絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
あのネタは、割とドキドキだったから(笑)。
Re:
さて、皆さん。師匠が、過去をやり直す前に保護した原作人物達を万の軍勢艦隊医務室にブチ込んだのを覚えておられるだろうか?それにより、原作ヒロイン達が二倍に!?と考えた俺は、散々万の軍勢艦・医務室を探し回ったけれど……今回は、見付からなかったorz。それで、詳しい話を師範代に聞いたら《ルール・ブレイカー》で時間軸を切り捨てた訳じゃないから残っている事はないそうだ。チッ、《ルール・ブレイカー》をオススメするべきだった。なので、今回はヒロイン増えてないよ!全く持って、残念無念である。ってな感じで、落ち込んでいたら師範代達から話を聞いた師匠が怒り顔で追い掛けて来たので久しぶりに命懸けの大マラソンになった。42キロ所じゃないんだぜ?その5倍くらいは、軽く走り回ったね。最後は、捕まってお仕置きされたけどメチャ怖かったです!!俺が悪いのはわかってるけど、師匠がたまにやらかすから期待しちゃったんじゃないですか!?それで、ちょっとおこぼれを頂こうと……あ、ごめんなさい。殴らないで下さい。ちょこっと、俺の中にあるリビドーが溢れちゃっただけなんです。え!?翼に告げ口する!?や、あのですね?別に俺、翼と付き合ってる訳じゃなi……え?踏み台殴るなら、女性の方が映える?いや、そんな理由で俺翼に殴られてたの!?つか、殴られたく無いんですが!?ちょ……!?
殴られた。しかも、一発じゃなくて馬乗りに何度も何度も殴られ捲った!止めてって言ってるのに、ボコボコとボコられて痛いです。
ただ、ちょっと溢れだしたリビドーを静めたいが為に頑張ってみただけじゃないか!それに、夢が破れたんだから慰められても追い討ちを掛けられる理由にはならない。なのに、フルボッコ(笑)。儚い夢破れて、フルボッコ。マウント取られて、ボコボッコ。泣いて良いですか?良いですよね?ちょっとだけ、ハーレム気分を味わいたかっただけなのにフルボッコ。顔が、痛いです。
事の顛末は、終始こんな感じで翼が落ち着いてから終了。
顔が腫れ上がって、ギルガメッシュなイケメンは見ていられない痛々しい姿に成り果てた。師匠には、追い回されるし翼にはフルボコにされるし踏んだり蹴ったりである。畜生!俺の、俺のハーレム生活があああぁぁぁ……顔、冷やして来よう。
……………………。
何はともあれ、この世界での改変は終了した様子なので次の世界へ《時渡り》をするんだと思っていたら、調整が未だと聞いてそんなモンもあったなぁ……と考える。というか、かなり最小限な方法で解決した訳だからそんなに時間は掛からないだろうと思っていたのにガッツリ半年も掛けて調整してた。
なんで、そんなに時間が掛かったかと言うと……偶々、J・S事件の後処理で呼び出された洗脳転生者こと春日に連れられて聖王教会へ赴いたら師匠が居なくなる。正確には、お茶請け目当てにカリムの執務室に忍び込んだからだ。忍び込んで、カリムのお茶請けを食い散らかし逃げた結果……カリムが、拗ねて仕事をしなくなったらしい。その謝罪を込めて、次の訪問時に手土産持参で行ったら師匠がシャッハに捕縛された。まあ、ノックも訪問前のアポも取らずに突撃したらそうなるのは当たり前なんだけどさ。
とりあえず、目の前で行われる不思議な現象の説明求めて良いですか?今、現在進行形で……シャッハに捕まったハズの師匠が、シャッハにお説教されつつカリムの目の前でお菓子差し出しながら謝罪を行っている。つか、師匠が二人居るように見えるんですが……錯覚?いや、普通に二人いるんですが!?え、偽者!?
使い魔分身という説明を受けたが、コンマん秒で入れ代わる《身代わりの術》とか言って来た。文字通りで、物理的な《身代わりの術》なんてあったんですねぇ……影分身じゃねぇんだ。
そして、叱られる分身?を置いてカリムと師匠が楽しそうにお茶会を始めるのを遠巻きに眺める。下手に動くと、師匠のお詫びお茶会をシャッハに気取られる可能性があるので俺は入り口で待機中だ。因みに、お茶会がシャッハに気取られないのは師匠が何らかの結界を張っているからであって、決してシャッハが鈍いという訳じゃない。だが、端から見ている俺からすると何らかのコントを見せられている様な気分にさせられる。
だからと言って、このままずっとこのコントが続く訳じゃない。
いずれ、崩れるそれは別の爆音と地響きにブチ壊された。というか、完璧な防音部屋であるハズの執務室に外の音が聞こえて来るなんてあり得ないにも関わらずそれは聞こえて来たのだ。
慌てて、扉を開けて外へと駆け出して見ればミットチルダ首都の方角に黒い噴煙の様なモノが上がっているのが見える。それが、音が聞こえて来る度に一本また一本と増えていく。
何が起きているのかわからぬまま、混乱していると使い魔の一人が現れて師匠に報告を始めた。
「【天子】が、出現しました!!」
「「「天使???」」」
「バカな、【天子】だと!?…………はっ!まさか、改変の瞬間を狙われたのか!?」
師匠が、何かに気が付いたかの様に言ってるけど……俺には、チンプンカンプンである。それを見かねた師範代が、師匠の言葉を噛み砕いて教えてくれた。なんでも、【テンシ】というのは《旧・神族》の使いの事を言うらしい。だが、それだけでは他の天使とゴッチャに成りそうだと問えば、『天の使い』の『天使』ではなく『天の子』という意味の【天子】何だそうだ。全く全然、漢字が少し違うだけで言葉にされると同じにしか聞こえないんだけど!?とは言え、緊急事態である。早く、現場に向かわねば成らないのだが……現状、避難勧告で身動きが出来ない状況だった。
「ぅおい!春日、俺等も連れて行けよ!?」
「無理だよ!?お前等、民間人じゃん!?そりゃ、俺にはスクランブル要請が掛かっているけど……流石に、民間人を戦場に連れてけねーよ!!」
「そこはほら、君の権限で……ついでに、そこの怖いお姉ちゃんを黙らせてくれないかな?」チラッ.
「怖いお姉ちゃん……」チラッ.
師匠のお願いで、無意識に反応した身体がチラッとシャッハに視線を向ける。怖いお姉ちゃんは、それらの視線を受けて更に凶悪な顔になっているけど……さて、どうしたものか?というか、こんな事をしている間に被害はドンドン増えて行く。つーか、目の前に展開されたウィンドの数字が秒単位でガンガン増えてるので気が気ではない。ヤバい、被害者人数が三桁に突入した!!
「師匠、もう良いですから行きましょう!」
「そう、だな……死者が、三桁に突入した以上モタモタしている場合ではないか……って訳で、春日、後ヨロ!」
言って、師匠は俺の腕を掴むと《チェンジ・リング》でミットチルダ首都のド真ん中に跳ぶ。そして、跳んで直ぐ何かに気が付いたらしい師匠は俺を放置してロスト。次の瞬間、凄まじい衝撃が俺を襲った。酷い!!敵からの攻撃に気が付いたなら、俺も一緒に連れて逃げて下さいよ!?吹き飛ばされて、ビルに突っ込んで止まった俺は痛みに悶えつつ立ち上がる。すると、目の前に黒い人形の獣が居た。《堕ち神》だ!!
「うぉ!?」
『ギィ?』
一瞬、驚きはしたものの非日常に慣れ始めていた俺は《堕ち神》がこちらを認識する前に蹴り飛ばす事に成功する。
つーか、何故《堕ち神》がこの世界にいるんですか!?
周囲を見渡せば、視界の届く範囲内に何体かの《堕ち神》を確認できる。とりあえず、目の前にいる《堕ち神》を処理してから状況を師範代にでも確認するべきだろう。そう結論付けて、俺は兎に角危険極まりない《堕ち神》を屠って行く方針で《なんちゃって覇王・断空拳》を振るって行く。つか、オラオラオラオラ!!
ブチュ!ベチャ!ビチャ!
「ギャアアアアァァァァ!何か、擬音が湿ッポイいいぃぃぃ!!」
《堕ち神》を殴った手を見てみれば、潰した訳でも爆散させた訳でもないのに真っ赤に染まっていく。
返り血!?でも、潰れてないよ!?
「それは、肉体の崩壊に依るものです!兄様」
「この《堕ち神》、生じてから随分と時間が経っておるようだの!!きっと、それなりの時間を運搬に使ったのだろう!」
「それなりの時間を運搬!?」
「《堕ち神》の本来の使い方だの!」
「出来立てホヤホヤの《堕ち神》を【天子】に搭載し界間転移。転移先の世界で、《堕ち神》をバラ撒いて時間を稼ぐぎ《旧・神族》を待つのが彼等の【天子】の役割です!!」
「……《旧・神族》が、来るのか!?ここに!?」
「いえ、今回は嫌がらせの類いでしょう!!」
「嫌がらせかよ!?」
「兄様。【天子】は、《神性》を持ちません。なので、スキル《神殺し》は役に立ちませんのでお気を付けを!!」
「ついでに、純粋な物理攻撃以外はダメージを与えられんからな?魔力を扱うモノは、大概効かぬ!!」
「はあ!?魔力系無効能力かよ!?」
「あのタイプは、そうですね……」
「あのタイプ?」
言われて、師範代が見ている方向に目を向けると……そこに、純白のクリィーチャーがいた。見た目、彼の有名なエイリアン。しかし、頭や体は似ているのに口だけが三方向に開くというグロ仕様。
何となく、有名なプレデターに似ている様な気がしなくもない。
そいつが、腹?と思われる場所から『黒い卵』を撒き散らし……その『黒い卵』から《堕ち神》が一体生まれ出てくる。
「《堕ち神》は、卵から生まれるのか!?」
「違います!あれは、次元の挟を越える為に作られた防護玉です。卵ではありません。兄様」
「いずれにせよ、食べられるモノではないからの?兄様」
「食べるか!!」
それにしても、あんな怪物が【リリなの】の世界に直接送り込まれて来るなんてどういう状況だ!?まさか、【外】への道が繋がりつつあるとか!?世界を支える『根底』が、歪み始めているとでもいうんだろうか!?だが、師匠は『世界の改変の瞬間を狙われた』と言っていた。なら、『根底』の歪みとは違うナニカ?
「ならば、何故アレがここにいるんですか!?」
そんな簡単な方法で、《旧・神族》側が世界の【内側】に侵入できるっていうのなら頻繁に侵入してくる可能性があるんじゃないだろうか?そうなると、『師匠が居れば世界は歪まない』という前提条件が崩れてしまう。
「アレは、例外中の例外だ!」
「おおよそですが、世界の改変をした際に生じた歪みに無理やり体を捩じ込んで侵入したモノと思われます!!」
「え!?そんな事出来るの!?」
「出来る!出来るが、【天子】には痛覚がない故可能なのだ!!無理矢理、改変で生じた歪みに体を捩じ込めば四肢を引き千切られる程の痛みが生じるからの」
「じゃ、アレは運搬兵器だからここに居られるんですか!?」
「そうだの……アレには、《堕ち神》と化した転生者の魂が積んであるのよ。故に、この世界への切符を持っている様なモノだ」
転生者の魂があれば、異世界に行く事が出来るらしい。まあ、【リリなの】から【リリなの】の平行世界を異世界と言うのであれば……であるけど。兎も角、【天子】はその切符を持ってここに来たらしかった。
「じゃぁ、アレは……」
「嫌がらせだの!!」
「嫌がらせですね!!」
そうか、素で嫌がらせなのか。とは言え、その嫌がらせによって引き起こされる被害が尋常では無くなりつつあるので俺も師範もてんてこ舞いで奔走する。一応、師匠の側近使い魔が手伝ってくれてはあるので被害が加速する事はないが……えぇい!ポコポコと、《堕ち神》が入った卵を打ち出さないでくれませんか!?
つか、どんだけ《堕ち神》を搭載していやがるんだ!?
まさか、無限に入ってるなんて言わないだろうな!?
「兄様、【天子】が憎々しいのはわかりますが殺気を撒き散らさないで頂けますか?《堕ち神》が、集まって来ます」
「《堕ち神》は、反骨精神が大勢だからの……己や、【天子】に敵意を向ける者に容赦がない」
「チッ……わかってるよ!!」
「それと、【天子】の相手はMasterがします。兄様では、出力が今一つなのでダメージを通せないかと……」
「地味に抉ってくんな!こん畜生!!」
基本的に【天子】は、三種類の戦闘タイプに分けられるとのこと。
一つは、今いる魔力無効型の運搬兵器。魔法ではなく、魔力そのものを無効するので近付くと身体強化魔法まで無効されてしまうという。故に、身体強化魔法に頼っている俺ではアレにダメージを与える事が出来ないらしい。因みに師匠の場合は、『気』を使った技術オンリーで身体魔力強化レベルの攻撃力を出せるので普通に倒せるとのこと。流石に俺は、『気』のみで身体魔力強化レベルの出力を出せないのでダメージを通す事は叶わないだろう。
「【気】の出力を上げたいのであれば、今以上に基礎鍛練を頑張らねばなりませんね。努力あるのみです!兄様」
「ついでに、【魔力】も高めねばな?Masterの足元にも届かぬぞ?兄様」
「畜生!やってやるよ!?ドンと来いやー!!」
なんちゃって覇王流が、クリティカルヒットで《堕ち神》が爆散して行くのを残心と共に見詰めて次の標的を探す。爪先ではなく、足裏をしっかりと大地に押し付けて地下を流れる『気』を感じながら《集気法》で汲み上げ捻りを加えつつ肉体を通して敵に叩き付ける。これが、本来の師匠が使う《鍛針功》と呼ぶ奥義。
しかし、今の俺では圧倒的に技術も『気』も足りないので出力も威力も最弱レベル。クリティカルヒットが出て、漸く人間から派生した《堕ち神》を一撃で屠れる程度。もし、【神】から派生した《堕ち神》だったら……死にはしないだろうけど、返り討ちに合うだろうと師範代達は言う。詰まる所、今俺が《堕ち神》と戦えているのは《堕ち神》の原材料が人間だからである。
これが、ひとたび人間でなくなると俺の攻撃すら届かなくなるらしい。まあ、以前戦った【神】との戦いを考えればわからない事でも無いんだけれど。だがしかし、そう言われると一度戦ってみたくなるのが男の子だろう。ぶっちゃけ、原材料が人間でない《堕ち神》混ざってませんかね?
「混ざってませんよ。兄様」
「ちょ!?ナチュラルに、心読まないでー!?」
「読んでおらんよ。全て、兄様が呟いていた事だ」
「それに、そんなモノが混ざっていたらこの世界が危険です!!」
「だから、俺の心根を拾うんじゃねぇよ!?」
そんな感じで、戦いを続けていた俺達はついに主人公達が出撃して来た事を知る。ぶっちゃけ、引っ込んでいて欲しかった!!
つーか、魔力を無効するタイプの【天子】が相手なので主人公達には関わって欲しくは無かったんだけど!?他の使い魔部隊に、出撃妨害とか頼んでなかったのかよ!?
「妨害工作は!?」
「八神はやてが、強行したそうです!!」
「ああんもう!はやてのお馬鹿!!他のバトルジャンキーな使い魔に主人公達を守る様に打診する事は可能か!?」
「可能ではありますが……困惑されるかと……」
「じゃ、適当に敵対して足止めを!!」
あーもう!マジで、この糞忙しい時に守護対象を増やしてくれやがってぇ!!それでなくても、ポコポコと未だに増え続ける《堕ち神》の存在にイライラストレスがガンガン貯まっているって言うのにここに来て原作人物までもストレスの対象になってくれるとか……逆ギレしろと!?
「全く、主人公共が自殺志願とか笑えねぇ!!」
「ですね。《堕ち神》にダメージを、と彼女達の能力で考えるとSLBを乱射する事になるかと……」
「ミットチルダ消滅のお知らせ!?」
流石に対抗手段として、SLBの乱射が行われる事は無いと思いたい。思いたいけど、主人公と同じ魔力資質で無尽蔵かつ無尽蓄で無限大な魔力を拡散する師匠が居ればSLBの乱射は不可能ではない。やらないよね?知らないんだから、やれるなんて思わないよね?マジ、勘弁して下さいよ!?ガチで!!
「流石に、知らないんですから大丈夫ですよ。兄様」
「そうだ。存在し得ない知識で、怯えるでないぞ?兄様」
でも、可能な事である。
師匠が使うコア精製魔法は、ベースを『高町なのは』のリンカーコアを元にしたモノだ。だから、例え本人が知らない事であっても、SLBを穿つ前段階で気が付くハズ。収束する魔力が、己の拡散した魔力量より多いって事は自分以外の者が己と同じ魔力資質を持っているって事を。例え、気が付かなかったとしても疑問には思うと思われる。そうなった時、師匠はどうするつもりなのだろうか!?まさか、また子供を名乗るのだろうか?
「って、ギャアアアアァァァァ!!」
余計な事をグダグダ考えていた俺は、唐突に迫って来た青銀の光に呑み込まれゴロゴロダン!と転がされて壁に激突した。流れ弾にしても、想定外の方向から飛んでくるディバインバスター?にそれなりに技術を得た俺が何の術もなく翻弄されるとはいやはや。てか、あの【天子】って魔力が効かないタイプだよね?なら、今のディバインバスター?って流れ弾ではなく正確に俺を狙ったモノ?ちょ、師匠!?なんで、俺にディバインバスターなんですか!?って、ギャアアアアァァァァ!また来たあああぁぁぁ!!二発目のディバインバスターをゴロゴロと避けて、飛んで来た方を見上げると直ぐ真横に【天子】が突っ込んで来た。
あるぇ?こんな近くに居ましたっけ?と思い悩もうとしたが、それよりも早く師範代に首根っこを掴まれてその場から離脱。
首が絞まるけど、その判断が正しかった事を俺は自分の目で確認するハメになった。
つい、先程まで俺が佇んでいた場所では【天子】と共に溢れ出た《堕ち神》が自爆?している。自爆というか、自分の臓物をブチ撒けているのだが、それがブチ撒けられた場所では何かが融けているのか白い煙が上がっていた。《堕ち神》の血って、酸?
「危なかったですね。兄様」
「アレを被っていたら、【組織】の集中治療所へと叩き込まれる所であった!不死でも、アレは耐えきれん!」
「えぇ!?そんなにヤヴァイ物だったの!?」
「「猛毒です、!!」」
師範代達が、真剣な面持ちで声を揃える辺り本当に危険な攻撃だったらしい。そもそも、本物の《堕ち神》は【神】が感情を持つ生き物から発せられる《穢れ》と呼ばれる負の怨念を拾い集め、それを浄化仕切れずに染められた結果生まれた存在であって人工的に造るモノ等ではない。にも関わらず、《旧・神族》は
そこに込められる怨念は、本来の《堕ち神》を発生させるレベルの《穢れ》を遥かに超える。それによって、《堕ち神》と成った生き物はその全てが猛毒と化してしまうのだ。故に、その血肉は物質をも融かしてしまう程の強い《呪い》を秘めている。それを浴びた者は、肉体と魂を《呪い》によって焼かれただならぬダメージを負う事となるのだ。
「マジで、最悪だな。《旧・神族》!つーか、そんなヤヴァイ存在なのか……《堕ち神》って……」
何度か、素手で殴っちゃってんだけど俺!?
「大丈夫ですよ、兄様。兄様は、Masterと一緒にいるので《浄化》系の加護をそれなりレベルで持ってます」
「故に、《堕ち神》を殴った所で《呪い》に融かされる事はない」
「…………まあ、口に入れちゃったりしたら浄化仕切れないと思いますが……」
「腹が減ったからと、《堕ち神》を食べるでないぞ?兄様」
「だから、食べねぇよ!?」
つか、俺は一体師範代達の中でどれだけ腹ペコキャラと認識されているんですか!?てか、『腹減った』なんて言った事ありませんよね!?なんで、腹ペコキャラ化してるんです!?
「誰か、食べた人でも居たんですか!?」
「「……………………」」
おい、なんでそこで視線を反らす!?まさか、本当に《堕ち神》を食べちゃったお馬鹿が居たんですか!?ちょ、黙り込まないで下さいませんかね!?滅茶、気になるんですけど!?凄く気になる所なのに、それ以上語ろうとしない師範代達。
お陰で、募るイライラを《堕ち神》に叩き込む事でその場を凌いだが……とても、冷静では要られなかった事を告げておく。そして、その後で結末を避けて別の話へと語りに入らないで欲しい。
まあ、その後に語られた事も重要な話ではあったけれど……《堕ち神》を食べちゃった奴が居るのか居ないのかが気になってそれ所ではなかった。
因みに、その明言を避けて語られた話って言うのが【天子】の倒し方についてであった事を告げておく。
先ず、【天子】を倒すにはMPを枯渇させる所から始めるのだそうだ。ぶっちゃけ、現在進行系で師匠が苦戦しているのだがアレはMPを枯渇させる為の戦いなのだそうだ。そもそも、【天子】には幾つかのタイプが存在する。その『タイプ』なのだが、大まかに分けて物理攻撃無効系と魔力攻撃無効系と支援型の三種類に分類されていて、そこに『特化』やら『特殊』やらが入って数十種類と分けられていた。その中でも、防御系の支援型【天子】が一番厄介とされている。何せ、ダメージを八割程入れると完全回復魔法を使ってHPをフル回復するらしい。更に、即死無効のスキルまで持っていて……HPを超える大ダメージを与えても、『HP1』で耐えてフル回復してしまうとのこと。なので、先ずはMPを枯渇させてからで無いと倒し切れないそうだ。そして、【天子】には攻撃魔法を吸収して己の魔力(MP)に変換する能力も持っているらしい。
因みに、【天子】のMPは数百万あるとのこと。
ぶっちゃけて言うと、そこそこのタフガイな【天子】様は膨大なMPを持っていて大変ウザイ存在らしい。魔力無効系【天子】は、攻撃魔法でMP回復。即死無効で、HPが1になると完全回復。防御力や対魔力に優れているとのこと。
「ああ、良くゲームなんかにいるよね。そういう面倒な敵キャラ」
リアルに居ると、メッサウザくて邪魔な倒そうとするとイライラするガチキチ隠しボス。報酬が微妙で、出て来ると皆が迷惑する鬱陶しい壁役。まあ、良く居るけどまさかそんなのがリアルに居るとかマジ勘弁して欲しい。
「ストレスで、死ねそうだ(笑)」
そう言いつつ、師匠が戦う現場に目を向ける。
そこでは、師匠とこの世界の魔導師が【天子】を倒そうと頑張っている様子が視界を占めてた。だがしかし、現実問題……周囲に居る管理局の魔導師が、枯渇させたMPを回復してくれるので全く倒せる気配のない【天子】。
師匠が、キレるのも時間の問題そうだ。
面倒臭い裏ボスモドキ出現です!!
ステータスは……。
【天子】
HP 1,000,000
MP 5,000,000
AT 10,000
DF 50,000,000
MAT 10,000
MDF 50,000,000
MID 500,000
SPD 300,000
LUK 50
即死無効
超瞬時再生
MP吸収
完全回復魔法
ド根性
DFとMDFが異常に高い、防御系支援型の【天子】。
HPが、八割を切ると完全回復魔法。即死無効で、ド根性があるのでHP1で耐えるのは間違いなし。超再生で回復しつつ、完全回復魔法でフル回復。MP吸収で、周囲からも魔力をかき集めてMPを回復。クッソウザイ壁役です。
これで、《堕ち神》を撒き散らして周囲を無差別に攻撃。
最悪、《呪い》をブチ撒けて汚染する害悪です。
状況的には、周囲に管理局の魔導師達が居て魔法攻撃中。
一般市民の避難と、バリケードとか魔導師部隊とかが展開中。現状、MP枯渇は大分先。被害拡大。《堕ち神》は、もうすぐ尽きます。後は、【天子】が暴れに暴れ続けるだけのお話?になるのかな?攻撃魔法を持ってないのが、せめてもの救いか?
とまあ、これで敵キャラが大体出揃いました!!
敵キャラ……悪玉転生者。《堕ち神》。【天子】。【悪神】。《旧・神族(影のみ)》。どんだけ、出せば気が済むのやら(笑)。ここに、双夜の親族と《旧・神族(本体)》を含めないだけマシなんだよ?アイツ等は、【魔女】である『静』が居ないと意味がないのでパス。出せたとしても、インスタント・ソウルでゲスト出演くらいかな?いずれにしろ、面倒臭い存在だ。《旧・神族(本体)》が出ると、機械仕掛けの人形やら元人間まで溢れるからパス。【魔法少女リリカルなのは】そっちのけで、オリジナルなお話になるからね?それでなくても、【魔法少女】と【SAOモドキ】世界でストーリーとは関係ない事やりまくりだからな(笑)。そろそろ、自重しろと言われそうだ(笑)。
とりあえず、この辺で切り上げて物語を進めたい所だね。
残りのシャッハを出せば、元々用意していた物語がスタートだ。長かった(笑)。条件もクリアしたし、漸くだよ(笑)。
蘇生、調整、時間転移、時間の巻き戻し、世界の改変、世界の破壊、消滅、軸の切り捨て、因果律、アカシックレコード……etc。こんだけ、やれば条件は完終だ。これで、ヤれる!!とりまー、《堕ち神》編はまだまだ続くよ(笑)。
もうちょっと、混ぜっ返して纏めます!!
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。