絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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三六七話

Re:

 

 

 

心機一転!

俺は、俺が望む俺だけのハーレムを作る為にこの世界へとやって来たのだ!!故に、長期戦になる事を踏まえのんびりまったりやっていたが……途中で、使い魔さん達と出会い【堕ち神】の駆除へと駆り出されてしまった。その辺りから、話が狂い始めてしまったらしく……俺は、俺が望む俺だけのハーレムの事を忘れ路頭に迷っていたらしい。

だが、本来の目的を思い出した俺は俺が望む俺だけのハーレムを作ろうと奔走しつつ未だに路頭に迷っていたらしい(笑)。その事に気が付いた今、俺は俺が望む俺だけのハーレムを作る為、今度こそ本来の路線を真っ当に走り続けるのだった!!ーーーと、心機一転したつもりだったんだけどなぁ?

 

「君は、何を、考えて、いるんだ!?」

 

「そうだよ!?なんで、私とクロノくんを一緒に寝かせているのかなぁ!?ねぇ、なんで!?」

 

頑張って、俺が望む俺だけのハーレムを作ろうと再出発しようと一歩を踏み出そうとした時……過去の俺が、新たな一歩を邪魔して来る始末に目眩を覚える。いや、マジで俺……何、してるんでしょうね?つか、他人の恋路で遊んでいる暇があったら自分のハーレムを何とかするべきでしょ!?とは、思うものの……目の前に、面白そうな題材が転がってたら仕方がないとしか言い様がない。つーか、無防備に寝ている方が悪いんじゃ!?

それは、さておき。起き抜けに、隣でエイミィさんが寝ていた事に驚いて飛び起きたのか『ゼィゼィ』言ってるんですけど……心臓大丈夫?顔色も悪いし、これ……かなりの精神的ダメージだったのではないだろうか?というか、エイミィさんが隣で寝ていたからってこの反応……メッチャ、面白い!!これは、また悪戯したくなる案件だな!!つか、邪魔されても良いから次もやる!!

まあ、それは良いとしてだ。実は、俺の網膜に先程から続々とメールが届いたっていうお知らせが来ている。

ちょっと前に、【鮮血の】さんに頼んでいた宝物庫に入れていても操作が可能なPCを受け取ったんだが……それのメール設定が、おわったとたんにこの大量メール地獄が始まった。多分、今までどっかに詰まっていたヤツが入って来ているんだと思うけど……それにしては、大過ぎでしょ!?って、あるぇ?この差出人、【鮮血の】さんだよなぁ?

なのに、中身が使い魔や師匠からの報告書て……どういう事やねん!?まさか、前のPCに届いていたヤツを一枚一枚転送しているって事!?なんて、面倒な事をやってるんですかねぇ!?

そんなん、纏めて転送すれば面倒がなくて良いのに……なんか、変な細工とかされてないだろうな!?

そう、思ったから掲示板で確認してみれば……ただの嫌がらせらしい。何故、一枚一枚転送する事が嫌がらせになるのか?とも、思ったんだけど。確認したら、ガチで嫌がらせだという事がわかった。なんでも、画像付きのメールって発信側と受け取り側では受け取り側の方がお金が掛かるとのこと。それを使って、報告書を付属ファイルとして送信する事で更に料金が発生するんだと。……これ、アカンやん!?

一瞬、掲示板の書き込みを見て『俺の金がぁ!?』と書き込みしたら……俺の通信料金を払ってるのって師匠らしいんだよね。

通信料の通知が来てないなら、間違いなくその通信料を支払っているのは師匠らしいので俺の懐には打撃はないんだけど……なんて、地味な嫌がらせを!?とは思ったね。

まあ、普通に通報したんだけど。というか、掲示板に晒した時点で師匠に伝わったらしくて……現在、師匠と【鮮血の】さんの醜い通信料戦線が開幕されたそうな。何やってるんですかねぇ?全くもう!

ちょっと、呆れてしまう様なチャッチイ戦争だった。

って、思ってたけど……実際は、これで月四・五百万クレジットは飛ぶというので一年を通せば六千万は消し飛ぶらしい。しかも、時空通信になるので更に嵩張の上に酷い時は相手を破産させる事も出来るという。つか、師匠がそれで一人潰したとのこと。

ホントに、何やってるんですかねぇ!?

つか、それよりも少し心配な事があったので掲示板にその不安を書き込んでみたら普通に問題ないとのこと。相談の内容は、【鮮血の】さんが作ったPCなので盗聴や盗撮ウイルスを仕込まれていないか心配だ……という書き込みだ。だが、その辺りは心配しなくても良いらしい。下手に、そういうモノを仕掛けていた場合は……ウォーティアさんや悠久さんが、ガチな笑顔(極寒)で【鮮血の】さんを追い詰めるらしい。あ、そっちの修羅(恐怖)が出て来るんですか!

そうですか!!了解です……恐ろし過ぎる。

つか、あの人達が出て来たら死ねる!

普通に、怖い人達だった。まあ、黙っていれば綺麗なお姉さんなんだけどね。SAN値直送は、避けられない!!

さて、このガンガン送られて来る報告書ですが……増えたなぁ。一瞬、同じヤツが複数送られて来ているのかと邪推してみたりもしたんだけど……全部、作成者が違うのでこれ全部がマジもんらしい。というか、これ全部ガチもんなんだ!?ちょっと、気になったので題名の面白そうなヤツを一つ読んでみる事に。

では、一先ず気になったヤツを読んでみましょう!!

 

つか、これ……三桜燐じゃね!?

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

No.XX881111-44

作成者ークーレム・トトロノ

題《散財》

 

神に殺された(嘘)腹いせに未成年中は援助を確約(特典以外で)した転生者がいた。そんな彼は、無限に振り込まれるお金に気を良くしたのか毎日百万レベルの散財をする様になって行く。まあ、それでも使い切れないレベルでお金が振り込まれているみたいなので問題無さそうだけど……このお金、どこから湧いているんでしょうね?ちょっと、気になったので調べてみたら無から湧いてたよ(笑)。

え!?ちょ、こんな大金が無から湧いて出て来るの!?

うわぁ……美味しい!と思ってたんだけど、どうもそういう話ではないらしい。そりゃぁ、そうですよねぇ!!カラクリは、次元世界の貧困層からの吸い上げでした。

まあ、要するに……数多な次元世界で、底辺と言える人々を《旧・神族》に売り払ったお金をそのまま仕送りしているっていうカラクリ。成る程、そりゃ幾らでも湧き出て来ますよね!まあ、即刻断罪させて頂きましたが……そのせいで、転生者がお金が振り込まれないと憤っています。

なので、PCに詳しい使い魔達にバンクへハッキングして貰い……中身を丸っと、抜き取って空っぽにして貰いました。結果、最初はマジガチギレしていた彼でしたがお金が振り込まれないと知ると否や、魔法を使って銀行強盗や詐欺を始めたのでリンカーコアを抜いてコアブレイク!!

最終的に、無一文で家も追い出された挙げ句働き先予定だった時空管理局からも見放されホームレスと成ってしまいましたとさ。それ以降も、監視していたのですが……ホームレス狩りに合って殉職されました。

 

△□月×□日 22時05分 観測終了。

 

魔力が無いと、人生設計も出来ないとかあり得ない(笑)。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

違ったw!!でも、色々アウトッポイ話でしたね。

 

「……………………」

 

つか、コイツ死んだのこの使い魔のせいじゃね!?

そりゃ、資金の無限湧きのカラクリはアレだったけど。

それを全て回収して、コイツを路頭に迷わせたのって使い魔さん達だよね!?なので、【鮮血の】さん経由の報告書だったけど発信元のアドレスがあったので確認の為に裏話を要求したら、このバカの被害者である人達に慰謝料を払ったら普通に全部ブッ飛んだという事だった。

成る程。そりゃ、消し飛びますわ(笑)!

うん、自業自得だった。

一瞬、使い魔さん達がキチッたのかと思いきや……被害者の為の行為だという事なので問題なし。結果だけを見て、被害者の事を失念してました……そう、返信したら『慌てん坊さんですね?』と返えされたので笑って終わらせる。

この時は、気が付かなかったけど……実はこの使い魔さん、師匠信者ではあるけれどかなりまともな方の使い魔さんだった!そう、超絶レアな使い魔さんだったのだ!!

しかも、後で話を聞けばおっとり系お姉さんなんだという。惜しい事をした……あのまま、会話を続けていれば御近付きになれたと言うのに。残念。

 

それは、さて置き。

順調に、原作ヒロイン達と顔合わせし終えた俺は駅前の喫茶店『翠屋』を最後にお邪魔してきた。

そこまで来ると、他の転生者にも俺の存在がバレてしまう訳で……奴等は、俺を抹殺するべく色々仕掛けて来た訳だ。

まあ、そこまでは転生者あるある話。

というか、原作でもかなり特殊とされる【結界】を展開して襲撃して来た。つか、原作を見ていたのなら『結界を展開する』=『即、発見される』という公式図なのに……時空管理局のリンディ・ハラオウンが目を光らせている世界で、ワザワザ目立つ結界を展開して襲撃して来るとかどういう事!?

そりゃ、周囲に気を使ったというのであればわからないでもないけど……奴等と来たら、普通に顔を晒して襲撃して来たんですけど!?

普通は、隠すよね!?てか、隠さない!?

中身はどうあれ、見た目相応な転生者に俺が武力で負けるハズもなくアッサリ撃退。それよりも、戦闘中にも関わらず『もう、終わったなw』とか……倒れてもいないのに、『お前、死んだぞ!?』とか訳のわからない事を言い出すの止めて貰えませんかね?

腹筋が、耐えられません(笑)。何が『終わって』、どこが『死んだ』のかサッパリわからないのですけど!?

頭のおかしい事、言わないで下さい(笑)。

武力で、排除が叶わなかった転生者達が次にとったのは俺を変態扱いにして社会的に貶めるという策。つか、俺……次元漂流者なんですけど?この世界の世間様は、俺の事を認識しているんですか!?というか、過去もわからない平行世界からの漂流者がどうすれば変態だと判別できるんですかね?その判別方法は?勘てw。

ああ、同類だからわかるんですかねぇ?

兎も角、余りにもウザかったのでリンディさんやエイミィさんにチョッカイ掛けている振りをしてみたところ……普通に信じて引き下がる。一瞬、それを見て『頭、大丈夫か!?コイツ等w』とも思ったけど。引き際が、やけにアッサリしていたというか……鮮やかだったので、その後しばらくしてヒロイン達と仲良くして見せれば『馬脚を現したな!?』と鬼の首を取ったかの様に大騒ぎを始めた。

いやいや、君等の発言の方がおかしいからな!?

この程度で、『馬脚を現す』とか……何言ってるんでしょうね?

と言うか、俺は普通にコミュニケーションを取っていただけで口説いた訳でも強引に関係を迫った訳でもない。

もし仮に、普通にコミュニケーションを取っているだけで攻略している事になるのならば……その娘は、余程のチョロインレベルな『お花畑』か『温泉』が頭に湧いているとしか言い様がない。

逆もまた然り。この程度の事で、『ロリコン』だの『幼女趣向者』等とグダグダ言うのであれば御都合主義的な自己都合解釈の頭しか持っていないと判別できる。

つか、全力のブーメランかつ自爆してますよ?というか、『ロリコン』で『幼女趣向者』とか全力でブーメランしてるぞ!?それと、周囲のヒロイン達をもっと良く見ようね?ガチ引きされているからな!?

奴等の行いは、こちらの言い分を信じた様に見せ掛けて裏では俺を社会的に抹殺する準備を進めていた……という事だ。

貶める方法が、失敗したからって今度は抹殺ですか!?

普通は、それらをセットで行うんですけどね?

何故、別けたし!?

とは言え、御馬鹿さん達が行ったその行為は自分達の信用を貶めるだけに終わり結果的には失敗。つか、短期間でそう何度も似た様な事をしたらバレバレですよ?

普通は、もう少し期間を空けてやるもんなんだけど……転生者達には、我慢出来なかった模様。

もっと、我慢を覚えましょう!!……ふ、腹筋が。

そう言えば、最初に生まれた世界のネットで似た様な言葉をネトゲで聞いた事があるんですが……それですか?というか、ここでも現実をゲーム認識している子供がいるんですけど!?

大丈夫か、この世界!?

まあ、言動の『言』がおかしな子供の話は置いておくとして……その後に、クロノんに押さえ付けられてた時も『正当防衛だ!』とか『アイツがやったんだ!!』とか擦り付け様とするので俺のデバイスを提出。多少、デバイスの事でチクッと言われたけど……中のデータを確認すれば、正当防衛は俺で殺傷設定で殺しに来ていたのは御馬鹿さん達だったと丸わかり。

何もしてないのに、普通に勝てたんですけど!?

それでも、チートがどうのこうので不正がと五月蝿かった。つか、『動』もおかしい子供でした(笑)。

 

『おかしい』と言えば、貶められている間の俺の行動もかなりおかしかったんだけど……そこは、言及されてもいない。ぶっちゃけ、シグナムとガチの模擬戦したり。

執務官の司法試験を受けてみたり?試験の内容が、前に受けた試験と被って一発合格してみせたり。そのせいで、一度落ちた事のあるクロノんがナーバスになったりしてたけど……余りに落ち込むので、弄ってたら爆発させちゃって……言い逃れの為に、エイミィさんとの未来話を暴露したりと結構ハッチャケていたからなぁ。

最早、原作ヒロインそっちのけであっちやこっちでやらかし捲っていたら普通に奴等の企みをブッ潰しちゃっていたらしく……貶められる前に終了していた。前提から、噛み合わなかったもんな?

つか、その後も墓穴掘って奴等の方がヒロイン達から引かれるハメになってたよ。追撃のつもりが、自爆になるとか……ウケる。

後、ユーノくんと無限書庫でバックヤード見付けてクロノくんの胃に穴を開けそうになったり……ユーノの忙しさが、天元突破して入院させちゃったり。その内、リンディさんやレティさんを巻き込んでアッサリ聖王のゆりかご見付けちゃって大爆笑。

それを、阻止しようとしたスカリエッティファミリーをサクッと倒しちゃって気が付いた時には三期終了のお知らせ。

 

「やらかしちまったぜ☆!」

 

「ホントに、この短期間で色々やらかしちゃってくれたわね……」

 

「仕事が終わらない……帰れない……」(凹)

 

「レティさん、そろそろヤバそうじゃね?」

 

「誰のせいだと思っているのかしら?」(怒)

 

「追い詰め過ぎたか……」

 

「うへへへ……」

 

「クロノくん!しっかりして!!」

 

他にも、援護支援に駆け付けてくれた名も無き執務官達の死屍累々な様子でリンディさんの執務室が埋まっている。ユーノくんや、応援に駆け付けたフェイト&なのはがお目目をバッテンにして床に転がっていた。

つーか、どいつもこいつもだらしがないなぁ。

これっくらい、師範代達の扱きに比べればどうって事ないのに……後で、根性叩き直した方が良いのかも知れない。

 

「OK。とりあえず、チビッ子組は帰って良いぞ?」

 

というか、ユーノくんはもう一回入院ね?クロノんは、胃薬飲んで次の処理を頼むわ(笑)。レティさん?そろそろ、起きて仕事してね?じゃ、この辺りの処理を進めようじゃないか?

 

「ね、リンディさん♪」

 

なんて告げたら、何か恐ろしいモノを見る様な目を向けられた。

 

「いやいや、これが普通ですから化け物扱いしないで下さい」

 

「貴方の体力は、どうなっているのかしら?」

 

「デスクワークじゃないですか?座っているんだから、体力は有り余っているでしょう?」

 

「体力も気力も、普通は底を付いているハズなんだけど!?」

 

「じゃ、鍛え方が違うんで……」

 

「『じゃ』って何!?『じゃ』って!?」

 

「あー、はいはい。なら、リンディさん達は休んでくれて構わないッスよ?後は、俺がやるんで……お疲れ様~♪」

 

という感じで、煙に巻くのだけが上手くなる始末。

いやー、なんか俺ってば師匠そのものになりつつあるんじゃね!?いや、真似なんてしてないんですけど。

なのに、部が悪くなった辺りで煙に巻くそれは正しく師匠じゃん?

一応、そんなつもりは一ミリたりともないんだけど。

それだけ、俺が師匠と一緒に居て師匠に染められたって事を意味するんだろう。因みに、『染められた』と表現しているけどBL的な話じゃないぞ!?師匠の行動スタイルに似て来たって事だからな!?

その後、時空管理局を大きく揺るがす事件が起きる。

まあ、起こしたのは俺で……最高評議会の存在を暴露しただけなんだけどね。だって、スカリエッティファミリーが潰れて三期が終わっちゃったんだから居ても邪魔なだけだろう?なので、さっさと消えて頂こうと思いましてフレールくんを送り込んでみればレジアスと悪巧み中だった……という訳だ。

ある意味、ラッキー!って事でその会話をそのまま世間に流してやった。速行で、潜入調査を中継に切り替えて電波ジャックして次元世界へ流出させる。すると、その悪巧みの内容が殺人を匂わすモノで……事実であるならば、物凄いスキャンダルになるレベル。他にも、ジェイル・スカリエッティの処遇や今後の方針とかをゴチャゴチャ相談している様子だったのでその間に裏を取る。

まあ、殺人に関する事柄に付いては調べて事実だったので即暴露したけど。お陰で、時空管理局は上から下への大騒ぎである。

当然、地上管理局は時空管理局や他の査察系の人々によって監査の手が入れられて……俺がフレールくんを使って色々手を回していたので最高評議会の脳ミソ共をアッサリ発見。逮捕に至る。

その後は、過去に起きた事件の再調査をする事になったので無限書庫が大活躍。俺が前に、バックヤードを見付けて置いたので過去の最高評議会が犯した犯罪の資料が出るわ出るわ(汗)。

結果、地上管理局が大荒れ。

レジアス中将は、強制退任。裁判に掛けられて、現在は判決を待つ身だが……様々な重圧から解放されたからか、以前の様な厳格な感じではなく孫を待つお祖父さんみたいな感じになってしまっている。『劇的before after』みたいになったけど、これまでの板挟みにされた中間管理職な日々から解放された結果だと思う事にした。じゃなかったら、アレはナイワー(笑)。何たって、一気に老け込んだからな?レジアス中将ってば。

捕まって、裁判に掛けられるまでに一体何があったのか……中年と言える外見から、『お爺ちゃん』と呼ばれるレベルにまで一気に老け込んでいた。とある理由で、面会に行った八神が『一瞬、誰かわからなかった』言ってたから通常以上に老け込んだモノだと思われる。そして、事情聴取には素直に答えているとのこと。

因みに、それで全てが終わった訳じゃない。

レジアス中将の事情聴取や、最高評議会の脳ミソ共からの聞き取りやらで御馬鹿さん達がやらかしたと思われる犯罪ネタが出るわ!出るわ!!それに伴い、それらの裏取りの為に多くの局員が駆り出されて走り回り……それに関わった何も知らない局員と、評議会の息が掛かった局員の振り分けがとっても大変だった。

しかも、最高評議会という膿が表に露となった事で時空管理局の上層部が動いて局内に巣食う膿を全て洗い出そうとしたモノだから通常局員と悪堕ち局員の攻防が凄まじい事になっている。

それを横目に、俺は兼ねてから計画していた高町なのはを気絶させてデバイスを取り上げるという暴挙に出ていた。何でそんな事をしたかなんて言うまでも無いけど、原作知識の情報からそろそろガチで休ませないと疲労が過労になって倒れそうだったからである。まあ、表面上は全然問題無さそうな主人公さんですが……ふとした瞬間に、見える疲れがチラホラ目に付くので強制的に休ませる事にした。

当人が、とてもゴネていたんだけど足裏マッサージでグリグリしてあげたらーー疲れが無ければ痛みはないーー即、根を上げたのでこれを機会にしっかり休養を取る大切さを教え込む事にする。

当然、真っ先に地球で足裏マッサージの情報を習得して何処がどう疲れているのかを懇切丁寧に語って聞かせて上げたらフェイトが割りとヤバい系の目で訴えてくれたので大人しくなってくれたって訳だ。あれは、マジヤバかった。つか、なんで病んデレ化してるんですかねぇ!?これが、噂に名高い転生者効果ってヤツなのかも知れない。良く、登場人物の性格が変化してたからなぁ。

そんな風に、俺達が色々と忙しく走り回っていた頃……何も知らない転生者達は、俺が地球から消えた事に大喜びしてヒロイン達獲得の為に攻略合戦をしていたらしい。

希に、八神はやてやフェイトが居なかったりなのはが居なかったりしたハズなんだけど……気にもせず、地球で遊び呆けていたとのこと。その間にも、俺はヒロイン達と親睦を深め信頼を勝ち取っていたと言うのに……何をどう考えたら、攻略出来ていると思えるのか俺には全く理解出来そうに無かった。

 

「あのぉ、そろそろ……」

 

スチャッと、足裏マッサージ用の棒を手に取り『痛みを感じ無ければたら返して上げるよ?』とニッコリデバイスを返して欲しいと訴える高町なのはに笑い掛ける。

初日に散々、痛がる彼女を無視して足裏マッサージをやらかした俺がトラウマになっていたのか……俺が棒を手に取るだけで、彼女は何も言わなくなった。

 

「君の疲労は、1日2日休んだ所で取れるモノじゃない。せめて、一ヶ月間は様子を見てそれでも残っている様なら延長……グダグダ文句を続ける様なら、もう二、三ヶ月続けるよ?」

 

「そんなぁ……」

 

「今まで、頑張り過ぎた自分を休めてあげないと、だね?」

 

「でも、全然元気なんですよ!?」

 

「うん?そりゃ、傍目から疲労か過労かなんて判別が付くハズが無いだろうね?ぶっちゃけ、過労なんてブッ倒れた後で無ければわからないモノだし……」

 

つか、リンディさん達が君の休養を認めている時点でわかるだろうに……何故、それを無下にしようとするのか意味不明だ。理由は、知ってるけど。

 

「なら、違うかも知れないじゃないですか!!」

 

「いんや、君は間違いなく疲労を蓄積しているよ?」

 

「なんで、そんな事がわかるんですか!?」

 

「転生者なら、みんな知ってる事だもの」

 

「え!?それって、私やみんながアニメの登場キャラクターとかっていうお話ですか?」

 

「まあ、それに極めて似ている世界ってだけで完全にそのものでは無いんだけど。でも、その中で大きな転換ポイントに纏わる話は変化しない。それが、君が過労で撃墜されるって話だ」

 

ある程度ではあるが、原作に出て来た登場人物達にだけネタバラしをしておいたのである。

そりゃ、必要無い事は話してないけど。

この世界が、【魔法少女リリカルなのは】と呼ばれる物語の世界に極めて似ている世界であるとか……その歴史の転換点を転生者である少年達が知っていて、君達と仲良くなる為に利用している事などぶっちゃけて置いたのである。

当初、信じて居なかった彼女達原作ヒロイン含む登場人物達だったけど……『聖王のゆりかご』や『最高評議会』についての暴露である程度は信じ始めてくれていた。

 

「まだ、信じられない?」

 

「……………………」

 

つか、どっかの厄災さんが俺の記憶から抽出した【魔法少女リリカルなのは】を見ても、まだ自分達がアニメのキャラクターだと信じていない所がある。まあ、信じられない事はまだ良いんだけど……それを転生者に直接突撃して、真相を聞こうとするのは止めて欲しいところ。

そんな事をしたら、彼等が自分の格好いい場面を魅せる機会を潰された!!って逆恨みで突撃して来るじゃないですか!!やだぁ……w。

因みに、これに関してはリンディさん達も知っていたりする。面倒だったので、ついでに全て教えて置いたのだが……それと、転生者達が殺し合いをした場合の事もだ。

【堕ち神】の発生と、その対処法を告げた所でこちらがヤバめの存在であると認識されたけど……それによる被害と、【呪い】ってのが対応できそうになかったらしく棚上げされる事になった。

 

「まあ、そういう訳だから彼等の監視をよろしくね?君だって、故郷をメチャクチャにされたくは無いだろう?」

 

「……止めます!私が、絶対に!!」

 

「彼等に取って、君等を手に入れれるなら周囲がどうなっても構わないって思っているだろうから。君は、それを否定していたけど……彼等は、君が思っている程善良でも無いからな?」

 

言って、自分が悪役を演じている状況に笑ってしまう。

下手をしたら、完全に嫌われてしまう事になるけれど……こればっかりは、誰かに任せられる事でもないので自分でやるしか無い。

とりあえず、彼女には血中ヘモグロビン検査で披露が溜まっている事をトコトン説明&確認させているので大人しくしていて欲しい。その間にこちらも、やるべき事は終わらせてしまうのでドンドン仕事を片付けて時間を作らねば……。

 

 

 

 

 




どうでしょう?ちゃんと、転生者が転生者をやっていましたか?つか、最近になってYouTubeを見る様になりました。なので、ウザったい子供がどんなモノなのかを勉強し始めまして……中々に、『闇深いなぁ』と思っています。
つか、みんな最強になりたいんですねw。俺tueeeが、常時使いされているとは思いませんでしたw。俺最強!とか、はい、雑魚~♪とかネトゲをやる子供達の発言に心折れそうな日々が続いています。もっと、純真に育ってくれませんかねぇ?マジで!つか、直ぐチート発言絶叫する餓鬼にドン引きなんですが……アレが、現代の子供なのか(汗)。
そんな子供ばかりではないと、信じたい所です。

とりあえず、好嫌のバランスが取れていれば恋愛云々は可能だと思うの。因みに、足裏マッサージは本当に悪い場所がなければ痛く無いらしい。なので、なのはの説得ツールとして使いました。とりあえず、作者は痛く無かった事がないので本当に痛く無いのかの審議には疑問しかありません。普通に、棒で圧されたら痛いんじゃね!?とも思います。目とか目とか目とか目とかが、とても疲れているとのこと。日々、常に使うんだから疲れているのが普通なのでは!?とも思わないでもないですね。

神崎くんが、やらかし捲っているのに全く気が付かない転生者がおバカ過ぎて笑えるという話になってます。つか、時空管理局に勤めるという未来があるのに管理局事変に全く興味を抱かない愚か者達のヒロイン攻略……とか、何をやって要るんですかねぇ?アリサやすずかの好感度でも上げているんでしょうか?地球の日本で、複数の女性とお付き合いする事はあまり推奨されていないと言うのに……それによって、そんな暴挙に出た男性がなんて呼ばれているか知らない訳でもないだろう?【〇又男】って呼ばれるんだぜぃ?フェイトは兎も角、他の地球出身の女の子から嫌われるのは言うまでもない。御都合主義でも無い限り、ハーレムが作れるハズがないだろう!?そして、作者は一夫一妻を前提とする擬似ハーレムOKな常識人です。
擬似ハーレムとは、そんな関係ではないが傍目から見ているとハーレムに見えなくも無いコロニーを形成している輩を指す言葉ですね。つまり、誰とも付き合っても無ければ友人以上恋人以下な方々の織り成す物語みたいな感じです。そして、作者はそれをニヤニヤしながら見てるだけの人だと思って下さい。最終的に、優柔不断な男に愛想を尽かせて崩壊していくと尚良し!!良い思い出になると良いですね(笑)。という訳で、神崎君の神崎君による神崎君だけの神崎ハーレムを作って行きましょう!!こんな作者が織り成す、神崎君のハーレムとは!?一体、どんなハーレムになるんでしょうね!?(笑)(笑)。

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。

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