絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
前回での、《ルール・ブレイカー》について。
・特定の人物への使用は禁止。(自身は含まれない)←
設定上と違うのでは?という点についてです。
個人に対して使えない訳ではありません。
【特定】の人物っていうのは、個人ではなく……ある法則上、使えない特定の人物がいるっていう意味ですのであしからず!
踏み台くん名募集中!!
踏み台くんの名前だけでも良いのでくださいませんか?
双夜
俺は、神崎と不知火に連れられて霧島白亜に会いに来た所。しかし、呼び鈴を押して自宅から出てきたのは儚げな美少女。
「…………誰、コレ……」
「清楚なプリズマ☆イリヤのクロと言ってもわからないんですよね……どう、説明したものか……」
「とりあえず、彼女が霧島白亜よ……」
「別人じゃん。僕的には、あのガッシリとした感じのまま女になっているのをイメージしてたんだけど……」
「英霊エミヤをそのまんま女に……ぶっ!くっ……!!」
何をイメージしたのか、全身を震わせながら笑う神崎。
それを横目で見ながら、彼女と話しをする。
「久しぶりだね、霧島君。どうだい?身も心も女にされて、悪夢に魘される毎日は?ああ、陵辱される女性の気持ちが良くわかる様にと……因果律に干渉して、変態に拉致られ陵辱される様にしてあったけど……どうだった?」
「………………ーーーーー」
霧島は無言のまま俯いて、ポロポロと泣き始めてしまう。
自分がした事と、変態に拉致られた時の強行と、悪夢で見る自分の所業。それらが、霧島の心に複雑な感情を植え付け、それが涙として応えたのだろう。
「ちょっと、デリカシーが無いんじゃない!?」
「無くて良いんだよ。彼……霧島は、それだけの事をしたんだ。魅了系能力で、相手の意思を歪め……高々、快楽を得る為だけに多くの女性を毒牙にかけた……」
彼の罪を反芻するように、ザックリと語る。
それだけで、霧島の表情が歪んだ。
「私……女の、子達に……あんな……酷い事をっ!!」
その場で、泣き崩れる霧島。
その反応だけで、彼……否、霧島の心情と反省度が高い事が伺える。しかし、呪いを解くには霧島の同意が必要だ。
霧島が、それ拒絶する場合呪いを解く事は出来ない。
「それで、どうする?君は、その呪いを解きたいか?」
「……………………」
霧島は、力無くはあったがフルフルと首を横に振った。
神崎や不知火が、驚いた表情を浮かべて霧島に駆け寄る。
「なんでよ!?辛いんでしょ?貴女……」
自分の罪に向き合い、償おうとする者の姿だ。
心砕けても、その苦しみを知り償いたいと思うことはできるけど……実際にそれが、できるはずがない。魔法や《ルール・メイカー》の無い世界っていうのはそんなものだ。
だが、もしそれが可能であるならば……人は、本当の意味で反省できるのか?と、言われると「そうではない」と断言できる。彼……否、彼女は、心を浄化されたからこそこうなれた。本当の意味で反省する事ができたのだ。
「ルール・メイカーの変質を確認。ま、頑張りたまえ……」
追憶体験は、終了した。今度は、自分がした行為を踏み台だった頃の自分の心と共に体験して貰おう。
快楽を得る為だけに、他者の心を歪ませ……それを良しとした自身の心や想い考え方や思考行動。
その元々あった邪な心を、浄化された心で体感してもらう……そういう呪いに変更された。清らかな心で、元自分の心はどれだけの悪意であったかを知って貰おう。
「霧島の同意が得られなかったので、帰るわ……後、アースラに行きたいなぁ……かーんざきくーん」
「なんでですか!?アースラに何するつもりですか!?」
「アースラ……今、次元空間にあるだろ?」
「ありますけど……」
「次元世界の外なら、アレができるなぁ……って思ってさ!多分、リンディさん辺りがクロノ・ハラオウンの代わりに報告書を時空管理局に上ちゃったはずなんで……その楔を叩き込んで置こうかと……」
「リンディさんが、報告書を!?何故!?」
「そりゃ、うっかり暗黙の了解をやっちゃったからだろう?リンディさんは、クロノ・ハラオウンやフェイトちゃんと違って上書きされて無いんだよ?【次元消滅術式搭載型爆弾】の話しを聞いたら、即報告書上ちゃうんじゃない?」
『ああ!!そう言えばっ!!』
「何度もやり直してるから、上書きされてない人の事まで頭が回らなかった!!」
「ちょっと、しっかりしてよ?私、もう一度やり直しなんてゴメンだわ!!」
今、二人して声を上げたくせに……神崎一人の責任になってますよ?すごいなぁ……この子、ハモって置いて掌返したよ。と、いう訳で不知火と別れてアースラへ。
転移防壁を抜いて、ブリッジに直行。
そしたら、怒りのクロノ・ハラオウンとエイミィさんがお出迎えしてくれた。
「……そうか。母さんが……」
ものすごーく怒ってたのに、理由を話したら今はすごーく落ち込んでしまったクロノ・ハラオウン。それを側で、エイミィさんが全力でフォローしている。
フムフム。うっすらとではあるが、エイミィさんからクロノ・ハラオウンに向けて赤い糸が伸びていた。
あれは、エイミィさんの恋心というやつだろう。
所謂、伝説の赤い糸だ。
まあ、この辺りは【真実の瞳】保持者の感性によって様々な見え方があるので、解釈も詳しいモノから適当なモノまで存在する。因みに俺のは、適当なヤツ。他人の心なんて見たくもないので、全力で適当な伝説やらなんやらのイメージで賄われている。
「と、いうわけで……僕をアースラから、ポイ捨てしてくれないかな?もちろん、次元空間へ放り出すってことだよ」
「はあ!?なんだってそんなことを!?」
「僕の《ルール・ブレイカー》で、全次元世界規模で【次元消滅術式】が起動・起爆しないように楔を叩き込む為に必要な措置だよ……」
「…………それができるなら、何故今までしなかった!?」
唐突に怒り出すクロノ・ハラオウン。
「仕方ないだろう!?まさか、繰り返すなんて思ってなかったから、混乱して思い付かなかったんだよ!!」
「うっ……………………そうか」
また、落ち込んでしまったクロノ・ハラオウンをエイミィさんに任せて俺は次元空間へ。
リンカーコアを排出して、ブレイク。
人工魔術回路を起動。
ーーーアクセス。システムオンライン。
ーーーモードチェンジ。バトルモード!!出力40%
ーーー【太陽の化身】発動。
魔力が膨れ上がる。
【太陽の主権】の劣化版、【太陽の化身】を使用。
膨張する魔力を抑えコントロールする為にバトルモードで全体的なバージョンアップをはかる。
但し、魔力出力は40%程までに収めなければならない。
空間振動が始まってしまうが、今は気にしないで放置。
後で、どうにでもできるのでなにもしない。
空間を感じ取る。並列世界に魔力の手を伸ばし、時空管理局が【次元世界】と呼ぶソレに自らの力を張り巡らせた。
そっと目を開ける。
体の中心にイメージするのは【回転式動力炉】。
身体中を巡っている、魔力を中心に向かって……回転するように循環させる。炉心から、魔力を血液のように身体中に循環させて……また、炉心へと戻して行く。
それが、問題無く循環できる様に成れば……爆発的に、回転速を上げて体の外へと放出する。
全力で、並列世界全体へ魔力を拡散。
虹色に輝く剣を逆手に持って、両手で“世界”に突き立てる様に差し込む。
半回転させて、全次元世界の理(コトワリ)を書き替える。
【次元消滅術式】に必要な、世界の法則を歪めその術式が起動しない様に……二度と滅ばない様にしてしまう。
「《ルール・ブレイカー》!!!」
世界の法則が、歪んで行く。
虹色に輝く剣は、そのまま世界の中に突っ込んでおいた。
自分自身が、この【魔法少女リリカルなのは】の世界から出て行く時に法則を元に戻して抜いてしまえばOKだ。
それまでには、【次元消滅術式搭載型爆弾】は処理仕切ってしまわなければならないが……問題無いだろう。
ーーーモードチェンジ。通常モードに変更。
ーーー【太陽の化身】停止。
ーーー魔力コントロール、変更。静止へ
「さて、クロノ・ハラオウンが五月蝿いだろうから空間振動は終息させて……」
それは、ノーマルでも普通に可能なのでBattle Modeは使わない。……というか、今でも結構危ない状態である。
40%も、力を解放してしまった。並列世界全体をカバーする為とは言え……もう少し、抑えても良かったかもしれない。
あれは、そもそも《神殺し》をする際に使用するだけのモードだ。この程度の事で、使用するのもおかしい話しなのだが……劣化術式と分体であるのが災いした。
まさか、通常状態では30%以上の出力が出せないとは思わなかったのである。魔力循環強化……爆発的な魔力の練り込みによる強化……も出来なくなっていたし、体外への魔力放出にも支障があった。劣化術式を解除しても、素早くフルスロットへと持ち込む事ができなかったのである。
本当に失敗した。まさか、適当に組んだ【劣化術式】があんなにも強力だったとは……。
アースラのブリッジに転移する。と、何故かリンディさんがいた。
「あれ?非番だったんじゃ……」
「あれだけの次元振を引き起こされて、非番も何も無いでしょう!?あなた、自分が何をしたのかわかっているの!?」
「???【次元消滅術式搭載型爆弾】が起爆しないように、世界の法則を歪めただけだけど……まずかった?」
「世界の法則を歪めた…………何て事をサラッと言ってくれるのかしら……」
「え?でも、リンディさんが時空管理局に報告書を上げちゃったから……こうする以外に、次元世界を救う手立てが無くなっちゃったんじゃないか……クロノ・ハラオウンには、ちゃんと断りを入れたよ?」
「ええ。その話しは、先程聞きました。でも、ちゃんと話してくれたら回避できた事柄でしょう!?」
「うっかり忘れたんで、次元消滅の方を回避させる事になったんだ。もしかして、ダメだったの?」
「そうよね……そういう結論になるんでしょうね……」
額を人差し指で抑えながら、リンディさんはブツブツと呟いている。
「あ、でも。ちゃんと、抑えた方だよ?出力だって、40%まで絞ったんだから……」
話しをすればするほど、リンディさんの顔が険しくなっていく。心なしか、顔色が青い様な気もしないでないけど……気のせいだということにした。
とりあえず、もっと悪化させてみよう。
「流石に、僕の使っている魔力制御の方式がヤバ気なんで……出力を抑えないと、数百の次元世界が消し飛ぶんで慎重に慎重を重ねたんだよ?爆発的に膨れ上がるんで、放出にだって気を使って……」
うん。ここまでにしよう!
これ以上は、リンディさんの胃に穴が開く可能性がある。
穴を開けるなら、クロノ・ハラオウンだけにしたい所だ。
顔色が、真っ青を通り越して蒼白レベルになった辺りでお話しを止めておいた。
「まあ、次元振動は収めたんで……コレで、チャラにしようよ。下手につついて、大蛇どころかドラゴンが出てきても嫌だろう?」
「ーーーーー……そうね。この辺りにしておきましょう……」
どうやら、納得してくれたらしい。
表情的には、全然全くこれっぽっちも納得してないみたいだけど……こればかりは、どうしようもない。
【魔導兵器】みたく、力押しの怪物ではないがそれなりに力を保有している《神殺し》である。とは言うものの、本来の使い方で《ルール・ブレイカー》を使用したのだ。
今後、この世界で次元消滅が起きることはないだろう。
全く異なる次元消滅術式が、開発されない限り次元世界はしばらく安泰である。
リンディさんとの会話もそこそこにブリッジから出た俺は、真っ青な顔で突っ立っているクロノ・ハラオウンと目が合った。こんなところで、何しているのかな?と思っていたら……外から戻ってくるであろう俺を待っていたらしい。
ブリッジに直接転移したこと告げると、少し怒っていたようだけど大きな溜め息を吐いて首を横に振った。
「それにしても、あれが君の全力か?」
「んにゃ。40%くらいかな?今回は、できるだけ抑えたから……あの程度で済んだんだよ」
「……………………そうか。で?時空管理局を叩き潰す算段は付いているのか?」
「それは、TAKE2の時空管理局だろう?ここは、TAKE3。そんな算段、してないよ。それに、リンカーコアを胸に入れてしまえば僕がアレの犯人って話にはならないだろうし……」
「…………アッサリしているんだな……」
「前回は、前回だよ。引き摺った所で、意味はないし……サクッと切り替えてしまわないと、仕事にならないじゃないか!」
「……確かに。なら、これからどうするつもりだ?」
「もちろん、【次元消滅術式搭載型爆弾】を探しだして、処理するさ。世界の法則を歪めたとは言え……放置する理由にはならないからな……」
「……そうだな。時空管理局も、ソレの報告を受けたんだ。これからも、探して回るだろうな……」
「うん。できるなら、それで得たデータは破棄してくれないかな?」
「善処しよう」
「うわっ!信用ならねぇ台詞……」
「…………何とかするさ!」
「君が無理だった場合は、こちらで何とかするよ……その為の僕らだからね!」
クロノ・ハラオウンは、その宣誓を聞いて嫌そうな顔をした。できるなら、時空管理局の方は任せて欲しいのだろうけど……それができるなら、Re:takeの苦労はなかっただろう。
てくてくと、歩みを進める。
クロノ・ハラオウンは、リンディさんに用事があるのかブリッジに入って行った。
きっと、今後の方針を決めるのだろう。
僕の方は、次元世界を又にかけての【爆弾】捜索と平行して【陵辱希望】の【転生者】を見付ける事だ。
精々、逃げ回っている【神々】の目を引く【囮役】をこなさないとだな。例え、それで暗黒歴史を築き上げたとしても……苦では、ないはずだ!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
如月双夜。
現在、【神々】の目を引く【囮】を実行中。
そういう理由で、【原作組】の周りをウロチョロしている。
ついでに、神々の行った【楽しい細工】を解除して回っている苦労人。使い魔(アルカリア)が、連絡して来ない理由が【神々】に見付からない為でもある。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
翌朝。
アリシア・テスタロッサが、ベットの上で眠るように死んでいるのが発見される。きっと、該当神……浅上兄妹を転生させた神が捕まり【神権】が剥奪されたのだろう。
見付けたのが、フェイトちゃんで良かった。
TAKE2の記憶が、俺に相談するという行動に直結され……彼女、アリシア・テスタロッサは『一命をとりとめる』。
その後で、八神家に行ったらリインフォース・アインスが消え掛かっていて八神家全員が「消えないで、リインフォース!!」と号泣している処だった。
何とかしようと近付くんだけど、八神家が邪魔でリインフォース・アインスに近付けず、ちょっとだけボケーっと立ち尽くすはめになる。
段々、三文芝居を見せられている気分になったので……リインフォース・アインスに群がっている八神家一同を蹴散らして、【夜天の書】の角でリインフォース・アインスを殴って現界させたら……八神はやてに拳骨で殴られて怒られた。解せぬ。
そのまま、リインフォース・アインスと【夜天の書】には【真実の瞳】を使った調整をかけておいた。
まあ、要するに【神の力】(神通力)による補強ではなく、本物の【夜天の書】基礎構造と八神はやてに合わせた調整である。ついでに、【夜天の書】にはロックシステムを追加しておいた。例え、本の主であったとしても無闇に本のシステムを改竄できなくするシステムだ。管制人格でも、不可。
開発コードとロック解除コード合わせて、200近いコードを打ち込まないと中身を改竄できない仕組みだ。
流石に、整備関係はそのままにしておいたけど……基礎構造には、ガチで手が出せない様にした。
「全く……とりあえず、無限再生システムが復活。無限転生は、システムそのモノを封印しておいたから!八神はやてが死なない限り転生はしないよ?ついでで、八神はやてを無限再生に巻き込んで……不死にした。もう、成長もしないから(捏造?)!!にゃはははは!!」
「ちょ、待って!!そんなん、聞いてへんで!?」
「だ、か、ら、基礎構造を再構築したら……無限再生システムが、自然と復活しちゃったんだよ。無限転生は、システムそのモノを封印できたけど……無限再生には、システム構造上の問題でそのままにせざるを得なかったんだ。14歳の若さで、不死とか最高じゃん?ヨカッタネ……」
但し、不老になったとは言っていない。
一言も口にしていないのに、八神はやてが自分は不老不死になったんだと勘違いしている。ぶっちゃけ、その方が面白そうなので勘違いしたままでいて貰おう。
「な、なんやて……何でや……何でこんなことに……」
「世界を複製して、遊んでた神様を怨むんだね。彼等が介入さえしていなければ、こんなことにはならなかっただろうに……」
正確には、『誰かが生み出した世界』を……である。
世界の複製は、禁止事項ではないので問題にならない。
まあ、複製世界に神が加工した魂を転生させる行為は、今後一部条件付けで行われるようになるだろう。
チラッと八神はやての慌てぶりを眺めて、その一喜一憂を楽しむ。やっていることは、管理者と差程変わらない。
だけど、魂や命を弄んだりはしていない。
転生者殺しは、【神殺し】と変わらないので除外されるし……されなかったとしても、それ程大きな影響にはならない。
特に、【特殊な能力】があるのを殺す分に関しては……問題なく、惨殺できる。とは言え、生命の殺害に該当するので《徳》が減っていく程度だ。その程度で、マイナスになるなら大歓迎なんだけど……無理だな。
アリシア・テスタロッタを『蘇生』した方法としては……因果律に干渉してアカシックレコードにコネクト。
過去の記録から、失われた魂を現代に抜き出し……目の前にある肉体を活性化させて、魂と肉体を繋ぐ生命線を定着させた程度の事である。
「じゃ、僕は行くね?」
「ちょぉ、待ちぃ!こんなん、望んでへんねんで!?元に戻して!!私の成長、返して!!」
「元に戻したら、リインフォース・アインスは消滅してしまうよ?それは、困るんだよね?それに、彼女がこの世界に居続ける為の神通力はもう存在しない。だから、【本物の《夜天の書》基礎構造】を入れて再構築したんじゃないか!」
「神崎や翼ちゃんが言っとった、世界を弄ぶ【神様】の話か……せやけど、そんなん信じられへん。神様は、生まれてきた命を弄ぶような存在やあらへんねんで!?」
「じゃあ、聞くけど……それ、誰が確認したの?」
「……え?」
八神はやてを見れば、呆然としていた。
何を言った?的な表情だ。
「だから、【生まれてきた命を弄ぶような存在ではない】ことを誰が確認したの?って聞いたの……だって、そうだよね?断言できるって事は、誰かが確認したからだよね?」
「そ、それは……」
一瞬、迷った様な反応。
彼女の中の【神様】の存在定義が揺らぐ。
「【神様】なんて、人間が勝手に作り出した創作上の存在だよ?ぶっちゃけ、全ての責任を背負いこめなかった弱い弱い人間が妄想で生み出して、己の心の支えとした産物だよ?それを、世界を管理している者達が面白半分で名乗りだした訳だけど……そんなモノに意味はない」
「…………そうかもしれへん……せやけど、【神様】はーーー」
「自分達の心の中におる……とでも?それってさ、完全に妄想だよね。君達が、『そうであって欲しい』と願っている想いであって……確定事項じゃないよね?即ち、僕が君に言えることは……『君自身の主張はわかった』……だ」
「ーーーーー」
彼女は、絶句した。
信じられないモノを見るような目で俺を見ている。
「『だけど……現実は、酷く残酷で妄想の様にハッピーなエンドに至ることはない。残念だが、この現状を受け入れたまえ』……と、なるわけだ」
「ーーーーー」
無言。まあ、彼女の気持ちがわからないでもないので、現実を教えてみる。
「……アリシア・テスタロッサは、今朝死体で発見されたよ」
「なっ!?」
「彼女を生き返らせたのは、君の言う【神様】の力だった。でも、アリシア・テスタロッサを生かしていた神通力が消滅した結果……彼女は死んだ。どう見ても、彼女は【神様】の都合で【生かされていた命】だよね?これ、【神様】が命を弄んでいた証拠じゃない?」
「ーーーーー」
「だから、アリシア・テスタロッサはこちらで何とかしておいたよ……正確には、因果律に干渉してアカシックレコード……【世界の記録】から、彼女の魂を抽出。肉体と魂を繋いで、肉体に定着させておいた」
そう言った瞬間、彼女の瞳に力が戻った。
なるほど。俺が行った行為を【命を弄ぶ行為】と取った訳か。残念だが……結論は出てしまっているんだよ。
「それこそっーー」
「命を弄んでるって?……バカか君は?目の前で泣いてる子を救えない……救わないなんて選択肢、僕が選ぶとでも?」
「泣いてる子?」
「フェイトちゃんだよ。『お姉ちゃんが、死んじゃったよぉ……』って、泣きじゃくる彼女を……君は見捨てろと言えるのかい?自分が生まれた理由で、大好きなお母さんの悲願。それが、また失われそうになっている…………助けるに決まっているだろう!?」
「……………………」
「それと同じだよ。僕には、君も、そこにいる彼女も、助けられるだけの力があるんだ。使わない手はない……それを、【命を弄ぶ行為】だと言うなら言えば良い。なんたって、【俺】は悪人だからな。【魔王】の名を持つ、正真正銘の悪人だ。好きなだけ罵れば良い!!」
「ーーーーー」
【悪】を背負っている【俺達】にとって、罵りは当たり前の話しで……それを受け留めるくらい、造作もない事柄だ。
それで罵られようが、後ろ指差されようが気にならない。
俺は、この生き方に誇りを持っている。
悪であることは、なにも悪いことではないのだ。
胸を張って、断言できる。
誰かを救いたいんだと立ち上がれる!
誰かを救いたいんだと戦える!!
俺は、誇り高き【悪】だ。
厨二病ですね!!わかります。
黒歴史ですね!!なにが、誇り高き【悪】なんですか!?ああ、クソッ!!弄りたいっ!弄りたいよぉっ!!プチとかされそうだけど、弄りたくないですか!?
霧島君が、霧島さんになっていた件。
ぶっちゃけ、「誰?」ってオチ。
儚い清楚で可憐な美少女と化していた(笑)多分、転生者の中で一番可愛くなってしまった子ですね!見た目は、神崎が言っていた通り、イリア(クロ)です。
そして、結構アッサリ状況を解決してますよ!?
もっと早くやれよー……って、読者の声が聞こえて来そうです。何度も何度も、説明文読んだのに……似たような文を何回も読ませやがって!!みたいな事を言われそうだけど…(焦)
クロノが「アッサリしているんだな」とか言ってますが……アッサリはしてません。クロノ・ハラオウンと八神はやてに関して超引き摺ってます!!
そして、八神はやてと【神様】のことでディスカッション。八神はやての【神様】像を破砕して終了。
西洋神……新興している国が違うだけで、悪魔になる意味がわからない。似たようなモノなのに敵対するとか、どんな鬱拗らせたんでしょうね?
【エル○ガー】(うた○れるもの~)
このエピソード聞けば大爆笑できますよ?
思わず吹きました。
【厠の神様】(八百万)もあれぐらいお茶目だったら良かったのに……まあ、【厠の神様】(八百万)は応援してくるだけなんですよね。がんばれーがんばれーって。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!