絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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四一二話 #

Re:

 

 

はい、次の世界軸だぞぉw!

え、前の世界?調整途中で、強制召喚されたのでわからない。

一応、残ってる問題はあるけれど……直ぐには、何にも出来ないし短期的に出来るモノでも無いので暫く放置でOK。

とりあえず、『ある程度』と言えるレベルには安定させて置いたので問題無し。もし、ヤバくなっても使い魔経由で連絡が来るから大丈夫。あの世界軸に、関わっていた神々も排除したからな?

もう、新たな転生者が現れる事も無いだろう。リソースも、十分にあるし……それを使って、転生者を送り込む事も出来ない様にしたので問題はーーー無いと良いなぁ?やり方は、《ルール・ブレイカー》を使って特定の項目にロックを付けるという方法。

い、一応、【神様転生】の項目と【神様特典】の項目に不可を付けたんだけど……その後、直ぐに強制召喚されたのでどうなったかはわからない。多分、成功しているだろうとは思うけど確認する術が無いのでこの世界が終わった後にでも再調整に突撃する予定だ。

まあ、予定は未定とも言うけど……行けるだろう。

と、とりあえず、別の世界でも出来る事はあるのでその範囲内で出来る事はしておこう。まあ、【組織】経由からと【船】経由で出来る事に限られるけれど。後は、【使い魔】経由で新たな転生者が湧かない様に監視するくらいか?実際には、自分の目で確認にしないと何もわからないので後ろ髪が引かれるけれど……目の前の事案に、しっかり向き合わねば足元を掬われるから頭を振って今は忘れる事にする。クソッたれ(怒)!

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

はい。気分、一新!如何なる問題でも、ドンと来いやぁ(ヤケクソ)!!ってな訳で、フレールくん達によって集められたこの世界の情報を見て行こうか?ザッと見た感じ、五分前創造で瞬間的に出現した世界ではない事がわかった。というか、この世界は俺が五分前創造で出現した世界に巻き込まれる前に行こうとしていた世界らしい。つまり、正規の手続きを受けて向かった世界と言う事だ。

OK!とりあえず、一度世界から出て時間転移しようか?

俺達が、五分前創造に巻き込まれる前に到達したであろう時間軸まで巻き戻してもう一度世界へと侵入する。まあ、未来で会得した情報は過去へと戻るから微妙に違ってはいるけど、使えない事はないのでそのまま裏を取って現在状況と擦り合わせておく。

それによって、転生者の動きが判明したのでそれを邪魔する形でサキュバス因子を持った使い魔を送り出し、原作人物達に向けられる劣情を使い魔へと方向転換する様に仕向けた。お陰で、釣れる釣れる。神崎と併せて、転生者ホイホイの完成であった。

ハーレム状態(見た目のみ)な神崎と、別口でサキュバス・フェロモン全開な使い魔を適当に街で徘徊させるだけで馬鹿な転生者が大量発生する。まあ、《ルール・ブレイカー》で転生者にしか効果の無いフェロモンにはしてあったけどね。下手したら、大混乱必死だし無差別魅了は問題しか産み出さないから仕方がない。

ただ、それはそれで見てみたい気もするけど……予想は着く。

それに、やるなら時空管理局本局内で殺りたい。どれだけの夫婦や恋人達が、喧嘩別れしてお一人様になるのか確かめてみたいから、なぁ?みんなも、そこら辺は気になる所だろう。それに、ロストロギアよりもそういう魅了系のレアスキルの方がヤバい事を身に教えてやりたい。【鮮血の】のオーバーテクノロジーが、どれだけそれよりマシなモノなのかわからせてやる。そんな妄想を思い浮かべながら本当に殺るか殺らないかで頭を悩ませた。

絶対、面白いんだけどなぁ……殺ったら、大混乱は回避出来ないし混乱中に大規模犯罪が起きても困るのでどうしたモノか?

 

「あ、し、師匠!」

 

「ん?」

 

報告書を眺めながら、そんなどうでも良い妄想に囚われていると何故か神崎の戸惑いを含んだ感じの警告声が聞こえて後ろを振り向いた。すると、目の前に()()()した得たいの知れない化け物が両腕を広げて迫っていたのが見える。ヤバ気な雰囲気(オーラ)を纏ったソレは、一目散に俺へと向かって来てーーー余りの唐突さに、逃げるのを忘れた俺はその黒くヤバい化け物に捕獲された。思わず、引きつった様な声が漏れる。

 

「ヒッ!???!?!?」

 

「双夜く~んっ!!もう、離さないからね!?」

 

ガッシリ捕縛された俺は、身動き一つ取れずただ為すがままになっていたんだが……ソレが、声を上げた所で何が起きているのかを俺は把握する。というか、この計画を立てたの俺だった。

 

ーーあ、コレ……ダークサイド堕ちしたすじゅかママだ!

 

嗚呼、だから真っ黒に染まっている様に見えたんだね。

納得していると、神崎が何か得たいの知れないモノを見る様な目で、悪堕ちしてるすじゅかママの周辺をグルグル回りながら見詰めていた。そんな、警戒しなくても大丈夫だよ?まあ、ダークサイド堕ちしているすずかを見方と見分けろ!と言う気はない。言う気はないが、出来れば次の襲撃の際は真っ先に盾となってくれると嬉しい。というか、普通に怖かったんですけど!?

下手なホラーより、ホラーしている暗黒堕ちすじゅかママがとても怖かった。ちょっと、目尻に涙が滲んでいるけど……突然、発生した暗黒堕ちの使い魔程恐ろしく感じる存在はいないと断言しよう。

ただ、その後も涙を滲ませる理由があったけど。

ま、まあ、俺を捕獲するのは大目に見るとして……俺を抱き締めたまま、頬擦りしたり、匂いを堪能したり、名前を呼びながら首筋をペロペロしたりしないでくれないかな?つーか、レスキュー早よぉ!!神崎、俺とすずかの周りをウロウロしてないで速く引き離させるんだ!と言うか、ストッパー(アリサママ)は未だか!?

小尾を引く混乱が、段々酷くなって行くのだがどうしたモノか!?

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

「大変、怖がらせて、ごめんなさい……」

 

「師匠、もう大丈夫ですからね?」

 

「病んデレ恐い、病んデレ恐い、病んデレ恐い……」

 

フラグ回収は良いとして……まさか、逆恐怖体験をさせられるハメになるとは思わなかったよ。こういう、原作人物を恐怖のドン底に落とす役目はこちらの担当だと思ってた。だけど、まさか……育ての親に、追い詰められるなんて思っていなかったとも。

しかも、ストッパー(アリサ)無しとかどんだけビビらせる予定だったのやら想像も出来ない。メチャ糞、驚かされたよ。

ドッキリなら、大成功だったね!覚えてろよ?そう、心に誓った。

何はともあれ、俺の予想はほぼ間違ってはいなかった模様。

そもそも、平行世界の原作人物が絶望して魂?人格?の上書きが起こるのであるとしたら……育ての親本人が、絶望の底に堕ちた場合どうなるのかって言うのが疑問だったんだ。絶望を引き金としているならば、俺の知る『ママ』本人が絶望した場合その人格が何処へ行くのかが知りたかった。でも、それをした場合……下手をしたら、どっか意味不明な場所に跳ばされそうだったので使い魔の【核】を持たせて約束しておいたんだ。結果、絶望に絶望を重ねたすじゅかママはどこに跳ばされる訳でもなく使い魔の核へと入り込み魔力の肉体を得た訳だけど……その結果、暗黒堕ちした感情がエフェクト状態で人目に見えてしまうという背景効果を発現させてしまった模様。でもなければ、神崎や翼に同じ認識を与えられる訳がない。

多分、黒いヤバ気な雰囲気を纏ったナニカが俺を襲っている光景でも見えていたハズだ。

 

「うん。絵図が、酷いなぁ……」

 

髪を振り乱し、黒い霧状の魔力を纏った彼女はコレまた真っ黒に染まって目だけを爛々と輝かせて迫り来る訳だ。パッと見たら、普通に化け物に見えるというオチに俺も神崎もドン引きしていた訳だけど。【俺】に飢えたすじゅかママは、形振り構っている間もなく目的に向かって全力投身して来ただけだ。怖かったけど。

ただ、そうなる様に仕向けたのは俺自身でちょっとした悪戯感覚な実験のつもりだった。内容は、出来るだけ構わない様に避けるだけの簡単なお仕事のつもりだったんだけど……仕事を押し付けるだけ押し付けて、いつの間にか《時渡り》しているっていうアレね?俺に会いたいけど、我慢して仕事を終わらせていざ会いに行ったら……『え、誰の事?』と言われ、失望の果てに絶望するという計画だ。そうなった時、上書きされた人格がどうなるかを検証する実験をしてみた訳なんだけど……結果は、見ての通り。

本来であるならば、使い魔の【核】へ乗り移るのではなく原作の登場人物に上書きされるのが通常ルートだったハズ。その道筋を、使い魔の【核】へとしたのは間違いなく俺で……本来の犠牲者であったすずかは、上書きされる事なく助かったという訳だった。

一応、使い魔を飛ばしてすずかの無事を確認してみたけど……OK、OK。問題無し、お食事(吸血)中だったけど俺は気にしない。

とりあえず、背後にあった本を倒して驚かして置いたけど無問題だ。いやー、八つ当たりだってわかってるけど……同一人物なんだから、連帯責任で問題無いよね?ってな訳で、定期的にビビらせに行きます。ポルターガイスト的なヤツを少々w。

 

「師匠、師匠。現実逃避はその辺で……」

 

「え?何の事かな、神崎くん?」

 

「いや、超真っ青な顔で良い笑顔をされても反応に困るだけなんですが……後、先程から直立不動で成すがままにされて居ますけど。大丈夫ですか?」

 

「にゃははは。おかしな事を言うね?神崎くんは……っていうか、見てないで助けろよ!?」

 

「あ、はい。サーセンです!!」

 

とりあえず、翼と神崎に手伝って貰ってすじゅかママを引き剥がして貰う。全く、唐突に現れて人にしがみついて来るのは良いけど、そのまま人を使わないと引き離せないレベルで抱き締めて来ないで欲しい。自由になった身で、わーい!と万歳したり跳ねたり駆け回ったりして見せる。俺は、自由だぁ!!

 

「これで、ずっと双夜くんと一緒に居られるね!」

 

「あー……ずっとは、無理じゃ無いかなぁ?」

 

「やっぱり、難しいんですか?」

 

「《ルール・ブレイカー》で、固定は出来るけど絶対では無いし……別の案件で、平行世界のすずかに憑依(上書き)する可能性は大きいよ?」

 

「それって、絶望の度合いが理由なんですか?」

 

「いや、原因が僕と《ルール・ブレイカー》だから、かな?」

 

ずっと、一緒に居られると喜ぶすじゅかママをバッサリ切り捨てる。瞬間、落ち込み始めたすじゅかママに代わって神崎がその理由を問うてきた。コイツも、中々に良い性格になって来たなぁ……と思いながら、その理由を答える。そもそも、すじゅかママ達が絶望する平行世界の自身へ憑依する様になったのは俺が余分な時間と空間を《ルール・ブレイカー》で切り裂いたからだ。

その時、行く宛が無くなって俺の周囲を飛んでいた彼女達の魂を巻き込んでしまったのが原因である。ここからは、俺の推測になるんだけど……世界が無くなって、冥界への道が失われていたあの場面で、俺が《ルール・ブレイカー》を使って()()()()()()()【歴史の枝】を切り捨てた事により彼女達の魂に何らかの手を加えた可能性がある。ただ、それが意識的に行った行為では無いのでどんな変化をもたらしたのかはわからないけど……彼女達は、間違いなくあの瞬間に魂を変質させられてしまったのだ。

元より、既に結末へと至ってしまった人間世界の歴史を無かった事にしたのである。その時、その場に存在して居た彼女達の魂が巻き込まれ無かったり変化しない訳がない。更に歴史を切り捨てた後、俺は《時渡り》にて時間を遡ったりもした訳だ。

ついでに言えば、《時渡り》で時間転移どころか別の平行世界にも行っちゃったから……致し方無い話もあったり無かったり?

一番の原因というと、彼女達が死した後も心残りとなる存在が居た訳で……まあ、俺なんだけれど。その結果、行く宛の無い魂が心残りである俺に纏わり憑いていたのならば納得が行く。

要は、プレシア・テスタロッサの逆パターンである。いつかどこかの世界で、プレシアが絶望の余りアリシアの魂を悲しみの感情で捕縛していた事があった。それの逆パターン。死者が、一人になる俺が心配で成仏出来ない。また、逝くべき場所がわからないとか……もしくは、生者に執着し纏わり憑いているという状況と言えばわかり易いだろうか?そんな状況下で、膨大な魔力を放出しつつ……時間や空間、歴史をバッサリ切り捨てたらどうなると思う?更には、《時渡り》で時間転移をした揚げ句……世界軸を越えて、別の平行世界をウロウロ。そりゃ、何かを切っ掛けにあっちこっち飛ばされても仕方がないと言えなくもない。

むしろ、《神殺し》が受け持つ使命の被害者と言えるだろう。

 

「思った以上に酷い状況だったw」

 

「何がですか?」

 

もう少し、俺が周囲に気を配っていれば防げた話だったんだけど……あの時は、人間性をほぼ失ってから再度習得中なんて状態だったから、な?そこまで、考えが回らなかったんだよ。というか、人間らしい生活なんてほぼ殴り捨てた生活から、百八十度異なった生活を強要されてたんだぜ?それでも、足りないモノは足りなかったんだろう。その結果が、現在進行形の彼女達である。

 

「何でもない。とりあえず、この使い魔の【核】は紫天の書に取り込んで置こうか?アリちゃママの【核】も、ね?」

 

つあでに、守護騎士システムに組み込んで形成出来る魔力さえあれば出て来られる様に設定しておく。これで、何時でも【核】に憑依出来たら出て来られる様になった訳だ。今回のすじゅかママの様に、《神殺し》でさえも真っ青かつドン引きするレベルの怪物な容姿で現れる事だろう。とは言え、今はまだすじゅかママとアリちゃママの二人だけしか確保出来ていないけどね。

 

「最難関は、なにょはママかなぁ?」

 

絶望する姿を、イメージ出来ないからなぁ……さて、どうやって絶望させてやろうか?まあ、絶望でなくても良い。ぶっちゃけると、許容以上の感情を抱かせればOKなのだ。この中でも、絶望が一番簡単に許容以上の感情に成りやすいってだけで別の感情でも構わない。でも、普通には至れないからこそ難しいのである。

先ず、一つ目!なにょはママを見付けたら、【核】を持たせて“約束”をする。二つ目!なにょはママに、何でも良いから許容以上の感情を抱かせる。三つ目!【核】に憑依させて、実体化させればOK。難易度が、最も高いのは二つ目だけで後は片手間で出来るので問題無し。問題は、どうやってなにょはママに許容以上の感情を抱かせるか、だろうなぁ……意表を突いて、オーバーフローさせるしか無いんだけど?主人公補正と不屈が邪魔だ。

 

「《ルール・ブレイカー》で、無効化してみようかなぁ?」

 

日常で、近付けなければほぼ無理だからなにょはママには積極的に関わって行くしかないだろう。つか、前回みたいに近付けれれば問題でも無いんだけれど……そもそも、なにょはママに出会わないと話に成らなかったりする。

 

「で、今回、は!……実際に、会ってみない事にはわからない……とw。駄目じゃん。あー、面倒臭い」

 

これ、アレでしょう?会いに行くと、転生者に絡まれるんでしょ?知ってる。神崎くんを盾にして、ミッションをクリアせねば……。

 

「行くぞ、神崎ぃ!転生者ホイホイを発動し、転生者を釣って釣って釣り捲るのだ!!」

 

「嫌な響きだ。そして、厄介事の予感。まあ、転生者ホイホイは良いとして、別の何か嫌な予感がする!!」

 

本当に、勘が良くなったなぁ……コイツ。だが、逃がしはしない!

当人もわかってるからか、逃げる様子もないし楽チン楽チン。

何はともあれ、俺達は原作人物達が待つミッドチルダの首都へと急いだ。因みに、この世界軸は五分前創造で生み出された世界とは違う様だ。ちゃんと、使い魔がアカシックレコードを見て過去から存在している事を確認している。ちょっと、神崎が話してくれた【原作】とは違うけれど概ね原作通りに進んだ世界の模様。

ただ、問題なのはこれから生まれる転生者が厄介な事をやらかしてくれるらしいって事が判明しているくらいか?

はてさて、どうやる事やら。

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

「………………目標は、アレ、ですか?」

 

「……………………うーん(困)。多分?」

 

導かれるままに、妖精転移した先で俺と神崎は困った顔でそれを見ていた。いや、困ったというより困惑していると言った方が良いかも知れない。つーか、ここまで神崎の言うテンプレを体現している転生者も珍しいのでは無いだろうか?

 

「アレが、ハーレム系主人公か……」

 

「あーうん……いや、そうじゃ無いんですが……でも、“そう”としか言い様がねぇ!!」

 

俺達が見詰める先では、男の転生者が原作では出て来なかった女性達に群がられてチヤホヤされている光景が広がっていた。所謂、『モブ』と呼ばれる女性達を己のハーレムに加えてウハウハしている人物が俺達の目と鼻の先に居るのである。

 

「で、神崎。アレは、諦めたって事なのか?」

 

「ん゛ー…………判断が付きませんね。そもそも、ここが何の世界なのか知ってるのかもわからないですし……」

 

「あぁ。そういう事もあるのか……とりあえず、アレは保留で」

 

「了解です。次、行きましょう!」

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

そして、次に向かった先には体を鍛えている少年が己の妄想をブツブツ呟きながらニタニタ笑っている場面だった。

 

「キモい……(|||´Д`)」

 

「典型的なヲタクですね……」

 

自分の世界に浸り、ほぼオートモードで鍛練を続けるソイツはひたすら同じ動きを続けている。多分、鍛練を続けるのが面倒だからと《オートパイロット》的な特典を得た転生者らしかった。

その気持ちは、わからないでも無いんだが……アレでは、鍛練に身が入って居ないせいで型が崩れておかしな癖が付いている様な気がする。アレでは、まともに戦うなんて事は出来ないだろうに……誰も指摘してやらないのか?と疑問に思う。

 

「アレでは、意味がないですね……」

 

「フム。精々、トリッキーな動きで相手を撹乱する程度にしか成らないだろうな。まあ、トリッキーな動き云々の前にちゃんとした型を身に付けて置かないと体を駄目にするぞ?」

 

「ははは……師範代達が居て良かったと思う日が来ようとは……」

 

「普段から、感謝している奴が何言ってやがる?」

 

「か、かか、か、感謝なんてしてねぇし!何、言ってやがるんですか!?師匠!!」

 

「はいはい。次、行くぞ?」

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

次に訪れた場所には、どっかで見た様な人物が二人……ゴテゴテしいデバイスの整備をしている所だった。有栖川零と、遠藤蒼炎である。ここに来て、漸く神崎の幼馴染みを捕捉出来たのは好ましいのか何なのかはわからないけど……調度良い、囮が二匹も増えたのはラッキーだった。俺は直ぐ様、使い魔と神崎に二人の確保を命令する。さあ、捕まえろ!!

 

「ギャッ!?」

 

「うわぁ!?」

 

「良くやったぞ。神崎!」

 

「久しぶりだな?有栖川、遠藤……」

 

「…………か、神崎!?」

 

「…………それに……………………《神殺し》!?」

 

「死んだな」

 

「終わったな」

 

今、名前が思い浮かばなかったな!?遠藤くんは、後でお仕置きだ。それはもう、タップリ虐めて上げようか?泣きが入るまで!

 

「改めて、如月双夜だ。懐かしいだろぅ?」

 

「サーセン。許して下さい!名前が、出て来なかったんです!」

 

「すいません。俺も、思い出せませんでした。なんで、許してやって下さい。それと、俺も許して下さい」

 

「……ふぅ。まあ、良いだろう」

 

友人思いの有栖川に免じて、苛烈な虐めは勘弁してやろう……とまあ、じゃれあいもそこそこにどこまで記憶が残っているのかを確認する事にした。というか、それをしないと何も出来ないのが現状であろう。だから、ドストレートに聞いてみた。

 

「それで、お前等は転生前の記憶とか持ってたりするのか?」

 

「…………それは、転生する度にその前の記憶があるかって話ですか?……一応、あやふやな部分もありますが残っています」

 

「フム。つまり、記憶が()()になってるんだな?」

 

「あー……そう、なるんです、かね?」

 

「幼子と大人を一つのセットとして、幼子大人を繰り返してる状況が【記憶の直列】と言うなら、その通りです」

 

やはり、俺……《神殺し》と出会った事で、彼等にもそれなりの影響を及ぼしていたらしい。しかも、一番辛いパターンな影響の仕方である。即ち、《神殺し》と同じ様な状況って事だ。ただ、救いがあるとするなら二人がセットで転生している事だろうか?

 

「二人は、ずっと一緒だったのか?」

 

「ずっとって訳じゃありませんが、概ね一緒ではありましたね」

 

「ほぉぅ……BLですね?BLなんですね!?」

 

色々、確認したい事があったので質問を繰り返していると神崎が何故か鬼の首を取ったかの様な感じで『BL?BL!?』と繰り返す。それを見て、ウザく感じたので俺は二人の前で神崎の暗黒歴史である『きゃるーん♪』を見せてやる事に。

 

「サーセン!!」(土下座中)

 

「ほーら、度しがたい変態だぞぉ?」

 

「マジで、許して下さい!!」

 

「全く、状況確認中に横槍入れるなよ?」

 

「はい(泣)!申し訳ございませんでした!!」

 

「さて、君等も致命的な黒歴史を見せられたくなかったらキリキリ喋って貰おうか?ああ、君達の生前はシッカリ把握させて貰って居るよ?因みにコイツは、『鈴木満男』くんだ」

 

「「……満男!?え、マジで!?」」

 

「あの、満男君!?」

 

「どの満男くんかは知らんが、こっちの質問に答えて貰おうか?それから、旧友を暖めてくれ……」

 

「「あ、はい」」

 

「………………チーン」(五体投地)

 

神崎は、己の最も知られたくない黒歴史を見られた事により、今は多大な精神ダメージで意気消沈中である。まあ、それは次に流された歌って踊ってきゃるーん♪してる動画で生き返るんだけどね。フッ、こんな面白いネタを貰ったんだ活用しない手は無いだろう?もちろん、歌って踊っているのは神崎くんに扮した使い魔で当人では無いけれど、面白おかしく編集されたアイドルッポイ神崎くんモドキがヒャッハーしていた。

 

「さて、君達もこんな風な動画を作られたくなかったらキリキリ喋って貰おうか?」

 

「「サーイエッサー!!」」

 

という訳で、壊れる神崎を尻目に有栖川と遠藤に質問を繰り返すのだった。

 

 

 

 

 




普通に、母親達が出て来る話に成りそうだったのに出て来たのは神崎くんの幼馴染みズ。そこで、披露されたのは神崎くんの暗黒歴史である『きゃるーん♪』のアイドルヴァージョン!!最早、生きて行けないレベルの超暗黒歴史!!そんなモノを作成されてたら、普通に死ねる。そして、公開されたら人生そのものが終わるw。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇






作者のどうでも良い話。





怖い話を語るYou○ubeを見ていた。















ネクロフィリアな人なら、イザナミとかイケるんじゃね!?





と思った瞬間。

モン娘好きと同ネタ。


では、少し早いですが……良いお年を~♪

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。
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