絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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四〇四話

Re:

 

 

予選を終えたヴィヴィオは、更に忙しそうに日々を過ごしている。

まあ、殆どインターミドルに釘ったけなんだけどな。

その間、俺はというと神崎と転生者達の様子を見たり新たな転生者に対応したりしていた。いやー……もう、何と言うかあからさまなんだよね。これだけ、人材を送り込んで来るとなると《堕ち神》ボムが現実的だけど……無理矢理、鍵となる大量の転生者を送り込んで世界を開け様としている様にも思える。後者は、俺が居るので不可能だけど前者は普通に可能なんだよな。一応、神崎に関わらせて性質をこちら側へ引き戻そうとはしているけど、その前に《堕ち神》を近付ければ連鎖的に《堕ち神》化する可能性が大だ。ただ、前みたいに一度《堕ち神》化させたりはしていないみたいだけど、それでも《堕ち神》になる可能性を秘めているのは間違いないので恐ろしい。下手をすると、この世界も落とされる可能性が出て来た感じだ。とは言え、それをみすみす見逃す俺では無いので問題なし。

最悪、《ルール・ブレイカー》を百パーセント使える奴と代わるので何とかなるだろう。

 

「ああ!?もう、俺の好きにさせろよ!?つーか、その為の転生だろう!?なんで、こんな事をチマチマやっていなきゃ成らないんだよ!?」

 

「だから、好き勝手して良い世界じゃ無いんだよ。転生したからって、その世界の法律を無視して好き勝手やったら犯罪者だからな?わかってるだろ?お前だって……」

 

「うるせぇ!お前等もお前等だ!なんで、こんな勝ち組みたいな奴の言う事を聞いてるんだよ!?俺等は、転生したんだぞ!?」

 

「はいはーい。そんなに好き勝手したいならすれば?」

 

嬉しい事に、余りにも自分勝手な事を言って騒ぐ馬鹿が出たので俺は右手に【クレッセント・ノヴァ】を取り出して喚く馬鹿に近付く。それを確認した神崎が、ギョッ!?とした上に慌て出したけど俺は気にしない。こういう馬鹿は、見せしめに調度良いんだよね。いやー、まさかそっちから立候補してくれるとは有難い。

てな訳で、俺は喚き散らす馬鹿を【クレッセント・ノヴァ】で殴り倒して右手のモノを押し付けた。ゴリッとなw!

 

「師匠、待って!それはーーー」

 

「真名解放!聖なる浄化の光……【クレッセント・ノヴァ】!!」

 

「ぷみゃあ゜あ゜あ゜あ゜あ゜あ゜ぁ゜ぁ゜ぁ゜ぁ゜ぁ゜~~~~~……………………」

 

「あ、ああ、あ……じゅ、十字架天使の矢(永続)が刺さってしまった……」

 

「え゛!?」

 

何故か、浄化された転生者を見た神崎がorzの状態でそんな事を呟く。それにより、その呟きを聞いた転生者が愕然とした様子で俺に視線を向けた。それを見て、何故か俺はやらかした気分に。

 

「じゅうじかてんし……(棒)」

 

「…………ハッ!ビックリマン!?」

 

「え!?ビックリ……マジで?あの、十字架天使さんですか!?」

 

そして、何故か加速的速やかに広間って行く情報。

 

「彼は、良い子になってしまった様だ……しかも、永続的に……」

 

「お、おぉう……永続的に、良い子……」

 

「ちょ!?それ、ハプシエルよりヤバくね?」

 

「一時的なヤツよりも、永続的なヤツの方がヤバイッスよね!?」

 

「……そうだな。言うなれば……永続的な賢者タイムの始まりだぁ!!アハ、ハハ、フハハハハハハ!!」(神崎)

 

「永遠の賢者タイム……」

 

「ひぇ!?」「ひぃ!?」「止めて!?」「死んだ!!」

 

こちらを見る目が、急速的に変わって来ているんだが……それが、わかっているのか神崎が壊れた様子でおかしな事を口走る。

すると、一気に恐怖をかもし出す雰囲気へと変化した。何なんですかね?コイツ等の連携と言うか、こう……共感速度と言うべきのは?

 

『終わったな……』

 

「OK。彼を怒らせてはイケない!!」

 

『把握!!』

 

『了解!!』

 

『理解した!!』

 

「OK。全員、良い子にされたいんだな?」

 

『逃げろ!!』

 

『捕まったら、良い子ですね!!』

 

『わかります!!』

 

次の瞬間、ダッ!と蜘蛛の子を散らす様に逃げ出す転生者達。

つい、この間まであんなにもいがみ合っていたと言うのにこの一体感……転生者という人種は、どうしてこうも似た様な輩が多いのか理解に苦しむのだけど!?まあ、仲が悪いよりかは良いけど希に面倒臭くなる人種である。とりあえず、数の多いフレールくんを使って捕まえるんだけどw。

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

『『『捕まってしまった……』』』

 

何故か、捕まった奴等からとてつもない悲壮感が溢れて来るんだが……何なんですかね!?そして、良い子になった彼を見る畏怖にも似た恐怖。それと同時に、俺を見る目に畏敬の色が帯びていた。

そんなに、【クレッセント・ノヴァ】を受けたくないのならこちらを無視していれば良いものを。まあ、捕まったからと言って全員を“良い子”にする気はないけど……ただの脅し文句だ。

と言うか、【クレッセント・ノヴァ】を現界させた状態でフラフラすると移動に乗じて俺を避ける輪が移動するだけなので“良い子”には出来そうに無いんだけど……これはアレか?

一気に間合いを詰めて、捕まえろという何かの啓示なのかな?

それはそれで、狩りみたいで楽しそうだけど。それをやったら、間違いなく阿鼻叫喚状態に陥りますよね?知ってる。やっても良いけど、捕まえた端から悲鳴や叫び声を上げられるのは目に見えているのでやらないよ?やらないからね?それでなくても、こんな風に沢山の子供が集まっているのを危険視する周辺住人が多いと言うのに訳のわからない叫び声を上げさせたりはしない。

というか、現在で何人だっけ?最初の段階で、三百人近く居たのが現在は五百人近くに昇ってるだろう?ある意味、一種の監視必須対象なのにこんだけ集まると余計に危険視されるんじゃないだろうか?ホントなら、場所を用意してやりたかったんだけど……秘密基地は、解体して狭くしてしまったから使えないし?

だからと言って、無人世界を用意する訳にも行かないのでちょっと広い公園等に集まっている。ここに、更にヴィヴィオ達も加わると全てのクレームがノーヴェに向かうのでそれは避けたい。

何とか、場所を確保したいけど……何か有ったかなぁ?

 

「精神と〇の部屋みたいなモノってありませんでしたか?」

 

「あー……アレなぁ。ちょっと、今使えないんだよね……」

 

「何故ですか!?アレを使えば、問題解決じゃないですか!?」

 

「いやー、今アレを使うと転生者の精神がBANしちゃう!!」

 

「は!?どういう事ッスか!?」

 

「ほら、アレって生活拠点以外真っ白じゃん。だから、白系の魔法陣を使えば精神負荷も掛けられて精神強化も出来るんじゃないかと……その結果、精神が逝っちゃうレベルのモノにw」

 

どこをどう間違ったのか、空間が白い為にわからないってオチまで付いて現在……魔法陣の撤去作業中だったりする。

まあ、作業をしてる奴も狂うので長時間の作業が出来ないでいるけど。その内、空間そのものを何とかする予定なので現在は放置されている。

 

「そんな訳で、精神と〇の部屋は使えないんだ」

 

「その作業してた奴は、誰ですか!?」

 

「…………基本的に《神殺し》って、問題児しか居ないから……」

 

「【鮮血の】さんは、魔法に詳しく無かったハズだから魔法に詳しい人ですよね?しかも、現在暇してる人となると……容疑者が、多過ぎるんですが……」

 

作業していた奴で、それが出来る奴は一人しか居なかったけど……今、ソイツを問い詰めた所で転生者達を集める場所問題が解決する訳じゃ無いので放って置くしかない。それよりも、今直面している問題の方が大きいのでそっちに注目する。

つか、カルナージで自給自足の生活でもさせてやろうかな?

その方が、コイツ等には効果的だと思うけど……どうだろう?

ついでに、強制的な共同生活で協調性でも学ばせてみるか?そう思って、神崎に相談した所……カルナージには、ルールーの母親であるメガーヌさんが居るから、共同生活所を抜け出してメガーヌさんを襲う馬鹿が出る可能性があるとのこと。それを聞いて、女であるならば何でも良いのか!?と思わずにはいられなかった。

それに気が付く、神崎もアレだけど……己の欲望を果たせるなら、若かろうが熟女だろうが関係ないらしい。

 

「……サキュバス喚ぼうか?」

 

「止めろ下さい……彼等が、死んでしまいます」

 

「別に、死んだって良いじゃん。それで、平穏が買えるなら安いもんだろう?とりあえず、15年分の性欲を抜いてしまおうぜ?」

 

欲望が、完全に消失してしまう訳じゃ無いし……一定期間だけ、強制賢者タイムが続くだけでそれ以外は問題ないんだからサキュバス処理でも良いと考えた。でも、神崎がどうしても止めろと言って来るので俺は困惑するしかない。そりゃ、姉ショタは犯罪かも知れないけど……背に腹は変えられないだろうに?

 

「別に、行為をしなくても抜けるのに……」

 

「知っていますよ!?でも、触れられただけで強制賢者タイムは残酷だと言っているのです!!」

 

うんうん。サキュバスは、性的な行為をしないと《ドレイン》出来ないと思われがちだけど、相手に触れるだけでも《ドレイン》が可能だったりする。ただ、ちょっと時間が掛かるだけで出来なくはない。そりゃ、性的な行為なら一瞬で《ドレイン》が可能だよ?

でも、ウチの使い魔と連携させるので転生者ごときじゃ逃れる術はない。何時間でも、触れていられるんだからそれで済むならそれだけで済ませたいじゃないか……脱ぐのは禁止だ!!

 

この世界の女性は、直ぐ脱ぎたがるけどね。フェイトちゃんとか、なのはさんとか……マジ、勘弁。という訳で、見せしめに一人生け贄を作る事にした。なので、転生者の中から反抗感の強い者を選びサキュバスをけしかけてみる。俺の影から、ゆったりと出現したサキュバス達が少し気だるげに使い魔が拘束する転生者へと近付く。

転生者は、惚けた様にサキュバスを見上げてなすがままになってるけど……君、性欲を抜かれるんだよ?

抵抗しなきゃ、十数年は強制賢者タイムが続くんだよ!?

 

「サッキュん、ちょっとサービスしても良いよ?」

 

「はい。更に、ブッ込んで来ましたよ?この人……」

 

コックリ、頷いたサキュバスがその巨大な胸を転生者の顔に押し付けると周りから大きな歓声が上がる。それを聞いて、驚くよりも呆れてしまった。永続的な賢者タイムより、一時的な快楽に歓喜するとは転生者の頭はどうなっているんだろうね?という感じで、顔に巨乳を押し付けられた転生者は変態ッポイ……いや、変態顔でニヘラと笑いヤバイ薬をキメた様な顔をしている。

 

「大丈夫か?コイツ……」

 

「きっと、女に餓えていたんでしょうね……」

 

「変態だな……この顔を女性に見せたらドン引きだろうなぁ……」

 

「止めて上げて下さい。というか、師匠だって経験はあるでしょう!?ホラ、あー……彼女さん、居たんでしょ!?」

 

「……んー……どうだったかな?」

 

「変態!とか、言われませんでした?」

 

アイツは、口で何かをいう前に手が飛ぶ奴だったからなぁ……変態云々よりも、良く『死ね!』と言われたっけw。だからと言って、首切りの真似や首吊りとかしようとするともっと怒るのでそれ以上の事は無かった。それに、付き合いも良かったので月に一度の病院にだって付いて来ててくれたんだぞ?定期検診だって言っても、何も聞かずに一緒に行動してくれて……俺の実親と鉢合わせした時も殺気立ってはいたけど何も言わなかったからな。

因みに、俺の実親は病院で俺と鉢合わせしても周囲の目を気にして何もしなかったけど……顔を青くして、視線を逸らしササッと逃げて行く姿を何度も見たよ。まあ、今は理由を知ってるからそうする理由もわかるんだけど、当時の俺はそれを世間体や外聞が悪いから見て見ぬ振りをしているんだと思ってた。あの頃に、彼等の事情を知っていたらもっと別の未来もあったかも知れない。

例えば、俺の実親達とだけ実家の目を盗んで会ったりとか……いや、無理か。あの実家の情報網は、例え家を出たくらいで届かなくなる訳じゃない。どういう方法かは、わからないけど千里眼に近い魔法が使える様子だった。こちらが、気が付かないレベルの《千里眼》なんて早々存在しないし、使われれば直ぐに気が付けたハズだ。

もし、俺や静……御先祖様達に、気が付かれないレベルの魔術が使えるとしたら普通に就職した方が儲かると思う。

 

「でも、それをしなかったんだから違法的な方法だったのかもな?それも、他の奴等に知られると破滅するレベルの……」

 

【呪い】か……?可能性としては、それが一番高い確率だけど確証はない。前回の交差の際、奴等の【呪術】はかなりの練度だったのは覚えているけど……どちらにしろ、御先祖様達の目を掻い潜ってこちらを詮索出来る様なモノではない。

 

「師匠、終わったみたいですよ?」

 

「うん?ああ……どうだ?興奮出来そうか?」

 

「……………………(涙目)」

 

「スッキリしただろう?もう、裸の女性を見たって獣欲は起こらないからな?お疲れ……てか、興奮も出来ないんじゃ……?」

 

「……立たない。綺麗な姉ちゃんが居るのに、興奮もしない……」

 

「OK。次、誰がやる?」

 

そう、問いながら振り返ると全員が一子乱れる事なく首を横に振った。それはもう、示し会わせたかの様な乱れない動きに余程恐怖を感じたのだろうと思われる。つか、もっと早くこうしていれば反抗的な馬鹿は出なかったかも知れない。

 

「じゃ、次はコイツな?」

 

言って、近くにいた馬鹿の腕を掴むとソイツは悲鳴を上げて俺の手を振り払おうと滅茶苦茶に腕を振り回す。流石に、生け贄を目の辺りにしたら漸く実感が持てたのか恐怖に顔を歪ませて逃げ惑う。

でも、そういう風に嫌がられると悪戯心が鎌首をもたげ、俺はついニヤリと笑みを浮かべてしまう。

いやー、面倒臭い奴の悲鳴って嬉しいよね!!

 

「何なら、インキュバスでも良いんだよ?」

 

「BLですね!?わかります!!」

 

「BLは、もっと嫌だあああぁぁぁ!!!」

 

「何なら、後ろを穿たれながら喪ってみる?」

 

『『やめろ下さい!!!!!』』

 

「なら、もっと真面目に更正プログラムを取り組んでくれない?じゃないと……性欲抜きを15年以上にしちゃうぞ?」

 

『『『ひいぃいいいぃぃぃ!!!!!』』』

 

「まあ、反転とかはしないから頑張れ!」

 

「ん?【反転】って……まさか!?」

 

「おう!男性の裸を見ると興奮したり、股間の象徴が頑張ってくれたりする様になるんだ!!まるで、女性の裸を見た時と同じ様に……ふふふ。強制BLだな!!」

 

そう言った瞬間、全員が体育座りでキリッと真剣な顔付きに変わった。そうか、そうか。そんなに、【反転】させて欲しいんだ?

ならば、【反転】の代表格と連絡を取らないと……流石に、手持ちの【反転薬】では数が心許ないから、ねぇ?《ルール・ブレイカー》では、効果が永続過ぎて終わりが無いから仕方がない。

騒がず、急がず神崎を促して必死な様子で更正しようとする。

その様子がおかしくて、つい言わなくても良い事を呟いてしまう。

 

「なぁ……隣、見てみ?見た目、美少女と見間違うレベルの少年が居るよ?BLでも、大丈夫そうじゃね?」

 

『『『大丈夫じゃねぇ!!!!!』』』

 

「ふざけんなよ!?誰が、悲しくて男なんぞとイチャイチャしたいか!?俺は、可愛い女の子とイチャイチャする為に転生したんだよ!?それなのに、可愛い男の娘と、とか……死ぬ!!」

 

『そうだ!』『そうだ!!』

 

「そりゃ、ちょっとライバルが多くてヒロインを射止めるのは無理かも知れないけど……それでも、可愛い男の娘に手を出す気はこれっぽっちも無いからな!?」

 

『そうだ!』『その通りだ!!』

 

「見た目が、美少女でも元は引き籠りのブ男だぞ!?そんなのと、イチャイチャしたいなんて誰が思うか!?」

 

『そうだ!』『そうだ!!』『ちょっと待て!』

 

「誰が、引き籠りのブ男だ!?お前と一緒にするな!!」

 

「ああ!?ブ男だろう!!じゃなきゃ、ここにいる訳がない!!」

 

「OK。お前等二人が生け贄か?」

 

「「ごめんなさい」」

 

ニッコリ、肩にポン!と手を置いた瞬間、土下座をする転生者。

だから、なんで君達は言う事やる事の行動が似てるんだろうね?

これが、彼等の世代が誇る【ネタ】と言うヤツなのかな?

 

「じゃ、性別を女にしたらイケる?」

 

『『『勘弁してください』』』

 

多少のバラ付きはあったけど、全員が土下座の体勢へと変わって行く。だから、何故、君達は、そう行動がシンクロするのかな?

これが、『転生者あるある』なのか……どうでも良いけど。

 

「ユーリ、師匠を転生者達から遠ざけてくれませんか!?割りと、早急に!!これ以上は、転生者が持たない!!」

 

「(苦笑)…………双夜、そろそろ戻りませんか?」

 

「ん?……でも、ヴィヴィは大会で構ってくれないしなぁ……」

 

「そう言う理由で、転生者の心をへし折ろうとしないで欲しい!」

 

「まあまあ、ずっとここに居座るべきでもないですよね?それに、局員か教会の騎士さんと行動を共にしないと駄目じゃ無かったですか?」

 

「…………ある程度、自由は必要……」

 

「え!?まさか、監視から逃げて来たんですか!?ちょ、不味いッスよ!早く、戻って釈明をしないと……」

 

「大丈夫だよ。協定違反は、あちらも同じだからさ……」

 

「いや、俺はその協定とか知りませんから!てか、早く戻って貰えませんかね?ガチで!!」

 

監視の目を、振り切って来た事を知った神崎が割りと慌てた様子で俺に戻る様に進めて来る。だが、先に手を出して来たのは彼方なので俺が少し監視の目から外れた所で問題はない。問題行動は、基本的に時空管理局の方が多いのである程度は許されるだろう。

それに、ここに来るにあたって監視の元にはちゃんと俺の身代わりが存在していた。別に監視対象が、【俺】でなくても『俺(偽)』であるなら問題にはならないみたいだぜ?

アレも、一応【俺】である事に代わりはないからな。

てな訳で、今後も暗やk……じゃなくて、散歩に行く時は監視の前には『俺』が配置されるだろう。そして、その目を盗んでいる間に俺がやるべき事をやってしまえば大きな問題にはならない。

ただ、『俺』の方には今も時空管理局の不正行為大好きな馬鹿共の『やらかそうぜ!』アピールが酷いけど……学習せんのか、コイツ等は!?お陰様で、隠蔽工作が捗る捗るw。ついでに、なのはさん家の魔改造も捗っているので階段下のデッドスペースににゃんこモードでしか行けない秘密基地まで出来上がったぜ!隠れる時は、階段近くの新たに付け加えたスライド式ドアから入れる。

まあ、そのスライド式ドアにはちょっとしたカラクリがあってグッと力いっぱい押し込んでからでないとスライドしないんだけど。

普段は、何処にでもある普通の壁みたいになっているドアだ。

本当は、カラクリ屋敷みたいな回転扉にしたかったんだけど……断念。スプリングを使った、簡単なカラクリだけどこの家の者を騙すにはちょうど良いと判断された。最悪、なのはさんの壁抜きで炙り出されるくらいだし?まあ、そんな事になったらヴィヴィオやフェイトちゃんが怒りそうだけど。ホームレスかぁw。

という訳で、監視者の前には『俺』を置いて【俺】は階段下のスペースに入り込む。にゃんこモードは、今日も最強なのだった!

そして、俺は世界のシステムにアクセスする。さてさて、現在の“歪み”状況はどうなってるかな?前回、見た時はマイナス二割くらいだったけど……そろそろ、一割くらいまで治まってくれていると有難いのだけど。そう思って、現在状況を開いて見れば何故か前回よりもマイナス0,5程落ち込んでいた。ちょっと、ちょっと……増えてるじゃありませんか!?転生者達の特典や、存在修正はそこそこ進んでいるにも関わらず、何故マイナス値が増えているんですかね?

とりあえず、応急措置で前回と同じ一割半に戻したけど……どう考えても、この世界はおかしいんだけど!?

普通は、自然修復能力でプラス値に近い方へと自己修復されて行くんだけど……この世界には、まだまだ“歪み”があるらしくマイナス値が増え続ける傾向が強かった。というか、この短期間でマイナス値0,5もアップとか……いよいよ、ヤバイ系統の物品が眠っているんじゃないのかねぇ?だが、転生者達の中にそんなヤバ気な特典も、転生者全員に潜む《潜在術式》の気配もない。

あ、【潜在術式】っていうのは特定の存在が一定数集まると発動する術式の事ね?これは、一定数集まらない限り発見も出来ない系統の術式なので隠蔽術式としては超優秀。でも、ある程度集まった時点で【真実の瞳】に見抜かれるので意味はない。無いんだけど、一定数の転生者がミッドチルダに集まった時点で発動するので、全員がミッドチルダに潜伏していればそれだけでOK。

でも、焦れた馬鹿共が原作ヒロインに突撃しちゃったので有っても無くても今はどうでも良い術式となっている。だって、俺の目の前に転生者共が居るんだぜ?発動した所で、直ぐに対処出来ちゃう程近くに有るんだ意味は無いに等しい。これが、世界中に散らばっていたのなら脅威になっていただろうけど……集まっちゃったら、ねぇ?本当に意味が無くなるからw。

なので、問題は無し……と言うか、対処済み。後は、可能性として幾つか思い付きはするけど……確証が無いので、手をこまねいているという状況だ。本当に、なんで反応しないんだろうな?

 

「まあ、可能性だけならアレも範囲内にあるけど……この短期間で、二度目の対峙なんてありえないし。早々、出るモノでも無いしなぁ?」

 

古き神々が、堕ちた《堕ち神》なんてそう簡単に出るモノじゃないから!!つか、そんな()()が出たら転生者共が連鎖的に《堕ち神》化して大変な事になる。それこそ、《神殺し》達が大挙としてやって来るレベルの大惨事だ。流石に、そんなヤバイ話がそこら辺中に転がってたら俺は仕事を放棄して不貞腐れるからな!?なんで、こんな短期間に古き神々の《堕ち神》を処理せねば成らないのか意味がわからなくなるから!!いや、ガチで。

 

「それこそ、ストライキしても文句言われないレベル。というか、そんな目に会った奴居たりするんだろうか?」

 

一応、可能性が無い訳じゃないので掲示板で聞いてみたけど……『そんな事が起きたらストライキだ!!』という返答が帰って来ただけで笑い話しにされた。デスヨネー!!そんな事、起きるハズが無いですよねー!もし、そんな事が起きたら呪われて居るとしか言えないデスヨネーw。アハ、ハハハw……準備だけはしておこう(真顔)。【もし】が、あるかも知れないからな。

『今まで』は無くても、今後あるかも知れない可能性があるから油断していられない。とりあえず、《ニーベルヴァレスティン》と《神槍・グングニール(魔法)》は瞬時に使える様にしておかないと……色々、ヤバそうだ。

 

 

 

 

 




まとめ!可能性がある、今後の騒動。
①転生者の連鎖的《堕ち神》化。
もしくは、《堕ち神》レベルの【呪い爆弾】ってヤツですね!!
②潜在術式による“歪み”の一斉解放。世界が、開くよ!!
③古き神々の《堕ち神》出現。
さあ、どれが良い?オススメは、①かなw。そうすれば、転生者全員を排除できるからね!!



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【如月双夜】、使い魔の上限。基本無し。ただ……。
こっちの双夜は、物資的な理由で人型使い魔の生産を止めてたりしますが魔力を用意出来る方なので幾らでも生み出す事が可能です。
軍資金も足りないしなぁw。だからこそのお仕事なんだけど。

もう一つの方の双夜(仮)は、魔力的な理由で使い魔を増やす事が出来なかったりする。太陽からのバックアップで、魔力を幾らでも消費出来るとは言え……太陽からのバックアップが無ければただの人。
よって、常時魔力を消費する使い魔システムは難題の模様。

どちらも、数の暴力を体現する存在なのにその数を揃える為の理由が違うって面白くね?こっちは、物資。あっちは、魔力……まあ、魔法科学=魔工技術で何とか出来る様になるけど今はどちらも技術不足だったり(笑)。因みに、こっちの双夜が【システム・ユグドラシル】を創れた理由は【組織】のお陰。双夜が、【組織】と出会っていなければ創れなかったかも知れません。まあ、【組織】と出会って無ければ今も暴走していただけかも知れませんけど。
あっちは、神……聖母神に使える宮使いの《神殺し》ですから……もしくは、【境界の守護者】かな?どちらも、弱者を護る存在ですね。

【境界の守護者】は、世界と異世界の隔たりを守ってる存在です。例えば、元世界から異世界に落ちたり迷い込んで来た者を捜索したり保護したりして元の世界へと戻すのが役割。一応、こちらも宮使いだったりします。つか、そうでなければ無限に等しい世界のいずれかに落ちた人を探し出し連れ戻すなんて……地球サイズの砂漠惑星から、一粒の豆を捜し出すのと同じなんだぜ?表面積的な意味で。
しかも、世界は複数あるってオチ。
ぶっちゃけ、見付けられません!!

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m(_ _)m

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