はウンディーネ領ルートで妖精達が住まう土地に来る事はないだろう。

 

「住み分けが出来るって話だったのに、何もかも吹き飛ばしやがった。大丈夫か?この世界……」

 

等と思って居たけれど、その心配も名実共に杞憂となった。

元々、『整地』に関してはスプリガン首都がクレーターになった話を聞いた頃からやる予定だったらしい。今回のウンディーネ領地消滅は予定外だったけれど、人間がウンディーネ領側から進行出来ないするのは予定通りだったとのこと。

 

「同じ事を、馬鹿の一つ覚えの如く繰り返されるとムカつくよね。なので、ウンディーネ首都には陸の孤島になって貰ったんだ」

 

正しくは、絶海の孤島と言えなくもない。

そして、『奴隷』から解放された妖精達は深夜の間にこちらへと避難し終えて、ウンディーネ首都にいるのは転生者のみ。

ぶっちゃけ、人さえ居なければもう一度SLBで首都を海の藻屑にしてしまえばOKである。転生者しか居ないんだから、SLBで消し飛ばしちゃえば良いんだけど……それは、多くの妖精達によって拒絶されてしまった。なんでも、ウンディーネ首都はとても美しい場所なんだそうだ。師匠は、人間の感情が絡む事柄には極力首を突っ込まない方針な人なのでその訴えを了承。フレールくんを使って、解放戦中に奴隷紋を解除するから逃げ出しておいでとウンディーネ達に囁いたそうな。一体、何処の悪魔さんで?

あの状況下で、そんな事までやってるなんて聞いてないんだけど!?全く、師匠の二次三次策はわかり辛くて困る。

 

「という訳で、ウンディーネ領解放終了だ!」

 

「でも、転生者がまだ残ってるんですよね?」

 

「ふふふ。じゃあ、お前……家政婦や食事処……娯楽が無くなった都市で、何日も立て籠れるか試してみるか?流石に、お前だと娯楽は身体を動かす事になるとは思うが……ご飯は、自分で用意するんだぞ?今までは、妖精がしてくれてたんだけどさ」

 

「…………独りかぁ……」

 

「そこに、周囲には餓えた馬鹿を追加してみろ(笑)」

 

「あ、無理ッスね。食料の奪い合いになるし、虎視眈々と他人を宛にする馬鹿との共存なんて不可能じゃないですかー」

 

「だよなぁ……」

 

という事は、放って置いても然程問題でもないという事だ。

なんせ、ギルガメッシュ達みたいに空を飛べる手段を持つ転生者は少数らしいからな。

何故かはわからないけど、そういった手段を神様特典として持つ転生者は圧倒的に数が少ない。

転移魔法とか、空を飛ぶスキルないし魔法持ちは転生者多しと言えども全体の一割にも満たないのだ。

多分、ALOモドキ世界に転生出来ると言われた奴等の大半が、空を飛ぶスキルないし魔法を特典として得なくても自動で付いてくると思い込んだモヨウ。

それはそれで、とても幸運ではあったけれど……やはり、馬鹿は馬鹿だとしか言い様が無かった。なんで、ALO世界に行けば空が飛べると思ったんだろうな?やっぱり、妖精達の世界だから空くらいはオプションで付いてくると思ったのが原因だろう。

正確には、SAOモドキ世界なのにな……馬鹿だ馬鹿だと思ってたけれど、ここまで馬鹿だと呆れて言葉が出なくなる。完全に、神様の手の平の上ですね!コロコロ、転がされてるだけの人生とか何が面白いんでしょうね?

 

「さて……ん?」

 

「なんです……んん!?」

 

ウンディーネ首都、海岸線辺りに山吹色の光が見えた。

一点に輝く光、それと同時に膨大な魔力がその光目掛けて集束して行く。そして、集束仕切った所でその溜め込まれた魔力が弾ける様に放たれた。まるで、何処かで見たそれは……横から見ていれば、《彗星》と思えたかも知れない。だが、正面から見ていた俺達からしたら莫大な破壊を撒き散らしつつこっちに迫って来る様にしか思えなかった。後少しで、呑み込まれそうになった時……それは、師匠が展開した空間遮断に匹敵する防御魔法によって防ぎ切られる。

 

「何ですか、今の……!?」

 

「ははは。こりゃ、平行世界のとは言え彼の有名な騎士王のお出ましとは驚かされる。アルトリア・ペンドラゴンだ!!」

 

「はあ!?セイバーが居るんですか!?聖杯もないのに!?」

 

「きっと、神様特典なんだろうな……」

 

「マジか……良く、斬り捨てられなかったな!?」

 

余りの驚きに、どの騎士王なのかと考えるが……多分、考えるまでもなく【Fate/Stay night】のアルトリア・ペンドラゴンなんだろうなぁ……と予測する。彼女が、受肉しているか居ないかによって戦力がーー変わらないかも知れないけれどーー変わってる可能性もあるのでとても恐ろしい。師匠を横目でチラッと見てみれば、ペロッと唇を舐めてニヤリと嗤う戦闘狂がそこに居た。

この人も、大概バトルジャンキーなんだよなぁ……。

 

「クックックッ。面白くなって来たな!」

 

 

 

 

 




SAOモドキ世界に戻って来て早々、ウンディーネ領解放戦です!!いやー、巻いてますよ(笑)?お陰で、展開が早い早い(笑)。後方に下がると言っておきながら、メインで10万機のバスタービットとS級戦艦系ビットでディバインバスターとか撃ちまくりです(笑)。最後はトドメに、SLBでウンディーネ首都以外を消し飛ばし!!残ったのは、インプ領方面のクレーター有りな湿原地帯のみで、ウンディーネ領の領地半分とスプリガン領は消滅です☆(笑)!!鬼畜ですよね!
やっぱり、S級戦艦系ビットはアカン装備だったか……でも、出しちゃった以上は使わないとモッタイナイし……。
vsバハムート戦が終われば、今度はvs騎士王戦です!セイバーです!サーヴァント戦でもあります!アルトリア・ペンドラゴン戦です!!バハムート戦は、展開が予想出来ただろうから盛り上がりが今一かなぁ?と思ったのでアルトリア・ペンドラゴンを投入!次回は、ウンディーネ首都で騎士王戦ですよ!!




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

もし、ファンタジー系冒険譚を書くとすれば……。
主人公は、双夜ではないでしょうね。

つーか、双夜が『愛を叫ぶ魔王』になる前がどんな魔法使いだったのか言ってませんでしたね。例えば、当時の二つ名とか(笑)。彼は、人外になるまでは肉体的なハンデと目のハンデがあったので中々に大変でした。肉体面では、成人してても中学生に劣る程度。目のハンデは、付与系魔術でなんとか誤魔化していたけど。なので、付いた二つ名は『超重装甲付与魔法師』だったんですよね。懐かしい(笑)。
で、使えた魔法が……攻撃系だけが、光と聖系のみ。
空間遮断には届かないけれど硬い防御術式。そして、各種の補助付与魔術と加速術式のみというピンキーな魔法師でした。なので、補助がメインの重装甲系防御術式が使える魔法師。イメージは、体の弱い『アルトアイゼン』でしょうか?
正に、そんな感じの魔導師だったんですよ。補助系付与魔術で身体強化。防御術式で固めて、加速術式で素早さを補い、格闘術で戦う魔法師?それが、双夜でした。ぶっちゃけ、攻撃魔法はほとんど使われず……補助魔法は、ハンデ一杯の弱体化した肉体を保つ事に宛てられて……防御術式で身を守り、加速術式で足りないスピードとパワーを誤魔化す魔法師です。
こう聞くと、弱く感じるかもですが……割りと強いんですよね(笑)。攻撃は、中々通らないし……回避にも、加速術式が使われるんで速いし。最後まで、双夜がとんでもないハンデを持っているなんて多くの人が気が付かなかったよ(笑)。
知っていたのは、【静】と【凛奈】だけだったから割りと隠し切った人だったんだよね。

さて、話は戻して……ファンタジー系冒険譚でしたね。
多分、主人公は適当に見た目と表層面のみを作って突っ込み物語を描く上で作って行く事になるでしょう。予定としては、女性。男性でも可。魔導師系で、優しい人をイメージしてますかね?
大体は、その程度のモノで詳細までは考えてません。というか、危機的状況下で魔力に目覚めた主人公が世界を救う系の冒険譚になりそうです。まあ、夢で見た内容をゴチャゴチャと練り上げて行くだけの簡単な話でしてね?寝ている間に見た奴なんで、うろ覚えな上にあやふやでしっかりとしたモノでも無いのですが……良くある話だ(笑)(笑)。

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