絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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四〇六話

Re:

 

 

報告書や【外】情報のデータをダウンロードしている間、神崎から俺の魔法についての質問があったのでそれに答えていた。まあ、居間ではテオルグのツンデレ劇場が垂れ流しになっているけど……俺は、気にしない。それを見たテオルグが、死んだ様な目でレイプ目なるモノを再現しているらしいけど気にしないったら気にしない。ラヴォルフは、自室に籠った切り音沙汰はなし!きっと、自分が披露したモノが赤点だったのがショックだったのだろう。

 

「基本が、無詠唱なんですか!?」

 

「一応、キーワードみたいなのはあるけど……学院で、主に教えられるのは魔力制御だな。魔力操作から始まり、魔力感知や察知に広げて縮めて伸ばしてビッタンビッタン?」

 

それらをある程度終えたら、今度は魔力の精密操作から始めて技術が足りないと感じたら最初から。足りるなら、操作に制御して感知と察知して広げて縮めて伸ばしてを繰り返す。まあ、その上は【超絶技巧】になるので余程『精密技術』過程で良い成績を修めないと能力無しの判定をくらうけど。

 

「まあ、詠唱が無い訳じゃないんだ。アレって、実際には魔力を練っている状態で集中したい者が集中を促す為に唱えている場合があってな?熟練者になると、殆ど使われなくなる事が多い」

 

「それって、つまり……黒歴史って事なんじゃ……」

 

言ってやるな。ただ、俺の場合は目が見えなかった事もあって現象のイメージがし難い時のみ詠唱という形で呟いたりはしていた。

日本人らしい、サブカルチャーに慣れ親しんだ者とは違いそういうモノに触れる事すら無かった俺は、誰もが知る共通のイメージが今一形成し難かったりする。なので、俺の詠唱にはそのイメージを形成させる為のキーワードが組み込まれていたりする訳だ。

 

「中には、オリジナリティーを求める奴も居てなぁ……」

 

「完全な、黒 歴 史ですね!!」

 

「因みに、俺の詠唱は……光る、迸る、閃光、爆音……みたいなヤツだな。結果、《スタングレネード》という名前が付いているにも関わらず落雷が降ってくるってオチ」

 

「うわっ!嫌な魔法だ……スタングレネードで、落雷かよ!?」

 

そうそう、『スタングレネード』と聞いて目を閉じ耳を塞いでしゃがみ口を開けたりする馬鹿が居るけど、基本的にそれで殲滅出来るので楽チンである。というか、その対応法は『スタングレネード』ではなく『手榴弾』では無かっただろうか?何はともあれ、こんな呪文や詠唱を使っているお陰でトリッキーな魔導師と呼ばれていた。俺的には、そんなつもりは無かったんだけど、ね?

ついでに言えば、【魔王】ッポイ言動なのに使われる魔法は概ね聖・光系の魔法オンリーというのも周囲を混乱させる要因だった。

 

「他にも、『花開く静謐の炎』で《エクスプロージョン》。要は、爆炎魔法だな。他にも、『停止した茨雪』で《ニブルヘイム》。超広域の絶対零度なんだけど……」

 

「えっと、中二病ですか?」

 

「……詠唱なんだが?別に、ルビを打てとは言ってない」

 

「……詠唱?呪文とかでは無く?詠唱……」

 

何故か、神崎が納得の行かない顔をしているのだが……すまぬ、()()()詠唱なんだ。この詠唱で、《エクスプロージョン》や《ニブルヘイム》が発動する。すると、ほぼ全員が『何故!?』的な表情を浮かべていた訳だ。まあ、今ならわかるけど……確かに、花火系や茨鞭系の魔法に成りそうだよw。

それで、これにより付いたアダ名が【撹乱魔】とか【トリックスター】など【魔王】とは程遠い二つ名だ。そりゃ、初級魔法の【幻惑】を多様に使っていたのも原因の一つではあるけれど……戦力不足を補う為だったんだから仕方がない。

それだけ出来ても、重度の障害持ちだったからな。

上手く動かない手足。魔力を速く回転させ様にもズタズタにされた魔力回路。魔導師としては、俺の身体は適正が無さすぎた。

ぶっちゃけ、普通に暮らす分には問題無いけど魔導師として大成するには蕀の道。それもこれも、幼い頃に受けた拷問に近い仕打ちのせい。だからと言って、爺さんや大魔導師達が頭を捻って試行錯誤をして、新たな魔術を組んだり色々してくれたんだから俺がへこたれた事を言うのは筋違い。雫さんや日向の応援もあったし、俺は自分の身体に鞭を打ってでも頑張り続けるしか無かった。

それもあって、29歳の若さで魔導師に至る事に成功する。

ま、そこからが本当の地獄だったけどね。

でも、俺が専攻したのは惑星間移動やテラフォーミング系の宇宙開発&環境を整える系の魔導技術。それ故に、戦闘に関するモノを出来るだけ排除して日々をのんびりマッタリしていた。ただ、最低限の運動はしていたけど。でないと、直ぐに動けなくなるのは目に見えていたから鍛練は欠かさず行っていた。それが認められて、【愛を叫ぶ魔王】の称号を得たんだけど……過去が祟って、何もかもが無に帰る事となる。即ち、実家が凶行に出て殺されてしまう訳だ。

愛する者達と共に、全てを失って暴走。

その後の事は、記録でしか知らない。生まれた世界で、ちょこっと使い魔を送り込んで調べさせた感じだと……真っ先にブチギレしたのが、魔法連盟だって言うんだから笑えて来る。

魔法連盟って言うのは、俺の世界にあった魔法使い版の国連みたいなモノだ。まさか、そこが真っ先にブチギレするとか……笑うしかねぇよ。ぶっちゃけ、ウチの実家に国々がマジギレした訳だ。

まあ、惑星間移動やテラフォーミングをゴミ箱に棄てた訳だからねぇ……期待されていた分、怒り浸透なのはい仕方ない。というか、公式新聞に【w】や【ザマァ】等が入っちゃってる記事は初めてだった。そんなに、草が生えたのか……と思うレベルで。

つか、良く通ったな!?それを通した編集長も編集長だけど……それが、クレームにも成らずに受け入れられてる時点で世間の怒りップリがわかってドン引きだった。そんなに、期待されていたのか……俺の専門分野。あ、うん……普通に、期待の星だよね?

即行で、御家断絶。血筋も消滅して、『大和家』と言えば御先祖様達ひきいる雫さん達が本家筋になっていた。

 

「所で、ビッタンビッタン?ってなんですか?」

 

「魔力を弾く素材があるんだ。で、それを塗りたくった盤面に小さな穴を開けて魔力を通す訓練をするんだが……少しでも、魔力が乱れたり揺らいだりすると弾かれて自分に帰って来るんだ。それがまた、とてつもなく痛いんだよなぁ……」

 

それはもう、指先を針でブスブス滅多刺しにされているみたいに激痛が走る。何度も繰り返すと、指先が真っ赤になったりと誰もが手を抱えてのたうち回っていた。いや、本当に悶絶するレベルで激痛だったんだよ!だから、ビッタンビッタン。

 

「一応、その素材はあるからやってみるか?」

 

「ほー……あるなら、やってみたいです!」

 

そう言った神崎は、その盤面を受け取り暫く眺めた後に魔力を流そうとして小さく悲鳴を上げた。見れば、指を抱えて踞っている。

 

「ちょ、これは、痛いなんてレベルじゃないんですけど!?」

 

わかるよ、その気持ち。初めて体験する奴は、みんな決まって痛みに対して文句を言い出すんだ。因みに、()()に関しては《神殺し》達も体験してマジギレしてました。まあ、大雑把な魔力コントロールで全然OKな世界だったからねぇ……魔力の精密操作なんて、誰もやらないレベルのお話だ。だから、魔力の大きい人はマジで跳ね返って来た魔力に手や腕を持って行かれて逆ギレしてた。魔力強度も洒落にならないし?

 

「【始まりの魔法使い】に至っては、跳ねた魔力に腕を消し飛ばされて二度とそれを触らなくなったけど……」

 

「魔力強度イコール跳ね返った時の威力になるのか……因みに、師匠はどれくらい出来るんですか?」

 

「七枚板くらいだな。ああ、七枚板って言うのは盤面の数を意味する。要は、一枚目を通しその先で枝分かれさせつつ盤面の穴を複数通して行く技だ。七枚なら、最大役者28兆の穴を通す事になるかな?」

 

一枚二枚は、簡単な作りになっているので1個2個の穴しか空いてないけど……三枚目から穴は4×2個になる。まあ、ここまでは普通なんだけど。四枚目から穴は8×8個となり、五枚目に至っては64×64の4096個に馬鹿増えする。そこからは、誰が考えたのか個に増えて六枚目では約17百万以上に。七枚目に至っては、28兆の穴が空いているとのこと。で、俺の限界がその28兆な訳だ。

まあ、ここまで出来れば超一流とまでは言わないけどそこそこの魔導師には成れる。因みに、実家のババァ(魔術師)は四枚目で脱落したとのこと。四枚目からは、目で見て穴を探る事が出来なくなるから難易度は跳ね上がるんだけど。

なので、四枚目からはサーチの魔術を駆使して穴を探し出し魔力を通さねば成らない。サーチの段階で、魔力を乱せば乱散した魔力が盤面と盤面の間で乱反射するので術者に返って来る時には何千何万の刃と化してとても危険だ。流石にその全てを、術者に受けさせるのは危険なので乱反射が確認された時点で術者と盤面の間にシールドが展開される様になっているけど。因みに、御先祖様は二十枚の盤面を突破したとのこと。もう、そのレベルになると一流とか超絶技巧とかのレベルを遥かに越えて『Lunatic』とか無限という極地に至っていると言わざるを得ない。あの人も一応、強大な魔力を持ってたりするんだけど……同一個体の癖に、どうしてこうも技量が無いんだか。むしろ、御先祖様が魔力制御の化け物なのかと思わずには居られない。これは、アレか?神々に魔改造された結果、魔力制御を失ってしまったとか!?神造の魔導兵器になると、魔力制御が覚束なくなる模様。魔力制御は、とても大事な技術なんだけど……ゴミか!?

 

「化け物ッスね!つか、穴に魔力が入らないんですが!?」

 

「細く、長く、強く、触れない様に進めて行くしかないぞ?下手に急ぐと、指が無くなるからな?」

 

「ははは。高々、指くらい……今更な話では無いですか!」

 

「いや、自分の魔力で怪我をすると普通には治らないぞ?言っても、《神殺し》の力を帯びた魔力だからな?幸い、神崎の魔力資質は【土】だから普通に治るだろうけど……【死】属性とか、とんでもなくヤバいからな?」

 

いやぁー、ガチで死に掛けてる【死属性】持ちを前にそこそこ慌てさせられたからw。あの時は、本当に驚かされた。

だって、不老不死の化け物が魔力操作の練習で頭をバーン!して、そのまま再生すらしないままだったんだから、ねぇw?余りに治らないから、周囲も超ビックリで慌てて回復魔法を発動させる事になるとは……。

 

「…………え、マジで!?」

 

「マジ、だ。そもそも、普通の魔力攻撃と《神殺し》の魔力攻撃が同じモノのハズが無いだろう?」

 

「え!?でも、師匠の攻撃で肉体がブチャア!!って飛び散っても治っていたじゃないですか!?」

 

「そりゃ、《神殺し》の魔力を抜いてシールドを展開して置けば普通の攻撃と変わらないだろう?」

 

「……無駄に高度な技術が使われているオチにドン引きだよ!」

 

とは言われても、普通に殴ったら基本的な生物は死んじゃうんだけど?それに、《神殺し》の魔力はそれだけで神を殺す魔力って訳ではない。そりゃ、相手を弱体化させて行く能力ではあるんだけど、弱体化だけで殺せるなら【組織】にあんな化け物共が存在する訳が無いだろう?弱体化は、あくまで神をその場に留めて置く為の要因にしかならない。神を殺すのは【死属性】の魔力を持つ《神殺し》達の役目だったりする。まあ、そういう俺もその属性を持ち合わせてはいるけど。もしくは、俺専用のあの武器が抜ければサクッと神を殺す事が出来る。他にも、神を殺す技能はあるからそれだけに固執しなくても問題ない。

例えば、【断罪の業火】とか【死の魔眼】……別に、【直死の魔眼】がダメな訳じゃないぞ?ただ、【直死】は相手に触れないとダメだから向かないってだけで……【死の魔眼】は、その視界に対象を納めるだけで殺せるエグい能力だ。ただ、被害は尋常では無いけどw。なんたって、視界に納まったありとあらゆるモノを殺す能力だから……希に仲間も纏めてズガッと殺される。まあ、仲間は不老不死だから死なないとは言え【死の魔眼】の影響はそれなりにあるんだなぁ……これがw。

ただ、死にはしない。だけど、全身筋肉痛?の様な微妙な痛みに苛まれる。のたうち回る事は無いけど、視界に納まってしまった奴等は気怠げに筋肉痛に耐えながら施設内を徘徊しダメージを受けた体を回復させるんだ。下手に動かないでいると、本当に動けなくなるから【死の魔眼】は《神殺し》にとっても厄介な能力だったりする。そんな彼等に掛けられるのは、老人を労る様な言葉が多い。

まあ、『徘徊』している訳だからね……嫌がらせ目的で、そんな言葉を投げ掛ける奴はそこそこ居る。何を隠そう、俺もその内の一人だ!多少、睨まれるけど自業自得なので永遠と怨まれる事はない。まあ、復習はされるんだけどw。でも、それは……【死の魔眼】の範囲内に入らなければ良いだけの話。

 

「でも、殺るんでしょ?」

 

まあ……中には、ワザワザその範囲内に復讐したい奴を連れて入る馬鹿もいたらしい。自爆行為になるので、推奨はされていないけど。馬鹿は、死んでも馬鹿のままな模様。

 

「割りと、居たらしいから……」

 

「余裕綽々ですね!勝ち戦ですか?」

 

「そんな余裕は、無いハズなんだけど。でも、そういう馬鹿はどこにでも居て……だからこそ、奴等は殺す!!」

 

「…………は?え、何故、そんな話に!?」

 

「……………………」

 

「ちょ!?そこで、沈黙されても困るだけなんですけど!?」

 

「…………ふぅ……」

 

「なんですか!?その、思わせ振りな態度は!?」

 

そんなつもりは無いんだが……と言うか、あの【組織】に居る馬鹿共は基本()()()()鹿()しか居ないから話題に事欠かないけど自重はして欲しい。でないと、本当にただ馬鹿な事をして遊んで居るだけのおバカさんな集まりにしか成らないんだ。それをオブラートで……いや、例えオブラートで包んでも馬鹿が馬鹿である事に代わりは無いけど。馬鹿は、始末に終えない。

 

「馬鹿は、無い無いにするに限る」

 

「……ナイナイって、幼子風に言われても……」

 

「だい、じょぉぶ!かんじゃきは、ないないしないかりゃw」

 

「何故、舌っ足らずな言い方になるんですか!?」

 

「今は、放置で。それと……」

 

「まだ、何か!?」

 

「質問には無かったが、【堕ち神】の呪いを浄化する魔法……もしくは、それに準ずる魔法を試さなかったのか?という話についてなんだけど……ぶっちゃけ、あれは人間の()の感情だから『出来ない』ってのが正解。【呪い】ってさ、何かしらの怨念だったり、誰かの負の感情が長い時間を掛けて呪詛になったモノを【呪い】と称するんだが……【堕ち神】のアレは、生きてる人間の生感情なんだよね。【呪詛】にも届かない、新鮮?な感情だから浄化しても浄化する度に新しく無尽蔵に生み出され続けるから手も足も出せないんだ」

 

【呪い】となる前に当たる、嫉妬や憎悪がそのまま使われているから浄化系の魔法でどうにも出来ないっていうオチになってしまった。一応、浄化する事は出来るんだ。でも、後から後から噴き出して来るそれをどうにも出来なかったので、【呪い】を浄化する魔法では不十分という事になっている。言うまでも無いとは思うけど、そんな人間の負の感情をグツグツ煮込んで【呪詛】や【怨念】を放り込み更に熟成させたら何になると思う?そこに、神々の神通力を注入し隠し味に《神族》の死して腐った血肉を入れたとしたら?『神族の【呪い】敢え』が、出来上がりますね!

 

「ハハハ……吐 き そ う !!」

 

それを凍真は、覗き込んじゃったらしいけど。

いやー、『san値直葬』なんて生易しい話じゃ無くなったとセイビアは言ってたけど、深淵を覗き込むのとどっちが優しいかな?

 

「吐くんですか!?」

 

「いや、大丈夫だ。問題ない……そう言えば、アレを見てないのは君だけか?ああ、無理に見なくても良いぞ?あんなもん、無理に見ても地獄なだけだ……」

 

セイビア達は、『宝探しだぁ!』とか言ってたけどアレは宝物ではない。むしろ、パンドゥラの箱の様なモノだし見付けたら呪われるオマケ付き。普通に、埋めたくなる代物だ。でも、埋めると後でもっと酷い事になるので回収するしかない。回収して、特殊な処理方法で処理して無害化する訳だが……事故が、そこそこ起きる。

事故と言ってるけど、ほぼ人災でしかない。まあ、殺られたら殺り返すのが当たり前な【組織】でソレを使った報復が流行らないハズが無かったりする。本当は、どこかで誰かがその悪し因習を断ち切ってくれれば良いんだけど……俺を含め、未だ誰も達成できていない。ドイツもコイツも、厭らしい煽り方をマスターしやがって……殺り返したくなるじゃないか!!最終的には、ブチギレした馬鹿が施設諸共壊して【鮮血の】が泣くんだけどw。

ワザとやると、【真実の瞳】でバレるから普段よりちょっと力を込めて対象を増やすくらいがベスト。何たって、メインは施設破壊ではなく厭らしく煽って来る馬鹿共だから!!

 

「アレって何ですか!?というか、何故【呪い】の話から【組織】の長所短所話になったんです?」

 

「だって、アイツ等マジ腹立つ事言いやがるんだぜ!?」

 

許容の仕切れない、下品で下劣な煽りで俺ブチギレ!報復に魔法で返そうとして、ちょこっと悪戯心が出ちゃう辺り心底己は悪戯好きなんだなぁ……と自覚する。自身の世界では、どっかの糞ババァ共のせいでわからなかったけど今なら良くわかってしまう。

そりゃ、静にもチョクチョク悪戯してキレさせてた訳だ。

こんなにも、俺は悪戯に飢えていたなんて思わなかったよ。

メインは、報復。サブで、悪戯。そして、ホンの少しの破壊衝動。

【真実の瞳】でも、数十回の質問責めでもしない限り気が付かれない布陣。破壊がメインなら、即行で弁償コースだけど戦闘中に魔が差した程度ならバレる心配はない!!だからと言って、ヤり過ぎは駄目。でも、ちょっと致命的な場所を狙ったとしても良いよね?

それを見た奴等が、報復よりも施設の破壊活動へと興味を向けたとしても、俺自身の行動は間違いなく報復行為でしかない。

例え、それが切っ掛けと成ったとしても俺は関係ないんだよ!!

OK。これにて、倫理防壁の構築完了。ちょっと、使い魔使って【組織】内の探索でもしようかな?例え、女性しかいなかったりしても馬鹿をやるのに性別なんて関係ないから!!絶対、どこかで何かしら起きているハズだ。ヒャッフゥー!建前。キャッハー!言い訳。ザマァミロ!【鮮血の】!!つか、女性が居ないんなら女子更衣室で浮気ネタ晒した方が大ダメージだなw。良し、路線変更。

男の来ない女子更衣室で、浮気ネタを大晒しだ!!

向かう使い魔を女タイプに変えて、堂々と女子更衣室に潜入。

壁一面に、糊を吹っ掛けて浮気ネタの一部を公開。必要なのは残して、どうでも良い奴の弱味は吐き出して置く。必要なのは、権力者の弱味だけだから雑魚のは要らない。例え、これから権力者になるのだとしてもそれが何時かはわからないので放出する。

弱味は、鮮度が命。まあ、必要の無いヤツもあるけど……基本的に鮮度が新鮮なヤツ程、ダメージは大きいからとても楽しい。

 

「決定的なヤツ程、致命傷に成りかねないからなぁ……」

 

「良くわかりませんが、そうですね。というか、弱味?脅迫ですか?どちらも、犯罪方向過ぎて何も言えねぇw!」

 

「脅迫は、当事者共が居ないと使えない手段だぞ?この場合は、弱味の方だな。因みに、神崎の弱味って言えば翼だな……」

 

「止めろ、下さい!それだけは、御勘弁を……!!」

 

「そこで、『なんでもするから』と言わない辺りネタ回避?」

 

「知ってるし!言ったら、終わる!つか、そういうのは知ってるんですね!?」

 

「掲示板で、たまに見掛ける。『ん?今、何でもするって言った!?』ってヤツだろ?その続きは、知らないけど……良く見るよ?」

 

「その続きは、知らなくて良い。というか、掲示板でも良くあるのか……ん?続き!?ネタなら、無いッスよ?本気なら、あんな事やグフフフな行為やらが待ってます」

 

「ほぉぅ?エ口系のネタだったのか。じゃ、告げ口しなきゃ……」

 

「誰に!?あ、止めろ下さい!死んでしまいます」

 

「おぉ、神崎よ。死んでしまうとは情けない……」

 

「ちょ!?まだ、死んでませんって!?」

 

「ふーん。へい!よろw!」

 

適当に返事して、通り掛かったテオルグに声を掛けて避けた。

瞬間、避ける前に俺が居た場所を目にも止まらぬ速度で駆け抜けたテオルグが憂さ晴らしよろしく神崎を殴り倒す。グシャッ!っと、聞こえてはイケない感じの打撃音がしたけど気にはしまい。

余程、ツンデレ劇場のリピートが気に食わなかったのか、かなり本気の一撃が入った様に見受けられましたが……神崎は、生きてるか!?まあ、死にはしないんだけど。それでも、一瞬それを忘れて心配してしまう程に酷い打撃音だったんだ。覗き込む様に見れば、既に再生して目をバッテン状にしている神崎が気絶している。

その様子から、大丈夫そうだったので慌てた様子のテオルグにジト目を向けた。

 

「何、やってるの?」

 

「も、申し訳ございません……」

 

「こんなんじゃ、女()()()はラヴォルフに軍配があると言わざるを得ない。てか、手加減……」

 

まあ、槍系や武術以外で手加減が出来ない俺が言う事では無いんだろうけど、もう少し色々と配慮をしてくれると感謝出来るんだけど。今一、()()()()が足りないから手が掛かる。それが面倒で、色々足して居るんだけど……中々、骨が折れるのだよ。

 

「システム的な欠陥で無いなら、性格的なモノか?でも、システム向上と共に足りて来てるから違わないハズなんだけど……」

 

使い魔の【核】は、それなりの進化を遂げているハズなんだけど……未々、足りないらしい。多くは、望んで無い。だけど、出来るなら味気無い人間味の薄い人形モドキは避けたい所。

結局、その為には多くを望んで付け足して行くしかないみたいだ。それと、その延長線で望めるなら俺を崇めない普通の人ッポイ使い魔を造りたい。第一システム・アガシオンでは、時間が経つに連れて使い魔が俺を神みたいに崇める信者の様になり……最終的には、邪神を崇める狂信徒へと変化して行った。まあ、邪神みたいとは良く言われるけど。それはそれ!これはこれだから!!

 

「結局、現実ってのは儘ならないんだろうなぁ……」

 

暫くの間、神崎が目覚めるかなぁ?と思ってとりとめない事を考えつつ待ってみたけど、ダウンロードが終わっても神崎が目覚める事は無かった。余程、精神的に大ダメージを叩き込まれたのが原因らしいんだけど……やっぱ、メンバーチェンジした方が良いのかな?とは言え、神崎の教育が可能な使い魔ってそんなに居ない。居たとしても、狂信者とか戦闘狂とかばかりで神崎に良くない影響をもたらしそうだ。流石に、神崎まで俺を崇める狂信者モドキとなったら目も当てられない。それでなくても、俺の信者ッポク成って来ていると言うのに更に強化する訳にも……ねぇ?

 

「はぁ……どっかに良さげな『師範』が転がってないかなぁ?」

 

 

 

 

 




多分、双夜の使っているメールの仕様が今一わからないと思われるので捕捉。《時空石》が使えないと連絡が出来ない……とか、本人が言ってるのに緊急時に出来ちゃってる理由が魔力でのごり押しだったりする。ぶっちゃけ、《時空石》に頼らなくても双夜の魔力でゴリ押しすれば繋げる事は可能。ただ、《時空石》が機能していれば省エネで時空間通信が可能ってだけの話。なので、たまに緊急通信が出来る時は双夜が必要以上に魔力を酷使しているんだと思って下さい。ええ、空間に孔が開くレベルの魔力を使ってるからw。

とりあえず、惰性的な話が続いている様に感じるでしょうが……ぶっちゃけ、用意していた【堕ち神】を全部出し切るまでお付き合い下さい。後、何体だっけ?まあ、ストーリーの方が先に消化されちゃったので……今、駆け足で追加中w。お陰で、筆が進まなさ過ぎるwww。ハハハ( ´∀`)、計画性の無さが私の悪い所。でも、楽しければ良いのだよwww。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

最近、良く見掛ける様になったニュース。
〇兵器、北〇鮮、キム……このワードが、ニュースで流れると『機動戦士ガンダムSEED』に出て来た【ニュートロンジャマー】が欲しくなります。〇融合とか、〇分裂を抑制する機能が盛り込まれた防衛兵器。いや、本当にニュートロンジャマーを打ち込んでやりたくなりますよねwww。


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m(_ _)m

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