絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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四二三話

Re:

 

 

いや、うん……あのボケとツッコミの応酬から一週間が経ちました。その間に、師匠や俺達が色々暗躍した結果……強硬派が崩壊。

そして、ついでとばかりに穏健派も崩壊してしまう。なんで、そうなった!?と思わずには要られないけど……なっちゃったモノは仕方がないので、現在は残党狩りを行っている最中。あるぇ?

師匠から、『十億程、用意しろ』と言われた時には強硬派だけを排除する予定だったハズなんだけどなぁ?何故に、こうなった!?

 

「フフフ……十億で崩壊する組織だったって事だろう?」

 

「まあ、十億でも十分大金なんだけどねぇ?」

 

「つか、十億は強硬派の集会所に贈られただけなんだけど……」

 

「お金に目が眩んで、勝手に崩壊して行っただけなんだけど、ね?まあ、【感情を揺さぶる魔法】は使ったけれど……」

 

百パー、その《感情を揺さぶる魔法》ってのが原因の気がするのは俺だけだろうか!?いや、そんな事はない!だって、その言葉を聞いた瞬間に師匠へ目を向けた俺達がそれを証明しているのだから。つか、目の前に十億。更に、《感情を揺さぶる魔法》って崩壊待った無しやないですか!?

 

「感情を揺さぶる魔法……」

 

「むしろ、欲望を揺さぶる魔法の気が……」

 

「自制、効かなかったかぁ……そうなれば、崩壊待った無しですよね!知ってた。転生者に、理性という文字はない!!」

 

目の前に贈られて来た十億。誰もが、それを独り占めにしたいと考えて……強硬派という派閥を、自ら崩壊させたって訳だ。ついでに言えば、強硬派という組織を維持・運営していた者達に取っても十億なんて大金は心を揺さぶるに十分な威力を持っていた模様。というか、そりゃそうですよね!そもそも、組織を維持&運用している者達以外、そんな大金を目にする機会なんて早々あるハズがない。

そんなモノを、目の前にドーン!と置かれたらそれまで制御していられた欲望も彼等の手から離れ暴走するのも仕方がないというもの。俺ですら、そんな大金を目の前に置かれたなら……己が欲望に、素直に従ってしまっても致し方ないと思われる。その上、強硬派に所属していた転生者は普段から犯罪に慣れ親しんでしまっていたから余計に自制出来なかったのかも?

そして、その事に気が付いた挙げ句それを利用した師匠は本当に鬼である。俺でも、そんな方法思い付きもしなかったって言うのにどんだけ鬼畜なんだ?ウチの師匠は!?

 

「全ては、師匠の掌の上だったか……」

 

「どんな、黒幕だよ!?」

 

「犯罪者には、現物。これ、常識だよ?」

 

「師匠に心理戦は、仕掛けまい……」

 

「掌の上で、コロコロされた挙げ句、破滅しそうwww」

 

「それな!つか、現在進行形で目の前に起きてるヤツw」

 

有栖川の一言は、否定出来ないけど……これくらいなら、まだまだ平穏と言えなくもない。あれから、神々からの干渉も《旧・神族》からの横槍も無いので安心安全な日々を過ごしている。

《堕ち神》の出現も、大分治まって来たとも言えるし……このまま平穏無事に過ごせて行けばハッピーエンドも間違いないだろう。

なんて、フラグ擬きを建てつつ周囲を伺っていると二重スパイ君と目が合った。おや?雲行きが怪しくなって来たど!?あ、二重スパイ君がこちらを指差し周囲の転生者に何か言ってるんですが……結果、こちらを補足する強硬派の転生者達。瞬間、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべ欲望にまみれた目で睨んでくる。これ、俺を捕まえて失われた資金を補う算段でも組み立てたかな?しかも、俺が気弱でちょいと集団で囲めばホイホイと金を出す事も穏健派から情報が流れている模様。うはw、師範代達が口を酸っぱくして言ってた弱者の振り作戦の意味はこれだったのかw。

そう、ですよね!囲んだだけで、金を出す奴なんてカモなだけですよね!!でも、残念でした。こちらには、有栖川や遠藤も居る。

そう、アルトアイゼン・リーゼとライン・ヴァイスリッターへの改修を終えたISを携えて佇む悪夢の使者がここには居るのだ。

ついでに言えば、何故かヒュッケバインMk-Ⅲガンナー&ボクサーを渡された俺も……ね?いや、情報操作の一貫で言ったけどw。

『趣味だ』って、二重スパイ君に告げたけど!!

 

「用意しろとまで言って無いんだけどなぁ……」

 

「お疲れw。そして、口は災いの元だぜ?」

 

「ヒュッケバインの操作訓練、大変でしたね?」

 

「絶対、【鮮血の】さんが関わっててロクでもない気の回し方をされている様な気がするんだが!?」

 

「兎に角、敵が来たぞ!!」

 

「行くぜ!神崎、遠藤!!セットアップだ!!」

 

「「おう!」」

 

「アルトアイゼン・リーゼ」

 

「ライン・ヴァイスリッター」

 

「ヒュッケバインMk-Ⅲ」

 

「「「セーット・アーップ!!!」」」

 

デバイスを取り出し、魔力を込めてそのキーワードを口にした瞬間、視界にノイズが走った様な感じがして……直後、俺の意識は瞬く間に遠退いて行った。その後、有栖川達から語られるソレは俺の絶望的な悪夢として記憶の片隅に追いやられている。だからさぁ、なんでどいつもこいつも俺に専用武器を振り回させたいのかなぁ?マジで、勘弁して下さい!!

 

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

『きゃるーん♪』

 

正気に戻って、先ず目に入って来たのがコレ。

即行で、意識を飛ばして現実逃避してます。

 

「……………………」

 

「神崎、神崎!気を確かに!!」

 

「糞!白目剥いてやがる……」

 

『悪い子は、おしおきしちゃうぞぉ?』

 

「ゴフッ」

 

「神崎、神崎!正気に戻るんだ!!」

 

「駄目だ!血反吐を吐き始めたぞ!?」

 

現在、秘密基地の居間で放映されているのはあの時の記録。

俺が、意識を失い。向かって来る、強硬派転生者達を有栖川達が迎撃したそれはもう俺に取っての地獄と化していた。

つか、ヒュッケバインじゃ無かったのかよ!?事前に展開した時は、確かにヒュッケバインMk-Ⅲだったハズ。なのに、どこぞのアイドルが着ていそうなフリフリの一部装甲の様な衣装を纏い、《ダーティー・ニーズ》を手にした俺がキャピキャピ言いながら破壊活動をしている姿が画面に映し出されている。

強硬派転生者達は、突如現れた度し難い変態の出現に最初は普通に驚いているだけだったが、その変態が持つ能力に恐慌状態へと叩き込まれ右往左往していた。そして、俺が近付いて攻撃する度にオカマ化して行く転生者達の様子は周囲の転生者をもビビらせている。てか、感染するオカマってとんでもない恐怖だよな?

そうこうしている内に、恐怖が混乱を呼び……混乱が恐怖を呼ぶ悪循環が形成され戦場は更なる混沌へと落ちて行く。最早、誰も正気な奴は居ないし有栖川達もとんでもないパンドラの箱を開けた様な顔で棒立ちしていた。わかる。わかるよ、その気持ち。

俺も似た様なモノだ……だが、俺に関しては当事者なんだよな。

 

『きゃるーん♪ イックよー?』

 

「や、止めてあげて!それだけは、勘弁して上げて!!」

 

「あ、これ、流しちゃうんだ……神崎の心臓、持つかなぁ?」

 

『ラブラブ・サンシャイン!!』

 

LOVE LOVE SUNSHINE……ラブ○イブですか?

 

ハートが紙吹雪の様に散布される中、その中央に陣取った俺が身から光を放ちステッキを可愛く振り回すとハートビームが強硬派転生者達に降り注ぐ。ぶっちゃけ、『どこの魔法少女ですか?』と聞きたくなるレベルの視覚的暴力なんだけど!?

 

「カハッ!」

 

マッチョな男が、露出の激しい装甲系フリッフリドレスを着て、可愛い振り付けできゃぴきゃぴはしゃぎながらステッキを振り回す姿は色々心に来る。それが、現在進行形の己自身な姿であれば尚の事だ。そんな姿を、複数の転生者達に見られている事が更に俺を追い立てて行く。人生、終了のお知らせですね?わかります。

 

「神崎ぃーーー!!」

 

「メーデメーデ!救護班は、まだか!?」

 

そう、騒ぐのは有栖川達なんだが……実際問題、俺が魔法少女ヤってた時は白目を剥いて硬直していただけだった。その後、全ての悪夢が終わってからは俺を秘密基地に搬送して居間に横たえた後かいがいしく救護してくれていたらしい。そして、大々的に俺の暗黒歴史が放映され始めるとガチ泣きで『止めて止めて』を繰り返している。余程、この仕打ちが堪えたと思われた。

 

「酷い……酷過ぎる」

 

「ここまで……ここまで、追い詰めなくても良いじゃないか!?」

 

「神崎が、何をしたって言うんだよ!?こんな……こんな……」

 

「「浅上兄妹には、見せられないレベル……」」

 

そう、言ってくれるけど……ふふふ。もう、遅いんだなぁw。

既に、誰かさんが報告書で周囲に通達してくれた後なんだよ。

 

「言うなよ!?絶対、言うなよ!?」

 

「言えるか!流石に、こんなの言える訳が無いだろう!?」

 

「本人が、ノリノリでやってたなら言えたのに……」

 

「途中で意識奪って、肉体乗っ取るとかじゃなきゃ……」

 

乗っ取られるじゃなきゃ、浅上兄妹にチクってたのか!?コイツ等(怒)……とは言え、そうでは無かったので彼等も通常の対応をせざるを得ないのだろう。まあ、明日は我が身かも知れないもんな?

事実、バカをやったアホがその『明日は我が身』をやらされた事があった。あれは……あれは、酷い文化祭だったよ。

 

「…………明日は、我が身……文化祭……うっ、頭が……」

 

「うぐっ……文化祭……うっ、頭が……」

 

「止めてあげて……アレは、アレは、アレ……」

 

「柴田が……柴田が……」

 

ミスコンで、麻袋からヒョッコリ登場させられた彼は女装させられ猿轡された挙げ句、後ろ手に縛られているなんて状態で舞台に上げられた。いやー、アレは本当に色んな意味で衝撃的な出来事だったよ。つか、嫌がるアイツを無理やり眠らせて麻袋に詰め込むのもそうだけれど、それに猿轡とか後ろ手に縛るとか犯罪臭プンプンな状態で舞台に上げるのはどうかと思われる。あの時の生徒全員、ミスコンなのにドン引きした上に完全沈黙で縛られた柴田を眺めていたからな!?気を取り直した司会が、猿轡や縛りを解いていたけど……あの時の、異様な盛り上がりは転生した今でも鮮明に覚えている。鬼畜兄妹プロデュース。高校生なのに、ガチンコのミスコンをやらかすその労力。

そして、馬鹿をやったとは言え友人を生け贄にするその精神。

本当に本気で、人生を楽しんでいると己の欲望に向き合う姿は俺でも憧れた。でも、その被害は尋常ではなく……多くの被害者が、涙を飲む結果を残している。故に、彼の兄妹に反する者は少なく……俺達は、調教された犬でしか無かった。

 

「柴田よ……強く、生きてくれ……」

 

「あの後、奴は引き籠りになろうとした……」

 

「なろうとしたけど、成れなかったよ……」

 

「親公認で、拉致られて眠らされて化粧を施され着替えさせられて麻袋に詰められて連れて行かれた先は……大学!」

 

「そのまま、優勝トロフィー持って帰って来た時はどう慰めるか皆で唸ったよな……」

 

「アレなぁ……本人、発狂してて手の施しようが無かったんだよね。あの狂いっプリ……今でも、夢に見る」

 

「正気じゃ無くて、かなりブッ飛んでたけど……んん?なんで、あの状態から元に戻ったんだっけ?」

 

「あー…………恋人に、振られたんだ」

 

はい、詰んだ。色んな意味で、衝撃的な出来事だっただろう。

 

「擬似的なヤツだけどな?擬似的なヤツ。アレだ。鬼畜兄妹の策略www。それに協力する彼女も彼女だけどな?」

 

柴田が、荒れていた理由はソレか!?まあ、そんな理由で擬似的に振られたら発狂してても発狂したくなるよな!?つか、あの兄妹がノリノリで柴田の精神を抉っている様子が想像出来て泣けて来た。マジ、鬼な行動しかしねぇよな?あの兄妹。

 

「現在は、浅上兄妹って呼ばれてるけど……元は、新庄兄妹だったんだよなぁ……名前は、現在と変わらず!!」

 

「なんで、浅上なんて名字に変更したんだろうな?」

 

「ああ、それは……ひらがなにしたらわかるよ。【()()抉る兄妹】なんて言われたくは無かったんだろう?まあ、『浅上』でも一緒の気がしなくも無いけど……」

 

「隠された名か……」

 

「そう言うの、気にするよね?あの兄妹……」

 

「鬼畜兄妹で、名前なんて気にもならないけどな?」

 

なんて、思い出話に浸っていると放映されている映像の場面が……現在、俺達が秘密基地に居る理由へと変わっていた。

それは、ここに師匠が居ない理由でもある訳だけれど。

映像には、ISではない巨大な兵器が映し出されている。

 

『ふざけるなよ!?雑魚共があああぁ!!アプリボアーゼ!!』

 

超、悪人面だけどイケメンな青年がブチギレで叫ぶ姿が映し出される。戦況は、度し難い変態の蹂躙から態勢を立て直した強硬派側の反撃へと変化していた。まあ、度し難い変態の蹂躙なんて奇をテラった戦術より真っ当な戦術の方がマシだからな。それに、度し難い変態の蹂躙で有栖川達も硬直してたから、それ程こちらが優位に立ってた感じはない。まあ、変態を増やしていただけだし……なぁ?

それが、一番強かった様にも思えるけどw。

 

「まさか……まさか、だったよな?」

 

『颯爽登場!』

 

「まさか、魔法少女の世界にガチモンのモビルスーツを持ち込んでる奴が居るとはなぁ?晴天の霹靂だよな……」

 

『銀河、美少年!!』

 

それによって、俺達は戦力外通知を受ける事となる。

まあ、殴る事は出来たんだぜ?中身、俺じゃねぇけど。

そして、相手の装甲を貫く事も……でも、撃破には至らない。

完全なパワー不足。巨大な物壊すの大変だな?

そりゃ、一対一で何度も攻撃を加える事が出来るなら破壊は可能なんだろうけど……相手は、複数で中には装甲の厚い奴も居る。

しかも、神様特典により純粋な物理攻撃でしかダメージが通らないとか頭がおかしいとしか言えない状況になってしまった。

それでも、有栖川達はISで突っ込んで行ったよ。だが、ISではMSに致命傷を与える事が出来なくて直ぐに殺られてしまう。

まあ、現在流れている映像に映っているのはMSじゃねぇけどな?

 

『フハハハ!元が最強のMSだったとしても、所詮はIS化した玩具!出力も装甲も、その程度の玩具では本物に傷一つ付けられないと知れ!!』

 

つか、銀河美少年とか……他のサイバディはどうした!?とか、封印や島はどうなった!?とか思う所はあるけれど。そういうのは、丸っと【神様特典】という言葉で投げ打ったと思われる。

そのタウバーンの後ろから、ゲシュペンストとかガオガイガーとか多種多様な機体が現れて来るけど……もう、魔法とか一切関係のない世界ですよね!?どうして、こうなったのか訳がわからない。まさかとは思うけど、有栖川達が居るせいなのだろうか?

 

『…………フム。物理攻撃しか、ダメージが通らないってルールか……《ルール・ブレイカー》なら、その理を粉砕出来るが……どうしたものか?』

 

馬鹿共が、蹂躙を開始すると場面が切り替わって師匠が映し出される。何故か、爆音や効果音が響いているのに師匠の台詞がしっかりと聞こえる仕組みに少し首を捻った。これ、編集されてない?

 

『どれだけ、出力を上げても本物には届かねぇし、装甲も貫けない!本来のMSだったなら、驚異となっていただろうが所詮はIS!原作では、戦争の道具だったソレも今では対人戦闘兵器でしかねぇんだろう!?』

 

『結局、最終的にモノを言うのは巨体と高い出力の兵器!ISなんざ、本物の前では塵芥程度にしかならねぇ!!』

 

『趣味程度で、本物に叶うなんて思ってんじゃねぇよ!!』

 

強硬派の転生者が、どんな悪事を働いているのかはわからなかったけど、これを見れば何をしていたかなんて一目瞭然である。

そら、国も早々に手出しが出来ませんわ。つか、こんな輩を魔力封印して地球に押し込めないでくれないかな?メッチャ、迷惑。

 

「というか、タウバーンに至っては壊れても地球のリビドーを奪って回復するだけなんじゃね?」

 

何となく、【ザメク】の能力も積んでそうで悪い予感しかしねぇ。

そして、師匠の指示で回収されて行く俺達を眺めつつ其々の機体について話し合う。ぶっちゃけ、これって機動戦士云々でもOGでもなくスーパーロボット大戦の方じゃね?ガオガイガーとか、出て来てる時点で気が付かないと駄目なヤツ。でも、いきなり巨大なロボットが出現したらビビって訳がわからなくなるのも仕方がないと思われる。てか、海鳴市で結界も展開せずにMS乗り回すのは止めた方が良い。被害が、半端なく出ているんですが!?

 

『ギャハハハハハハハハハハハハ!!!』

 

『俺達、最強おおおおぉぉぉぉ!!!!』

 

『シネシネシネシネシネシネェ!!!!』

 

『あの装甲……魔力を吸収して、エネルギーに変換するタイプか?なら、本当に純粋な物理攻撃でしかダメージを与えられぬか?』

 

「師匠が、とっても冷静な件」

 

「その背後で、デイバインバスターが雨霰w」

 

デバインバスターの雨霰って、強制的な魔力散布ですかねぇ?

そして、一定の散布が終わったら集束を始めるんですね?わかります。ついに、ピンクの極光も混ざり始めた。

 

「あ、スターライトブレイカーも混じり始めましたねw」

 

いつの間にか、結界も展開されていて大気に消えて行くだけだったデバインバスターが地上を焼き払い始める。つか、苦もなくSLBやDBをばら蒔くってどんだけやねぇん!?主人公ですら、SLBを撃つ時は全身全霊で全力全開だったのに……これだから!

 

「SLB混じるDBの雨霰とか……誰得?」

 

師匠の放つ、デイバインバスターがビルに当たって破片を撒き散らす。その結果、ビルの破片の雨霰で動くに動けないMS達。

タウバーンに至っては、無理矢理進もうとするけど……レールガンによって、突撃を阻止されていた。つか、《加速術式》を使った物理レールガンが使えるなんて聞いて無いッスよ?しかも、滅茶苦茶な事に《防御魔法》をレールガンで飛ばして吸収される前に撃ち抜くなんて芸当をやらかしてくれている。あの人、本当に色々やらかしてくれますよね?参考になるなぁw。

 

『うん。調度、おあつらえ向きなのが居るんだ。アレで、憂いを晴らせるなら調度良い。…………【組織】には、強大な力を持たぬが故に後方支援に所属する者達が居る。または、力を失いただ永遠を生きるだけの存在も……』

 

おや?何だか、雲行きが怪しくなって来ましたよ?何故、こんな状況下でそんな話が出て来るんですかねぇ!?いや、大真面目な話……今、そんな事は関係ないハズですよね!?

 

『だが、そんな彼等でも戦える場面を用意してやる事は出来るんだ。なんせ、とある糞馬鹿野郎が神をも殺す科学技術なんてモノを創ってくれたからな?』

 

あ、とても嫌な予感がしてきました。来るんですか?ってか、呼ぶんですか!?あの人を?いや、ちょっとマジ勘弁して下さい!

 

『それに、奴もファンタジー世界でモンスターを殺し捲っているのにフラストレーションが溜まって抜けないとか言い出す始末だからなぁ……是非とも、八つ当たりの的になってくれ』

 

言って、コンソールを立ち上げると誰かに向けてメールを打ち始めた。まあ、誰と言う必要は無いだろうけど……超お馴染みのあの人だとわかっているだろうけど!!

 

『ハ ツ ハ ル ウウゥゥゥゥ!!!!!!』

 

まるで、準備万端だ!と言わんばかりに師匠が呼び掛けた瞬間に出現する艦隊。そして、待ってました!と言わんばかりに大画面でヒャッハーしてる【鮮血の】さんが現れた。ええ、それはもうフラストレーションが溜まりに溜まっているとわかるレベルの【鮮血の】さんが出現した。というか、【ハツハル】?っていうのが【鮮血の】さんの本名ですか?名前?名字では無いよな?

 

『ヒャフウウーウゥゥゥ!!呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!!【組織】ナイトメア総長【鮮血の小悪魔】撥春、参上!』

 

『的は用意した……殺れ!!』

 

 

 

 

 




ちょっと、短くなったけど(ノ゜ー゜)ノ。

とりあえず、【組織】に所属している後方支援隊に視点を当ててみた話になります。お役目ーー作者が創る物語ーーを終えて……力を失っちゃったり、力を使い果たしちゃったりした者達を拉致って【組織】で強制労働w。まあ、流石に強制労働は冗談だけど……有能なヤツを隠居させる気は無いと言うか?いや、現世に置いとくと面倒事にしかならん奴等だからどの道【組織】に連れて行かなきゃイケないんだけど。なにせ、力を失ったとはいえ不老不死になってたり力の影響で若返っていたりで現世ではちょっと生きて行けなくなった奴等が多くてねぇ。そんな、奴等を集める場所が必要になったんだよ。それが、【組織】!!悪の華!!なので、彼等がその後方支援部隊で働くのは致し方なかったりするんだなぁ。まあ、適合係数が高くて直ぐ馴染む奴も居るけど……中には、後方支援部隊から戦闘系の部署に移る奴も居る。例えば、戦闘兵器系のシミュレーションに嵌まって良い成績を出した奴がそっち方面に移っちゃった的な話とか……殆どの奴が、最初は遊び感覚でシミュレーションしてた癖に最終的にモビルスーツとかバルキリー系に嵌まって戦闘兵器系パイロットになる奴がチョイチョイ居る。まあ、ほぼWワークな奴が多数だけどなw。じゃないと、ちょっと食ってけないから(現実厳しい)。
で、そういう奴等が戦闘訓練しか出来なくてフラストレーションを溜めてたりするので今回の転生者達の出番って訳だ!!最早、イジメでしか無いけど……先に、現代社会をイジメてたのは奴等だから問題は無いよ。因果応報って奴だ。まあ、無理やりな感じは拭えないけど……でも、神崎達では対処出来ないのだから仕方がないよね!!
てな訳で、次回、悪玉転生をイジメますw。

あ、後……伏せるの面倒になったので『ガン○ム』ではなく普通に『ガンダム』と名称を入れる事になりました。だって、○付ける数が……増えたからなぁ。もう、絶望する程になったので諦めたwww
とっても、大変だったんだよ……(泣)。

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m(_ _)m

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