絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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お約束回w。


ニ九一話

神崎:

 

 

ペチペチ。

 

師匠が、【天子】を倒した後も色々あったんだけど……それは、まあ良くあるあるの結末だから横に置いておくとして、今は春日が紹介してくれた転生者の話をしよう。だって、師匠が倒した【天子】以上に春日が紹介してくれた無限書庫在住の転生者が可哀想過ぎて溢れ出す涙が視界を滲ませ終らない。

 

ペチペチ。

 

「そうか、経験値軽減と倍加で鑑定能力か……」

 

つか、【魔法少女】の世界で経験値軽減と倍加とか死に特典じゃん。唯一使えるのが、鑑定能力でロストロギア鑑定のユーノ助手に収まるしかないオチは涙なくして語られなかった。

 

「RPG系の世界に行けると思ったらしい……」

 

「普通、異世界って言ったらRPG系の世界だと思うじゃん!」

 

「いや、まあ……異世界と言われたら、なぁ?」

 

「話聞けよ……」

 

「わざとじゃね?」

 

「転生が、神々の娯楽だなんて聞いてねぇよ!?」

 

「あーまあ、わからないでもないけどさ……」

 

【魔法少女】の世界へ転生という話を、異世界転移と勘違いした転生者と対面させられた訳だが……ぶっちゃけ、ちゃんと話を聞けよ!?と言わんばかりな内容だった。

ニアミスですらねぇよ!?つか、なんで『転生』と聞いて『転移』と勘違いすんだよ!?そっちの方が、難易度高いわ!!

 

ペチペチ。

 

そもそも、彼はスマホに依存していた者で引き籠りでは無かったらしいけど……スマホで、ネット小説を漁りこの中でも召喚・転移物語大好きな系統の転生者だった。故に、白銀の世界&神様出現で異世界転移が現実になったと思ったらしい。まあ、言われてみれば確かに似てるよね異世界転移と転生って(笑)。

それで、経験値軽減と経験値倍加を貰って更に鑑定能力でチートヒャッハーと来てみれば現代社会で魔物も居ない平和で常識な世界にこんにちはしたらしい。最初は、真夜中まで浮浪者の様にさ迷い魔物を探したらしいけど……ジュエルシード事件で、ここが【魔法少女】の世界だと認識してからは『異世界じゃねぇじゃん!?いや、異世界だけど異世界なんだけど違う異世界じゃん!!』というショックで1ヶ月程引き籠っていたという。

その後、ジュエルシードモンスターを倒せばレベルが上がるんじゃないかと閃きやってみたらしいけど、エンカウントする前に魔法少女達がサクッと封印するのでレベル上げも出来ない始末。最終的に、レベル上げを諦めて鑑定能力でチートな鑑定生活を始める所に収まったんだと。なら、なんで時空監理局の無限書庫なんぞに居るかというと……地球の古物商品の中に、何故かロストロギアが混ざっていてかなり危険なモノだったらしい。それをアリサ・バニングス経由で高町なのはに紹介して貰ったのが原因でここに押し込まれたとのこと。

 

ペチペチ。

 

「なんて、言ったんだよ……」

 

「魔法少女に会わせてくれって……」

 

「マジか!?バカじゃね!?そんな事言ったら、サクッと記憶消されてもおかしくないぞ!?」

 

「あ、俺の友人だとフォローはしといたよ!で、話を聞いて爆笑。その後で、友人関係が始まりました!」

 

「爆笑って……普通は、絶縁だろその対応……」

 

「あ、俺も大爆笑でした」

 

「ぅおい!?」

 

なんで、爆笑!?二人で、爆笑!?そりゃ、笑うしかない状況だろうけどさ……爆笑して、何か解決するの!?しないよね!?

 

「爆笑したら、就職先を斡旋して貰えた」

 

「は!?爆笑したら、就職!?」

 

「爆笑して、ユーノ紹介した(笑)。鑑定能力なんて、ロストロギアには持って来いな能力じゃん(笑)」

 

「あるぇ?爆笑したら、何でも解決!?じゃ、アレも解決する?」

 

「……………………」

 

「……………………」

 

ある一点を見た二人が、ほぼ同時に視線を反らす。

 

「アレは、無理じゃね?」

 

「アレは、無理かな……」

 

「爆笑で、解決して欲しかった……」

 

そろそろ、現実逃避は止めようかな?

 

「で、お前はスマホで死んだのにまだスマホ持つの?」

 

「スマホ命!これだけは、手放せない!!」

 

スマホ片手に、スマホが原因で死んだ馬鹿は今もスマホが手放せないという。あ、~ながら歩きをしてた訳じゃないらしいが最後までスマホを放さなかったと本人は言う。~ながら歩きじゃなくて、どうやって必殺のトラックを受け止めたのだろうか?

 

「え、必殺のトラックじゃない?じゃ、どうやって死んだんだよお前……はぁ!?子供に頭突きされて、おふざけでひっくり返ったら頭打って死んだぁ!?お前は、馬鹿か!?その子供が、一生お前の死を背負って生きて行く事になるんだぞ!?可哀想だとは思わなかったのか!?……あ?はあああぁぁぁ!?その子も、転生!?どうi……ああ!?お前が死んだ後に必殺のトラック!?舐めてんのか(怒)!」

 

しかも、その子供がその後どうなったかはわからないらしい。

しかし、必殺のトラックで死んじゃった事は間違いないらしいので今全力で探しているとのこと。つか、転生する前が子供である以上、当時の記憶なんてあって無いようなもんだろう!?

 

ペチペチ。

 

「それで?白銀の世界に、二人で立っていたのか!?」

 

「おうよ!二人で、立っていたともさ!!」

 

「何、どや顔してんだよ!?誉めてねぇよ!責めてんだよ!!」

 

「まあ、普通は責められる事だよな……」

 

「何も知らないチビッ子が、何の知識も無く転生とかキツくね?」

 

「〇〇レンジャーの能力とか?」

 

「とっても、楽しんでそう……」

 

「〇〇レンジャーの敵が出て来て心折れてそうだよな?」

 

「「ああ、うん。それは、ありえそうだ……」」

 

むしろ、何も起こらなくて困っていそうだけど。もしくは、泣いていそうなイメージがある。巨大ロボットで街を破壊して借金苦とか?地獄だよな!チビッ子に取っても、世界に取っても。

 

ペチペチ。

 

「レンジャー系はな……」

 

「準ロストロギア扱いで、捕まっていそう……」

 

「アレ?俺、マジでヤバい事した!?」

 

「さて、どこに居るのやら……」

 

「ライダー系でも、キツいよな……」

 

「心折れの物語だな。最悪、神通力に侵食され切って《堕ち神》になって居そうだ……」

 

そうなれば、24時間で滅び崩壊するだけの人生に。

もう!なにやらかしてくれちゃったんだよ!?マジで!!

 

「夢も希望も無い人生とか……子供に、何やらせてんの!?」

 

「うぐっ……」

 

「転生させた【神】ではなく、転生者が責められるんだ?」

 

「だって、どう考えても巻き込まれ要員じゃ無くね?コイツが、突き飛ばしていれば助かった命だぜ!?」

 

「あーまあ、そうなんだけどさ……」

 

「トラックが来る前に死んだんだ!!」

 

「黙れ、子供好き!」

 

「チビッ子に乗せられて、死亡したお前が悪く思えて来たよ……」

 

「いや、普通遊んでやらね!?」

 

「「誘拐犯か、性犯罪者に間違われそう……」」

 

「それは、君達の場合だろ!?」

 

「「存在自体が、犯罪者だと!?」」

 

「止めよう。不毛だ……」

 

「「…………だな……」」

 

何を、どう論議した所で今更なにも出来ない話である。

それに、転生した子供を見付け出さない限り問題解決にすら至らない事柄だった。その為には、先ず彼処でヴィヴィオと砂遊びをしている師匠を元に戻す事から始めないとイケない事だろう。

 

ペッチンペッチン。

 

振り返ると、砂場で三人の御子様達が砂遊びに夢中になっている。一人は、幼児化した師匠でもう一人はヴィヴィオ。そして、最後のメンバーは最近放置され気味のユーリだ。スコップ片手に、バケツへと砂を入れ水魔法で川を作ってる。師匠の魔法は、便利だな。

 

「つか、師匠が水の魔法を使ってる!?」

 

幼児化で、使える魔法は【妖精魔法】だけじゃなかったのか!?師匠のスキルには、未だに謎なモノが多いけど……幼児な師匠にも、謎のスキル多しで底が知れない。

 

ジャバジャバ。

 

「つかさ、アイツのアレって何かのトラウマな訳?」

 

「あー、まあ、そんな感じ?」

 

理由が不明なので、説明しようにも説明出来ないのがあの幼児化。だから、適当な言葉で濁すだけに留める。そもそも、なんで師匠が幼児化しているかと言うと……【天子】戦の後に行われた、ヒロイン達との戦闘が原因だったりした。あー別に、原作人物達に負けた訳じゃないぞ?

ただ、ちょっとした不幸な事故があって……その結果、師匠が幼児化するに至っただけの話だ。

【天子】戦の後、使い魔達が足止めしている戦場へと赴いた俺達はいつも通りヒロイン達を圧倒して一人ずつ撃沈して回っていた。それで、俺が守護騎士と戯れている間に師匠はフェイトとの一騎討ちをしていた訳よ。

この頃のフェイトと言えば、原作でお色気担当な立場になってたじゃない?そういう、基本設定がフェイトには根付いていた故に、試合的には師匠が勝ったけど……撃破された事によって、バリアジャケットを大きく破損されたフェイトは高速戦闘の勢いのまま師匠に突っ込んじゃった!!師匠は師匠で、突如半裸になったフェイトを見て一瞬硬直。その後、恐怖によってかどうかはわからないが避けようと行動したみたいだけど……その一瞬の硬直が、運命分け目のターニングポイントとなり勢い余って突っ込んで来たフェイトと共に絡まる様に地上へ落ちて行ったらしい。

半裸なフェイトと、揉みくちゃにされた結果……久しぶりの幼児化です☆!そして、今俺は他の転生者と共に幼児?三人のお目付け役をしております。ヒロイン達は、仕事中。

 

「あーあ、泥だらけに……」

 

「なのは、怒るんじゃね?」

 

「困惑はするだろうが……怒りはしないと思うぞ?」

 

「のんきだな、勇者は……」

 

「勇者じゃねぇし!!」

 

「でも、ハーレム目的だろ?」

 

「男のロマンだからな!」

 

「おし、じゃぁデパートに行かね?」

 

「デパートに何があるって言うんだよ?」

 

「安売りセール?」

 

「なんか、買いたいモノでもあんのか?」

 

「いや、ただの見学だけど?」

 

「何を見学するんだよ!?」

 

「おばちゃんが、大安売りセールでゴンドラに群がってる様子」

 

「「見たくねぇ……」」

 

「で、いずれは原作ヒロイン達もああなるんだよ?と教えてやりたくて……因みに、ハーレム形成=大家族は必須事項だからヒロイン達が肝っ玉母ちゃん化するのは避けられないぞ?」

 

「…………それと、バーゲンセールがどう繋がるんだ!?」

 

「商品=ハーレム主。群がるおばちゃん=元ヒロイン。タイムセールやバーゲンセールの悪夢が、ハーレムを築いた男の末路だ」

 

「「ひぃ!?」」

 

「ちょ……」

 

「おま……」

 

「そういう現実が、最終的に待ってるよ?って話(笑)」

 

「な、なんていう現実を……」

 

「止めろよ。そんな、夢も希望も無い話は……」

 

ふははは!だが、断る!俺が受けた衝撃と絶望感を思い知るが良い!!苦笑いを浮かべながら、心の中では拒絶して俺は俺の衝撃を周囲の転生者に拡散する。例え、敵対する事になったとしても俺は同じ共感を得る仲間が欲しいのだ。

 

「ああ!汚れたー!」

 

「怒られりゅ?」

 

「怒られるかもしれません……」

 

おっと、目を離した隙に師匠が泥まみれになっている事に気が付いたらしい。それに追従する様に、ユーリやヴィヴィオも困り顔。

 

「洗う?あわあわする?」

 

「あわあわ?」

 

「《バブりゅ》」

 

《バブル》かな?舌っ足らずな口調で、【妖精魔法】とは思えない魔法を使い出す師匠。やはり、【妖精魔法】以外の魔法も使えるんですね?視線を戻せば、三人のチビッ子が泡まみれになっていた。『バブル』だから、泡まみれ?つか、これ異世界転移や転生で良く見掛ける《生活魔法》なんじゃ!?

 

「あわあわー」

 

「あわあわー♪」

 

「ふふふ。くすぐったいです♪」

 

「そりょそりょ?じゃ、《ウォッしゅ》!」

 

「ひゃー!?」

 

「わっプッ!?」

 

ジョバーと、三人の頭上から大量の水が出現してドバーと泡を押し流して行く。泥まみれから一転、今度はずぶ濡れな三人が出現した。これ、俺達も監督不行き届きで怒られるんじゃ……!?

 

「ふぅ……じゃ、乾かしゅね?」

 

「「はーい♪」」

 

「《カーりゃ》!」

 

ジュワッと、音がしたと思ったらホンの一瞬三人の周りに湯気の様なモノが出現して……その後、三人の衣服は普通に乾いた状態になっていた。アレ、便利だな……。

 

「しょーこいんめつかんりょう!」

 

「しょーこいんめつ!」

 

師匠は、胸を張ってドヤ顔をしているが……ヴィヴィオに、おかしな言葉を教えないで欲しい。特に、犯罪臭のする言葉は!

 

「俺も、ああいう魔法が良かった……」

 

「だよな。この世界の魔法は、殴る蹴るの延長程度にしか使えない。魔法つったら、師匠が使うああいうヤツだよな!!」

 

「そして、イメージで使える御都合魔法とか!憧れるわー……」

 

「俺的には、工口方面に使える魔法が良いかなぁ……」

 

「例えば?」

 

「呪文一つで、楽々昇天とか?」

 

「何故、そのチョイス!?」

 

「技術が拙いと、嫌われそうだから?」

 

「それで、無理矢理逝かせるのか?なんか、卑怯じゃね!?」

 

「この世界では使えないな。例えば、戦闘で使ったら普通に殺されそうじゃね?そんなもん、怖くて使えねぇよ!!」

 

「SLB案件だな」

 

「ああ、SLB案件だな」

 

「下手したら、トリプルブレイカー?」

 

「死ぬね!」

 

「確実に、死ぬね!」

 

「死にたくないんで、諦めるわー……」

 

「それが、無難」

 

「平穏が一番」

 

「デスヨネー……」

 

とりあえず、欲望いっぱいな会話は終了する。

続けても、下手を打てば【魔王】の殺戮(模擬戦)の幕が上がるだけだ。もし、この会話がヴィヴィオに悪影響を与えそれが【魔王】にでも伝わったらガチで死ねる。精神的にも、肉体的にも先は無いだろう。最悪、【魔王】だけではなく【死神】や【歩くロストロギア】まで出て来るだろうから比喩にはならない。

 

「とは言え、師匠にはそういう工口方面に使える魔法があったりする!その名も、【妖精魔法】!!」

 

「「な、何だってぇー!?」」

 

「胸を、大きくしたり小さくしたり出来るんだ!!」

 

「「「マジか!?」」」

 

「ちょ、その話kwsk!!」

 

「「ひぃ!?」」

 

フと気が付けば、目の前にはやての姿があった。

しかも、俺の胸ぐらを掴みかなり食い入る様に話を聞きに来ている。というか、どうやら今の話を聞いていたらしい。つーか、どこから聞いていたんだ!?や、ヤバい……下手な選択は、命と人生の危機だ!!

 

「しかも、ヴィータを擬似的に大人化させたり……シグナムをチビッ子化させたり出来るんだ!!」

 

「ほ、ホンマか!?ホンマに、ヴィータが大人になったりするんか!?ムチャ見たい!シグナムのチビッ子化も興味あるぅ!!」

 

「因みに、ヴィータは巨乳だぞ?」

 

「ちょ!?今すぐ、今すぐヴィータにその魔法を!!そして、私には胸の大きくなる魔法を掛けるんや!!」

 

「そうしたいのはやまやまだが……師匠が、コレじゃぁなぁ……」

 

「くうぅ……何とか、ならへんの!?」

 

「一週間程で、元に戻ると聞いてるけど……」

 

とは言うが、それは何もせずに放置した場合である。

しかし、現状をかんば見るに……ちょっと、難しかったりするんだなこれが!だって、師匠を保護してくれているのが高町なのはなのである。ぶっちゃけて言うと、師匠は高町なのはに()()()()()()()()()()()のだ。当然、その『お世話』には師匠のトラウマ?ーー便宜上、トラウマとするーーを刺激する事も含まれる。

 

「せやったら、簡単やん!私が、この子を引き取ったらええ!」

 

「あー……無理じゃね?」

 

「悪童『はやて』の話は、俺も聞いたわー」

 

「未来のはやてって、このチビッ子をイジメてたらしいぞ?」

 

「……………………」

 

俺の一言を聞いて、ガックリ大袈裟に凹むはやて。気持ちはわかるが、師匠の意識が戻っても似た様な結末になると思うぞ?なんたって、ウチの師匠ってばかなりの鬼畜さんだからなぁ。それをするに当たって、どんな条件を付けて来るか全くわからない。

 

「まあ、頑張れ!」

 

「……さっきの話、なのはちゃん達にもしてええか?」

 

「「「……………………」」」

 

コイツ、あからさまに脅して来たぞ!?

だがしかし、その脅しはとても効果的だった。

効果的だったのだが、直ぐにでも師匠を元に戻すとなるとなのはやフェイトが敵に回る可能性が高いので余り頂けない。つか、あの二人の目を掻い潜って師匠を元に戻せるとしても、その方法を告げた所ではやても反対派へと転身すると思われる。

何故なら、幼児化した師匠を元に戻す方法が『殺す』事だからだ。ぶっちゃけ、正義感の強いヒロイン達に『胸を大きくして欲しい』なんて名分で師匠を殺すなんて事が出来るハズもない。

 

「ーーしても良いが、師匠を元に戻す方法って……師匠を『殺す』って事だぞ?出来るの?」

 

「…………その方法やと、元には戻れへんのとちゃうか!?」

 

「いやぁ……俺も師匠も、厳密には違うらしいんだけど【不老不死】なんで殺しても死なんのだが……」

 

「……………………」

 

「お前、マジで『不老不死』なん!?」

 

「おう!《神殺し》っていう存在に転生したからな!」

 

「《神殺し》って……あの!?」

 

「んん!?え……お前等、《神殺し》を知ってんのか!?」

 

俺の問いに、神妙な顔で顔を見合せ少し迷った挙げ句ゆっくりと語り出す春日。その内容は、嘘と嘘で塗り固められた八百の物語だった。ぶっちゃけ、そんな妄想を師匠に伝えたら普通に惨殺されても仕方がないと思うぞ?つーか、【力】に溺れた人間が神々を倒し死体から抽出した《神通力》を得て暴走し続ける様になった化け物ってなんだ!?

 

「それ、嘘八百だぞ?」

 

「えっと……じゃぁ、《神殺し》って何?」

 

「《神殺し》ってのはな?現世に干渉し捲る神様をちゃんとしたルールの元に監視・指導する者だな。ぶっちゃけて言えば、抑止力だ。神様ってのは、世界を管理する者であって世界を己の望むままに改定して良い存在じゃない。本来は、お前等みたいにチート能力を得た者をホイホイ転生させてはイケないらしいんだけど……そんなルールを、無視して己の娯楽の為だけに転生させるアホが多い故に生じた存在とのこと」

 

「うぉ!?筋が、通ってるよ……超納得!つか、転生者って娯楽扱いだったんだ……」

 

どうやら、春日は神様の話を信じて居なかったらしい。

まあ、色々ツッコミ所満載だったモンなぁ……。

『力』に溺れている者が、どうやって【神様】を殺すんだよ!?てか、『力』のみで【神様】って存在を倒せるモノなのか!?どう考えても、【神様】って『力』に溺れた馬鹿でも倒せるモノとは思えない。その次に、【神様】の死体って何だ!?奴等が死んだら、死体なんて残らないぞ!?血液だって、溢れ落ちた端から産毛に変わって行くっていうのにだ。神様の身柄から、抽出されたという《神通力》にしても胡散臭くて信じられない。

総合して、論破してみれば益々胡散臭さが滲み出る。

 

「つまり、俺達は神々の娯楽で転生させられたのか……」

 

「…………お前の能力って、爆笑モノだったのかねぇ?」

 

「そういやぁ、なんかニヤニヤしてた気がする……」

 

「御愁傷様」

 

「乙」

 

「マジか……」

 

どこもかしこも、嘘偽りで構築されたお話だった。

 

 

……………………。

 

 

ところで、【魔法少女】の世界へ転生する事を知らない転生者ってどれくらい居るんだろう?

今回の鑑定能力者な彼みたく、【魔法少女】とは全く全然掠りも関係しない特典持ちってのはどれ程転生しているのかな?

 

 

 

 

 




何となくで付与した神様特典。すると、どういう事でしょう!?普通の転生被害者以上の被害者に!!魔法少女の世界へ、RPG風の特典持って転生させてみたら爆笑ネタになってしまった!!?という訳で、経験値系の特典を組み込んでみました(笑)。いやー、超被害者ッポサが出て大笑いなお話になりましたよ(笑)。一応、フォロー的な意味で鑑定能力を付与したけど……凄まじい場違い感が、とんでもない被害をブチかました感じですね!!そうそう、コレだよコレ!これこそが、正に転生被害者って感じだよね!!生まれる世界を間違った!と言わんばかりの采配!!鑑定能力があったからこそ、良かったものの無かったら絶望しか無いんじゃね!?と思わずにはいられない。いずれにしろ、【魔法少女】の世界では使えない神様特典?でした!!
他にも、命を奪うタイプの奪取系能力とか山程世界観に合わない特典がありそうだけど……(笑)。
職業、勇者!とかw魔法少女の世界で、どんな勇者をやるつもりだったんだ!?とツッコミたい放題に!!RPG系の物語なら使えるけど、魔法少女の世界では使えない特典とか面白そうだよね!!ステータスが表示されるとか(笑)。
あ!良く良く考えたら、奪取系の能力は無理じゃん。他者から、特典奪った時点で《堕ち神》化するじゃん。今でも、限界ギリギリなのに一つ奪うだけで《堕ち神》になるんじゃ意味ないね。残念。

自分の作品を読み返すと……書き直したくなる衝動が(笑)。まあ、良くあるあるな衝動なんですけどね?とりあえず、見なかった事にしていますが……希に、『あるぇ?』と思う事がシバシバ。矛盾が生じてるけど、誰も気が付いて居ないみたいだし放置で良いか。って事になってます。書き直すとなると、一話だけじゃ足りないし(笑)。
一世界軸丸っとなんて事に成りかねないのでパスです(笑)。気が付かなかった振りです(笑)。だから、指摘しないでね(笑)。

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