絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~ 作:葉月華杏
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つい、この間うっかりミスで先の話しをアップ。
慌てて消したけど……誰も見てないよね!?
双夜
アリちゃママに送って貰って、更にお小遣いまでいただいてしまった俺は、初めてのお使いみたいな感じで……翠屋で、シュークリームを8個買ってくるクエストを受けていた。
ってか、こういう『お使い』名目なら……本気で、生まれて初めてなんだけど。
いや、本当に人生のやり直しをしているみたいで……結構楽しかったりする。とは言え、今回は高町家の魔法使い(?)を見る為のクエストだ。簡単そうで、実は翠屋にいなかったら失敗する話だった。
アリちゃママのリクエストであるスキップをしながら、進んで行くんだが……ステップを間違えて、ペチャッ!と転ける。
「……………………」
気配を感じて、ゆっくり起き上がって振り返れば……ビデオカメラを片手に、こちらを撮影している鮫島の姿を確認出来た。アリちゃマァマァ~~(怒)と憤っていると、近くにいた見も知らぬお姉さんが助けてくれる。
「ううっ……ありがとうごじゃいます……」
「ふふ……気を付けてね?」
「あい……」
ヤバイ、羞恥心で死にそうだ。
こんなことになるなら、初めから使い魔を飛ばしておけば良かったと心の底から後悔する。周囲からの生暖かい視線が鬱陶しい。それでも、気を取り直して今度はテクテクと歩いて翠屋へ進んで行った。
扉を開けると、『カランカラーン』と音がして店員の視線がこちらに向く。どう見ても、恭にぃだった。
だからと言って、「恭にぃ」とは呼べないのでトテトテとカウンターに小走りで近付こうとして……ペチャッ!とまた、転けた。
「あらあら、大丈夫?」
無意識に、ビィクゥッッッッ!!と身体が強ばってしまうその人が、「大変~」とか言いながら駆け寄ってくる。
そう、ただそこにいるだけで極度の緊張状態へと導いてくれるのは高町家最終兵器モモちゃんであった。
先程のペチャッ!も、大体はこの人のせいだ。
やはり、ここは俺にとっての鬼門。余り、近付きたく無かったのにアリちゃママが「シュークリーム食べたいなぁ」なんて言わなければ敷居を跨ぐ事も無かっただろう。
身体を起こして貰ってなんだけど、やっぱり怖いモノは怖いんだ。
「ちゅ、チュークリームくだちゃい……」
ダメだ。呂律が上手く回らない。
今すぐ、恭にぃの元に駆け寄って盾にしたいけど……流石に、知らない相手にそんなことをされたら、恭にぃも困ってしまうだろう。
「うふふ……何個いるのかな?」
「や……八つ…………」
何だろう……このクエスト、やけにシンドイんですけど。
ただ、注文して待っているだけなのに酷く疲れる。
流石に、知らない相手をお風呂には連れて行かないハズ……とか、拉致られないハズ等と自分を落ち着かせようとするけど……何か、見落としてる様な気がしていた。
「ねぇ、ぼく?」
「あ、あい!?なん、でしゅ……か?」
「双夜くんだよね?」
「!?……そ、そうで……しゅ、が……?」
自己紹介なんてしてないのに、モモちゃんに言い当てられる。突然の事に頭の中が、パニックになっているが何とか返事を返した。
「母さん……それでは、怪しい人だ……」
「あら?何が、怪しいのかしら?」
「知らない相手に、名前を呼ばれたら……怯えるだけだろう?」
「大丈夫よ!ねぇ?」
「……………………」
「あ、あら?」
「済まないな、君の事は忍から聞いているんだ……」
「ーーーーー」
恭にぃの言葉を聞いて、思い出す。
そうだった、忍はそういう嫌らしい女だった。
フツフツと思い出される、忍にされた嫌がらせの数々。
俺が、女性の【裸】が苦手だと知っていながら……水着姿で迫って来たり、お風呂に連れて行こうとしたり、別荘では海辺の所を選んで皆(水着)の所に連れて行こうとしたり散々な目に合わさせられたのを思い出す。あんのクソバァバァ~~!!と憤っていると恭にぃが頭を撫でてくれる。
「済まなかったな?俺は、恭也だ。高町恭也……」
「恭……ゃ…………忍が、発情してたら逃げるんだよ?忍、恭にぃとできちゃった結婚狙ってるから!」
「……………………」
「……………………」
先程まで、和気藹々としていた翠屋の店内がしぃーんと静まり返る。俺のしたカミングアウトは、凄まじい衝撃となって店内を駆け巡った。
「今、忍は待ちに入ってる!」
ガシッ!と恭にぃの足を抱えて、見上げながら説得開始。
「恭にぃが、優柔不断だから……策を労して、食い付くつもりなんだ!余り、月村家に近付かないことをオススメするよ?すっごく、怖かったんだから……コレくらいの報復は、OKだよね!?」
「………あ、いや……」
「絶対、忍の思い通りになっちゃイケない!首筋に噛み付かれるどころか、人生の墓場に引きずり込まれるよ!?」
「あらあら、恭也そんなにアプローチされてたの?」
「え!?い、いや……」
「もう……言ってくれれば、お店総出でお祝いしてあげたのに……」
「そうだぞ恭也、女の子にアプローチされているなら、ちゃんと答えないとダメだ!」
チローとモモちゃんの口撃。
しかーし、そうは問屋が卸さないってんだ。
「ダメだよ、恭にぃ!!忍なんかと一緒になったら、干からびるまで呑まれちゃうんだから!今すぐ、逃げよう!山に!」
「ソウニャく~ん?」
「はっ!現れたな!?……ブラックでラブなドエス!……略して、ブラド!!」
「……スゴい、ネーミングね……」
「忍……」
俺を指差しながら、忍を見る恭にぃ。
多分、吸血鬼云々の確認だとは思うけど……まあ、普通に気になるよね。因みに、ブラックでラブなドエスを「ブラド」と称する訳じゃない。あれは、一種の隠語だ。
本来は、【ヴラド】と言う。
元々は人物名。ヴラド・ツェペシュと言う残虐な人が15世紀くらいにいたんだ。別名、【ドラキュラ公】もしくは【串刺し公】って呼ばれた人。諸説あるけど……まあ、詳しくはWikiで調べて!その方が、わかりやすいだろうから。
「僕が嫌がることした罰だよ!」
「別に、嫌がる事なんてしてないじゃない……」
「したよ!僕をモモちゃんに紹介したじゃないか!?」
「ええっ!?」←桃子
「「???」」
「こ、ここにだって、本当は来たくなかったのに……」
「ええっ!?」←桃子
「酷いよ……あんまりだ……」
モモちゃんに至っては、見も知らぬ子供にすっごく嫌われていた事にショックを受けている。これは、説明が必要な状況になっちゃってるけど……それは、恭にぃからして貰うことにしよう。
「兎に角、忍は危険だから別れた方がいいよ!」
「ちょっと、そこまで言う!?」
「だって!だって!!」
「はいはい。忍さんも、ここまでにしましょう!ほら、双夜も……おいで……」
アリちゃママが、扉を開けて入って来た。
アリちゃママを求める様に、両手を向けて飛び付く。
「忍が、虐めるんだ!」
「ああ……微妙に幼児化してるわね……そんなに怖かったかぁ……よしよし……」
「アリサちゃん?」
「お久しぶりです。士郎さん、桃子さん……恭也さんも……」
「その子は……一体……」
恭にぃの質問に、アリちゃママは苦笑いして答えた。
「この子は……私の大事な子なんです……ちょっと、訳があって離れ離れになっていたんですけどね……」
「へぇ……アリサちゃんの子なんだぁ……………………え?」
「って言っても、血は繋がって無いんですけどね……」
「あ、ああ!養子か……ん?離れ離れ?…………どういう事なんだい?」
「まあ、それも含めて説明させて貰います……ね?双夜……」
「帰りたい……」
「こらこら……」(苦笑)
一応、アリちゃママの言い分も判っているけど……流石に、高町家の最終兵器高町桃子は怖いんだ。
ギュッ!と、アリちゃママにしがみつく。
今すぐ、帰りたいけど……ちゃんと、説明をして了解を得ない事には先に進まない。
「んん?……あれ?高町家の魔法使いを確認したら……それで良かったんじゃなかっただろうか?」
……………………
…………
翠屋が閉店して……高町家の人達と月村忍、アリちゃママだけが翠屋に残っている。
すじゅかは、現在翠屋に向かっているところ。
ついでに、夕飯も食べちゃうんだって。
「なるほど、【なのは】が別人かもしれないと言う事か……」
「あくまで、僕達が知らない【なのは】なんじゃないかなぁ?ってだけだから……チロー達には、ちゃんとした娘なんだと思うよ?」
「でも、魔法使いっていうのは、本当だったじゃない!」
「非魔導師であった方が、僕的には良かったかな?楽で……」
「「「……………………」」」
忍の言葉にそう返すと、沈黙が場を支配する。
チローは、顎に手を置いて考え込んでいるし……恭にぃは、目を閉じて沈黙していた。モモちゃんは、さっきからジリジリと俺との間合いを詰めて来てるし……それを、アリちゃママを盾にすることで防衛する。
「双夜君が、アリサちゃんの子供と言うのもわかった。しかし、失われた未来や平行世界と言うのは……」
「【なのは】の次元世界や魔法云々だって、似たようなモノじゃないか!ハラオウン家が無いのもビックリなんだけど……本当に知らない?リンディ・ハラオウン?」
「ああ。クロノ・ハラオウンって子も会ったことは無いよ……」
「ここに来る前に、世界の因果律見たら……フリーズしてた。死者蘇生は、行われたみたいだったけど……調整されずに放置(神々がいて)とか、意味不明だし……とりあえず、転生者に会ってみないことにはどうにもこうにも……」
「「……………………」」
考えていても、わからないモノはわからない。
それに、直ぐに【転生者】には会える様な気がしていた。
そう、【なのは】だ。きっと、【なのは】の中身……人格や魂は、なのはママとは全く違う魂が宿っていると考えられる。会えば、【真実の瞳】が教えてくれるだろう。
【なのは】が、僕達の知るなのはママなのかどうか……が。
「……なのは、遅いnーーー」
恭にぃの言葉は、最後まで聞こえなかった。
今か、今かと待ち構える僕達の思いとは裏腹に……僕だけが、結界の中に囚われてしまう。
「……やっぱりかぁ…………」
劣化術式を解いて、【大人モード】へ。
【真・真実の瞳】を解放。
リンカーコアは、そのままに他のスキルを全開にする。
「じゃあ、見せて貰うよ?レイジングハート、バルディッシュ!セットアップ!!」
《《Standby Ready……Set up!!》》
「レイジングハート、エクセリオンモード!ブラストワン!」
《Mode Exelion!……Blaster First!》
レイジングハートが、エクセリオンモードへと変化し……Bビットを複数展開する。魔力レーダーを使って、敵の位置を確認。そちらへとエクセリオンの矛先を向けて、ディバインバスターのチャージを開始。
《Divine……》
「バスターァ!!」
ピンクの砲撃が、翠屋の壁をぶち抜いて油断しているであろう敵の方向へ。敵の魔力反応が、二手に別れた。
プロテクションを展開して、店の裏手へと壁をぶち抜きながら出る。次の瞬間には、同じピンクの砲撃が翠屋を破壊した。
《Sonic Move!》
Bビットが、周囲から消えて俺に敵の姿と情報を伝えつつ攻撃を開始した。突然の攻撃に、慌てた様に散開する二人だったが……こちらの攻撃の方が速い。
再度、チャージ開始。
「レイジングハート、一方‥狙うよ?」
《Yes Master! Check of the course was finished! Divine……》
「バスターァ!!」
足の止まっている、白い魔導師を狙う。
黒い魔導師が、慌てた様に白い魔導師の援護に向かうが……間に合わない。俺の攻撃は、白い魔導師に直撃した。
背後に気配を感じて、振り返るとピンク色のサーチャーが浮かんでいる。「チッ!」と舌打ちをして、空中に躍り出た。
「アクセルシュート!」
《Accel Shooter!》
24個のシューターを展開して、放つ。
向かってきた砲撃は、Sonic Moveで回避した。
金色の閃光と化した黒い魔導師が向かって来る。だけど、黒い魔導師はBビットによって阻まれた。
「くっ!」
「行くよ!レイジングハートォ!!」
《Divine……》
大声で、相手に伝わるように叫ぶ。
「!?」
「バスターァ!!」
ピンクの砲撃が、白い魔導師に向かって放たれる。
まあ、僕も白い魔導師なんだけど……そこはそれで、あれはあれだ。
「ブラスターツー!!」
《Blaster Second》
Bビットが更に追加される。バルディッシュの《Sonic Move!》によって、Bビットは高速で敵の視界から消えた。
「お前は、誰だ!?」
「問う前に、名乗ったらどうだ?」
「時空管理局嘱託魔導師、フェイト・テスタロッサ……」
「俺は、如月双夜だ……階級とかは無い。ちょいと、あちらの白い魔導師に話しがあるんだが……いきなり結界に閉じ込められてな……敵対行動と判断して攻撃中だ!」
「……………………違う!」
「何が違うんだ!?」
「私達に、敵対の意志は無い!」
「はあ!?」
…………………………………………
…………………………
…………
警戒しつつも、僕達は結界の外……翠屋の中へと戻って来た。結界の理由は、今だ聞けず保留状態で放置されている。
俺的には、不完全燃焼していた。殺るなら徹底的に、魂の欠片すら残さずにぶち抜いてやりたいのだが……出来なかった。せめて、踏み台がいればと願ってしまう。
「おお……我の、嫁達よ……戻って来たか!!」
一歩踏み込んで、人差し指を馬鹿の目の前に差し出す。
「ディバインシューター!」
《Divine Shooter!》
指先にピンクの魔力光を灯して、【嫁】発言したアホに叩き込む。
「があっ!?」
顔面を押さえた馬鹿が、数歩下がって俺を睨むと大きく振りかぶって向かって来た。一歩、下がって後方と前方を確認。そこから、一歩右側に踏み込むように馬鹿の拳を避けて影の触手を足に引っ掻ける。
そして、天井に叩き付けてから、更に一回転させて遠心力と共に上から下へ椅子の上に投げた。
椅子は木っ端微塵になり、椅子を壊した上床に叩き付けられた馬鹿はピクリとも動かなくなってしまうけど無視。
ーーあ、BJ展開してなかったけど……生きているよね?
「もしかして、コレが理由か?」
「う……うん……」
ちょっと、怯えたようなフェイトちゃんがコクリと頷く。
床に転がっている馬鹿を見下ろして、ゲシッ!と爪先で脇辺りを蹴る。しかし、反応はない。ピクリともしなかった。
「ちょっと、やり過ぎじゃない?」
「えー……そう?僕的には、不完全燃焼なんだけど……」
SLB撃てなかったし……。
「不完全燃焼って……はあ……」
アリちゃママが、大きな溜め息を吐く。
そして、僕の背後にいる二人に視線を向けて言う。
「久しぶりね、なのは。ちょっと、聞きたいことがあるんだけど……良いかしら?……と、その前に……どうだった?」
アリちゃママが、チラリとこちらに視線を向けた。
一応、頷いて結論を述べる。
「身体は確かに、【なのは】だけど……魂が別人だった。僕達の知る【なのはママ】とは、完全に違う人格で魂だよ」
「そう……なら、なのはに憑依した転生者さん?貴女の名前、教えてくれるかしら?」
「ーーーーー」
アリちゃママの近くに寄り添って、【なのは】達に振り返る。【なのは】は、酷く驚いた顔をしていた。
それは、そうだろう。原作人物が、【転生者】を知るはずが無いんだから【なのは】の反応は至極当然だ。
だけど、この場には本来いるはずのない人物がいる。
だから、彼女がその結論に至るのは早かった。
「暁、野分……よ。良くわかったわね……貴方も転生者なのかしら?」
「僕は、《神殺し》だよ。暁……君を転生させたアホを見つけ出し殺す……もしくは、捕まえるのが仕事だ!」
「ーーーーーマジ?」
「ああ。大真面目だよ……その為の存在だからね」
「…………【私】は、どうなるの?」
【己を加護している神】を殺された後の自分の処遇に関してだろうけど……【なのはママ】を上書きして、ちょっと自分勝手な発言に苛つきを覚えた。
だから、その不安について彼女の問に答える。
「不正に特定……特典を持っている魂の事ね?……の魂を転生させた神々は、断罪……ああ、この場合は殺すって事ね?……する訳だけど、罪が軽度なら……【神権】の剥奪になるかな?【神権】を剥奪されたり、殺されたたりした場合……前回の平行世界では、神の加護を失い自力で生きなければならなくなっていたかな?黄金律は、右肩下がりになったとか言っていたし……サポートも打ち切りだったから、大変そうだったよ?でも、普通はそれが当たり前何だよね……要は、当たり前の人生に変わるだけさ……」
「前回の平行世界……って、他の世界にも行った訳?」
「オリ主志望のアホ達と矯正&更正の絡みとかあったけど?楽しかったよ?Bビット108機によるディバインバスターのあめあられからのSLBとか……悪魔召喚して、体力尽きても走り続けよう耐久マラソンとか……ああ、良き思い出だね!」
「「「……………………」」」
微妙な沈黙が、場に満ちる。
「因みに、僕の愛機はレイジングハートとバルディッシュ……それから、蒼天の書とクラールヴィントだよ?」
「四つも……ってか、なのはにフェイト……リィンとシャマルさんのデバイスよね?どうやって、手に入れたの!?」
「一番最初、この世界に来たら……フェイトちゃんが、凌辱系転生者に捕まって性的玩具にされてて……なのは・すじゅか・アリちゃ・八神はやては後で拉致られて、他にも色々な美女・美少女が性的玩具に。まあ、その後で助けたら……【次元消滅術式搭載型爆弾】で全次元もろとも消し飛ばされました。そんな失われた世界から、僕のデバイスは拝借されてますが……それが何?」
何故か、真っ青になって硬直している【なのは】。
フェイトちゃんは、何の事なのかわからないらしく首を傾げて【???】を乱舞させている。
「凌辱系転生者?まさか、この世界にも……いるの?」
「さあ?まだ、調べてないからわからないよ……使い魔は、数時間前に放ったけどね……確認できるまで、ちょっと時間がかかるかな?でも、一日あれば十分なんで明日にはわかると思うよ?」
「もし、いた場合……【私】が、拉致られる可能性は?」
「まず、間違いなく拉致られるんじゃないかな?ああ、戦力があったとしても……相手の中には、ただそこにいるだけで数百キロ圏内リンカーコア強制封印できるレアスキル持ちもいるけどね?そいつを殺さない限り、魔法使えないから……確実に捕まるね!!」
だからこそ、前回の転生者には実弾系のISを渡しておいた訳だし……神崎達もしっかり鍛えておいたから、早々簡単に殺されることもないだろう。
俺がいなくなる事も想定内だから、問題なしだ。
「そ……そんな……っ!なら、神を殺さないで!!神の加護さえあれば、【私】は助かるんでしょう!?」
「さっきから、自分さえ良ければ全て良しみたいな言い方しているけど……そもそも、神々は君が凌辱される事も想定の上で転生させているからね?頑張って、その運命を覆してみろ!ってのが、君達転生者に与えられた“試練”なんだけど……。基本的に“試練”という名の虐めをするのが【神】様だから……僕から言うべきは、頑張って?」
「ーーー嘘よっ!私、特典に【幸せになりたい】……が入っているのよ!?凌辱なんて、なるはずが無いじゃない!!」
「拡大解釈。強制妊娠も【女の幸せ】内枠なんじゃない?」
「ーーー詐欺だわ」
「神々の娯楽で、転生したんだ。諦めたら?」
「…………何とかならないの!?」
「……八神はやてがいれば、シグナムに守って貰えたかも……」
まあ、それも不可能な可能性大だけど。
「……………………そんな…………」
【真実の瞳】のカウントアウト。
それにより、彼女が行った【真実】が浮き彫りとなる。
ジュエルシード事件では、他の転生者と協力して事件解決に尽力している姿が見える。プレシアとアリシアも助けて、ハッピーエンドにしていた。
だが、次の闇の書事件では、自分可愛さに八神はやてとヴォルケンリッターを見捨て……むしろグレアム一派に加担。
ーーグレアム?誰だろう???
夜天の書諸とも、氷結処理して虚数空間に八神はやてを投げ捨てた光景を【真実の瞳】経由で視る。
他の転生者は、闇の書の件には関わっていないみたいだ。
目の前に転がっているアホは、シグナムの襲撃を受けてリンカーコアから魔力を奪われ……その後意識不明で、生死の境をさ迷っていたらしい。全てが終わってから目覚めて、後悔して時空管理局に所属。だけど、己の想いが形にならなくて……その拳に虚空を抱いて空回っている。
更に、【なのは】は嘱託魔導師になってはいるけど、それ以上深く時空管理局とは関わっていないみたいだった。
「…………主人公不在の物語か……」
如月双夜に新しいトラウマがっ!!
まさかの高町家最終兵器に、足はもつれ……呂律は回らない。極度の緊張による、幼児後退化が伺えた!!
ついでに、【原作】ブレイク!!
八神はやてがいない世界で、主人公も不在の物語。
どうなるんだろうね……前提条件がアレなので大変そうです。
【魔法少女リリカルなのは】で、【高町なのは】がいない物語……登場人物達が、不幸になるという事だけがわかります。
誤字・方言あれば報告をお願いします。
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