絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
Re:
「うはー(笑)!エギルが、美青年になってるよ!うひゃひゃひゃひゃ!クラインが、クラインが女ッポクひっひっひっ濃いなぁ!エギル×クライン!!マッチョ好きが描いたんだろうけど、これはあんまり読みたくないが絵柄は笑える。こっちに至っては、クライン×キリトとエギル×キリト。キリト受け本が多いが、やっぱ女顔なのがそうさせるのかねぇ?」
BLネタで、散々男性陣をからかってはいるが……実際には、最初の二・三ページのみを見て絵柄と登場人物だけで判断してからかっている。てか、それ以上見たら死ねる確信があるので見ない。
つーか、俺がBL本なんてモノを読むなんて事事態が間違いなんだからこんな状況を作らないで欲しかった。
てか、エギル(攻)×クライン(受)なんて濃過ぎて重いわ!!
ギリギリ、クライン×キリトが見る事が出来るかもしれないが内容までは確認出来ないでいた。まあ、現在だって『読む』と言いつつ……何も考えず、何も感じない状態でパラパラ見くらいしか出来ないけど。フキダシは全力スルーで、絵柄のみを見る感じでパラパラ捲るだけの作業なら可能だ。それでも、病みそうとかどんだけだよ!?それ程、『腐』の汚染力は酷い。今も、拡大の一歩を刻んでいると言うのだからその恐ろしさは理解出来るだろう。
それと同時進行で、腐女子や貴腐人が増殖しているらしい。
取り締まりを厳しくしても、尚増殖を止められないっていうんだから恐ろし過ぎる。あんな、男と男がイチャイチャするモノの何処が良いのか今一わからないが……クソったれ!!
するとそこへ、師匠が何やら銀色の長いアタッシュケースを持ってきてシノンと何やら楽しそうに話している。その様子を眺めていると、何故かとても不安な気持ちが込み上げて来た。
「…………師匠。師匠!そのアタッシュケース……何が入ってるんですか!?」
「「ヘカート」」
師匠とシノンが、声を揃えて返答してきた。
一瞬、何を言われたのか全くわからなかったが……段々と、それを呑み込んだ頭が警告を発し出す。
ヘカート!?
『ヘカート』って、ガンゲイルオンラインでシノンが愛用していた大口径の銃ですよね!?何でそんなモノが、ファンタジー世界であるSAOモドキ世界にあるって言うんですか!?ハッ!?まさか、秘密基地で師匠が作成したとか言わないですよね!?造ったんですか!?
そんな、ツッコミ思考を繰り返している間に師匠達は『ヘカート』をアタッシュケースから取り出して窓辺に設置していた。
そして、ねだるシノンを放置してスコープを覗き銃口を町へと向けている。一応、俺達が居るのは世界樹の麓にあるアルンの中でも高台と呼ばれる上層部辺り。アルンの町並みが見下ろせるので、結構人気の住宅地だ。
「お?ハプシエル発見!全員、視線を向けるな!位置がバレる」
言って、師匠は上体を少し上げて引き金を引く。
ドン!という音と共に、師匠は反動でコロンとひっくり返り一回転して止まる。
「おぉ?スゲーな、反動つえーわ!」
等と、楽しそうにヘカートの感触を笑っていた。
窓の外からは、とても恐ろしい明るい声が聞こえて来るが全力無視。下手に関わろうモノなら、ヤッバイ天使がスキップでやって来るので無視。
つーか、なんてモノを狙撃の標的にしますか!?寿命が、縮みますやん!?当たったとわかった瞬間、背筋にヒヤリとした良くないモノが流れた気がした。全く!もう!!
「双夜じゃあ、そうなってもおかしくはないのかしら?」
「体格や力云々でなく、体重的な理由で転がったから大丈夫じゃない?因みに、僕の体重は10キロもないよ(笑)」
「喧嘩売ってる?」
「さあ?でも、シノンはこれ撃ちたいんだよね?」
「…………もちろん!」
「弾は、アイテムストレージに……通常弾に鉄鋼弾、特殊弾とかいっぱいあるけど……いるよね?」
「うん、ありがとう!!」
「じゃ、整備用の工具一式とペイント弾一式もおまけしてあげるね!しめて、百万ユルドだよ!!」
「ーーーーーー」
「……………………」
二人とも笑顔で、固まっているけど周囲にはブリザードが吹き荒れていた。アレって、師匠風のジョークなんだろうけど……シノンってば、にこやかに固まってる辺り本気にしていそうだ。
まあ、だからこそ硬直しているんだろうけど……それ、師匠のアメリカンジョークだよ?だって、師匠にこの世界のお金なんて必要ないし。つーか、一階層から五十階層までソロで駆け抜ければそれなりの金額稼げるんだぜ?どこに、商売する必要性があると言うのか……てか、あり得ないだろう!?
ニコニコと嗤う邪神vs硬直したまま動かないシノン。
どっちが有利か!?言ったら、普通に邪神が有利なんだけどさ。出来れば、純真無垢な返しで師匠を轟沈してくれると有難い。
だがしかし、彼の邪神様はヘカートを抱き締めてミシミシ言わせている。潰される!?と慌てたシノンに、最早純真無垢な返しなんて出来そうにもなかった。
「……ろ、ローンで、お願いします……」
「ウム。六十回払いで了承しよう!」
なんで、そういうリアルな返答をするかなぁ!?
完全にシノンってば、借金の事信じちゃってるじゃないですか!!止めて上げて下さい。チュー学生に、借金地獄なんて体験させる意味が無いじゃないですか……全く、この人と来たら。
「冗談なら、さっさと冗談だったと言って下さい!」
「バラすなよ。というか、この世界の犯罪事情ってどうなってんの?罰則は?監獄なんて作られてないよね?」
また唐突に、何を言い出すかと思えば……そんな事だった。
「一応、アインクラッドに監獄エリアなんてモノがあるけど?」
「へぇ……色々、あるんだね。じゃ、犯罪者はみんなそこに送られるんだ?ふーん……「なんッスか!?」いやさ、この世界の魔物事情って今一明確になってない部分があるのよ。だから、監獄とか作ったらうっかり奥から魔物が湧き出して囚人をモシャモシャするのかなって思っただけだよ?」
怖っ!この人、メッチャ怖い事考えてやがった!!
しかも、ニヤニヤと嗤っているから恐怖心が煽られてドン引きしてしまう。加虐心MAXで、なに言い出しているんだ!?
「無抵抗な囚人を、フル装備なモンスターがモシャモシャ(笑)。死に戻りで、また監獄へ。後は、ひたすらループ!!」
「「「止めろ」」」
「クックックッ……まあ、魔物の出現条件が不明だから言えるだけで、わかっていたら今度は犯罪者天国になるんだけどね。だって、日本人間隔で言えば一定期間拘束されて監禁される苦難の場所だけど。異世界ファンタジーで言えば、外は危険がいっぱいだけどある程度の自由を犠牲にすれば安心無事が保証されている上に働かなくても食える監獄は人気のスポットになりえる。よって、皆こぞって犯罪を犯すと思わねぇ?」
「つまり、妖精や転生者の子孫は皆犯罪者になる可能性があるって言うんですか?身の安全と、堕落した生活の為に?」
「アインクラッドに、そういう施設がある以上そうなる可能性は多分にあるよって話。まあ、一種の例題だよ」
全く本当にこの人は、そういう余計な考察をする事があるんだから鬱陶しい。もうちょっと、夢と希望のある考察をして欲しい所だよ。だが、言われてみればアインクラッドの監獄は安全と日々の食い扶持が保証された場所だ。自堕落な生活ではないけれど、それなりの自由を犠牲にすれば安全で食べるのに困らない場所でもある。そして、考えてみればその外である世界は所々に危険がいっぱいで食べるのも困る事がある場所だ。なのに、犯罪を犯せば多少の自由を対価に監獄生活……安心安全で、食べるのにも困らない場所と言われれば確かに楽園の様にも聞こえる。
「つまり、師匠は……安全で、食に困らない場所を作れと言っているんですね?特に町や村は、絶対的に安全であるべきだと……」
「ウム。ああ、神様に祈っても無駄だよ。だって、アイツ等と来たら信仰者は絶対救わないからね」
「は?信仰者は、絶対に救わない?」
「うん。それは、ちゃんと歴史が証明しているよ(笑)」
「歴史が、証明している!?」
「如何なる指導者も、元はただの村人だったんだよ。必ず、奇跡を得た後に信者となっているからねぇ……最初から、神の信徒で奇跡を得た者は一人も居ないよ?ま、都合が悪いからって改竄されたモノはあるけど……それまでは、名前すら聞かなかったポッと出の聖者やカリスマ指導者がいるくらいさ……」
「…………マジッスか……」
そんな話、聞いた事も無いんですけど!?
だがしかし、言われてみれば不思議とおかしな所は多々あった。
皆、幼い頃から聖者だったとか指導者だったみたいな話は聞かない。そりゃ、頭角を現して無かっただけだと言われればそうだけど……何となく、後の先ッポイ者が多い。つまり、頭角を現す何かがあったという事になる。じゃあ、その頭角を現す事になったナニカとは何だったのだろう?それが、【神の奇跡】だというのであれば話は変わってくるだう。
「じゃあ、なんですか……過去に居た聖者や聖母は、神の奇跡を得たから敬虔なる信者となったと?」
「そもそも、神という存在は人々に奇跡をもたらしたから信仰される様になった存在だよ?故に、信仰心の無い者に奇跡を与えて信者にしたんだよ。そうやって、信者を増やして己の力としまた奇跡を起こして信者とする……ま、質の悪い勧誘だね」
それって、神の力の大本が人々の信仰心だとわかってないとわからないモノだよね?そもそもが、ギブアンドテイクで奇跡を与える代わりに信仰を求めるのが神様らしい。そこに、一方的な施しは存在しないのだ。だが、それを理解せずに自分にも奇跡を……と願うのが人々の当たり前。
さぞかし、人間はチョロイ生き物だろう。一度奇跡を起こせば、何百年も信仰し続けてくれる存在だもんな。チョロ過ぎて、色んな世界で産み出されるというからとっても重宝されてゴミの様に捨てられるって訳だ。
「何か、人間が憐れな生き物に思えて来るんですが……」
「クックックッ。そして、増え過ぎた人間に染められる《堕ち神》と成れば、最終的に僕達に狩られて消滅っと(笑)」
そう言えば、神の許容量以上になると人間の感情に染まって堕ちるんでしたね。つまり、調子コイて人間を増やしまくったら今度は人間の感情に染まって《堕ち神》となるんですね?
「なんて、悪循環……」
「どっちも、欲望いっぱーい夢いっぱーい……過ぎれば、地獄の全うなルールだよ?クックックッ……」
「それで、師匠は転生者に何をさせる気なんですか?」
「なんで、転生者限定?」
「妖精には、まだ妖精解放戦線があります。暇をしているのは、転生者だけでしょう?」
「ふーん。まあ、良いや……いずれは、妖精にも手伝って貰うよ?だがその前に、転生者には確認しなければならない事がある」
「確認する事?これ以上、何を確認する気ですか!?」
「妖精が、この世界の
「付属?」
「セット?」
「よくよく考えたら、そういう風に願われてるとこの世界の付属扱いになってたりして、元の世界に戻れない可能性が出て来るんだよ。まあ、世界の創造を願うのと人を願うのは別物として捉えられるんだけどさ……」
だが、面倒臭く感じた神様が居ないとも言えないので可能性の一つとして確認しておかないとイケないんだそうだ。
「もう一つは、転生者の中に『君達が居てこそのSAOだ!』と思ってる者も居る……という事だよ。君達が居ないSAOなんて、SAOなんかじゃないと言い出す馬鹿も居るだろうからセット的な願いとしている可能性もある訳だ……」
「ああ、ありそうですよね……でも、その場合は他のSAO関係者は省かれるんじゃないですか?アニメや小説に出て来たプレイヤーなんてそれ程多くはないでしょう?」
「まあ、登場人物なんてそんなもんだろうけど……SAOという、世界を維持するに必要なモノとされていた場合は別だ。SAOという世界を、想定した上での構築だとした場合……SAOという、小説そのものが対象になる可能性がある」
「…………それは、GGOやあの世界も含まれると!?」
「GGO?あの世界?」
「えっと……GGOは、ガンアクションゲームで……『あの世界』ってのは、アリシゼーションの事ッスね。キリトが、ラフコフのメンバーの一人金本って奴に殺され掛けて行く世界ッス」
キリトが、ラフコフのメンバーの一人に殺されたと言った瞬間、アスナを含むSAOメンバー全員がギョッとした顔をした。まあ、気持ちはわからないでもないけど……この世界に、ラフコフの奴等は何故か居ないしキリトが狙われる事もないので安心して下さい。多分、ラフコフの奴等が居ないのは転生者達が邪魔臭く思ったが故の結果だろう。今更、この世界でも人間同士の殺し合いなんてしたく無かったと思われる。それに、プーと呼ばれた男の事だ。
己の望みを叶える為に、何を仕出かすかわかったモノじゃない。
その危険性を理解していたからこそ、転生者達は奴等の参入を拒んだモノと思われる。下手に引き入れようモノなら、俺TUEEEをやってる最中に後ろから刺される可能性があるからな。
「確か、殺され掛けた事で脳にダメージが残っててそれを回復させるのに使われたのが自衛隊……菊岡誠二郎が手掛ける、人工知能計画の『アンダーワールド』。確か、フラクトライトシステムだったかな?脳が持つ光量子に直接アクセスする技術だったか……」
「ふーん。有機コンピューターって事か?要は、人間の脳を量子コンピューター扱いするって事だろ?【鮮血の】の領域だな……」
なんで、あんなしどろもどろの説明でそれがわかるのか不思議でならない。とは言え、アッサリ正解を引き当てられたので黙る。
これ以上は、俺も師匠も専門ではないので説明が出来ない。
後は専門家に任せたいが、この場にはいないので50階層に要るだろう【鮮血の】さんに会いに行く必要がある。
まあ、説明だけなら今ので十分だから行きはしないけど。
「GGOは、この世界に融合される事はないだろう。だが、アリシゼーションの方はわからない。誰かが望めば、融合される可能性はあるかもな……」
そう言いつつ、師匠は眉を寄せて首を傾げていた。
その様子から、何か気になる事でもあったのか頻りに首を傾げている。それとも、現在進行形で何かしらの問題でも見付けたか?
アリシゼーションについては、現段階では『わからない』としか言えなかった。未だ、実装された訳でもないのでそれが本当にこの世界と融合するとも言えないし実現するとも断言出来ない。
全ては、転生者と神の御心ままに……である。
いずれにしろ、今現状でわかりえる問題をどうするかを転生者と妖精達で解決する方が優先だろう。なんにも無ければ、転生者や妖精達に安心安全な場所を作る為の魔道具製作を教えるまで。
都市を覆える程の結界を発生させる魔道具とか、魔物やモンスターを寄せ付けない農具とかを作らせて衣食住を充実させなければならない。でなければ、今俺達が懸念する犯罪者の世界が実現するだろう。それは、全力で避けなければならない事だ。
「では、アルンにいる転生者と妖精達に通告してきます!」
「その前に、『ラフコフ』ってなんだ?」
「……あー…『SAO』つーか、ゲームだったSAO内ですべてのプレイヤーを恐怖のドン底に落とした殺人集団の事ですね」
「ほぉ……頭は、どんな奴だ?」
頭……つまりは、プーの事なんだろうけど俺はあんまりプーについては知らない。まあ、傭兵だったという事がわかっているのでかいつまんだ説明をする。すると、少し悩んだ後で『傭兵上がりか?』という返答が来た。なんでこの人は、あんな説明になっていない説明で理解出来るんだよ!?
「成る程ね。そりゃ、転生者がこぞって排除する訳だ。そんな奴が居たら、この世界は『ラフコフ』に支配された世界になっていただろうからな。平和な世界に、死にたがり屋が混ざれば引っ掻き回される。傭兵上がりは、基本的に『死にたがり屋』だ。自分が、満足出来る戦いを求めるイカれた人間だ。生きるか死ぬか……殺すか殺されるかの世界を好むアホゥだ。そんなモンが混ざったら、制御できずに世界を滅茶苦茶にされて支配されるだけになる」
「……チート能力で、排除すりゃあ良いんじゃ……?」
「無理だな。転生者は、基本的に頭のゆるーいヲタクが中心の集団だ。自分が最強ならそれで良いとか、ハーレム大好きとかいうベクトル違いのアホゥだ。傭兵上がりには、決して勝てんよ」
ちょ、ボロッカスに言われてますよ!?転生者ェ……でも、その通りなので反論は出来なかった。まあ、狂気に染められた殺人集団にしろ転生者には対処が難しいと思われるので黙ってはいる。
技術的にも、精神的にも弱々だ。あっちは、バーサーカーなのにな。だが、それを語る師匠が邪悪な笑みを浮かべて言うのは別問題だと思う。なんで、そんなに楽しそうなんですか?
そう、訊いてみたかったけど……師匠は、ニヤニヤしながら告知の為に町へと出て行くのだった。
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通告した結果、転生者だけだけど魔道具を学ぼうとする勢力が生まれた。妖精達の方でも、俺達の声に耳を傾ける者が居たが……やはり、解放戦線の方が気になるらしく人材回収には至らない。
それでも、一部の者達が名乗りを上げてそれぞれの職業に別れて行く。それでも、役割分担……それを担う者はまだまだ不足しているので面倒この上ない現状があるけど。
一応、生産職系は先ず先ずの滑り出しである。
「マッタリ農夫ライフとかだったら、何人か候補が居たんですけどね?流石に、全部がマニュアルだと面倒臭いモヨウです」
「簡略化すると、色々な面で問題が出るからな……そこら辺は、魔道具生産者に期待するしかないだろう」
植物の成長促進系の魔道具とかですね?わかります。
畑を耕して、種を撒き、成長促進で育成。十分な栄養と、ある程度の水さえあれば幾らでも糧を得られるっていう農業とか……舐めてますよね!そりゃ、何から何までをやらなきゃ成らないのも困りますが、何もしなくても糧を得られるっていうのも困るんですよね……将来的に。今は、幾らでも必要だから構いませんがいつまでもそれを続けるとなると問題が発生してしまう。
ぶっちゃけ、農民とか生まれませんよね?村人が、趣味で糧を作る世界に成りそうです。もう、流通とかにも支障が出るのである程度したら破棄する必要がありますよね!?
「簡略化は、両刃の剣ですね」
「ははは。言い得て妙だな!」
「他の職業でも言える事ですが……どうするんですか?」
「今は、兎に角量を増やす。まあ、転生者総出でやれば何とかなるだろう。暇してる馬鹿集めて、農業をさせるか?そんで、他の都市にそれ等を流通させて……アイテムストレージって、STRが多ければ多い程持てるんだろ?STR特化の転生者に持ち運ばせれば良いんじゃないか?護衛もいらんだろうし……」
「あー……じゃ、転生者呼んで来ます!」
という訳で、何時もの馬鹿を連れて来た。
まあ、普通にその取り巻きである馬鹿二匹も付いて来たけど。
「俺達に、な、何をさせる気ですか!?」
「宅配便」
「黒猫じゃねぇけどな……つか、お前等STRってどのくらい?」
「宅急便?STR?一応、999にしてるけど……」
「それで、MAXって訳じゃないよね?」
「まあ……」
「じゃ、MAXにして荷物運びしてくれない?」
「……………………」
「それじゃ、わからないッスよ。流通に、転生者のアイテムストレージを使いたいんだ。アイテムBOXでも良いんだけどさ」
「流通って……何を運ばせる気だ?」
「「食料」」
おっと、師匠とハモってしまった。
「今、妖精達が解放戦やってるだろう?だから、妖精達の手が回らない所を転生者で補いたいんだ。で、その為には大量に物資を運べる担い手が欲しい」
「流石に、アイテムストレージでは限界があるからな……」
アイテムストレージでは、STRに依存するので出来ればアイテムBOXか王の宝物庫を持つギルガメッシュが最適である。
「四次元ポケットとかあったら良いんだけどさ……」
「アハハハ……ガチで、アイテムBOX扱いなんですね……(泣)」
「まあ、俺も手伝うから……で、農民役を集めたいんだ。お前の名前で……」
「何で、俺の名前!?」
「僕達じゃ、記憶に残らないんだよ。だから、転生者の誰かが発案者になる必要があるんだ」
「「頑張れ!王様!!」」
「……oh…………」
何故か、ギルガメッシュは顔を両手で覆って空を仰いだ。
気持ちはわからないでもないが、必要な事なので文句を言わずに従って欲しい。まあ、その後の『相談役』という役割は何人かで頑張って貰いたい所だけど。間違いなく、ギルガメッシュの名前を使って物事を解決して行けば、コイツが様々な問題点を見付けて解決した者となるだろう。
世界の修正力は、とても残酷なのです(笑)。
「つか、なんでこんな事になってんだよ!?俺の手に余るんだけど!?」
「そりゃ、SAO関連のスキルや魔法にしておけば良いのに他のゲームや物語やらの技術や技を持ち込んだからだろう?その為に、世界の根底が許容オーバーで崩れたのが原因だ」
「その最たるものが、ギルガメッシュ……お前じゃん……」
「…………おい、アイテムBOX持ち探して来い……」
「「へい!」」
ギルガメッシュの取り巻きが、ギルガメッシュの要望に答えて動き出す。本人は、とてつもなく不本意そうではあるが師匠に睨まれては動かずに居られない。
「それで、他に何をすれば良いんだ?」
「解放戦が終わった後は、お前商人になれ!」
「俺、スイルベーンに入れないんですけど……」
「アイテムBOXを、使える奴に任せれば良いだろう?何も一人で、全部をこなす必要はないんだからな?」
「……………………」
「人を使う訓練だと思えよ。どうせ、これから色んな事をやらなきゃならないんだから……例えば、アルン手前の原っぱを農地開拓するとかな……」
「農地にするのか?」
「そうしないと、食料を増やせないだろう?」
「アハハ。デスヨネー……」
「やる事も、やらなければならない事も山程ある。先ずは、農地の開拓からだな。最初は、僕の魔法で植物の成長促進をするから」
という感じで、俺達はこれからの事をギルガメッシュ達と話し合って決めて行った。
腐れ様は、無くならないよ(笑)。撲滅なんて、不可能だからね!クックックッ……。ヘカートは、シノンに頼まれて作っただけ趣味物だから!GGOフラグとかじゃないからね!?
まあ、アリシゼーションフラグは建てましたけど(笑)。
それと、ラフコフフラグ?とか……まあ、転生者では対処出来ない連中ですよね。ラフコフてばw。特にプーなんて、百%手も足も出ないと思われ。むしろ、利用されて後ろから刺されチートツール奪われて捨てられるんじゃね?そして、馬車馬の如く働かされるのがオチ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
フレールくん。一兆匹に至るまで……。
使い魔の核を一日一人一個を目安とすると……
一日目1
二日目1+1=2
三日目2×2=4
四日目4×2=8
五日目8-1=7×2=14 双夜抜ける(笑)
六日目14×2=28
七日目28×2=56
八日目56×2=112
九日目112×2=224
十日目224×2=448
これを続けて行くと……41日程で一兆に至る。それが、一万年続いたとして……さてはて、今使い魔はどれだけいるのやら(笑)まあ、流石に全員が毎日参加していたとは思えないけど……MK-Ⅱがあるくらいだからねぇ……もしかしたら、もっと?…………【群大の魔術師】は、色々ヤバイですね(笑)(笑)。
クΨ(`∀´)ΨケケケΨ(`∀´)Ψケケケ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
一つ、忘れていた設定(未公開)を思い出したよ。
神崎くんの持つ剣、《ダーティー・ニーズ》の設定の一つなんだけどね……それを思い出した瞬間、頭の先から爪先まで電気が走り抜ける様な思いをさせて貰ったよ(笑)。そう言えば、《ダーティー・ニーズ》って【魔剣】設定だったんだよね。ブリッ娘なゴシックローリィタ(白)で可愛らしいスティック振り回す魔女っ娘やブリッ娘な猫耳スクスイメガネセーラー服なんて目じゃ無かったよ。アレ等よりも、凶悪な暗黒歴史が立ち上がるフラグが立ってしまった。なんて恐ろしい設定を、作者は武器に付けてたんだろう……くっ、神崎くんは何の罪も無いって言うのに……誰だよ!?こんな残酷な武器創った奴は!?金ぴかの鎧だけで十分だったじゃないか!?
神崎くんを確実に死亡へと追い込むシステムを構築してる自分が恐ろし過ぎる。誰かが、これ以上(ブリッ娘な魔女っ娘ゴシックローリィタ(白)なギルちゃん&スク水猫耳メガネセーラーな魔女っ娘ギルちゃん)無いって前に言っておられましたが……ありました(笑)。好御期待!!!!予測は、感想で。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれる方々に感謝を……