絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
神崎:
ユーリが、ロストロギアだとバレた!!
まあ、だからどうした!?って感じだったけど……強過ぎて、ラスボス状態で原作ヒロインズを蹴散らしちゃった。やはり、模擬戦で進退を決めるのは止めた方が良かったのかも知れない。ウチのパーティーメンバーは、基本的にチートなメンバーしか居ないから模擬戦で今後を決めると師匠〉ユーリ〉翼〉俺の順で……俺が圧倒的に不利だ!?俺以外のメンバーと言えば、鉄が居るけど奴はSAOモドキ世界にいるので現状では役に立たない。
「あうち!?」
師匠は、今尚幼児なままでヴィヴィオと遊んでる。それを、暇人なユーリが面倒見ている感じ……いや、暇人って訳じゃ無いんだけど建前上暇人という事で。そして、俺と翼は機動六課の宿舎でのんびりマッタリ師匠が正気に戻るのを待っている状態。
逆に使い魔達は、前回の悪戯休暇?で気力を回復したからか精力的に【天子】が及ぼした影響を調べている。それから、見逃した可能性のある《堕ち神》が落とされたかも知れないからと他の次元も調べているそうだ。それ以外にも、隠れ潜んでいる転生者が居ないか……とか、歴史改竄による歪みが出ていないかとか調べてるらしい。まあ、師匠が幼児化していて世界の調整が出来ないって事もあるからだろうけど……とても、忙しそうだった。
「二人とも、暇そうやなぁ……」
「まあ、それなりに暇だな……」
「暇は、暇だけど……模擬戦は、しないわよ?」
「ええやん、ちょっとだけなのはちゃんの相手を……」
「SLB無しで……つか、師匠呼んで殺らせれば良いんじゃ……」
「あれは、アカン。普通に、心へし折れるわ!!」
ちょっと前に、幼児な師匠が俺達の模擬戦に乱入して無限増殖するビットの嵐で心へし折れる事件があった。普通に、レイジングハートでセットアップするから後で説明が大変だったけれど……超の付く蹂躙戦で、原作ヒロインズ達の心がへし折れかけるというオチになってしまう。まあ、なのはさんは大喜びだったけど……フェイトとはやてが早々にリタイア。情けも、容赦もない無邪気な程、残酷な戦術で圧倒されてフルボッコにされた。まさか、戦闘に興味があってしかも出来るなんて知らなかったです。
ついでに、幼児な師匠の方が理性や良心がストップを掛けないからか……無邪気過ぎて、強いなんて思いもしませんでした。アレは……あんな戦い方されたら、普通に心へし折れます。
「アレは、確かに二度と相対したくない相手よね……」
「つか、ビット作成班が無双中な件」
以前、聞いた話では超暇を持て余した《神殺し》達がパズル感覚でビットを大量生産していると誰かが言っていた。多分、【鮮血の】さんだった気もするが……パズル感覚で、大量生産とかしないで欲しい。
でもそれは、【外】でそれだけ暇があり余っているという事だ。
彼等、一人前の《神殺し》には《神々の呪い》が掛かっているから世界の【内】には入ってこられない。その上、仇敵が居なければ戦う事が仕事な《神殺し》達は暇を持て余す事になる。当然、そのあり余った時間は暇潰しへと向けられてしまうからビットの量産は止まらない。その結果は言うまでもなく、どれだけ壊しても減らない恐怖の無限増殖ビットへと集約された。
「減らないビットか……」
「減らないというより、増え続けるビットね……」
「もう、諦めて師匠と遊んで来いよ……」
「いやや!まだ、死にとうない!」
「大丈夫。肉体的には、死なないから仕事は続けられるわ」
「いやや!心折れた状態で、仕事なんてしとうない!」
「気持ちはわかる……だが、アレ以来師匠も模擬戦大好きだからなぁ……誘えば、確実に釣れる。がむばれ!!」
「止めて!しこたま、撃たれるんはいやや!!」
「集中攻撃だものね……」
「未来の自分に文句言え……」
「くっ……もう、来る事のない未来やけど。それでも、自業自得になるやなんて悪夢や……」
へこたれるはやてをイジメていると、視界の端をチョロチョロする影が見えた。視点をそちらに向けると、何やらほっかむりを被った見るからに怪しい男が大荷物を持ってウロウロしている。春日かと思ったが、アイツの今日の予定は本局への出向だったハズだ。
だとすると、奴は何者か!?と思う事なく、春日や勇者な転生者とは別の転生者だろう。とりあえず、凹むはやてに合図を送って奴の存在を知らせてみた。すると、情けない表情だったはやてが一転。厳しい表情に変わって、怪しい男を睨み着けていた。
「あんにゃろう……また!!」
「知り合い?」
「……不本意やけど、そうや!」
いつの間にか、俺の腕に絡まっていたはやてが忌々しげに怪しい動きをする転生者を睨み付けていた。つか、必要あんの?
面倒な予感がするので、絡まった腕を引き剥がそうとしていると……めざとく?はやてと腕を組んでいる俺を見付けたらしいその怪しげな男が、殺意溢れる目付きでこちらに駆けて来るのが見えた。ほら、面倒な事になったじゃないか……まあ、面倒臭く感じた俺は向かって来る馬鹿にタイミングを合わせて殴るんだけど。
結果、何やら大荷物から白ッポイ布切れをブチ撒けて怪しげな男は無様に床を転がる。見れば、白目を剥いて気絶していた。
「なんだ、コイツ……弱過ぎね?」
面倒な予感が外れたので、ちょっと疑問に思ったその布切れを一つ手に取ってみる。すると、フワッとした感じの三角形な物体だった。まあ、要するに……女性用の下着だ。コイツ、下着ドロか!?
呆れて、延びている転生者に視線を向けると視界の端にまた影が映る。今度はなんだと見れば、高町なのはが殺気を纏って現れた。おぉう……この馬鹿は、なんて人から下着を盗んで来やがるんだ!?死にたいんですか!?自殺志願者なんですか!?
ぶっちゃけ、巻き添えになりたくないので身を引く事にする。
手に持っていた下着を投げ捨てて、翼の元に戻ろうとするとはやてに絡まられた腕が引かれて離脱失敗。
「つか、今すぐその腕を放せ!俺をこんな下らない事に巻き込もうとするんじゃねぇよ!?」
「ええやん。てか、コイツを殴って倒したんは神崎君やで?」
「だからって、これ以上なにも出来んだろうがよ!?俺の出番は、もう終わったんだから引き込ませろ!?」
だがしかし、はやての中ではまだ終わって居なかったらしく俺の出演は延長されたのだった。そして、激怒ななのはさんと馬鹿との★O☆HA☆NA☆SHI★に巻き込まれる。その結果、俺まで無実の罪を問われる事になった。
「神崎君も、なの?」
「は?なんで、布切れなんぞ盗まねばならんのだ!?」
「え?……そりゃ、神崎君も変態やからやろ?」
「あのなぁ……そもそも、そんなモン得たところで面白くも糞もねぇだろうがよ!?それなら、はやて拉致って監禁するわ!!」
「「ええぇ!?」」
「当たり前だろ!?なんで、布切れなんぞに興奮出来るんだよ!?ぶっちゃけ、健全を求めるなら内容物に興奮するのが必然だろ!?お前等、変態と絡み過ぎて毒されてね?」
「……確かに、神崎君の言う通りや……」
「変態に毒されてる……」
「そうだろう?普通は、女性自体に興味を持つ所だろ!?なんで、それを包む包装紙モドキに興奮しなきゃならんのだ!?中身だろ!?中身!つーか、缶入りクッキー食いたい」
熱弁で、勢い良く適当に常識を告げながら、話題を下着泥棒から引き離す様に切り替えて行く。ついでに、はやて達が変態に絡まれ過ぎて変な常識を植え付けられ掛けている事も言って混乱させてみた。そうやって、話題を別のモノにシフトさせつつはやてに絡まれ取られた腕を取り返す。ヨッシャー!解放されたぜ!!って所で、師匠がヒョッコリニコニコ顔で廊下の奥から現れる。
その姿を視界に捉えた瞬間、『ピキィーン!!』と凄まじい直感が閃いた。今すぐ、ここから逃げ出さないと何か良からぬ事に巻き込まれると俺の直感が訴え掛けてくるのだ。慌てて、逃げ出そうとするが踏み出した足元に例の布切れがあって派手に転んでしまう。とりあえず、地面は布切れまみれで使えたモノでは無いので床を握り体を壁に投げ飛ばした。重力が、物体を下に向けて落とすのはわかっている事だが俺の属性は土系統なのでそこそこ緩和出来る。まあ、未だ重力魔法は『ダーティー・ニーズ』の助けを借りなければ使えないけど。だが、この時は色々と切羽詰まっていたからかほぼ無意識にアプローチ出来ていたのかもしれない。投げられた肉体は、正確に俺を壁に着地させてくれて……そのお陰で俺は、壁から《瞬動術》にてその場から切り抜ける事に成功する。そのまま、俺は振り返る事なく逃走した。背後から聞こえる制止の声と、誰かの悲鳴と歓喜の歓声を聞きながら。
……………………。
「ふぅ……ここまで来れば、もう大丈夫だろう。つか、何が起こったのかはわからないが……ロクでもない事なのはわかる」
さて、ほとぼりが冷めるまでは戻れないので適当に機動六課の敷地内を探索する事にする。とは言え、機動六課の敷地内は何度も視察した記憶があったりするんだよな。第一世界軸で、俺が未だ神様転生で『俺KAKKEEE』やってた頃に……黒歴史だけど。
黒……く、くろろ、ろ?
一瞬、思い出してはイケない何かが頭を過ったけれど忘れる事にする。考えてはイケない!このまま忘れるのだ!!
それに、【組織】に行って確認したけれど『ダーティー・ニーズ』はまだ修復中で……製作者とも会ったけど、中々にエグい女性だった。泣いて頼んだのに、『ダーティー・ニーズ』の人格はそのままにされたんだよ。
「畜生!!」
「んにゃ?」
「?……あれ?師匠……なんで、ここに?」
「うにゃ?」
「いや、さっき……」
はやてやなのはさんと一緒だったんじゃ……まあ、良いや。
ここに居るって事は、この短時間で別の事を始めたんだろう。
この年代は、好奇心旺盛だからあっちこっちをウロウロしやすい。
とは言え、下手に海に落ちられても困……普通の子供なら、大問題に発展するだろうけど……師匠の場合は心配事要らないッスね!
つか、落ちて死に掛けて戻ってくれないかな?そうすれば、世界の調整が始められるんだけど。それさえ終われば、この世界ともおさらばだ。なので、サクッと戻って下さいね?
とりあえず、お願いしつつ他力本願で拝み倒していると、師匠が何かを指し示すのでそちらに目を向けて見れば、例の布切れが足に絡んでいる事に気が付く。あ、下着ドロ成功ですね(笑)。
てか、『(笑)』じゃねーよ!?なんで、こんなモノが足に絡んで……あ、もしかして転んだ時に絡まったとか!?マジか!?
何はともあれ、今直ぐにでも……と思うが、今あの場に戻れば俺も★O☆HA☆NA☆SHI★に巻き込まれる可能性が大なので出来れば戻りたくはない。しかし、こんなモノを持っていれば疑われるだけにしかならないだろう。何か、何か無いのか!?穏便に、これを持ち主に返す方法が!?
とりあえず、『コレ』は王の宝物庫に入れて置くとして……どうしたモノかなぁと歩き出す。しばらくすれば、妙案でも思い浮かぶだろうと現実逃避する事にしたのだった。思い付かなかったけど。
その後、師範代に捕まって《縮地》の訓練をさせられたら日も傾いて良い頃合いになる。しかし、妙案は思い付かず例の『アレ』に付いては真正面から突撃で返す他ないかなぁ?と思い始めた時……俺は、『神』に出会った。いや、ぶっちゃけ危険物である『アレ』を押し付けられる存在を見付けたのだ。まあ、屋上からす巻き状態で吊るされている下着ドロな馬鹿が白目を剥いて気絶していた訳なんだけど。それを見て、俺はコイツに押し付ければ良いんじゃね!?と閃いたのである。だが、ただ押し付けるだけじゃ面白味が無いので例の『アレ』を被せてみた。
「へ、変態だ……変態仮面が、いる!!」
余りの出来栄えに、思い出したのは嘗て某有名少年雑誌で連載していた物語の主人公。女性用の下着を被って、超人的な能力を発揮していた青年の話を思い出す。白目な所が、正に変態仮面的でかなりのクオリティになったと自負出来るレベルだ。
「いやー、良い仕事をした……」
言って、その場から去った俺は気分良く翼の居るラウンジに戻るのだった。その結果は、言うまでもなく……朝、馬鹿の様子を見に行った下着の主が変態仮面な馬鹿を目撃して激昂。早朝から、宿舎を揺らすレベルで魔法を穿ち放ったらしい。いや、それで起きたけどさ(笑)。下着の主は、そのせいか一日中機嫌が悪く話し掛けも出来なかったよ。いやはや、恐ろしい乙女達だ。
因みに、この世界軸の第97管理外世界にある某有名少年雑誌でも『変態仮面』はやっていたらしく、はやてがえらく大喜びしていたけど……変態仮面な彼の評価は、奈落の底に落ちてしまった様だ。その上で、春日が変態仮面な彼を紹介してくれた。
「変態仮面くんだろ?知ってる知ってる」
「変態仮面?」
「なのはさんの下着を盗み、顔に被ってヒャッハーしてたと聞いたが?この世界にも有ったんだろ?変態仮面(笑)」
「まあ、有りましたけど……コイツ、そんな事していたんですか?うわぁ……最悪ですね……」
「変態仮面だからな!」
「じゃ、本名とか良いですね。変態仮面で(笑)」
「おい!?」
と言う訳で、勇者と変態仮面が追加された。
「つか、勇者と変態仮面がパーティーに参加とか……どんな、魔王に突撃するつもりだ?まさか、能面魔王か?」
「止めて!そんな恐ろしい話は、止めて!!」
真顔ななのはさんに突撃するのか?と聞けば、耳を塞いで嫌々を始める春日の姿があった。一度、似た様なネタでなのはさんに突撃した事があったらしいけど、SLBで蹴散らされたとのこと。結局、転生者は皆似た様な思考回路ではっちゃけてるらしいのでこれ以上黒歴史を掘り下げる事はしない事にする。
そんな感じで、転生者と遊んでいたら満を期して師匠が復活した。
「痴女現る……」
とか、言っていたけど……それ、大分前の情報です。
速やかに、最近の情報を読み込んで下さい。
「痴女aもがもが……」
「はいはい!ちょっと、黙ってよか?」
「そ、そそそ、そだよ!ち、ちちち痴女とかいないんだからね!?」
何故か、大慌てではやてとなのはさんが師匠を黙らせに行った。
えっと……?二人で、痴女ったんですか?という疑問があったけれど、ギッと睨まれてそれ以上の事を聞けなくなってしまう。
だが、最近フェイト以外で痴女行為を行った女性が居るという事だけは理解する。それが、はやてなのかなのはさんなのかはわからないが二人の内のどちらかか……二人共が、痴女ったのだろう。
「なんや?何か、言いたい事でもあるんか?」
ヤバっ!流石に、ジッと見過ぎたらしい。
「いえ、なんでも無いです!」
「ホンマか?私等の事、痴女とでも言いたげな顔やったで?」
「いえいえ、全く全然そんな事は考えてないです」
「ムッチャ、怪しいんやけど……」
いえいえ、寧ろそんな風に絡んでくるはやてが一番怪しいのだけれど……そんな事を言うと、後ろに控えている翼が突撃して来るので否定しておいた。それに、誰が痴女ったのかは師匠の視線を辿ってわかったので問題ないです。まあ、口が裂けても言えない人ではあったけれど……そうか、なのはさんか。つか、いつそんな事をやらかしたのかはわからないけど……気にしない事にした。
「それで、師匠……この世界の調整とかは良いんですか?」
「…………【天子】も現れたし、必須事項だからやるよ?」
「えっと、俺達は適当に経済を冷やかして資金を集めますが……それとも、嘱託でもしていれば良いですか?」
「なんや!?適当に経済を冷やかすって!?」
「ちょっと、お金の流れを俺達側に流すだけだよ?」
「元手が、数千円でもあれば一時間後には数百万円に……」
「ちょ!?なんで、そんな事になるんや!?」
「あー、お金に関する「レアスキルです」」
ある意味、はやてには嫌がらせに近いスキルになるだろうけど……生活の為だ諦めて貰おう。そんな訳で、数日俺と師匠が金策に走った結果……数億GETだぜ(笑)!!いやー、笑いが止まりませんなぁ!とはやてに報告したら、めっちゃ睨まれ小言を言われた。ふはははは!負け犬の遠吠えだな!とは言え、実際には一千万もあれば良かったのだから数億はやり過ぎなのはわかっている。
しかし、何が起こるかわかったモノでは無いのでこれで良いのだ!と告げておいた。なので、翼の名で口座を作って数ヶ月間引き出しが無かった場合はやての口座に移動する様にしてやる。
俺達が居なくなった後、使い道のない大金がさそのままプールされる事を防ぐ為の処置だ。ビックリするだろうな(笑)!唐突に、己の口座へちょっと面倒を見ただけの女性から数億のお金が振り込まれたらどんな顔をするのだろう?それと、新参者なはやての足を引っ張りたい方々は数多くいるだろうからこんな事をすると『〇〇詐欺だ!?』等と騒がれるかもしれないけど……強く生きて欲しい。下手をすれば、殺人事件へと発展するかもしれないけど(笑)。まあ、証拠は無いしアリバイもあるだろうから安心するが良い!はやては、真面目だからな。どこまで調べても、仕事人間である事だけがわかって釈放されるだろう。もしかすると、足を引っ張りたい方々に次から次へと難癖を付けられるだろうけど頑張って覆していただきたいモノだ。ついでなので、翼に扮した師匠の手によって遺書の様なモノも書き留められてお金がはやての口座に振り込まれた半月後にはやての元へ届く様に設定された。
「ガチ、鬼畜ですね……」
「予測出来るって事は、起きうる事柄だ。なら、保険は掛けて置いても問題ではない。ただ、それが直ぐに発動するのはアレなのでちょっと苦労して貰おうかと……」
「それ、
「泣けば良いんだ!僕なんか、泣いても解放して貰えなかったんだぞ!?この程度で、泣くなら復讐冥利に尽きるな!」
「未来のはやてェ……マジ、何やってるんですか!?」
平行世界の自身が、徹底的にイビられてますよ!?
何も知らない、平行世界のはやてには悪いけど……自業自得になるので諦めて欲しい。もし、恨み辛みがあるなら今は無き滅びた世界の『八神はやて』を怨んでくれ……それで、『円環の理』方式が完結するから。正に、己が身から出た錆び、だな。
ってな訳で、はやての悪夢な未来が決定した事を告げて置く。
まあ、絶望的じゃないから時間が解決してくれる小話程度のモノになるけど……気にしないで(笑)。ぶっちゃけ、唐突に嵐が来て過ぎ去って行くだけの話だから。回避不可で、解決はする必要のない小話な物語。翻弄されるだけされて、あっという間に解決する自然災害のごとき話しだから(笑)。己の無力さに、うちひしがれてくれと言わんばかりなトラップである。きっと、はやても己の無力さを痛感する事になるだろう。これが、最早
「さて、と……それじゃ、世界の調整を始めるんですか?」
「当たり前だろう?このまま放置なんて出来るか!?」
「えっと……頑張って下さい」
「任せろ!」
言って、師匠は大人では入れない小さな風通口へと入って行った。
周囲に、邪魔をされたくないからだと聞いたが間違いなく八神はやて対策だろう。もしかすると、なのはさんやフェイト対策かもしれない。さて、師匠が世界の調整の為に世界の因果に潜っている間は俺が師匠の不在を悟られない様にする必要がある。その為に、師匠似の身代り専門の使い魔さんと行動を共にする事になるのだが……これがまた、毒舌過ぎて辛い。スペックは、師範代達とほぼ同列でレイジングハートやビットに対応出来る存在なんだけど戦闘能力は今一。まあ、原作ヒロイン達にバレない程度。つか、相対すれば普通に強いけど。なんか、こう……府抜けた感じのする鋭さを失った師匠って感じだ。なのに毒舌と来たら、ストレスの対象にしかならない訳で……とても、ウザイです!因みに、使い魔分身とは別物。あっちは、有志を募って行われる分身でこっちは雇用による仕事扱い。
故に、師匠モドキはヴィヴィオとユーリに預けて俺は師範代達と鍛練に明け暮れる。こっちはこっちで、色々辛いモノはあるけどストレスが溜まる事はないし、何よりスッキリ出来るのが最高です!!
「Masterの元に居なくて良いのですか?」
「師範代達と居たいんです!」
「嬉しい事ではあるが……偽装は、必須であろう?」
「師匠モドキと、相性が悪いモノで……」
「気持ちは、わからないでも無いですが……」
「これまでも、ずっと一緒っだった訳でも無いですし……大丈夫です!ほら、もっとしごいてください」
「フム……クックックッ、その言葉を待っていた!!」
「え!?ちょ、謀ったな!?」
「オルタ、冗談はその辺で……」
「なっ!?裏切られた、だと!?」
「それで、どうするつもりですか?」
「しかも、スルー、だと!?」
「まあまあ。リリィ師範、『どうするつもり』とは?」
「世界の調整が終わるまで、今みたいな事を続けるおつもりですか?と聞いているのです」
「それは……無いですね。出来れば、師匠モドキさんが幼児化してくれたら問題が解決するんですけど……」
「「それは、無い(な)!!」」
「あやつは、幼児化否定派だから幼児の真似はせぬぞ?」
「一番の理由は、『恥ずかしいから』ですが……そもそも、約束に入ってませんし……」
「約束?」
「雇用条件の様なモノだ……」
「雇用条件って……」
使い魔に、そんな概念があったのか!?と驚いていたら苦笑いされた。普通は、そんなモノ存在しなくても問題はない。だが、師匠は使い魔にも権利は必要だろうとそれなりの使い魔権を作っているとのこと。なんて、律儀な……。
「そんな訳で、身代りにはそれなりの条件があるのですよ」
「へぇ……無条件だと思ってました」
「ええ。Masterは、とてもお優しい方なのです」
あ、ヤヴェ……信者スイッチ入っちゃった!?
その後、信者スイッチが入ったリリィに数時間程師匠がどれだけ素晴らしい人なのかを教えて頂いた。
マジ、勘弁つかぁさい!!
減らないビット。むしろ、増え続けてます。それを戦闘に持ち込んだら、相対者の心がへし折れました。今回は、ただ単に双夜が幼児化から回復するまでの緩衝話しで変態仮面が書きたかっただけの閑話です(笑)。パンツ被った変態とか、勇者の出番なのに次元書庫に引きこもりで洗脳者も聖王教会でナンパしてるから出て来ないお話に。むしろ、逃げたんじゃね!?性別が男だから、巻き添えになる予想しか出来なくて(笑)。因みに、洗脳者のお目当てはシャッハ。現在、ナンパ中で聖王教会通いをしている感じ。健康かつ健全な女性代表なシャッハ狙いとか……やはり、平行世界の記憶がヒロイン達敬遠の理由かな?もしくは、『vivid』を見越しての行動か!?まあ、神崎君達には関係のない話し。調整が終われば、出て行くだけの存在だからね。
最後は、身代わりの使い魔が居るよって話。まあ、性格は怠惰な毒舌さん。やる気のない双夜と言えば良いだろうか?とりあえず、神崎君との相性は最悪と言って良い。
戦闘能力は、テオルグやラヴォルフと似たり寄ったり。
幼児化不可なので、ギャグキャラというよりもシリアス系の使い魔だ。まあ、当人は万能タイプと自負してるけどな。流石にオールラウンドではないけど、違和感バリバリだけど身代わりくらいは出来るドッペルゲンガーさんみたいな感じ。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。