絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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二七二話

Re:

 

 

其々の顛末を聞いた後、俺はフと視線を外に向けた。

すると、某未来都市があった場所に巨大なクレーターがあってハッ!と師匠が居ない事に気が付く。(まだ、説教を受けてない)

 

「なぁ、お前……師匠と、ヤっちゃった?」

 

「それだと、変な誤解を受けそうだが……戦闘をしたと言うのなら、Yesと答えよう……」

 

嗚呼……俺が、気絶している間に……ん?いや、死んでいる間に、か?どちらにせよ、意識が無い間にとんでも無い事してやがる。

 

「…………その戦闘で、シャマルさん出撃したの?」

 

「ほぉ……良くわかるな」

 

「リンカーコアブレイクしたのか!?馬鹿め!!」

 

「フン。まさか、リンカーコアを失って爆発的に強くなるモノが居るなど思わぬだろ!?」

 

つまり、そういう事である。

ぶっちゃけると、ギルガメッシュは師匠を良く居る分をわきまえない踏み台思考なお馬鹿だと判断した訳だ。で、手っ取り早く分を理解させる為にシャマルさんを使ってリンカーコアブレイクしたらしい。結果、うん十万というBビットを操る怪物を引き出してしまったモヨウ。ヤっちゃったね(笑)。ザマァ!!

 

「まさか、この世にリンカーコアを必要としない魔導師が居るなんて思わなかったんだよ!?」(素)

 

しかも、リンカーコアが無い方が強いとか訳がわからなかっただろう。話を聞けば、あの映像が流れて直ぐそれがテロだと考えたギルガメッシュが戦闘用の部隊を出撃させて……その内の一部隊にシャマルさんが居たらしい。なので、リンカーコアを抜き出してヒート〇ンドさせたら師匠の魔力がインフレ起こして大量のBビット出現。ついでに、男の子のロマン!ディバインバスターの雨霰で、片っ端から仲間が撃沈。最後は、お決まりのSLBで終結。某未来都市が、クレーターに早変わりしちったよ!という事らしい。本当にお馬鹿だねぇ……。

 

「原作、ブチ壊しまくって調子こいてたお前等が悪いんじゃ?」

 

「好きで、ブチ壊した訳じゃねぇよ!?」(素)

 

「時空管理局の次元航行艦にカメハ〇派!!」

 

「それは、我が生まれる前の話だ!!何も知らない格ゲー好きの馬鹿が、自分もドラゴ〇ボールの孫悟空の様に戦ってみたいっていう理由でサイヤ人になってるとは思わんだろう!?」(素)

 

「おぉう……それはまた……」

 

「しかも、悪い事が重なってて……どっかの馬鹿が、管理局の膝元からデバイス技術を盗んで持ち込んでた事もあってなぁ……それを取り返しに来たんだが、それを格ゲー好きに見付かって腕試し扱いでカ〇ハメ派を撃つなんて……」

 

「うはぁ……やらかし過ぎだろ!?でも、その格ゲー好きにはちょっと会ってみたいかも……」

 

「ーーーお前もか……」

 

「すまんな。こんな見た目で、一応の努力家なんだ……」

 

「マジか……」

 

「ちょっと、前までは『リアル・ラカン』とまで呼ばれていたんだぞ?どうだ、『リアル・ラカン』とまで呼ばれた者とサイヤ人な格ゲー好きの模擬戦とか見たくないか?」

 

「…………ちょっと、見たいかも……いやいや、じゃなくて!格ゲー好きならお前の師匠が撃沈して病院に叩き込んでくれたよ!?」

 

「あー……もう、潰された後だったかぁ……」

 

「凄かったぞ?速いわ、強いわ……あんな、チビッ子が問題児をフルボッコにしてクレーターに沈めてしまうのは見ていて爽快だった。奴には、二度と戻って来ては欲しくないね!」

 

「そんなに、問題児だったんだ?」

 

まさか、転生者の中に原作……【リリなの】を知らない転生者が居るとは誰も考えて居なかったらしい。しかし、実際に何も知らない格闘ゲーム好きのサイヤ人特典を得た脳筋がいて……現れた時空管理局に喧嘩を売っちゃったモヨウ。結果、修復不可能な状況が生まれて原作から解離しちゃったモンだからさあ大変。

修正したくても、次元の違う……相手も、こちら側も知らない組織との架け橋。ぶっちゃけ、不可能な事柄に頭を抱えた転生者達は更なる問題を知る事になる。それが、【デバイス技術】の流入だ。まさか、こちらの世界にデバイス技術が持ち込まれてているなんて思いもしなかったらしい。それが、発覚したのはデバイスが出回って来たからだ。そんな事態になるまで、彼等は管理局がこの世界に来た理由すらわかっていなかったらしい。

 

「後手後手だな……」

 

「技術を盗んで来る馬鹿が居るとは思わなかったんだ!」

 

「で?技術を盗んで来た奴は特定出来たのか?」

 

「もちろん。しかし、かなり浸透してからの発見だったんで……」

 

「技術の回収は不可で、本人を捕まえても後の祭りか……」

 

「ぐうの音も出んわ……」

 

正に、ヤりたい放題です!そして、彼が生まれた時には管理局との関係は完全に拗れて原作は解離崩壊を果たしていたらしい。

まさか、生まれる前に無知転生者が色々やらかして原作前崩壊とかどうにも出来ないデスヨネー。一応、ジュエルシードが落ちて来たりユーノくんが追い掛けて来たりはあったらしいけど……プレシア・テスタロッサが、事件直後に改心してたとか笑えない。

フェイトが、潜伏先が得られず路上生活をしてて高町なのはに保護されてたとか……フェイトとなのはとユーノが結託して、ジュエルシードを回収封印した転生者に攻撃を仕掛けてたとかーーもう、何がなんやら(焦)。

 

「目茶苦茶ですね!」

 

「一応、百合百合しい生活をなのは達はしてるけどね」

 

「管理局、ミッドチルダは?」

 

「あー……ジェイル・スカリエッティが、ドラ〇もんにハマって改心?してはいるけど……」

 

「スカさん化!?誰だ、ジェイルをこの世界に連れ込んだ奴は!?当然、その馬鹿の行方はわかっているんだろうな!?」

 

「いや、多分……ミッドチルダか、別の次元世界にいるんじゃないか?ジェイルも、そう言ってたからな……」

 

「…oh…………」

 

本当に、ヤりたい放題ですね!!

第一期は、この世界に生きる人材がヤバ過ぎて完全崩壊。

第二期は、辛うじて始まるが最後の最後で原作崩壊。

第三期は、始まる前に主人公達が地球に引き籠って敵役が改心。

もう、『やってられない!』物語になってしまった訳ですか。悪夢ですね。というか、転生者共が無茶し過ぎです!!

『vivid』や『Force』は、どうするつもりなんですか?

色々言いたい事はあったけれど、ここら辺は彼等に任せて置けば良い様な気がしたので黙っておく事にする。多分、原作事件等に関係するモノは転生者達がなんとかしてくれるだろう。今までもそうだったのだから、これからも気が向けばアッサリ解決してくれると信じている。他力本願で希望的観測だけれど。

 

「そういう訳だ。断罪が嫌で、多次元世界に逃げ込んだらしい」

 

「断罪?…………お仕置きしてたのか!?」

 

「お仕置きって訳ではないが……裁判に掛けたり、社会的に抹殺したり、だな」

 

「中々に、鬼畜な制裁で……」

 

何となく、社会的抹殺の方法がわかる辺り俺も似た様な事が出来るだろう。まあ、その似た様な事を師匠が初っぱなからやらかしてくれてはいるけど。『きゃるーん♪』とか、封じ込め作戦失敗とか……下手をしたら、コイツが現在の地位を失う可能性がある行為を散々。だが、反省も後悔もしてない!リア充死すべき!!

という訳で、結婚指輪と思われる左手薬指に付けられているソレに気が付いた所で謝罪なしとなった。リア充、死ね!!

 

「何となく、貴様が考えている事がわかる気がするぞ?」

 

「へぇ……例えば?」

 

「貴様は今、俺に『死ね!』とか『爆発しろ!』とか思っているであろう?明け透けなのだよ、フェイカー」

 

「痛々しいから、そのしゃべり方止めろ!」

 

師匠呼んで、初期に俺が受けた『へし折り』をお願いするぞ!?

超トラウマになって、痛々しい言葉が口から出なくなるという地獄が待っているからな?アースラの一室に引き摺り込まれて散々なじられた挙げ句、トラウマに成る程のイジメ?を受けさせられた(強制)のだが……見事、俺は痛々しい言葉を口にしなくなるという結末に至った。記憶に無くても、トラウマは残るんだよ(笑)。という訳で、後は師匠にお任せです!

 

「では、師匠。お願いします」

 

「呼んだ?……ん。クックックッ、任せて♪」

 

現れた師匠に、指で指し示すだけである程度を理解して貰えるので楽だった。当然、それが意味するのは矯正であり……この場での対象は、ギルガメッシュただ一人でしかない。

 

「寄るな!化け物!?な、なぜここにいる!?」

 

慌てるギルガメッシュ。だがしかし、彼に逃げる場も逃げ切れる保証もない。というか、魔王からは逃げられません。

 

「あ、神崎はどうする?」

 

「翼の所に行こうと思ってます。あー……師匠、フレールくんは《チェンジ・リング》使えますか?」

 

「使えるよ。フレールくん」

 

『きゅきゅ?』

 

「では、師匠。中途半端は良くありませんので、キッチリ馬鹿の矯正よろしくお願いします」

 

「ちょ、おま……ふざけんなっ!!?」

 

「任せて!大丈夫。ちょっと、トラウマになるだけだから!」

 

「それ、絶対大丈夫なんかじゃねぇだろぅ!?」

 

という訳で、俺はフレールくんと手(指?)を繋ぎ《チェンジ・リング》して貰った。それにより、瞬間的に切り替わる風景。

馬鹿が騒いでいる場面から、翼がいる場面へと切り替わる。

見れば、何故か翼は衣服を脱ぎ差って着替えている最中だった。瞬間、俺の頭は真っ白に燃え尽きる。未だ、気が付かれてはいないみたいだけれど……それは、時間の問題だろう。俺は、死を覚悟した。例え、この場から転移しても魔法陣を展開した所で気が付かれるし、逃げようとしても彼女の拳の方が速いだろう。唯一、救いがあるとすれば翼が裸ではなく下着姿だった事だ。

だが、それでも俺の死が免れる事はないと断言できる。

フッ……短い人生だったなぁ。

それにしても、翼は容姿もさる事ながらその肢体も凄まじく綺麗だった。例えるなら、造形美。まるで、何者かがそうなる様に造り上げた芸術作品を見ているかの様だ。それが、彼女を転生させた【神】だとして……彼女を転生(創った)させた理由が、下衆なモノでは無い事を願いたい。

ゆっくりと、視線を上げて行く。

こちらに向かって、前折りに頭を下げているのでこの位置からは彼女の頭と背中と釣り下がった巨乳くらいしか見えない。

レースの布地に包まれたソレは、見事な逆釣り鐘を描いていてとても揉みごたえがありそうだ。しかし、今それをした場合は俺の未来が確定するだけである。しかも、ただその場に居合わせる事と犯罪を犯した!とでは翼の対応が違う気がして手が出せない。

そのまま、視線を上げて後頭部に差し掛かると何故か翼の目と俺の目が合った。いつの間にか、それなりの時間が経っていたらしく翼がついに顔を上げていたのだ。結果、翼は硬直して……見るみる内に顔を真っ赤に染め上げて行く。俺も、何かを言わなければならないのだが……口を開けば、翼の硬直が解けるのはわかっていたのでそれを先伸ばしにする為に口を継ぐんだ。流石に、不老不死であっても翼の一撃を受ければ沈まざるを得ない。

まあ、多分にまだ彼女を眺めていたいという欲望があった事は否めないけど。だって、翼ってかなり綺麗だからな!

俺も男だから、彼女の様な美人を視界に留めて置きたいと思う事を否定は出来ない。

 

「なん、で……」

 

あ、翼の硬直が解け掛かっている模様。

さて、俺の死が近付いて来ましたね。諦めにも似た気持ちと、まだ終わっていないと諦め切れない気持ちがサアァァ……と血の気を引かせる。きっと、俺は今真っ青に近い顔色になっているだろう。翼の赤く染まった顔色が、今度は別の意味合いを持つ色に染まっていく。多分、最初は羞恥。次に疑問。そして、現在は怒りに染まっているのだと予測ができる。何か、何か言わないと!!

 

「つ、翼は、綺麗だな……」

 

「え!?」

 

翼に取っては、予想外の一言になったらしく硬直が継続。

一時的に、羞恥からの怒りが飛んでまた羞恥になった模様。

だがしかし、この状態は長くは続かない。必ず、何処かで破綻して俺は死ぬだろう。だが、だけど!、俺は何としてでもこの状態を長く続けたいと思っていた。この状況から、脱したいとか回避したいとかではない。

 

「ああ、そうか。俺は、翼を見て居たいのか?」

 

「…………裸を?」

 

「いや、元k「そう……「Σ(´□`;)ハッ!」死ね!!」

 

「ま、待て!はなsげぼおおぉぉぉぉ!!!!」

 

土手っ腹に、下から抉り込むかの様な一撃を翼は放って来た。制止しようとしたけど、翼は止まる事なく全力の一撃を穿つ。うっかり、口から内蔵をぶちまける所だった。

 

「このっ!覗き魔!エッチ!変態!!」

 

「ち、ちが……」

 

「何が、違うって言うのよ!?人の着替えに乱入して、舐める様に見回していた癖に!?」

 

「そ、れは、認める、けど……決して、覗き、目的、では……」

 

「それ以外に、何があるって言うのよ!?」

 

「チ、ェンジ、リン、グで、フレ、ールく、んに、連れて、来ら、れた……んだ…………」

 

「…………何で?」

 

「翼に、会い、た、かった」

 

「ええ!?ちょ、本気!?」←誤解中。

 

それはもう、中二病なギルガメッシュのせいで癒しを求めていたって事もあり、中身がアレでも見目が麗しい翼を癒しとして眺めていれば癒されると思ったからだ。(現実逃避)

そりゃ、俺は踏み台でアニメヒロインに欲情する変態だが……この世界のヒロインは、俺が知る萌えるヒロインではないので身近かつ眼福な翼を求めたのだけれど。まさか、着替えの最中だなんて思ってもなくて……んん!?あるぇ?フと、ある事に気が付く。

つーか、師匠は気が付いていたんじゃないですか?

フレールくんの視界が、師匠とリンクしていると聞いた事があったのを思い出す。ならば、師匠は翼が着替え中である事を知っていた事になるんだが……と、疑問の目をフレールくんに向ける。

すると、純粋無垢なフレールくんが邪悪にニヤニヤとした笑みを浮かべ見下ろす様な目で俺を見ている事に気が付いた。

(ノД`)ノひぃ!?

つまる所、全ては師匠の手の平の上だったんですね!?全てを悟った俺は、血の涙を流しつつゆっくり床に沈むのだった。

 

「?……ひぃ!?」

 

あ、翼もフレールくんを見ちゃったかぁ。

 

「ヘタレ共め……そのまま、襲ってれば良かったモノを……」

 

「「ちょ!?」」

 

『きゅ?』

 

捨て台詞?を吐いて、フレールくんは純粋無垢なフレールくんに戻る。余りにも、恐ろしい計画を実行した師匠にドン引きしつつ俺達は無言でフレールくんを見上げていた。

と、とりあえず、翼の着替えが終わるのを待ってから二人で恐怖を共有して今は麦茶を飲んでいる。

 

「怖かった……スッゲー、怖かった!」

 

「そうね。使い魔で、護衛だとは言え恐ろしい存在よね……」

 

「とりあえず、その……悪かったよ。着替え覗いて……」

 

「良いわ。神崎の意思じゃ無かったみたいだし……」

 

「いやいや、俺の意思じゃ無いにしろ見続けたのは俺だから」

 

「そう?じゃ、神崎が悪いって思う事にするわ」

 

「まあ、理不尽なのは今に始まった事じゃないんでそれで良いよ」

 

「…………そうよね。理不尽極まりないわね」

 

「御詫びに、ショッピングに出るか?即金なら、直ぐに用意出来るんだけど?この世界のギルガメッシュに、活動資金として一万円も援助して貰ったからな?」

 

「また、パチスロ?余り、目を付けられないでよね?」

 

「大丈夫、大丈夫。目を付けられたとしても、ウチには強面以上にヤバいのが揃ってるからなぁ……」

 

特に、師匠とか師範代達とか……そんじょそこらな、丸『ヤ』な人達よりヤバァい人々が目を光らせてくれているので安心安全です!見た目は、小娘やチビッ子だけど中身は恐ろしい邪神な方々が。思いますに、アレ……相手を油断させる為の偽装だ。油断して、向かって来た馬鹿をパクッと喰う為の皮ですよね!?

喰われた経験のある俺が言うんだから間違いない!!

 

「じゃ、二時間後に駅前で待ち合わせな?」

 

「ええ、それで良いけど……これって、デート?になるのかしら?」

 

「気晴らしだ!デートではなく、気晴らしに行くだけだ!!」

 

フレールくんが居る前で、なんて恐ろしい事を言うんだ翼は!?

 

「違うからな!?デートじゃなくて、気晴らしだ!気晴らしなんだ!だから、拡散するんじゃねぇぞ!?」

 

ガシッとフレールくんを掴んで、真剣な面持ちで怯えるフレールくんに伝えるが……さて、ちゃんと師匠に届いたかはわからない。

そう、思っているとフレールくんを引ったくられて翼も『デートじゃ無いわよ!?』と力説していた。

 

「不用意な事を言うなよ……」

 

「ごめんなさい。うっかりしていたわ……」

 

「全く、ネットより厄介な……」

 

「そうね!ネットより厄介な存在よね!!」

 

下手な事を言えば、次の瞬間には使い魔全員が知っているという恐怖。ネットよりも、光の速度で情報が拡散するソレはある意味恐怖の対象だった。きっと、翼もその事に気が付いたのだろうが……多分、もう遅い。何故なら……

 

「「デートですか?兄様」」

 

「「遅かった!!」」

 

ニヤニヤ顔のリリィ達が現れてしまったからだ。

二人して、頭を抱え羞恥に悶える。フレールくんの前で、迂闊な事を言う訳にはイカない!!一応、どうするか翼に聞くが行かないという選択肢は別の憶測が建つのでショッピングは確定事項だ。

 

「行くわよ。というか、行かない方が危険だわ……」

 

「ですよねー……」

 

行かなければ、密室な個室でイチャイチャしているなんて噂を立てられるのは目に見えている。ぶっちゃけ、デートよりそっちの方が効く!!

 

「仕方ない。とりあえず、金策をしてくる!」

 

「ええ、いってらっしゃい」

 

「おや?お出掛けですか?兄様」

 

「護衛は、必要ですか?兄様」

 

「いらん!付いてくんな!!」

 

「「フフフ……デートですね」」

 

「「違う!!」」

 

こっちの羞恥を、全力で煽ってきやがって!!

変な気分になるから、止めろって言ってるのにコイツ等と来たらガチウゼェ!!しかも、あの手この手を使って付いて来るから始末に置けなかった。しかも、奴等は自分が見た光景を自動録画出来るんだぞ!?後日、上映会とかされてアドバイスという講習までされたら……マジで死ねる!!だから、デートとか建前的な事を奴等の前で言うのは危険過ぎるんだ。翼の御馬鹿!!なんとか、秘密基地から逃げ出して街に出るもチラホラと視界に入る猫ネコねこ!!

クソォ、観賞しに来やがった!!

こ、この暇人共め!!

 

 

 

……………………

 

 

……………………

 

 

……………………。

 

 

金策をして、待ち合わせ場所に来てみれば……駅前の噴水に腰を掛け、たくさんの男共に集られている翼を発見。うん、あんな美人が一分も待っていれば馬鹿が集るのは目に見えていたが……護衛!見てるだけじゃなくて、仕事しろよ!!

とりあえず、馬鹿を押し退けて翼の元へ行くと『ギルガメッシュの女ぁ!?』とか聞こえて来る。

 

「あ゛あ゛!?」

 

魔力込みで、全力殺気を周囲に振り撒いて馬鹿共を追っ払う。それとつい、威嚇する様な低い声が漏れてしまった。俺は、この世界のヘタレ踏み台なギルガメッシュじゃねぇよ!?見た目が似ているだけで、中身は凶暴紳士な猛獣です。女性には、優しく出来るからな!男には、凶暴な猛獣だけで対応するけど。

 

「行こうぜ、翼!」

 

「ええ。エスコート、よろしくね?大悟」

 

「ふぁ!?」

 

「うっ……」

 

驚いて振り返れば、視線を逸らされた。ちょ、そんな反応されたら……こっちまで恥ずかしいじゃねぇか!?

 

「誰の入れ知恵?」

 

「リリィちゃん……」

 

ラヴォルフしぃはぁんんっ!?

 

「えっと……か、大悟は名前呼びは、いや?」

 

「…………いや、じゃねぇけど……」

 

「じゃ、このままで……いい?」

 

「あ、ああ……いぃ!?」

 

了承したら、手を繋いで来た!!ヤヴァイ!良くはわからないけど、なんか悶絶したくなってくる。いや、違うぞ!?別に、普段の翼からは考えられないくらい積極的だからって心揺れたりとかしてる訳じゃ無いからな!?迷子!そう、迷子にならない為の措置だから!!それ以上でも、それ以下でもないから!!

 

「ひ、人、多いもんな!」

 

「そ、そうよね!変態も、多そうだしね!!」

 

言って、俺達はその場を離れ街へと繰り出した。

 

 

 

 

 




なんて、初々しいデート!!うっかり、書いてて悶絶したわ!!煽って、調子狂わせるだけでこの通り!!悶絶するが良い!!!とりまー、二人の関係を進める為の《時渡り》になりそうです(笑)。周囲が煽れば、余程枯れてなければこうなります(笑)。そろそろ、潤いが必要かなぁと思ったので。前回、神崎くんを主人公にする宣言したので翼と良い関係になって貰おうかと(笑)。一応、この物語のヒロインだからなぁ……翼は。神崎くんと翼の恋物語(サブ)。
そして、割に合わない評価を下されるのはこの世界の調整者ギルガメッシュ!!ザマァ(笑)。
あんな映像を流出させておいて、超絶美人と街を歩いてた!!等と、SNSに投稿されて撃沈。憐れ、この世界のギルガメッシュ。そして、ヘイトを集める神崎くん!!
もう一回、死闘が待ってるかな?その前に、矯正されるかも(笑)。頑張れ、ギルガメッシュ!負けるな、ギルガメッシュ!きっと、未来には輝かしいモノが待っているハズ!!
まあ、双夜に関われば踏み台は死ぬ!!

《ルール・ブレイカー》、運命差し込みの術!!
楽しんで来ると良い!!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

乙女ゲーム系の悪役令嬢がザマァしている小説を読んで思う事はただ一つ。ヒロインが、ハッピーエンドするのはゲーム会社の大人な事情じゃね?って事だけである。
ヒロイン達が、『ハッピーエンドになるハズ』的な事を言っているのを読む度に、『だから、“大人の事情”なんだって』と突っ込みを入れるのが作者の持ちネタに成りつつあります。だってなぁ……そもそも、ゲームってのは【売る】為に作るモノじゃないですかw。なのに、バットエンドな乙女ゲームなんて誰が買うんだよ!?とまあ愚考する訳ですよ(笑)。シナリオライターさんが、その物語を書いて何を思おうが結末はハッピーエンドな訳ですよ。例え、これやったらバットエンドだよなぁ(笑)って思ってても大人な事情でハッピーエンドにして豪華声優と絵柄を良いモノにすれば売れるんです!!まさか、ヒロインさん達はそれに気が付かないんですかね?つーか、気が付いてないんでしょうね!おかげで、お腹の筋肉が捩れる思いですよ?なんで、その結論に至れないのか意味不明なんですけど?

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