絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
神崎:
そして、師匠は音信不通となった。
何を言っているのか、わからないと思うけど……ある日を境に、師匠からの連絡が途絶えた挙げ句等間隔で起こっていた次元震すら起きなくなったのである。因みに、俺の目の前にはリリィとオルタが真っ青な顔で正座をしつつ俯いていた。
一応、師範代達は師匠の使い魔だから連絡やパス等の繋がりで状況くらいはわかるかと思っていたのだが……全く、わからないらしい。そもそも、師匠と使い魔の間にある『パス』は魔力の供給用のみの『パス』であって意思や経験を共有する為の『パス』ではないらしい。一応、思考のやり取りは出来るらしいけど……それも、念話に近いレベルのモノで知識等が共有出来るモノではないらしい。ただ、師匠から一方的に魔力や知識を送り込まれる事があるとしても使い魔が得た経験を師匠と共有する事はないのだ。
「もし、共有するとどうなるのかしら?」
「あー……やっぱり、気になりますか?姉様」
「……そうですね。Masterが、強制的に休眠状態になります」
「は!?強制休眠!?」
使い魔システムが創られた初期の頃は、使い魔が得た経験や知識を共有するバックアップシステムもあったらしい。だが、それによるフィードバックに問題があり過ぎて没になった……とのこと。
例えば、使い魔一体が一時間活動をしたとして師匠が得るフィードバックは、使い魔が活動した時間と同等だったらしい。つまり、百体の使い魔がそれぞれ一時間活動したとしたら師匠が得るフィードバックは100時間の強制休眠という事になるんだそうだ。
「マジか……」
「ええ。どうも、私達が得た経験と情報の中で最も重要なモノをピックアップして共有する……という事が出来なかったらしくて、共有機能のみを投げ捨てて作られています」
それ故に、師匠と使い魔達が情報を共有する為には一々メールや他の通信媒体を使用しての報告になっていたという訳だ。何か、微妙にアナログだなぁとは思っていたけれど……まさか、そんな技術的な理由があったとは思ってもいなかった。それ故、師匠が定期連絡を断つとこんな風に混乱が広がったりするのである。
なので、今現在連絡を断った師匠の動向を確認できる者は居なくなってしまう訳だ。そして、師範代達の予測では師匠が音信不通の理由が『野生化』だった。というのが、一番の有力な考察である。だが、仕事が立て込んでいるのに師匠は野生化する人ではないので別の理由があるのだと思われる。
しかし、唐突に音信不通とか……師匠はいったい、今なにをしているのだろうか?困惑していると、《キィン》とカン高い音が腕輪から聞こえて視界の端にメールが届いたというサインが表示される。こんな状況で、誰がメールなんかを……とは思ったけれど、人間だった頃の習慣で直ぐにそのサインをタップしていた。
そして、開かれたウィンドには【鮮血の】さんの名前が並んでいて……俺は、メールを開いた事を少し後悔する。
だが、その内容に更なる混乱をする事となってしまった。
『今、ソウニャは何をしているんだ!?なんか、休暇中のボクに戦艦やら駆逐艦の発注が来たんだけど!?後、それを管理する為のアンドロイドとか!!(以下、困惑する文面)』
「師匠、どこと戦争するつもりなんだろうか?」
「おや?Masterの動向がわかったのですか?」
「誰からの連絡ですか?兄様」
「【鮮血の】さん」
「(ノД`)ノひぃ!?」
「師匠から、戦艦や駆逐艦の発注があったって……」
「(ノД`)ノひぃいぃ!?」
「何をやっているの!?あのチビッ子は!?」
「えっと……戦争?」
全く、理解できない師匠の行動に俺達は首を傾げるばかりだった。
その後、【鮮血の】さんとのやり取りを続けていたら戦艦の発注は取り消されたらしい。だが、前に【鮮血の】さんが置いていった置き土産があるのを師匠が思い出しちゃったらしい。
《どうしよう!?余計な事、言っちゃった!?》
『大丈夫です。師匠が、我を忘れるなんてそんな事……』
《アイツ、【魔王】だよ!?理性ブチキレの常習犯だよ!?》
そう言えば、そうでしたね。理性ブチギレで、暴走して数多な世界を滅ぼして回った極悪さんでしたね。だからと言って、今の師匠が理性をブン投げて本能のままに暴走を始めるイメージはない。
それに、【鮮血の】さんに受注をするくらいの理性はあるみたいだから問題ないっちゃぁ問題ないんじゃ……?
「えっと……師範代、他の使い魔さん達と連絡取れたりします?」
「出来ますが……情報量によっては、パンクしますよ?」
「あー……じゃ、音信不通になる前の数時間をピックアップしてその間の情報で師匠が嫌いそうなネタってあります?それこそ、ピンポイントでヒャッハーしそうなヤツ」
「そんな、簡単にわかればーーーー」
「……あ!ありますね……管理世界なのに、奴隷文化のある世界が。これは、普通にブチギレ案件では?」
「それで、戦艦や駆逐艦が必要だったのね。…………逃げてぇー!!」
「つか、管理世界になってんなら廃止されているハズだろ?…………ムッチャ、逃げてぇー!!」
「もちろん、管理世界に加入する際に廃止されたーー事になってますね。…………全力で、逃げてぇー!!」
「フン。大方、廃止したと見せ掛けて隠したのだろう。…………世界から、逃げてぇー!!」
かくして、その問題の世界がどうなったかと言うと……音信不通となった師匠と連絡すら取れず、止める事も出来ないまま物量戦で間引かれてしまったとさ。めでたし、めでたし。
馬鹿正直に奴隷制度を廃止しておけば、師匠に目を付けられる事もなく平穏無事を過ごせたというのに……馬鹿め。あっという間に、蹂躙というなの一方的な攻撃でその世界は滅んでしまった。というか、俺達が気が付いた時には宣戦布告が行われていて……奔走を始めて状況を把握しようとしたところで、蹂躙戦が開始したらしいから完全に後手後手である。そして、俺達が状況を把握した辺りで殲滅完了だったっていうからかなりのスピード戦争だったらしい。
「その上、時空管理局は今尚ホラーハウス状態……」
「《堕ち神》の恐怖もあって、機能停止状態のまま……」
「仕事、やり過ぎだろ!?」
「仕事ではありません。趣味です!!」
「「嫌な趣味だ(ね)な!!」」
正確には、人を驚かしてビックリするのを楽しむというのが主なんだろうけど……悪趣味である事に違いはない。とは言え、二重の意味で今管理局に動いて貰っては困るのもわかるので何も言えない。ついでに言うならば、未だ二割程浄化が済んでいない世界があるらしいので師匠が戻って来るのはまだまだ先だろう。
つか、この短期間で凡そ二割も浄化して回れる師匠が異常だ。
「ヤバ目の世界が、四割あったとして……残りのヤバくはないけど、汚染されている世界は放置のままで良いんですか?」
世界の自然治癒能力で、十分だとは聞いていてもあれ程の規模の《堕ち神化》を見て体験した身としては不安で仕方がない。
いつか、汚染されている世界で《堕ち神化》する人が居て俺達が来るまでに多くの人々が殺されるんじゃないかと恐くて怖くて仕方がない。そんな不安が、伝染したのか翼も少し顔色が悪かった。
「大丈夫ですよ。我々を信じてください」
「所で、セイバーは元気してる?」
話を変えたかったのか、翼がフと思い付いた様な事を問う。
一応、セイバーは師範代達と姉妹という事になっているので俺達とは別の部屋で監禁中だ。まあ、全く監禁されている様子も無いけどな!!ぶっちゃけ、数が多いので身代わり置いて暗躍中な師範代達。監視、何やってんの!?滅茶、逃げてますやん!?
他の使い魔と協力プレイで、現在逃亡中な師範代達だった。
「ええ。とっても、元気ですよ?」
「そう言えば、兄様はセイバーの『お兄様』プレイに大興奮だったな?我等は、かなりおざなりなのに……」
「きっと、恥じらいが足りないのです!私達も、恥じらいを持ってすれば兄様を興奮させられるハズです!!」
「止めて!なんか、凄い誤解を生む発言止めて!!」
そりゃ確かに、セイバーに『お兄様』と呼ばれて大興奮したのは紛れもない事実だが……あのセイバーが、超恥じらいを持ってモジモジとしつつ『お、お、おおおお、お兄様……』と告げられて興奮しない方がおかしいから!!例え、振りでもあの厳格なセイバーに『お兄様』なんて呼ばれたら萌えずには居られないって!
「大悟?」
「はっ!?孔明の罠か!?」
「なんで、三國志なんですか!?」
「フッ……これが、お約束というヤツよ……」
「「ああ、ヲタクの意味不明な発言でしたか……」」
そうだけど!そうなんだけど!でも、ノッてくれても……いえ、なんでもありません。誤魔化せたんだから、良いという事にしておこう。それにしても、セイバー可愛かったなぁ……既に、衛宮士朗に心奪われてるって言っても絶対的ヒロインである事に代わりはなく。そんな娘を、羞恥でモジモジさせた挙げ句『お兄様』と言わせたんだから十分悶絶案件だろう。
「大悟?何、ニヤニヤしているの?」
「ハッ!?今度は、周瑜の罠か!?」
「いえいえ……兄様が、キモいだけです」
「ぐはっ!」
それは、わかるけど言い過ぎです!!割りとサックリ、俺の精神を抉ったリリィが俺と視線を合わせた上でニヤリと邪悪に口角を釣り上げてチラリと翼を見た。それだけで、リリィが何をしようとしているかが理解出来て辛い。それだけは、ご勘弁を……と願うのも虚しく、アッサリと俺がセイバーの可愛さに悶絶している事をバラしやがった。
「大悟……貴方、どれだけ気が多いの!?」
「あ、いえ……その、そういう訳では……」
「なのは達だけでなく、セイバーにも気があるから悶えてるんでしょう!?最低ね!!」
「いやぁ……そういう訳ではないんですよ!そもそも、なのはさんとセイバーでは世界もジャンルも違うアニメですよ!?」
「だからって……(ジトーーーー!)」
「いやいや、其々の物語のお気に入りですって!断じて、『俺嫁』とか言ってた訳じゃないですよ?」
つーか、Fate縛りなら断然『赤い悪魔』を支持するね!桜は桜で、捨てがたいけれど病んデレは怖過ぎでお断り。セイバーは、高純過ぎてギャップは良いけど恋人には向かない。それなら、断然『赤い悪魔』推奨だ。
綾子って線もあったけど、攻略が出来ないんじゃぁなぁ。
「お気に入りではあったけれど、精々からかって遊ぶ程度の存在だったよ。本人には、絶対言えないけど……」
例えば、蟹玉お好み焼き事件とか……嫌でごさる!鍛練優先事件とか、からかい過ぎてバッドエンドまっしぐらでしたとも(笑)。
「そうなの?」
「そうそう。ギャグパートに走って、困らせるのが楽しかったね。今度、蟹玉風お好み焼き丼とか作ってやると喜ぶかも?」
「それ、怒るわよ?セイバー……」
「間違いなく、キレますね……」
「まあ、ブチギレ後鍛練で仕返しがワンセットだったけどさ……再現したら、やっぱ不味いかな?」
「「不味い(わね)ですね!」」
とりあえず、師匠にリクエスト出すだけ出しておこうか等と悪戯計画を練りつつ解散となった。てか、忘れられて無いだろうなぁ?何となく、放置され過ぎている様な気もするが気のせいだよね?ジェイル・スカリエッティとか暗躍してたりして?
「まさかねぇ?」
……………………
……………………
……………………。
そして、俺は自分で建てたフラグを回収してしまったのだった。
目の前には、何故かクアットロが居て眠っている翼を拘束して連れ去ろうとしている。だから、無我夢中?だった。
無我夢中?で、全力魔力強化を使って拘束具を引き千切りクアットロの首を掴んだ所までは覚えている。そこまでは覚えているんだけど、気が付いたら首が折れて死んでるクアットロが倒れていて……俺、超困惑中。あー……俺、殺っちまった?
とりあえず、師範代に連絡入れてクアットロの処理をお願いしたら、別の使い魔が現れてクアットロの死体を持ってちゃった。
その翌朝。師範代達がまた、お忍びでやって来て困惑する俺を慰め……いや、厳しく現実を教えてくれている。
「そりゃ、兄様の全力魔力強化で戦闘機人の首を握ったらグシャッと握り潰しても仕方ありません……」
「また、原作をブチ壊してしまった……」
「それにしても、姉様が拐われそうだからって全力は……」
「いやぁ、慌ててて……」
「無我夢中だったんですよね?」
「処理しに来た使い魔にそう言ってたであろう?」
「慌ててたんだよ!だから、無我夢中なんかじゃねぇ!!」
「「はいはい」」
「聞けよ!?」
「まあまあ……私も、無事だったんだし問題は無いのよね?」
「無いですね。原作以外は……」
「ええ。原作以外は、問題ありません」
「止めて!明日以降の待遇が目に見える様だ!!」
自分で蒔いた種ではあるが、だからと言って永遠と打撃される謂れはないのでからかいフラグをへし折って置かねばなるまい。
「駄目ですよ?他人は良くて、自分は駄目の鬼ルールは……」
「二重フラグを回収した兄様が悪い。受け止めるが良い」
「あ。それから、兄様のからかい癖はセイバーに通報済みです」
「ちょ、なんて事をしてくれてやがるんだ!?」
「とっても、嬉しそうだったぞ?」
「それ、ちゃう。嬉しい訳やない……」
セイバーが、嬉しそうだったって事は滅茶激怒の時だけだ。
くっ……やはり、セイバーをからかう時は食べ物以外でやらねば……死ぬ!!だが、味や食感の違う食べ物での悪戯は外せない鉄板モノ。セイバーの反応が、手に取るようにわかるっていうのにそれをお預けにされるなんて……無念!!
「それで、話を戻すけど……私達は、管理局に裏切られたと言って間違い無いのね?」
「ええ。犯罪者に売られた以上、私達は管理局に裏切られたと見て良いでしょう。存分に、暴れちゃってください」
まさか、ここに来て管理局と敵対フラグが建つとは本当に何が起こるかわからないモノだな。人生ってヤツはよぉ!!
これ以上、襲われたここにいる必要はないので俺は立ち上がり《瞬動術》で出入口との距離を殺すと、魔力を纏わせた拳で殴って開けた。瞬間、けたたましい警報の音が鳴り響く。
「はぁ……出来る事なら、一日時間を送らせられたらなぁ……」
「時間は、有限ですよ?仲間が、戻って来ないとなれば無実の冤罪で拘留される可能性があります」
まあ、そうなんですよねぇ……クアットロを、ガチで殺しちゃっている分言い逃れも出来そうにないし?管理局の裏は、真っ黒だから問答無用で冤罪に次ぐ冤罪で罪無き無期な拘留を招く恐れがある。それに加えて、セイバー達と合流する頃には何も知らない憐れな局の精鋭によって包囲されている始末。多分、最高評議会の手に染まっているのは指揮官クラスの士官のみとかそういうオチだ。
「なんか、言って来てますよ?大人しく投降しろとか何とか……」
「投降なんてしてみろ、要らぬ冤罪掛けられてジェイル・スカリエッティの元に護送されるだけだっつーの!!」
「…………兄様が、変な情報を与えるから私達スカリエッティ一味にされてますよ?」
「冤罪大好きだなぁ……もういいや。師範、殺れますか?」
「殺れますよ?セイバーは、問題ありませんか?」
「如何様にも」
「宝具使って良いから、時間は稼ぐ!」
「はい!」
「結局、こうなるのね……」
「毎度毎度、欲望に底が無いなぁ……行くぞ!」
初っぱなから、《神速》を持って間合いを詰め魔法を準備していた局員を蹴散らす。今一、手応えが無いけど俺も師匠も関わってないから雑魚なんだろうと納得した。ぶっちゃけ、《鎧通し》と《神速》だけで圧倒出来るので蹴散らすだけなら差程苦労しない。とりあえず、セイバー達の様子を見るけど宝具を使う程の敵も居ないので楽々局員共を蹴散らして気が付けば港まで来ていた。
「なんか、呆気ない?」
「航行艦でも、奪って逃げますか?」
「SS級ビットとか、持ってないんですか!?」
「ありますけど……」
「乗れますよね!?」
「もちろん。何処かの天災様が、次元ですら航行可能にしてますね……全く、非常識な……」
「あはは。感謝したくもないのに、感謝せざるを得ないとは……正に天災だな!じゃ、逃げるんで出して皆を乗せて下さい」
「「全く(だ)です!!」」
そう、言いながらも異空間からS級ビット艦を無理やり空いているドックに出して俺が殿をしている間に翼とセイバーが乗り込んで行く。そして、強制的にオルタと入れ代わらせられるとリリィに首根っこ掴まれて引き摺られる様に艦へと放り込まれた。その後は鮮やかなモノで、俺が殿を引き受けるよりも羨むくらい華麗に局員共を吹き飛ばし、さっさと艦に乗り込んでしまう。
「流石、師範代。俺だと、もっと時間掛かってただろうなぁ……」
「ふふん。これでも、兄様よりかは経験値高いんですよ?」
「年齢……いえ、なんでもありません」
アブねぇ!もう少しで、自ら死亡フラグを建てる所だった!!
リリィから、割りとキツ目の殺気が漏れて気が付けたけど……師範代達、精神も女性化しているから年齢ネタに超敏感だ。ええ、永遠の十四歳ですもんね!?わかっております!!
「では、出発しますね?」
「追っ手が掛かる前に、局空域から離脱するから座席に座ってシートベルトを……」
言われて、俺達はコックピット?と思われる場所にあった座席に座りシートベルトというか……体を固定する器具?モドキでガチャンと拘束される。つか、こんなに厳重な安全ベルトとか必要なのだろうか?そこはかとなく、嫌な予感がしたけど……早く、局から逃げ出したくてついこれを作った人の事を忘れてGOサインを出してしまった。結果、100メートル級ディバインバスター?でハッチをブチ壊し、無理矢理急発進したら超Gが掛かって来て俺を含む常識人達は気絶する事になる。
つーか、目の前が一気に真っ赤に染まってブラックアウトした。
……………………。
「ハッ!?」
目が覚めると、知らない天井があった。口にはしないけど、どうしてこんな所に居るのか今一訳がわからない。順を追って、思い出していくと管理局に追われて逃げ出した所までを思い出す。そう言えば、ジェイル・スカリエッティの元へ護送されそうになったから逃げ出したんだった。そして、S級ビット艦に乗って急発進した所で記憶がなくなっている事に気が付いた。
「……と。気が付いたのは、俺が一番か……」
チラッと、管制画面を見て状況を確認するが艦の周囲に敵影が見えないのがわかるだけで後は意味不明だった。なので、目を回しているオルタを起こして状況を確認して貰う。
「くっ……S級ビット艦が、【鮮血の】作である事を忘れておったわ。さて、現在状況は……フム。最果ての次元の様じゃの」
「最果ての次元?」
「要は、管理局が到達した次元世界越えじゃな。新記録だぞ?」
「あー……端っこ、越えちゃったかぁ……」
とりあえず、安全圏で間違いは無いらしい。
ブーストの逆噴射で、停止し反転した俺達はGで潰されない程度で来た道を逆走し始める。それでも、局の次元航行艦よりも速いペースで進んで行く。それと同時に、どれくらい気絶していたのかを調べて管理局近くまで戻れる時間を逆算すると3日程で戻れる事がわかった。
「来た時は、三時間も掛かって無いのに……戻る時は、こんなにも長い時間が掛かるとはなんて面倒臭い……」
「そう言うな、兄様。本来ならば、片道数ヵ月の道のりだ」
「わかってるよ。さて、S級ビット艦の外観はどうする?」
「フム。管理局の膝元では動き辛いか……ならば、外付けパックなるモノがあるらしいからそれを纏うというのはどうだ?」
「……何でもありなんだな……」
「正に、『こんな事もあろうかと!』……なのだろうな……」
「ドヤ顔してそう……」
「してそうだな……」
「「はぁ……」」
色々と、面倒な事は多いけれど行き過ぎた科学を扱うヤバいマッドサイエンティストが作る武器が降り掛かる面倒よりもより面倒だった件。最早、溜め息しか出なかった。
作者が覚えている物語設定ルール編。
☆CLAMP系列から、割りと多く世界設定を貰ってるかも。例えば、『偶然なんて存在せず、あるのは必然だけ』されど『人知で認識出来ず』。『善きも悪きも、人間が決めた事』。『対価と代償の等価交換』。『人と縁』。
☆鋼の錬金術師。『等価交換の法則』。何かを得る為には、それ相応の対価が必要。
☆永遠のアセリアから、時の狭間?にいる時は力が溢れてたのにガロリュキアに入ると力が制限される。各世界によって『能力制限』。『世界の格と規格』。『世界の枠』。
☆とある魔術の禁書目録から、バラ撒き型【御都合主義】は無し!『特定の条件下の元でのみ御都合主義』。
☆キャラクター設定は、同世界でもゴチャ混ぜで!『ギャグキャラ&シリアスキャラが同世界入り』。
☆神族は、三つの勢力に分ける。
☆悪魔族は、二つの勢力に分ける。
☆人間族は、七つの勢力に分ける。
☆亜人族は、十二種族に分ける。勢力は三つまで。
☆神様が敵。悪魔は味方。他種族は中立。
☆平行、並列、斜、過去、現代、未来。同立複数世界。
☆『ヘイトシステム』。悪い事をすれば、悪徳アップ。良い事をすれば、善徳アップ。それ等によって、能力変化。
☆ステータス的な最強&スキル的な最強&特殊な最強。
☆月姫から、『根源』&『真理』設定。
☆ひぐらしがなく頃から、『平行ループ』と『絆』。
☆弱きが、強きを挫く。『下克上システム』。
他。テイルズやスターオーシャン、ファイナルファンタジーとかからも何か取ってたかも……?忘れた(笑)。あ!後、『ルドラの秘宝』が妖精魔法の原点。あの良くわからない呪文はアレから来てる!!アークザラッドとか、遊幽白書とか、細かく上げれば山程出てくるパチリ設定(笑)。かなり多くて、記憶にすらないけど元になってる設定が……。
ベースが、CLAMP世界を元にしてて……多種多様の設定を盛り込んだ感じの世界設定になってるのは覚えてるんだよ。他にも、山程細かい設定があるにはあるんだけど……盛り込み切って混ぜて、基本にしちゃったからどこからどこまでが……とかの境界がなくなってて、今一細かく何から取ったってのを覚えてない。でも、読んだり見たりプレイしたり……から貰ったのは覚えてるね!小説、漫画、ゲーム、映画等々様々な物語の設定が……組まれてます。
因みに、『ルドラの秘宝』は呪文を自分で作れたんだよ(笑)。『あ』って入力すると『あ』の文字が飛んで来るんだ!属性は、無属性魔法になってたよ(笑)。なので、『あああああ』と入れたら『あああああ』が飛んで来るんだよ(笑)。ああ、それと『メテオ』って入れると、『メ』『テ』『オ』の文字が順番に落ちてきた(笑)。あれは、傑作だったなぁ(笑)。スーファミのゲーム。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれる方々に感謝を……