絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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三九五話

Re:

 

 

リンディ・ハラオウンと、和解さえしてないけど……潜入は、成功?となった。あの後、羞恥に沈んだフェイトちゃん(拗)と怒り狂ったクロノんが戦技教導の訓練所に突撃して来たけど……撃退。

フェイトちゃんは、時間切れでクロノんは管を巻いていただけなので問題無し……というか、面倒臭くなったので本局の貫通し破壊された施設を修復魔法でサックと直したら更に追っ手を掛けられる事となった。ああもう、滅ぼしたろか!?

 

「ホント、面倒臭い組織だよね!時空管理局って……破壊しても駄目!直しても駄目!!僕に、何させたいの?」

 

死にたいって言うなら、幾らでも言ってくれて構わないんだよ?

サクサク殺してあげるから、皆で立候補してくれないかな?

 

「まさか、あれだけの被害を修復出来るとは思わないだろう!?」

 

「神崎達の指名手配もそのままだよね?」

 

「直ったからって、早々簡単に指名手配を外せるモノではない!」

 

「はいはい。ゴメンで済んだら、警察は要らないってヤツね?」

 

全く……そりゃ、《修復魔法》の存在を言われるまで忘れてた俺も俺だけど、別に直ったんだから指名手配を解除するくらいしてくれても良いじゃないか!?これじゃぁ、直した意味も価値もない。

その上、ウザッたらしい捜索隊まで編成してさ……管理局って、暇人の集まりなのかな?そりゃ、珍しい魔法かも知れないけど……善意で直したら、悪意満々で追い回されるとか頭おかしいんじゃね?

何はともあれ、悪意には悪意で返すんだけどね。

 

「こう、権力にモノを言わせてギュッと握り潰せば良いモノを……法律にかまけて、二の足踏でんじゃねぇよ」

 

「サボっている、みたいな言い方は止めてくれないか!?」

 

「はいはい。お役所仕事って、楽で良いよね!」

 

「なんで君は、そんな、なんだ!?」

 

「はっ!足踏みして、人が救えるならそうするさ。だが、二の足で救えるモノも救えぬのなら何の意味も価値もねぇよ。後、事件が起きてからしか動けないのなら『人を救える』等とほざくんじゃねぇ。期待させて、見捨てるのなら最初から期待させるな!」

 

どいつもこいつも、散々口では何とでも言う癖にいざとなったら役に立たない木偶の坊なんだからウザッてぇ。期待させるだけさせて、事が起きてからじゃねぇと動けないって言うんだからな。

もう、詐欺罪で豚箱にブチ込んでやりたいがそういうヤツに限って『これが、国家権力だ!』って言うんだからクソッタレなんだよ。というか、『力を持つ者は正しくそれを奮う義務がある』とかなんとか言いつつ私腹を肥やす事にだけ使ってるってオチだからな。

詰まる所、お金儲け出来そうな魔法は徹底的に時空管理局の為に使うべきである!!って事なんだろう。お金ついでに、名声とか信用とか得られるもんな。OK、向かって来たら殲滅してやるよ!何なら、壊して、直して、壊して、直して、お金を散財させてやったらどう思うかな?中身を直さず、皮だけ直してやれば諦めも付くだろうか?

 

「クロノん、《修復魔法》ってお金になると思うか?」

 

「?いきなり、話が飛んだんだが……」

 

「ぶっちゃけ、アイツ等が俺を捕まえたいのは究極的な話、金儲けに使えるかも知れないからだろう?高額な……例えば、次元航行艦とかが壊れた時に買い取って《修復魔法》で直し買い取った時より高額で売るとかな?なら、《修復魔法》が金儲けに使えかったらどうなる?」

 

「…………成る程。確かに、私腹を肥やせる魔法と認識されるのも仕方がないか。だが、直せるんだろう?」

 

「まあ、僕自身が工学に詳しいので直せない訳じゃないな」

 

「…………工学?まさか、次元航行艦を造れたりするのか!?」

 

「作れるし、直せるけど?」

 

「というか、《修復魔法》は知識が無いと直せないのか!?」

 

「……そう、だな。正確な知識が無いと、直せる物の幅は少なくなるかな?ぶっちゃけ、この世界では魔力の高い資質を持ちは戦闘職に進路を向けるのが常識。まさか、高魔力持ちがエンジニアやマイスターになるなんて皆無だからわからないのも無理はない。しかも、次元航行艦規模となると……」

 

「魔力が、幾らあっても持たない、か……」

 

「高魔力持ちを消耗品扱いで死ぬ気でやらせたら可能かも知れないけど……そんな、モッタイナイ使い方をするより戦闘職に回した方が効率的だろうな?」

 

「何事も、そんなに都合良くはないって事か……というか、それを君が簡単にやってのけて見せたからこんな状況に陥っているんじゃないか!?自業自得だろう!?」

 

「フム。成る程、確かに自業自得だ……でも逆に考えたら、それだけの魔力を持つ魔導師に喧嘩を売る時空管理局って、どうなんだろうな?」

 

「……………………」

 

少し考えれば、時空管理局が滅びの道に足を突っ込んでいる事は直ぐにわかるだろう。ただ、彼等がその結論に至るよりも《修復魔法》のインパクトが強過ぎて考えが届いてない。だからこそ、短慮な行動に出られる訳で冷静になれば二の足を踏んでくれると思われる。まあ、何部隊か殲滅しないとヤバい事は伝わらないだろうから手配が消えない事は予測は付く。つーか、首を突っ込み過ぎた彼方側の落ち度なのに……こちらの責任にされるという罠。

ホント、強権を持ったクソッタレ共の責任転嫁はウザッたい。

いっその事、此方から強襲した方が良いんじゃね?

ちょこっと、アリちゃやすずかと殺り合う事になるだろうけど……先に、手を出して来たのは管理局なんだから合法的に指名手配を解除させれるんじゃないかな?つーか、善意で直したのに犯罪者にされて強制的に使われる者を演出してやろうか?

 

「……フム。だとするなら……」

 

先ずは、フレールくんに誰が俺を保護しようとしているのかを確認させて……確認出来たら、ソイツの思考を単純化させる。それによって、ソイツが別の選択肢を選べない様に誘導し……俺を犯罪者として、裁判に掛けさせて犯罪者として立件させよう。まあ要するに、全力で冤罪を作って誰かさんが俺を強制労働でブラック企業が青冷める様な状況にした後、別ルートでクロノん辺りにチクって失脚させる。そして、馬鹿が失脚した後に冤罪だったと証明すれば俺は自由の身になれるという訳だ。

 

「…………出来るなぁ……」

 

裁判官を、誰かさんの息が掛かっているヤツにするか思考を鈍化させて誰かさんの思うがままにしてやれば楽勝だな。ただ、俺がそれをすると誰かさんも裁判官も壊れるので精神操作が得意な使い魔に動いて貰わねばならないけど。それでも、やろうと思えばやれるのが我がクオリティ。こういう、策略系は情報を専門にしている【組織】の専売特許なんだけど……頑張れば、俺でも可能。

まあ、俺は基本的に糞面倒臭いのでやらないだけだったりするんだよな。こういう、裏があり捲る陰謀は【参謀】や【黒幕】が得意としている分野だ。ま、糞面倒だし時間も取られるから嫌い。

 

「フム……クロノん。僕、出頭しても良いよ?」

 

「……何を企んでいるんだ!?」

 

「何故、僕が素直に出頭しようとすると何を企んでいる事になるのかな?とても、気になるからちょっとお話しようか?」

 

まあ、企んでいるんだけどねw。

 

「ホンの数分前まで、あれだけ嫌がっていた君が急に素直に出頭するとか言い出すのはありえないだろう!?」

 

「うーん……まあ、そうだわな。簡単に説明すると、冤罪掛けられてみようかな?って「なっ!?」……んで、犯罪者としてブラック企業も真っ青になる様な強制労働とかしてみようか?」

 

「そんな話が、通るハズがないだろう!?」

 

「通るよ?てか、通すんだよ」

 

「……何を、言って……」

 

「だから、僕を利用したい誰かさんがあの手この手で一般人を犯罪者に仕立て上げて強制労働で私腹を肥やす。その後、クロノんかリンディさんがその誰かさんを失脚させて冤罪を暴けば……時空管理局が、その強権を使って馬鹿を増長させたーーって、話になる訳だ。結果、僕達は自由の身になるって訳」

 

「そんな事、させる訳がないだろう!?」

 

「でも、そうなると僕達はずっと指名手配されたままだね?」

 

「……………………」

 

「ーーと。ヴェルマー准将って、知ってるのかな?」

 

そう言っている間に、僕を利用したい『誰かさん』の素性が明らかになっちゃったりする。というか、ヴィクトリック・ヴェルマー准将という人物が報告欄に上がって来た。詳細を確認すると、最近とある取引で失敗しかなり膨大な損失を出している事がわかる。

これを補填する為に、俺の《修復魔法》を使って廃棄される次元航行艦や高額な物品を直して売り払う計画を立てている模様。

 

「ヴェルマー准将?確かに、知ってはいるが……まさか!?」

 

「最近、とある取引で膨大な損失を出しちゃったみたいだね。そんなに急いではいないみたいだけど、その損失を埋め合わせしたいみたいだよ?」

 

「……余り、良くない噂を聞いた事はある」

 

「他にも、数人そのヴェルマー准将に巻き込まれた人達がいるみたいだから……その人達の分も含む、補填って事なんだろうね?」

 

「だからと言って、冤罪を君は受け入れるって言うのか!?」

 

「一応、此方の用事に必要な情報は集まって来ているけど……一年程、余白があるから暇潰しには持って来いな話ではあるんだよね。まあ、管理局が叩かれるネタにはなるけど……」

 

叩かれるネタにはなるけど、准将と他数名のポジションが空くから出世したい奴にはウケると思うよ?ただ、管理局の名声にキズは付くだろうけど。でも、喧嘩を売って来たのは管理局だよ?

俺は、その喧嘩を買って冤罪を作った挙げ句……何人かを失脚させる程度で手を打って上げると言っているだけだし。

 

「それが嫌なら、最初から喧嘩なんて売らなきゃ良いじゃん」

 

「そもそもの原因は、君達だろう!?」

 

「だから、あれは……不可抗力だったんだって!何なら、時空管理局そのものを潰して上げても良いんだよ?」

 

「君は、なんでそう脅す様な事ばかり言うんだ!?」

 

「力ずくで解決する方が、楽だからに決まっているだろう?ぶっちゃけ、理詰めで解決しようとすると時間が掛かって仕様がないけど……単純に押し潰すなら簡単に済む」

 

「だからって、何でもかんでも力で解決出来る訳じゃないだろう!?」

 

「ケースバイケースってか?じゃ、最初のは兎も角……修復魔法の方は、善意だったのに仇で返され掛けてるんですけど?」

 

「それは……」

 

「しかも、個人の私腹を肥やす為だけの理由でだぜ?そりゃ、最初のは不可抗力だったとしてもその場から逃げたーーあれ?僕はそのまま残留したから逃げて無いのか。いや、神崎達が逃げた以上逃げたって事になるのかな?まあ、良いや。逃げたって事にして、それが悪い事だって言うのは仕方がないとしても《修復魔法》は別の話だろう?」

 

「……………………」

 

「別の話なんだよ。同一の関係者が、関わっているから混同しているのかも知れないけど別件ね?別件!ぶっちゃけ、壊した奴と直した奴を混同するからクロノんは頭を抱えているんだよ」

 

そもそも、本局を壊した件についてを含むから話がややっこしく成ってしまっているって言うのに……何度も何度も、蒸し返しやがってアレは不可抗力だって言ってるだろう!?というか、アレがテロだの糞だの言っているから更におかしな話になってきまっていた。

要は、あの破壊をテロ行為だと主張するから後の修復が混乱をもたらしているんだけど……アレと修復は完全な別件として認識しないと更にド壺に嵌まってしまう。

 

「…………別件……」

 

「そうだよ?別件だよ。良いかい、クロノん。最初の破壊は、不可抗力の上での事故だったんだ。で、それをやったのが神崎君達。だけど、《修復魔法》で施設や設備を直したのは僕だ。ほら、別件だろう?」

 

まあ、嘘なんだけどw。どっちも、俺のやらかした事ですね!

 

それでも、クロノんにわかりやすく説明するにはこういう言い方の方が良いと思われる。真面目な奴ほど、思考の坩堝に嵌まると中々抜け出せないからな。アレはアレ。コレはコレとした方が、クロノんもわかりやすいだろう。というか、神崎達は完全な冤罪でとばっちりなのに逃亡生活中。ホント、申し訳ないとしか言い様がないけど……尻拭いはするので、もう少し待って欲しい。

その為の『言い訳』も、ちゃんと用意されている。未発見の遺跡を発見し、その遺跡が転移系の遺跡だったっていう偽装工作も終わってたりする訳で……準備は、万端だった。まあ、神崎達の指名手配を解除させる手立ての一つ目だな。策謀、とも言うけど。

その上で、冤罪をでっち上げて《修復魔法》からも手を引かせる。という計画だ。面倒だけど、暴力ではない方法での解決法だけど……クロノんは、気に入らないらしい。

 

「という訳で、リンディさんの所に行こうか?」

 

それで、相手側がどう出るかでその後の身の振り方を決めるって事にした。相手が、俺を貶めて来るのなら破滅ルートへ。逆に、正々堂々と向かって来るならリンディさんと協力して論破するだけの事である。一応、クロノんにはそう伝えてみたけど……まだ、踏ん切りが付かない模様。とりあえず、このままだと日が暮れそうなので自分でリンディさんに連絡を取ってしまう事にした。

 

 

 

……………………。

 

 

 

一悶着はあったものの、リンディさんと和解してお説教を受けているのだが……良いだろう?別に、怪我した訳でもあるまいに!

何故か、納得の行かないお説教をされて不機嫌MAXで不貞腐れていたら、唐突に入って来た数人の武装隊とえらっそうな態度のおっさんがリンディ・ハラオウンの執務室を襲撃してきた。

まあ、襲撃される事はわかっていたけど……このボケは、そんなに失脚したいのかな?見上げれば、頭の悪そうな顔をしたおっさんがニヤ付きながら俺を犯罪者呼ばわりしてリンディさんの制止を振り切り拉致って行く。

 

「ほらな?アイツ等からしたら、金のなる木程度の認識でしか無いんだよ。全く、そんなにも破滅ルートが好きならガッチリ破滅させて上げるので全力全開で足掻いて貰いましょうか?」

 

「ちょっと待って、双夜くん……今、双夜くんはヴェルマー准将に連れて行かれたんじゃ無かったの!?」

 

「連れて行かれたけど?」

 

「…………えっと……」

 

何やら、言葉に成らない驚きが頭の回転を鈍らせているらしく口下手状態になっているリンディ・ハラオウンは額に手を当てピクピクと眉端を痙攣させて俯く。まあ、言いたい事はわかるけど……気にしないで欲しい。ただの使い魔と入れ代わっただけだから。

そして、その後は順調?に冤罪を着せられて……近年、類のないハイスピードで刑が確定したのだった。

リンディ・ハラオウンや、クロノん達がかなり頑張ってくれたけど俺が何もしなくてもトントン拍子に刑は確定し……俺の強制労働は決定する。どうやら、俺が想定していたよりも金に目が眩んだ馬鹿が多かった模様。というか、誰かさんに巻き込まれた人達だけでなく俺の有用性に目を付けた上位者がわんさか釣れた結果である。

調べてみたら、誰も彼もが一度は最高評議会に与し甘い汁を啜っていた馬鹿共だったから始末に終えない。

即ち、最高評議会に代わる甘い汁の先を探していた模様。

なので、元々黒い噂が絶えなかった奴等の弱味をガッツリ掴めた挙げ句、失脚に足りる物的証拠も確保できた。後は、これ等を然るべきタイミングで然るべき人に渡せば解決するのである。

それによって、管理局の上層部が数十人単位で空白になるけど……先に冤罪を仕掛け、俺を貶めて来たのは彼等なので気にしない事にした。そんな報告をしながら、俺自身はリンディ・ハラオウンの執務室でお茶と菓子をいただいている。

 

「それで、今はどんな状況なのかしら?」

 

「暴行を受けつつ、魔力が枯れるまで《修復魔法》を使わさせられてるよ?中には、ロストロギアもあって中々エグい労働だねぇ」

 

「…………ロストロギアも直せるのか!?」

 

「直せるって言うか、手の出る範囲くらいなモノだよ?行き過ぎた技術って言った所で、大体僕の技量や知識よりも低い技術であるならば知識()()()出来るって事だからねぇ?」

 

とは言え、俺は【鮮血の】じゃ無いのでわかる範囲はとても狭いけどな。まあ、応用が利くならイケる感じはするけど……無理なモノは全然駄目な場合が多い。但し、【真実の瞳】で何のロストロギアなのかはわかるから別の技術で代用が可能ってだけだけど。

お陰様で、今の所は何とかなっているけど……奴等は、中身まで直ると信じて疑わない。ぶっちゃけ、ロストロギアの機構までは直せるけど……プログラムとかは、また別の話なんだよね。そっちは、【真実の瞳(劣)】フル回転で向こうの俺?と同時進行かな?

何と言うか、それらの傾向を見るにコイツ等は時空管理局に弓引くつもりなのだろうか?いやはや……全部、真っ当な執務官に筒抜けだと言うのにご苦労な事でw。いやー、チクりが捗るなぁw。

 

「ーーーーーってな感じかな?」

 

「何と言うか……身も蓋もない感じね……」

 

「本局の執務官達に筒抜けなのに、金儲け出来ていると思われている事実がとても悲しい……結局、馬鹿は馬鹿でしかなかった」

 

「それを流しているのは君だろう!?」

 

「ハッハッハッ。俺の適性を知ったら、アイツ等どんな顔をするのかなぁ?壁に耳あり障子に目あり。身代わりの僕も、使い魔達の交代制で何百人もの幼子に暴行を加えていると知ったら……」

 

気絶している様に見せ掛けているけど、実際に()()()()って事になっているからなぁw。この世界の使い魔システムを、そのまま当て嵌めるとそういう話になったりするんだよね。

ただ、それを聞いて奴等が効率を取り『全員を寄越せ』とか言ったら極刑は免れないと思われる。幼い姿ってだけではあるけど、俺が子供である事実は変わらない。それを使い潰すレベルで、強制労働させてるのにも関わらず効率を取って『全員を寄越せ』等と言ったら……もう極刑から逃れる術は無いだろう。とは言え、本体である俺は高町家でのんびり気儘な生活をしているんだよなぁw。

使い魔達は、日々クソッタレ准将共の態度にヘイトを高めつつガチギレ労働を続けている訳だけど。とりあえず、命の掛かった強制労働的なドラマを作ってる気分で労働風景を録りつつ……それが、如何に幼子にさせるモノでは無いモノなのかを訴えられる状況を整えている。それにともない、本体の俺がのんびり気儘な生活をしている事は伏せてリンディ・ハラオウンの執務室に詰めている方を本体として訴える予定であった。どっちも、労働している事に代わりはない訳だからねぇ……馬鹿共に至っては、金儲けが順調の様で宴会を開いては頭の悪い企みを他の馬鹿共と話してくれているので証拠は十分以上に集まっている。

 

「全力で、筒抜けなんだけど……どうするつもりかなぁ?」

 

「これ、どうするも何も出来ないと思うんだけど……」

 

「全く、気が付いても無いからねぇw」

 

知れば、泣き喚いて駄々っ子の様に無様な姿を晒してくれるんだろうか?いやー、こんなにも早く失脚して欲しくなる馬鹿共とか過去に居ただろうか?いや、居ない!(反語)馬鹿は馬鹿だけど、破滅するのが楽しみな馬鹿は彼等が初かも知れない。

 

「早く、失脚してくれないかなぁ?」

 

「……………………」

 

「失脚して、破滅が同時進行してたと知ったらどんな無様を晒してくれるんだろう?」

 

「……………………」

 

「嗚呼……ホント、楽しみ過ぎてワクワクするよ……」

 

「リンディさん、本当にこの子が被害者なんですか!?」

 

「私も、ちょっと疑問に思っている所よ。でも、冤罪を掛けられた挙げ句に強制労働させられているのもまた事実なの……」

 

「ですが、この様子を見るに……被害者じゃなくて、加害者の様な気もしてくるのですが……」

 

「被害者よ、被害者。…………多分ね」

 

「クックックッ……早く、失脚するが良い!生け贄共!!ハーハッハッハッ!!」

 

「「「全く、そうは見えない(ですね)わね」」」

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

そして、時は流れ……ヴィヴィオの物語が始まる頃。

ついに奴等は、失脚して行った。それはそれは、とても愉しい自爆と破滅だったと報告して置こう。その後の無様な姿も、とてもとても愉快なモノであった。いやー、良い大人が彼処まで堕ちれるって中々見ない状況だよね!しかも、本局のお偉いさんが数十人規模で逮捕される様子は壮観であった。俺の集めに集めた証拠も、とても良い仕事をしてくれたらしく捕まった後のスピード裁判は世間をあっと言わせたのも記憶に新しい。まあ、時空管理局からしてみれば新たな不祥事に頭が痛いだろうけど……それは、それなので諦めて欲しい所。

 

「スピード解決、お疲れ様でしたー♪ いやー、あの慌てふためきっプリは面白かったですね?」

 

俺が、もう一人現れた瞬間の奴等の顔はとても見物だった。

まあ、更に二人三人と続いた時も笑えたけど……その後で、《正直者の陣》を使った暴露話では複数の俺を見た馬鹿が、その俺達を捕まえられなかったのを後悔している様子は馬鹿が馬鹿である由縁だったのかも知れない。お陰様で、首謀者の馬鹿共は全員終身刑が確定し黒幕に至っては極刑が確定した。というか、そういう流れに誘導した訳だけど……俺を含む、使い魔達をも捕まえて効率良く金儲けをする計画をブツブツマイクに向かって言っていた黒幕には呆れて言葉が出ない。何体かの使い魔が、死んでしまったと言ったのにまだ金儲けの話ですか?それを聞いた、まともな裁判官がとても冷めた視線を馬鹿に向けていたけど……あの極刑は、私怨とかじゃ無いよね?私怨とかだったら、色々面倒なんだけど。

何はともあれ、俺は順当にハラオウン家に保護される流れで高町家に預けられるルートを辿ったのであった。これで、名実共に高町家の子供だよw?途中、ヴィヴィオの話が出てアリちゃやすずかの家に流れそうになったけど……フェイトちゃんに、懐いている風を装い何とか軌道修正に成功した。まあ、それは書類的な話で元から俺は高町家でヴィヴィオのボディーガードをしていた訳なんだけどね。こう、にゃんこ姿でお迎えをしたりヴィヴィオの肩に乗って周囲を警戒したりと……とても、充実していた。

それに、ストライクアーツの鍛練にも参加してヴィヴィオのお友達とも交友を深めている。だから、馬鹿な事をほざいた覇王さんにも柔軟な対応が出来たんだが……神崎君?なんで、こんなお馬鹿さんが居る事を隠していたのかな?まあ、隠し通したのはテオルグ達なんだろうけど……伝える機会は、たくさんあったと思うんだ。

お陰様で、頭に血が昇って目の前が真っ赤に染まったりしたけど……激情に流される事なく、お馬鹿さんを叩き伏せて捕まえられたのは奇跡と言わざるを得ない。

 

 

普通に、殺しそうになったぞ!?クソッタレが!

 

アイツ等、次会った時は覚えてろよ!?

 

 

 

 

 




漸く、双夜と覇王が出会いましたか……長かった。何はともあれ、これで、本編が進みますね!ええ、双夜の本編が……だけど。
ちょっと、開幕を入れると話が逸れるんで大変でした。長目に取っただけで、本編に近付けないとか……洒落にすら成らないw。
やっぱり、臨機応変は駄目ですねw。中々、進まなくて作者も辛いッス。まあ、序章?的な何かから中々進まない駄目話になったりして苦労しました。
今回は、ほぼ無理やりではありましたけど……悪巧みを挟んで、管理局のお偉いさんを犠牲に高町家に潜り込んだよw。途中、アリちゃやすずかに邪魔され掛けたけどw。因みに、アリちゃやすずかは原作のヒロインのままであって『ママ』達ではありません。ただ、アリちゃに至っては『ママ』だった頃の記憶があるみたいですけどね。一応、その系列のコピー世界って設定なのであしからず。
注意!
一度、ママから回復した者が再度ママになる事はありません。
成る者がいるとすれば、死者蘇生によって前人格が死亡した状態である可能性が……後は、精神欠損または喪失しちゃった場合ですね。
まあ、後者二つは早々起きる事がないので問題無しです。

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m(_ _)m

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