絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
神崎:
当日、何故か武装させられて沈没し掛けの艦に乗せられた神崎大悟です。ぶっちゃけ、前に出ずに渡されたアサルトライフルのみで戦う様に言われたんですが……俺、アサルトライフルの使い方がわからないんだけど!?仕方がないので、近くに居た使い魔さんに教えを願ったら……とても優しく教えてくれました。
心に刺さるので、適当で良いッスよ!?あ、止めて!!
そして、ぎゅうぎゅうに押し込められたコンテナが強い衝撃と共に何かに叩き付けられると隣に居た使い魔に引き摺られる様にして外へと連れ出された。それによって、俺は更なる混乱に陥る。
つか、ここどこよ!?それと、なんで管理局の武装隊と撃ち合って居るんですかね!?いや、撃てってどういう状況!?
いや、撃つけど!!ドダダダダっと、アサルトライフルを乱射してみたんですが……これ、アサルトライフルじゃ無いですよね!?
つか、色の付いた光が飛び出しているんですけど……レザー銃!?
それとも、ビーム兵器!?何にせよ、色々とおかしくないですか!?一部は、普通にアサルトライフルッポイけど……明らかに、俺の持ってるヤツは別物ですよね!?と混乱していると有栖川達から通信が入った。今度は、何だ!?と出てみれば……。
『ウラヌスシステム、詰んであるんだけど!?』
「ウラヌス!?念動力で、頑張れ!?」
『ちょ、他人事だと思いやがってぇ!!』
「こっちは、ビーム兵器渡されてんだぞ!?色付きの光が、銃口から飛んで行くんですが……どういう事!?アサルトライフルじゃ無かったんかい!?」
『あ、そっちも大混乱ですか……』
「しかも、明らかにマガジンからのエネルギー供給じゃねぇ!これ、作ったの【鮮血の】さんだろ!?間違いねぇよな!?」
前線、大混乱である。知ってる風な、使い魔さん達も明らかに動揺した様子で現状を知らなさそうなんですが……師匠!本番で、悪戯かましてくるんじゃねぇよ!?
『後、俺等って陽動じゃなかったのかよ!?』
『明らかに、当初の作戦が違うんですが!?』
『誰だ、作戦を入れ換えたのわ!!』
「知るかぁ!!後、俺の周囲に拉致られて眠ってるハズの本人達も来ているみたいなんだけど!?」
『『はぁ!?』』
お陰で、前線が崩壊仕掛かっていたりもするのだが……そこは、使い魔達が最低限体勢を保たせてくれているッポイので崩壊は免れている。だけど、崩壊していないだけで現場の混乱はピークを越えようとしていた。つか、こっちも大混乱だよ!畜生!!
「『『誰だぁ!!こんな作戦に差し換えたヤツは!?』』」
前回と言い、今回と言いとっても大変だ。
それと、主要使い魔どこ行った!?
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Side 如月
可愛い子には、旅をさせろ……と言いますが、こういうモノは“旅”とは言わない!!どうも、皆さん大嘘をブッこいて前線を大混乱に叩き込んだ仕掛人の如月双夜(仮)です。番外編なら兎も角、何故俺が本編に出ているかと言うと……双夜に、身代わりを頼まれたからである。と言いますが、顔や姿は異なるんだけど、ね?
本来の如月双夜は、黒髪に鮮血の瞳を持ち本気になった時だけ紅く輝くのが正式。だが、現在の双夜は暗い赤色の瞳で戦闘になると常時紅く輝く様になってしまっている。一応、修正案では『静』を取り戻した時に本来の形へ戻る……となっているハズなんだけれどーー変な干渉をしてしまったが故にどうなるかは不明。
え?どんな干渉をしたかって?……死亡確定だった少女を、双夜と同じ高次元精神生命体へとシフトさせて生存させた、感じ??
「後、そのウラヌスシステムは念動力ではなく闘争心に反応するタイプのモノだから【念】を込めても無駄だと思うぞ?」
それじゃぁ……とりあえず、如月双夜に頼まれたお願いをサクッと終わらせてしいますかねぇ?でも、これをヤると名前は残るけど構わないのかな?まあ、人相は違うから良いのか?という訳で、ウィンドを時空管理局内全域に展開する様に設定しつつ、結界で本局を覆い仮想現実化を進めて行く。これで、結界内で死んだ者でも結界が消えた時点で助かる状況が構築された。
「初めましての人も、そうでない人も、初めましてwこんにちわぁ!僕の名前は、如月双夜。この時空管理局を歪める者を排除しようとしている者である。今、この組織はとあるレアスキルを持つ者によって理不尽にも正常ではない状況が続いている。よって、我々はそのレアスキルを持つ者を時空管理局より排除して本来のあるべき姿へ修正する為に集った勇士でしかない」
ウィンドを通して、時空管理局全域に放送されるこの演説は【魂蔵】一本分の魔力を消費する言霊だ。聞き逃そうとしても、意識を傾けない様にしても強制的に頭に焼き付けるので忘れたくても忘れられないモノとなっていた。
「聞いているかい?レアスキル《魅了》を持つ者……ゼバリエ・シレッガー准将……いや、笹木勉くん?異性を己に惚れさせる程度の能力ではあるけれど、相手の手柄を差し出させ更には給料の半分もピン跳ねして豪遊とは言語道断!!しっかりと、その罪を償っていただくよ?後、そんなスキル持ちを放置していた時空管理局さん?彼のお陰で、不幸になった女性が山程いるんだ。ザッと、三桁くらい……管理すべき存在を放逐していた罪は重いよ?」
調べてみると、思いの外彼の毒牙に掛かった女性は多く普通に三桁に至ってしまった。そこから、更に詳しく調べてみれば普通に相手を妊娠させて生ませているみたいだった。しかも、事件等で出た被害者とか相手が弱っている所に付け込み《魅了》で寝取るとは人としてちょっと行き過ぎては無いかい?おっちゃん、ちょぉっと当人の意に反した事は容認出来ないんだけど?
「とりあえず、時空管理局局員諸君は……その場から
何はともあれ、【言霊】の言によって意識と本能の狭間に挟まれた彼女達は身動きが取れず倒れ伏しているので時間稼ぎは一先ず成功だろう。双夜からは、これ以上の指示は無いけれど……ここからは、個人的にイラッと来たのでちょっと攻撃してみるか?
「というか、笹木くん?君って、そんな能力に頼らないと女の子にモテないの?それとも、女性を前にするとどもっちゃうのかな?まあ、いずれにしても暴露されれば人は離れて行くし、これから君の目の前に現れる奴はそういう能力を封印するのを専門にしている奴だ。残り少ない《魅了》ライフを楽しむと良い。そして、ワンポイントアドバイス。これから、君の目の前に現れる奴には逆らわない方が良い。君や、君の周囲に居る女性達では到底勝ち目の無いレベルの怪物が向かったからな?つか、防御特化の魔法使いだ。彼のアルカンシェルでさえ弾く化け物だよ?まあ、抵抗するってんなら精々頑張りたまえよ?瞬殺とか、呆気ない終わりとか詰まらないからねぇ……楽しませてくれたまえw」
そうこう言ってる内に、本物の如月双夜が彼等の元へ到着するのを確認した。メッチャ、ウィンドに向かって何か怒鳴っているけど……俺、知らねーw。魂蔵、二つ分の魔力を使ってやったんだ。これくらい、容認してくれたってバチは当たらねぇよ。
それじゃ、俺はそろそろおいとまさせて頂くわ。ああ、静との再会は後一万六千年後だから絶対忘れるなよ?とは言え、彼女との再会は戦闘中と決まっているので頑張ってくれw。その後、のんびり出来る様になるまでかなりの時間も掛かるから、タップリイライラすると良いw。じゃ、いずれまたw!
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Side 双夜
かくして、俺の名を語っている偽者は去って行った。
別に、クズ転生者を挑発して煽り捲るのは構わないけれど……こっちの戦力をバラして、言い逃げするのは止めて欲しい。まあ、このくらいなら許容範囲内の話ではあるけれど……でも、『封印の専門家』は不必要な情報だろう?そりゃ、魂蔵二つ分の魔力と仮想現実化の魔法を俺の代わりに使ってくれたのは感謝するけど後半部分はいただけない!!それは、秘匿する系の情報だ!!
全く、ホントにロクな事を仕出かさない輩だな!?
「はぁ……言いたい事を言って去るとか、どこのテロリストなんだか。さて、やぁ!初めまして?君の能力を封印しに来たよ?」
視線を前に向ければ、俺をギラッと睨み付ける青年がフラフラと立ち上がろうとしている場面だった。いやはや、アイツも鬼畜な奴だよなw。膨大な魔力を使っている状態で、言霊を使い『伏せ!』を要求するなんて……あれじゃぁ、魔力ブースト使用中に重力魔法を使った様なモノだ。だから、俺を睨み付けて来る青年には悪いけど災難でしたねw?等と思いつつ、口元が歪むのを感じながら馬鹿を見る様な目を向けていたら、罵詈雑言を喚きながら青年が立ち上がった。
「ふざけんなよ、糞餓鬼があぁ!!誰に向かって、そんな偉っそうな口を叩いていやがるんだ!?あ゛あ゛!?」
「うわぁ、陰キャが何か喚いてるぅw。キモォw!」
とりあえず、彼自身が生前に言われていた言葉を一覧にしてファイルに纏め、それを参照にして抜擢した言葉の刃を並べて行くだけの簡単なお仕事だ。それだけで、彼が萎縮した様子が見て取れる。それがどこか滑稽で、全く成長すらしてないのがわかって残念にも思う。生まれ変わっておきながら、生前と変わらないままであるなら転生した意味もない。折角、周囲に己を知る人物が誰も居ないのであるのなら別人の人生を送れば良いのに……結局、やっている事は生前と同じって言うんだからモッタイナイ。
それを彼の自身が、全身で物語っている様で見ていて辛かった。
本来の転生ってのは、ありとあらゆる柵を捨てて新たな門出を踏み出す為のモノでなければ成らないのだけれど……彼の場合は、それに反するかの様に生前のままな姿で人格をも固定されている。
それが、省って彼をその場所に留めている様で彼を転生させた【神】の底意地の悪さが伺えた。それ故、彼に精神的な成長や肉体的な成長も無く……ただ、生前の延長戦を生きている様にも見えてただただ無価値でしかない。これなら、生前の記憶を削除して彼の未来を祝福してやれば良いモノを……本当に、ただの娯楽としか捉えていない神々に嫌悪感しか湧かない。
「生前、君を虐げていたDQN共も居ないのにそれを見返す為に彼女達を侍らして、何か意味はあったかい?」
「……っ!?あ゛あ゛!?な、何を言っt、訳わかんねぇ事言ってんじゃねぇよ!?」
「神様転生ってさ、君が主人公に成れる人生では無いんだ。ただ、神々の娯楽でしかない。故に、君の人生は神々の思惑のみで構成されている」
「はぁ!?何言ってるのかわからねぇって言ってるだろ!?」
「だから、玩具でしか無いんだよ!生前、君を虐めていたDQN共と変わらない!君は、漸く自分中心の世界になった気でいるかも知れないけど。ここは、そういう世界じゃ無いんだ!!」
流石に、ここで『【魔法少女】の世界なんだ!』と声を荒上げる気はない。そりゃ、この場に転生者しか居ないならそれでも良いかも知れないけれど。この場には、彼以外にもこの世界の住人が集まって居るからな。それに、能力の封印自体は彼と顔を会わせた時点で済んでいる。故に、その影響が周囲の女性達に出始めているけれど……彼が、それに気が付く様子は無かった。何故なら、彼の特典自体はちょっと前に強化特典を破棄させているから残るは第一特典のみ。それも封じれば、彼の転落人生はスタートされるのは目に見えていた。それでも、彼が説得に応じてくれるなら《魅了》から《親和》にスキルを置き換えて、今まで通りとは行かなくとも直ぐに関係性が崩れる様な処置はしないつもりでいた。
だけど、凝り固まった彼の思想は簡単には崩れてくれない。
「うるさい、うるさい、うるさい、うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい五月蝿い!!!おい!お前等、アイツを排除しろ!!」
そう言って、散々喚き散らした彼は周囲に居た女性達に命令してふんぞり返った。だが、暫く待っても彼女達は動かない。それを、漸く不信に思った彼が訝しげに彼女達に視線を向けて硬直した。
何故なら、彼の駄々っ子みたいな態度や横柄な態度に得体の知れぬ感情を得たのかドン引きしている様子が見て取れたのである。
その結果、不信げな視線で喚く彼を見たモノだから封じられた彼のトラウマを掘り起こし何かしらの変化をもたらした模様。
もし、これが神々の干渉によるモノであればこちらも干渉できたかも知れないけれど……ただの、トラウマが回帰した結果だ。生前……過去にあった、辛い記憶が蓋を開けて不安と混乱を巻き起こし動けなくなる。また、あの日々に戻ってしまうのでは無いかという不安が歪な幸せの記憶と混ざりあって混乱を加速させるのだ。故に、浅慮な者ならばそんな状態に陥ると暴力を持って解決しようと動くだろう。だから、仕掛けたとある術式が彼の者の不義を暴く。これで、女達は彼の元から去るだろう。正気を取り戻し、正常な精神で真っ当な判断を下してくれると俺は知っている。
「……っ!!このぉ、さっさとアレを排除しろおおぉぉ!!」
バチン!と、振り下ろされた手がとある女の頬を叩く。
瞬間、彼の足下に敷かれていた魔法陣が大きく広がり消滅。ハッとなった彼女達は、ホンの少し戸惑った様子を見せたけど直ぐに馬鹿を取り抑え地面に押し付けた。それを、ポカンとした顔で見上げていた彼は一瞬自分が何をされたのかわからなかったのか暫く黙り込み、意識が戻った後にはギャーギャー同じ事を喚くだけの蓄音機と化す。いやー、聞くに耐えないとは正にあの事だろう。
まさか、罵詈雑言を越えた罵詈雑言が存在するんだと、俺は初めて知ったよ。それだけは、良い勉強になった。
つか、雄叫びスゲー!!
とりあえず、暴れに暴れる彼を連れてつい今しがたまで恋人ポジションに居た女性達は一度こっちを振り返り頭を下げてから去って行った。まあ、今回は被害者が居るから俺が出しゃばる訳には行かなかったんだけど……決して、面倒になった訳じゃないから!
「あー……うん。終わったけど……」
外に意識を向けたら、とても楽しい事になっているんだが……さて、どうしたモノか?いや、ここで終了の合図を出すのが正解だというのはわかっているんだぜ?でも、神崎達がクロノんやフェイト達に囲まれてアワアワしているのはとても面白い。
なので、もう少し頑張って貰おうか?
そういう訳で、神崎達には悪いけどあのまま放置しておく事にする。その間に、俺も考えたい事があるので調度良かった。
さて、その考えたい事なんだが……俺は、間違えてしまったのかも知れないという話である。当時は、これ以上に無い体制だと思ったんだけれど、ここまで悪落ちとまでは行かなくともグレーゾーン落ちする神々(アルバイト)が増えるとは思わなかったよ。
元々、世界を管理する神をアルバイトにすればどうか?と進言したのは俺だった。イメージ的には、社員を派遣する会社のシステムをそのまま【管理者】というシステムに組み込めないかと思ったのが始まり。その為に、新たに管理者用の資格試験を作る事になったけれど……これなら、誰にでも権利が生まれるし特定の資格試験をパスさえすれば良いのだから、資格持ちのアルバイトが世界を管理してもそれ程の問題にも成らないだろうと考えた。
それに、最初から俗物的な存在であれば悪落ちしても高が知れているだろうと思ったのも事実。最初から、清廉潔白な存在でさえ無ければ《堕ち神》なんて存在は生まれないだろうと考えた末だった。でも、実際に蓋を開けて見れば俗物にまみれたアルバイトでも悪落ちする始末。まあ、人材が後から後から出て来るので人で不足にはならないから今の所はクレームも下火だ。
しかし、かなりの俗物でさえも完全に悪堕ちしているので管理者の悪落ちは余程魅力があるのだと思われた。もしくは、清廉潔白な神々を悪落ちさせる様なナニカがあるのなら話は別である。
まあ、今の所は見付かっていないけどな!
そう言えば、もう一人の如月双夜(仮)が面白い事を言っていたな?
俺の生まれた世界では、一部の宗教が魔法使いの出現で壊滅してしまって今は遺跡ッポイモノが残ってるだけの……伝承や伝説が焼き捨てられた現代。今でも、有名なのが出雲大社跡や伊勢神宮遺跡等があるけど……その他の神社は、ほぼ焼け果てた跡地くらいしか残っていない。それによって、日本の古き善き思想も喪われ歴史家の一部が知っている程度。でも、もう一人の如月双夜は神道系の思想を持ち続けてるから彼の語る伝承や伝説への興味は尽きない。その中でも、ありとあらゆる物に宿ると言う神様の話はとても面白かった。お気に入りは、厠の神様!踏ん張ってると、『頑張れぇ!』と応援してくれるんだそうだw。アレを聞いた時は、本当に大爆笑したモノだ。つか、愉快な神様が多くてついついその話をねだってしまう。他にも、禍ッ神とか疫災系の神様がとっても風変わりで面白かったよ。
流石、八百万も居る神々である。
そんな話の中に、神々がとても無垢で穢れない存在だという記実の話があった。神々が、俺の知る様な俗物ではなく……とても、無垢で真っ白な心を持ってる天使だという話だ。その話では、神々が負の感情を知らぬが故に闇に染まりやすいという。まるで、半紙に墨汁を垂らすが如く黒いシミとなって広がって行くのだそうだ。そんな話を聞いた時、俺は担がれているのでは?と思ったモノだが彼が言いたかったのはそういう話では無かった。
例えるなら、あの俗物共も根が素直なんじゃないかという憶測の話だったんだけど。それが、何か神々を擁護しているかの様に聞こえた俺が何を言いたいのかと嫌々な態度で問い詰めたら……闇落ちしかけた神々が、その不安から負の悪循環を起こしているのでは?等と言われ、うっかり納得してしまった。
神々とは言え、そこに宿る感情は人間のソレと代わりない。だとするなら、悪事を働いた事による罪悪感とソレに対する将来への不安は一体どれ程のモノか……そして、ソレ等が神々に何をもたらすかーーと考えた時、何となくもう一人の如月双夜が言う事の意味がわかった気がした。詰まる所、悪落ちする神々は負の感情をコントロール仕切れず自滅しているだけ……という事だ。
嗚呼、そう言われると確かに神々が無垢で素直な存在だと言うのが納得出来る。まあ、出来るだけで自業自得な面が強くて同情には値しないけど。だが、悪落ちする理由はわかったので後はどんな切っ掛けでそんなモノを得る事になったのかを確認する必要がある様だ。予想は、着いているけど。言うまでもなく、《旧・神族》が原因ですね!サッと思い付くのは、神界ネットで騒がれている【カタログ】の存在。ワザワザ、悪意を振り撒いているとは思わなかったよ。しかも、えらく気の長い計画だな?浸透するまで、一体どれだけの時間が掛かるとーーー嗚呼、うん。俺は未だ、人間の感覚を捨て切れない模様。まあ、言っても未だ一万年だからな。早々に切り替わるモノでも無いか?
「もう一人には、感謝だな……まさか、喪われた思想にヒントがあるとは思わなかったよ。だが……」
だが、誘導されている感じがあるから素直に喜べないのが難点だ。
本当は、アイツが俺の◼◼なんじゃないだろうか?ならば、以前捕まえた
「いや、止めよう。この思考は、危険だ!!」
OK。クールに成ろうぜ!俺。兎に角、心の平穏の為にも一度冷静になる必要がある様だ。OK、OK。大丈夫だ。俺、超クール!
「ふふふ……」
無理!全然、クールに成れる訳が無いだろう!?オフィシャルガイドブックだぞ!?俺のオフィシャルガイドブック!!俺の全てが書かれているガイドブックが色んな人達の手に渡り世界観から黒歴史に至るまで詳細に描かれた俺の人生が説明されている本があるってだけでどんだけ恥ずかしい事か……わかるか!?
「死ねる。神崎のアイドルバージョンの比じゃない……」
ピンと来ないなら、正月に親戚連中を集めて幼い頃の思い出話でも聞けば良くわかるよ!自分の覚えていない、とても恥ずかしい思い出話とか聞けば頭を抱えてのたうち回りたくなるから!!
因みに、俺は今までのたうち回る馬鹿を眺めて笑う側だったけれど……まさか、自分が笑われる側に貶められるとは思いもしなかった。これなら未だ、俺の総受けBL本があると言われた方がマシである。いや、それも別の意味で嫌だけれど。
「二次創作、同人誌、創作四コマ、漫画、小説、媒体は山程……」
「…………帰ったんじゃ無かったのか!?」
何故か、帰ったハズの如月双夜(仮)が目の前に出現した。
その上、俺が考えない様にしている事を耳元で呟いて来る。
「帰ろうとは、した。でも、とても面白い事を呟く奴が居てな?もうちょっと、遊んで行く事にした。ハロー♪ 如月双夜(仮)だ!」
「帰れ!ここは、お前みたいな者が遊んでて良い世界じゃない!」
「知ってる。知ってるけど、『如月双夜の全てがわかるオフィシャルガイドブック!!』なんて話、とっても楽しいじゃないですか!これは、全力で真偽を解明して【組織】の方々に教えて差し上げねば!!という使命感に燃えて再降臨です!!」
「すんな!降臨、すんな!マジ、帰れ!!」
「嫌だぁ♪ 奥さんってば、強引んw」
「誰が『奥さん』か!?訳のわからん事をほざくなら帰れ!!」
「いやー、真面目な話……そんなモン、気にしたってどうしようも無いだろう?まあ、見てみたいモノではあるけどなw」
「真面目な話かと思えば、見てみたいだけか!?」
「まあ、それもある。だが、オフィシャルガイドブックには決して書かれない話があるんだ。例えば、公表されて居ない裏設定とか、物語には関係ない事柄とか、ね?」
「だから、なんだって言うんだよ!?」
「もし、君が捕まえた
「…………そんな事を言って、お前に何の得があるって言うんだ」
「別に?ただの、善意だよ。それに、君は知るべきだと思ったから言っただけなんだけれど?」
「…………思わせ振りな事を!!」
「そうだねぇ……でも、君は知るべきなんだよ。君が生まれた世界が、何の為に存在しているのかを……ね?そう、聞いて見ると良い。それで、答えられなければ
「は?」
思わせ振りな事を言って、唐突に消えて行くカッコ仮カッコ閉じなもう一人。ちょっと、そこまで言ったんなら最後まで言い切れよ!?と言いたかったけど、それが出来ないんだって事は重々わかって居るので、今度【組織】に戻った時にでも
超、思わせ振りな事が書かれてますけど……文字数稼ぎです。
まあ、本編ではあるけれど。【魔法少女の世界】の本編では無く、双夜側の本編だな。まあ、でも……アレでわかるのは双夜の世界についての話だけなので如月双夜(仮)が双夜誕生の創作者とは限らないんだけどね?そして、それに気が付いた時……双夜は、ブチギレますwww。因みに、双夜が捕まえた【アレ】は双夜の世界が何の為にあるのかもちゃんと知ってますw。( ´∀`)ハハハ!
とりあえず、出す予定は無かったけど……もう一人の双夜を出して見ました!!番外編だけのつもりが、魔力タンク扱いで本編にまで……侵食率高いなぁw。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
作者の、どうでもいい話。
人生初、スピード違反で捕まるw!!
これまで、ずっと無事故、無違反だったのに走っててうっかりウトウトしてハッ!としたら遅かったw。あ、居眠りは気が付かれてないよ!そこは、知らぬ存ぜぬで通したし!眠たかってん。いや、聞いて!深夜明けで、早朝の人もお休みで配達まであって22時から昼過ぎまで仕事やってん!!起きたん前日の18時やったけど……で、いつも通りの単調な帰り道。前も後ろも空いてて、見通しの良い直線で油断したら……つい。でも、一瞬やで?ホンの一瞬!!ウッツラしただけやねん!!で、40キロ制限を56キロで走ってたよ。
16キロオーバーで、いちまんにせん円の切符切られましたwww。そんだけ。因みに、ウッツラやウトウトに関してはもっと酷いのあるからw。早朝、人が居ない直線道路。スピード緩めて走れば……。
ん?普段、何時に起きてるのかって?朝、4時起きです。毎日。深夜ある時は午前中に寝て15時~18時には起きてる生活。仕事は、24時間だからねぇ……不定期。でも、人が揃ってる時は4時起き確定だから行きは超楽。帰りは、気を付けてます。ええ、普段は、ね?
たまに、ウトウトしてるけど……うっかり、ウッツラもするけど!
大丈夫、問題ない。
後、前回の続き。
とりあえず、宗教系に喧嘩売ってる作者です!
現実問題、神様って一人なの?複数なの?という疑問が尽きません。思想上の神様は、皆も知ってる神話で語られる方々ではありますが……史実からの抜き出しなのか、誰かが考えた空想上の神様なのか……乱立し過ぎて訳わからん状態なのが現状だったりします。
それに、聖人と呼ばれる方々が元から神様の敬虔たる信者だったのかも不明。聖痕とか……多分、信者を集める為の人寄せなんじゃ?
例えば、信心深くない地域で信仰を得る為にそんなモノで客寄せとは違うでしょうけど人を集める為にソレを与えたんじゃ……とか思ってしまう作者はひねくれ者か天の邪鬼なんでしょうねw。
兎に角、そんな風にひねくれた考察をしてしまうんですよね。
それに、歴史って誰かの思惑で歪ませ放題なのでその誰かが『この人は、元から信者だった』と言えば聖人や聖痕持ちを元から信者にしてしまえる訳です。ぶっちゃけ、本当かどうかなんてわかったもんじゃねぇ!神話?聖人?聖痕?本物以前に、今語られているその人に関しての伝承はどこまでが真実でどこからが嘘なんですかねぇ?と思ってしまう作者の悪い癖w。だって、仕方がないじゃ無いか!何が本当で、何が嘘で、何が間違いなのか……わからねぇからな!!解釈違いとか、勘違いとかあるのに『これが、事実です!』と言われて信じられる訳が無いんですけど?特に、信者の言葉が疑わしいのですが……それ、貴殿方の願望とかじゃ無いですよね?って聞きたくなる。特に、矛盾があるとツッコミたく成るのが人の業。
全部は、信用できないのだった!!
因みに……神託は一番信用しちゃ駄目なヤツ!!
だって、神託を受けた者が興奮し過ぎて神の言葉をちゃんと聞いてない説があるので……これ、可能性としてはかなり高いんだよなぁ。
特に、敬虔たる信者が一番ヤバい。絶対、聞いてないぞ?いや、マジで。大体、神託を受けた信者が取る事とかこんな感じだろ?
『お?お?お!?私に神の声があああぁぁぁ!!神の声が聞こえるうううぅぅぅ!!おぉおおぉぉぉ、これが、これこそが神の声!?
私は選ばれたんだ!神に!!私が、選ばれし者だああぁぁぁ!!』
みたいな事を心で叫んでて聞き逃したとかありえそうw。
だから、神託をする場合はガチ信者ではないにわか信者にするんだと思われる。故に、大半が空耳扱いw。これも、有り得そうナンだなぁ……で、聖人扱いされたら増長するんですね?わかります。
大体、有り得そうな事ばかりなんだよなぁ……こうじゃないと良いんだけど。絶対、こんな感じになっていそう……( ´Д`)
誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m
感想もあれば、お願いします!
いつも、読んでくれてありがとうございます。