絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
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そして、オフトレ当日。
俺は、朝一で聖王教会から管理局の施設へと表向き手続きを終えて久しぶりの高町家に戻って来た。高町家に戻った時には、既に覇王っ娘が居てヴィヴィオ大歓喜歓迎を受けている最中だ。それを横目に、リオ達の元へ行きトラウマとか大丈夫だったかを訊ねる。
カウンセリングが必要なら、それに掛かる費用を捻出しなければ成らないからね。でも、リオ達は遠慮した様子で大丈夫だと宣う。でも、俺はそんなリオ達が大丈夫だとは思えなかったのでちょこっと【真実の瞳】を使って精神状態を確認する。
先ずは、リオの頭をガシッと両手で挟み込む様に掴みジィ…とその瞳を覗き込む。それをされたリオは、顔を少し赤く染めてジタバタともがいていたけど……その程度で、動じる俺ではない。
「フム。精神状態に目立った問題は無しか……確かに、カウンセリングが必要な程のダメージは負っていないみたいだが……」
「え?…え!?…えぇ!?こ、こんなんでわかるんですか!?」
「僕の目は、特殊なレアスキルがあるからな……見れば、わかる」
「そ、そうなん、ですか……」
「普段は、スルーして視ない様にしているが……最悪、人の感情とかまで読み出すからウザくてかなわん」
「へ、へぇ……人の心が、見えるんだ……」
「違う。心じゃ無くて、感情が読めるんだ。例えば、この人怒ってるなぁ……っていう状態なら、赤黒く視えたり、悲しそうなら青暗い色で喜びなら黄色とか橙色とか、だな……」
「ああ!感情が、色で見えるんですね!!」
「まあ、そういう事だな。で、恋愛とかならピンク色でオーラッポイ物がその人物に向かって伸びている訳だ」
「うわぁ……バレバレじゃないですか!!」
「そう、バレバレなんだよ。だから、僕が居る場所で好き好きオーラを出してると……」
「ひぇ……えっと、私は大丈夫ですよね!?」
「今の所、恋愛とかはしてないみたいだな……」
「ほっ……」
何故か、己の胸に手を当ててホッと息を吐くリオ。まあ、気持ちはわからないでも無いが……プライバシーは護るよ?
「今のヴィヴィは、黄色と橙色が混じった色を発しているな。後、薄くてわかり難いけど……周囲にお花が咲いて?……咲いていると言うか、飛び回ってる感じ?」
「あー……わかる気がします」
「覇王っ娘は、僕が気になって仕方がないみたいだし……」
「あー……うん。ずっと、そんな感じでした……」
「とりあえず、リオは視たから次はコロナだな……」
ソッとリオから手を離し、コロナに視線を向ける。
すると、驚いた様子のコロナが次は私ぃ!?と一歩後ろに身を引いた。それを見て、つい……ニヤリと笑ってしまった俺は悪くない。
だって、そんな反応を返したのはコロナで俺はそれを見ただけであるからだ。ええ……例え、悪戯を思い付いたんだとしても。
「え!?えっと……うぅ……」
「大丈夫。怖く無いよ?怖くなぁい~怖くなぁい~……」
「それ、逆に怖く無いですか!?」
「ワザとだ。気にするなw」
言って、少し引いているコロナを捕まえてその瞳を覗き込んでみた。ちょっと、俺に怯えているモノの精神に異常は見当たらずコロナも大丈夫だと判明する。と言うか、コイツ等ってば中々図太い神経を持っているのな?普通は、肉が食べられなくなったとか食が細くなったりとかするんだけど。
「繊細さの欠片もねぇな……」
「「酷っ!!」」
「なら、肉が食べられなくなったとか……食が細くなったとか言ってみろ?つーか、昨日も普通に食って寝て悪夢を見る事なく起きたんだろう?」
「「うぐっ……」」
というか、コロナには精神的外傷があると思ってたよ。
だが、蓋を開けてみればそんなモノはどこにもなくて全然平気そう。思った以上に、この世界の人間の精神は図太い模様。
「ハッハッハッw!それのどこに、繊細さが?」
「うぅっ……言い返せないよぉ……」
「リオ……私も、思ったより平気だったよぉ……」
「ほーら、双夜もお喋りしてないで準備して?」
「僕の準備は終わってるよ?使い魔が、準備してくれてるから」
「さて……ここから出発するメンバーはみんな揃ったし、途中で二人の家に寄ってそのまま出掛けちゃおうか」
「「「はーーーい!」」」
「あ、ヴィヴィオ着替え着替え!」
「あーそうだ!クリス、手伝ってッ!」
そこからは、割りとバタバタで出発する事になった。
俺は、俺の部屋から出て来た使い魔から荷物を受け取って車に乗せたらにゃんこ化して前の席へ。その内、なのはさんが入って来たらその膝の上へと移動した。甘えてる訳じゃねぇぞ?覇王っ娘と一緒に座るのが嫌なだけだからな?それで無くても、監視の目が多くて身動きが取り辛いって言うのにここで覇王っ娘と戦う約束とか面倒事のフラグに成りかねないだろう?
因みに、覇王っ娘の隣にはユーリが座ってたりする。だからこそ、俺が大人しく子猫化するのも仕方がない話だった……って事で。
「双夜、しんどいの?」
「んー?問題ない。というか、覇王っ娘の視線を感じる……」
「……酷い怪我だったんじゃないの?」
「そっちは、《治療魔法》で問題ない。ああ、言い忘れてたけど《治療魔法》関連で襲撃があった」
「えっ!?」
驚きの声を上げたのは、フェイトちゃん一人だけ。なのはさんは、予想してたみたいで少し残念そうな顔をしていた。まあ、二度目だからねぇ?本局の暴走は、ハラオウン家かアリちゃ達が対応する事になっている模様。しかし、今回はアリちゃ達が貧乏クジを引いてくれた訳で……その理由も、ちゃんとあるにはあるんだな。
「だから、アリちゃとすずかはお仕事。オフトレ、楽しみにしてたのにね?本局の上層部のせいで、残業です」
「…………アリサもすずかも、そんな事一言も……」
「そりゃ、フェイトちゃんは最近運動不足だったから……」
「……………………」
フェイトちゃんが、笑顔のまま固まってしまう。
そう、二人ですら懸念するフェイトちゃんの運動不足。
しかも、二人の行動力は凄まじくフェイトちゃんのお腹が摘まめるとか言ってたから相当な決断だったと思われる。
つか、摘まんだらしい。
その結果、アリちゃがこのオフトレでフェイトちゃんの鍛え直しを提案してたから襲撃事件の事は伝えられなかった模様。
チラッと、横目でフェイトちゃんの様子を見る。パッと見た感じでは、そんな摘まめる程になっている様には見えないんだけどなぁ……でも、【真実の瞳】経由ではちょっと運動不足でちょっと贅肉が付いちゃってると出ている。ただし、太ってはない。
「弛んだか……」
「弛んでないよ!?」
「あーはいはい。運動不足の範囲内だね!アリちゃの話では、摘まめる程度らしいからこのオフトレでシッカリ鍛え直そうね?」
「うぅ……アリサぁ……(泣)」
「にゃははは。頑張ろうね?フェイトちゃん!」
こうして、高町家一行は高速道路を走って行く。
……………………。
無人世界カルナージは、首都から臨行次元船で約四時間。
標準時差は、七時間というので次元船の中ではチビッ子達はお眠である。まあ、フェイトちゃんとスバルも寝てたけど……御子様?
何はともあれ、現地に到着だ!って訳で俺はスタスタと一行から離れてメガーヌさんの元へ。まあ、ルーテシアもいるけど。
「みんな、いらっしゃ~い♪」
「こんにちはー」
「お世話になりま~すっ」
とりあえず、お世話になりますの挨拶をして俺はエリオ探しを始める。つーか、女性比が半端ないので唯一の男を探し回るのだ。
もしくは、ガリュー。奴等の周囲に居れば、何となくの安心感を得られる。まあ、直ぐに女子グループにまみれてワッチャワチャになるんだけど。そうこうしている内に、エリオ達とガリューが合流し俺はエリオの頭の上へと移動。飛竜のフリードと挨拶を交わし、まったりモードへと戻って行った。奇妙な安心感……全く、安心できる状況でも無いのにな?だが、男が居るという安心。
その後、荷物を置いたら子供達は遊びに出掛けて俺は大人組とアスレチック側へ。運動をする訳じゃ無いけど……水着と聞いたら、ヴィヴィオ達に付いて行くよりアスレチックの方が安全だと判断したからだ。まあ、安心感は半減したけどね。
さて、俺は高見の見物と洒落込みますか……ねぇ?
てな訳で、大人組のウォーミングアップを眺めながらまったり日向ぼっこしている俺。その目の前で、管理局組がトレーニングを開始している訳だけど……やはり、執務官達は運動不足の傾向が強いと言わざるを得ない。つか、へばってます。
「バ……バテてなんか……いないよ……?」
いえいえ、普通にバテバテの御様子ですが?後、ただ倒れているだけなのに無駄に工ロいのは何故なんだろうね?半脱げだから?
やはり、フェイトちゃんはエ口担当なのかな?ただし、見てるのはエリオと俺だけなんだよね。即ち、意味なし。
そして、ヴィヴィオはというと使い魔を通して見てるけど覇王っ娘と水斬りで遊んでいる模様。その様子を見ながら、最近気が付いた事を反芻する。どうやら俺の呪いは、使い魔を通して見ると軽減されるみたいだ。まあ、怖いっちゃぁ怖いんだけど……見れなくもない怖さと言って良いのかな?そんな、感じになってる。
因みに、俺が水斬りをやった場合……川の流れを斬り裂いて、上流方面まで突き進む事が判明していた。その後、戻ろうとする水にみんな巻き込まれて押し流されたりもしたけど……使い魔が、助けてくれたよ。なので、俺はそれを繰り返さない為にも大人組と合流した訳だ。いやー、途中まで楽しい水浴びだったんだけどなぁ……まさか、そんな落とし穴があるとは思わなかったよw。
「予想出来た事なのにね……?」
「全くだ……」
「護衛、五月蝿い……」
一応、前回の襲撃を考慮して俺には護衛が二人程付く事になった。
まあ、言うまでも無いけど……前回の転生者の襲撃は、バッチリ監視付きのわかりきったーーーというより、俺が誘導した結果の成れの果てだったりする訳だが。しかも、覇王っ娘と戦いたくないという理由でワザと刺されたりした訳ですけど。そのせいで、側近系の使い魔が護衛として側に付く事に成りました!!ただし、危機感を最大に持ってますアピールをしておきたかったのでバトルジャンキーの中でもかなりの力を持つ使い魔を配置した。
だが、ここまで平和だとただ口煩いだけの存在でしかない。
全く、転生者風情が俺の自由を阻害をしてくるとか……マジで、鬱陶しい限りだ!!自業自得とも言う。
「フェイトちゃん、エッ口ーい……」
「あれは、天性の工口さだな……」
「いや、天然性から来るエ口さかもしれぬぞ?」
「しかも、肌がしっかり隠れてるので怖くないという罠!」
「きっと、近付いたら脱げるんですよ?」
「スッポーン!と裸体になるんですね?わかります」
「僕、恐慌状態……」
「初号〇暴走……」
「ァオーオオォォォォォン!」
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ……」
「…………唐突に、わからないネタ?になった。初号機?アオーンって何だ!?意味不明過ぎるんだが……」
唐突に、知らないネタに走るのは止めて欲しい。反応に、困るだろう?そりゃ、最近は近代的アニメの勉強を怠っているけど……俺の知らない所で情報集めたりするの止めない?
「ウイルス対策で、テーブルクロスを天井からブラ下げてる所ってあるよね?アレ、A,T,〇ィールドに見えない?」
「わかる。赤い六角形の枠を書きたくなるよね!」
「で、終わったら中央から破るんでしょ?」
「アハハハハ、楽しそう!!」
全く、話に付いて行けない。何故、主人のわからないネタで盛り上がれるんでしょうね?完全に置いてけ堀なんだけど……何の話?
まあ、どうでも良いか。興味があるのなら、仕事を終えた後で調べるなり見るなりすれば良いだけの話。今は、興味を引かれないので放置としておく。それに、何となくソレとは関わり合いに成りそうに無いからな……気にしないでおこう。
その後、昼食を挟んで大人組は本格的なトレーニングに入る。
俺はというと、午前中と同じく猫の姿のままでのんびりマッタリしていた。なのはさん達のトレーニングに、適役として乱入しても良かったんだけど……そもそも、俺は一週間程前に胸を剣で刺し貫かれたばかりの重症者という扱いで参加している存在だ。
そんな俺が、オフトレに参加する訳には行かないのでこの姿のままでマッタリしている。それに、医者にもなのはさん達にも激しい運動は控える様に言われているし……まあ、大丈夫と言った所でメッチャ睨まれて最終的に涙目になるだけどね。
もう、そうなると俺に出来る反論は無いので大人しくマッタリさせて貰う予定だ。とは言え、こうのんびりしているとトレーニングしているなのはさん達に悪戯を仕掛けてみたくなるんだよなぁ。
あんな真剣に、トレーニングに打ち込んでいるという事は周囲に意識が向けられていない可能性がある。ここは、油断している所へ《バスター》を撃ち込んで気を引き締めて上げる必要があるだろう!!まあ、《シューター》でも良いんだけどね。
でも、ここは《バスター》の方が効果的だろう。何故なら、観客も居るし……派手な方が、見栄えもあるって言うモノだ。
ーーー《B・ビット》による遠隔・長距離砲撃魔法《デイバインバスター》……行きます!はい、ズドーン!
「うわぁ!?」「きゃー!?」
トレーニングしている所へ、大混乱極まる一撃を打ち込んでみました。にゃはは!見ろ、みんな驚いた挙げ句大混乱だぜ!?
対して、俺は日向ぼっこで眠ってる振りをしている訳ですが……意識を使い魔の方に、移しといた方が良かったかも知れない。
失敗したなぁ……よし、《スリーピング・フォレスト》!!
睡眠誘導魔法だぜ!スヤー……zzz。
……………………
……………………
……………………。
「はっ!?…………んん!?」
目が覚めると、何故か建物の中に居た。あるぇ?屋外で日向ぼっこをしてたんじゃ無かったっけ?しかも、いつの間にか人間の姿に戻っているんだけど?ふみゅぅ……と、持ち上げていた頭を下ろすと生暖かいフニフニした枕に気が付く。というか、誰かのお膝ですね!振り返り見上げれば、膝枕をしてくれているフェイトちゃんの顔。まあ、その前に巨大な双球が見えるけど衣服に包まれているので気にならない。流石に、バスタオルだったら逃げ一択だっただろうけど……大丈夫そうなのでOKとする。
目が合えば、花が咲くかの様に笑顔になるフェイトちゃん。
「おはよ。双夜、良く眠れた?」
「ウー……うん。数年ブリに良く寝た気分……」
「数年ブリ!?えっと、双夜ちゃんと寝てるんだよね?」
「えー……寝てる?不老不死の拡大解釈で、寝なくても問題無いんじゃね?と丸投げにしてずっと起きていられるよ?」
「……………………」
「寝なくても、不老不死だから死ぬ事はないし精神的異常も起きない……っていう解釈にして、自己催眠で信じ込んでいれば何とかなるモノだよ?いやー、最高だね。スキル《不老不死》!睡眠取らなくても、何とかなるもんだ……」
まあ、セイビア曰く『鬼畜解釈マジ頭おかしい』らしいけど。
でも、それで何とかなるんだからスキルに全部丸投げにしていればどうとでもなるんだよw。たから、鬼畜でも頭おかしくもない。
これが、《不老不死》の普通フツー。天使や悪魔も、割りとドン引きさせる話ではあるけれど……良くあるあるなんだよ。
「普通の不老不死な化け物が、割りとドン引きで人外扱いされるけど、そもそも不老不死なんて人外だし?正気度が低くても、化け物なんだから仕方がないと思わない?」
「えっと……」
「気にするだけ無駄。本人が、大丈夫って言ってるんだから放っといてくれれば良い話なんだよね。って訳で、この話はおしまい。んー……何か、寝る前にあった気もするけど?気分一新で、身体も軽い?からーーーにでも行って来ようかなぁ?」
窓に寄って、外を見ればドップリ暮れて既に真夜中?でも、フェイトちゃんやなのはさんを見ればラフな格好でマッタリモードしてるのでトレーニングは終わっている模様。後、何かあったっけ?
「晩御飯食べた?」
「食べたよ?後は、双夜くんだけ食べて無いかな?」
「お風呂はぁ?」
「私達は、先に済ませたよ?」
「じゃ、御飯にするぅ!その後、お風呂ぉ~♪」
そして、寝るとは言わない俺。っていうか、本日の調整をし終えてからオバケパニックでも殺りましょうかねぇ?例え、観客が居なくても気配に気が付いた誰かが叫ぶだろうからちょっと楽しみ。
誰も彼もが寝静まった夜、一人月を見上げながらやる一人肝試しは……基本、うっかり起きちゃった人を巻き込めれば勝ちのロシアンルーレット方式。まあ、無理矢理起こすなんて事も出来るけど。
それは、暇な時にやる気紛れ方式なので基本には組み込まれていない。昼間、ガッツリ眠っちゃったからなぁ……ここは、真夜中に行う鬼畜肝試しでヒャッハーしてやろうじゃないか!!
そんなこんなで、御飯食べてお風呂に入った俺はみんなが寝静まるのを待ってコッソリ行動を開始した。
「大地に眠りし彼の者よ。我、魑魅魍魎の主・如月双夜が命じる。我が声、我が意思、我が願い……聞こえたならば、応じよ。悠久の時を経て、集え!!」
時と空間を越えて、ありとあらゆる世界から俺の呼び声に応えた魑魅魍魎達が集まって来る。そこに、悪霊と呼ばれる存在は居ないけど……みんな、人を驚かす事に飢えた悪戯大好き同好の士だ。
「さあ、僕達の宴を始めよう!」
こうして、とても長い夜が幕を上げた。ここには、現在……気配に敏い戦士達が多く集まっている。彼等の気配に気が付く者は、少なくないと思われるが……さて、彼等はこの異常に気が付きその原因を排除出来るのだろうか!?又は、原因を排除出来ず魑魅魍魎達に翻弄されるだけの時間を過ごすのだろうか?
「It's Showtime!」
……………………。
てな訳で、ここからは使い魔の目を通して実況して行きたいと思います。下手に、ロッジに隠れているとルールーに見付かる恐れがあるので、ロッジから離れた場所で遠隔操作だよ!
まあ、俺は何もせずに見てるだけなんだけどね?
俺はただ、魑魅魍魎達を呼んだだけだから。それに、時間は深夜二時の状態で停まって……というか、通常の数万倍の倍率で加速させただけの世界を《ルール・メイカー》で作っただけの簡単会場でお送りします。だから、明日に響く事はないよ?ちょっと、気分的に疲れるだけの話だから……明日は明日で、オフトレを楽しめば良い。
「じゃ、先見部隊さん。行ってみようか!」
『おおおぉぉぉぉぉ……』
数体の人魂が、フヨフヨと明滅を繰り返しながらロッジの方へと向かって行く。流石、人魂歴が長いプロな魑魅魍魎達だ。これは期待出来そうだぞ!?クックックッ……では、10分後。次発の部隊を送り出してから、様子見と参りましょうか?次に送り出すのは、気配が割りと強い魑魅魍魎の方々だ。これで、気配に聡い戦士系の魔導師が目を覚まし周囲の異変に気が付けばラッキー!……気が付かなければ、アンラッキーって事で。それじゃぁ、本格的に人を驚かす事に生涯を掛け死した後も最善を尽くす魑魅魍魎達に行って貰いましょう!というか、殆どが他者を驚かせる事に存在を掛けてる魑魅魍魎さん達である。今回は、纏まって来て戴いて居るけど……希に居る程度の存在さん達だ。彼等は、使い捨てに出来ない系の魑魅魍魎さん達なのでヤバそうなら緊急離脱もありえる命綱術式が渡されている。まあ、この世界には居ないと思うけど……浄霊師とか居ないとは思うけど。用心に越した事は無いので、昇天しない様に色々持たせている。
「お?目が、覚めちゃった人がいるみたいですねw」
さてさて、面白くなって来ました!運悪く、目覚めちゃったのはノーヴェさんの様ですね。まあ、今回はチビッ子達の引率という役割で、それ程運動をしていた訳じゃねぇから眠りが浅かった模様。
そして、その後に……あれ?なんで、セインが居るのかな?
予定なんて、無かったよね?なのはさん達も、セインが来るという話はしていなかったと思うんだけど……まあ、良いや。居るのなら居るで、脅かしてしまえばみんな一緒さ!!って訳で、彼女にもタップリ踊って頂きましょうか!!
「という訳で、魑魅魍魎の第一陣が接触……3、2、1……」
遠くで上がる悲鳴が、数秒遅れで聞こえて来る。いやー、セインはとっても良い反応をしてくれますねぇw。ノーヴェは、何とか声を出さなかったけど……セインの悲鳴と暴走に巻き込まれて、首根っこを掴まれた状態で落ちつつあります。というか、セインがノーヴェのタップに気が付いてないとか……ウケるんですけど?
このまま、締まり続ければノーヴェ一人だけドロップアウトだな?
それでは、面白くないので背後に忍ばせて置いた顔半分ドクロの魑魅魍魎で二人の引き離しを実行してみる。
「あ……一応、ノーヴェは無事だけど……」
セインが落ちて、ノーヴェが頭を抱えて悶絶しているんだけど……巻き添え倒れで、頭部を何かでぶつけたのかな?そして、ノーヴェはセインを放置してへっぴり腰で廊下を進んでいく。
「しかし……セインが、落ちたのは痛いなぁ……」
仕方がないので、魑魅魍魎で組んだメディカル部隊を送り込んでセインを叩き起こす。これで、また恐怖の巻き添え暴走が使えそうだ。一人になった事に気が付いたセインが、ノーヴェを探してロッジの奥へと進んで行くけど……そっちには、ループ系の魔法が使える魑魅魍魎さんが居るんですよねぇw。って訳で、ノーヴェが居る場所とは違うお風呂場へ誘導します。何故なら、現在お風呂場では黒髪の白装束を着た魑魅魍魎さん(♀)が数人生者を待ち構えていらっしゃるので、そっちから消化して行こうかな?
「という訳で、続く!!」
キャンプに行ったら、肝試しは定番ですよね!
観光名所に行って、夜店があったら木刀を探すのが常識です!
作者は、観光名所の夜店で十手を買いましたが……アレって、ブッチャケただの鉄の棒ですよね!最終的に、十手を元にしてテープでグルグル巻きにし剣を作りましたが……割りと、楽しめたと思います。
つか、小学校の修学旅行で奈良へ行ったのですが……木刀の様な大きいモノは買っちゃ駄目というルールが現地で出来たので泣く泣く十手を買うという結末に。だけど、木刀より十手の方がヤバくない?
さて、双夜が睡眠という方法で逃げ切りました。
呪文名については、ツッコミは無しにして頂けると有難い。知らないのなら、別になんて事は無いのですが……誰か、気が付いているかな?とある物語のチーム名なんだけど。それを、睡眠魔法にする作者のセンスが今一つですよね。知ってるw。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。