絶望を払う者~狂気の神々vs愉快で〇〇な仲間達~   作:葉月華杏

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四二九話

Re:

 

 

結論から言うと、叱られ無かったよ!!

凍真をけし掛けて、師匠が暴走した時の緊急連絡用のブザーを鳴らした俺達。その機転のお陰で、なんとか豪邸に誰にも会わずして戻れたけれど……数時間は、みんなビビってたんだぜ?俺も含めてw。【組織】の誰かが、『悪い子はいねぇがああぁ!?』と扉を蹴破って飛び込んで来るんじゃないかと。まあ、そんな心配は全然要らなかったんだけど……一応ね?一応。

 

「ホント、誰も来ないわね……」

 

「ねー?襲撃ないだけで、こんなに不安になるなんて……」

 

「女、三人寄れば煩しとは良く言うが……かしましいなぁw」

 

「華やかだよなぁ?綺麗過ぎると、三日で飽きると聞いた粉とがあるが……アレって、誰の言葉だっけ?」

 

「一人だけ、レベルの違う女神様が居るけどな!!」

 

「有栖川、そんな事言うから女性に持てないんだよ?」

 

そうそう。そもそも、三人とも其々違ったタイプの美少女なんだから眼福ではあれど貶めて良いって訳じゃない。むしろ、積極的に視線を向けてガン見していたい程の綺麗所じゃないか!それを、態々含みを持った言葉を投げて反応を見るとか馬鹿ですか?ああ、アホでしたね!全く、彼女達は目の保養にして置けば良いんだよ。

 

「つか、そんな事を宣うなら【組織】に居る美女達の元に投げ捨てちゃうぞ?ええ、確か総務部の女性が恋人募集してたし?」

 

まあ、飢えたハイエナの中に放り込まれて無事で居られるかはわからないけど……見た目は、麗しい女性達だ。凍真の如く、童貞を食い散らかされて来いよ?多分、女性恐怖症とか患えると思うぞ?クックックッ……愉しめるなら、楽しめば良いけどな?

 

「おぉ!マジで!?綺麗どころで合コンとか久しぶりじゃね!?」

 

「合コン……生前、あれだけ失敗しておいてまだやるの?」

 

「コイツも、懲りねぇな?後始末は、しないからな?」

 

生前でなら兎も角、ここでは何も出来ないと思うぞ?なんたって、【組織】の干物女達だからなぁ?『力』があって、金も権力もある仕事しか出来ない女性だと聞いているからな?ちょっとした、搦め手程度では押しも出来ないし引く事も出来ないから、かなり厄介だと教えられている。そんなのを相手にして、ただの人間で保護されて居るだけの亮では食われるだけに終わると思うからな?

師匠ですら、『火遊びはするな!』と念押しするレベルなのに有栖川や亮が何をした所で転がされるだけだと思われる。

 

「一応、セイビアさん経由で人を集めては貰うけど……後は、自分でどうにかしろよ?因みに、俺は行かんからな?」

 

「お?おぉぅ……じゃ、男のメンバーは俺と遠藤と亮ーーー」

 

「待て!何故、俺までメンバーに入ってるんだ!?」

 

「良いじゃねぇか。人数は、多い方が良いだろう?」

 

生け贄は、確かに多い方が良いかも知れないな?それだけで、地雷を引く可能性がグッと低くなるから……ねぇ?まあ、全部が地雷だったら少しでもマシな地雷を引けると良いかも知れないけど。

だからと言って、地雷は地雷だからこそ今まで残っていた訳でマシと認識出来る地雷が残っているとは言い切れなかったりするんだよなぁ……正に、合掌。深淵は、覗かないに限る。

 

「それなら、SAOモドキ世界出身のPohでも誘えば良いんじゃ無いか?おまけで、ザザやジョーも付いて来るぞ?」

 

「なんで、悪役が【組織】に居るんだよ!?」

 

「【鮮血の】さんが、スカウトしたから?」

 

《神殺し》の適正って、ああいう悪人の方が高いらしい。

本人達も、自分達を良い様に使い倒してくれる神々にマジギレしているから日本人より神を殺す事に執着した挙げ句に今も殺意を磨き続けているとか。それに、ここには日本人とは言えない日本人が多数いるから選り取りみどりだろうしな?殺しても、死なないから気に入った奴が居るとひたすら付き纏っているとも聞いた。

本人からすると、ここに居る奴はみんな強くて最高!!らしいけど……どこで間違ったのか、完全な戦闘狂の道を進んでいる様な気がする。見た目、アジアン系の奴程ここでは強いからPohからすると楽しい事間違い無しだろう。一度目は、殺されてくれるからな。

あのセイビアさんですら、一回目は確殺させてくれるんだぜ?

まあ、二度目は無いけど。つか、見た目『純日本人』ってそうそう居ないけどな。これまで会って来た、【組織】の人達って見た目が日本人じゃない奴の方が圧倒的に多い。なのに、日本人を名乗るからややっこしいんだけれど……アレが、変身魔法の応用ってヤツなのかねぇ?それとも、自身の色を変える猛毒ってヤツかな?いずれにしろ、真っ当な方法で変えられたモノではない。

 

「とりあえず、殺人鬼は却下で!!」

 

「そうか?手癖が悪いのを除けば、気の良い奴等なんだけど?」

 

ただ、その手癖ってのが日本人を殺すという行為なんだけど。

ここには、彼等程度の能力で死ぬ様な存在は居ないからストレス溜まってるんじゃ無いか?となると、ちょっと気になる事があるのでそれを確認する為にも外出しなければ成らなくなるんだが?

 

「出るな!って言われてるんだよなぁ……」

 

「何?出掛けるの?」

 

「ああ。まあ、ネタはあるし……行けるっちゃ、行けるだろ」

 

「何々?ネタって、何の事!?」

 

「今回しか、使えねぇよ。アイツ等がビビって、尻尾を巻いて逃げ出すネタが一つあるってだけだ」

 

「えぇ!?超ぉそれ知りたいんだけど!?」

 

「悪いな。だが、一度しか使えない手段だ。ああ。俺が出た後、暫くは接触も無いだろうから買い物行くなら手短にな?」

 

「え、そんな影響力があるの!?メッチャ、知りたくなって来たんだけど!?教えてくれない?」

 

「なら、一緒に出るか?先方が、接触して来たならネタはわかるが……護れるのは、一人くらいだな……」

 

「私は、行かないわよ?チビッ子にバレて、叱られたくないもの」

 

「以下同文」

 

「翼と三桜は、留守番っと……俺も、気になるのは違いないが美愛が戻って来ればわかる事だからな。待つよ」

 

「OK。口止めしておく」

 

「OK。絶対、話さないよw!」

 

「おい!結託すんな!!」

 

「俺は、メンバーを集めるぜ!!」

 

「掲示板は使うなよ?お局級の奴等が押し掛けて来るだろうからな。まあ、爆死したいなら止めはしないが……」

 

「OK!地雷は、俺も避けたいから掲示板は使わない!!」

 

流石に、掲示板使われたら直ぐネタバレされそうだもんな?殺るなら、大々的に集って核兵器辺りで爆死させるんだが……馬鹿には、少し痛い目に合って貰わないと学習もしないだろう。

 

「じゃ、そろそろ行くか?」

 

「あ、待って!ちょっと、お財布取って来る!!」

 

「なら、玄関で待ってるわ」

 

言って、俺は適当にカードを持って玄関へと進む。その後を、亮が付いて来るが気にしない。どうせ、俺達が出て行く前に真相を聞き出すつもりだろうからな。言わないけど。

 

「それで、どんなネタなんだ?」

 

「言わない。言う気もない。どうせ、直ぐにわかる話だ」

 

「情報は、鮮度が命なんだがなぁ?」

 

「鮮度……鮮度で言えば、かなり古くからある情報だよ。ただ、来たばっかのヤツだけが知らないだけだ。つか、お前なら知ってるんじゃないか?」

 

「え?既存情報なのか……合コン、何かあるのか?」

 

「知ってるハズだぞ?つか、【組織】に居るのはお前等の方が先輩なんだから知っててもおかしくは無いんだけどな?」

 

そういやぁ、『合コン』と聞いて何の反応もしなかったな……コイツ。普通なら、真っ先に反応しててもおかしく無いのに……秘匿されている?ああ、ありそうだ。行動を起こすまでは、彼等も教えるつもりが無いんだろう。もしくは、皆知ってるから伝え忘れている可能性もあるかも知れない。まあ、いずれにしろ知る事だ。

被害に合っても、俺の知った事じゃねぇなw。

 

「そう言えば、凍真が【組織】のお姉さん方とやり捲ったらしいぞ?まあ、アレは合コンじゃ無かったらしいが……チェリーイーターが居るとのことだ。有栖川にも、教えてやると良いw」

 

「チェリーイーター……厄介事にしか聞こえないんだが!?」

 

「大丈夫。そこら辺は、皆わかってるさ。つか、暗黙の了解があるから凍真に聞くと良い」

 

「お待たせ!って、何話してるの?」

 

玄関へと到着した美愛が、亮を見て訝しげな顔をする。

 

「肝心な事は一切。ただ、凍真に聞けと言っただけだ」

 

「ああ、成る程!!」

 

「じゃ、行って来る」

 

「行ってきまーす!」

 

「おう。いってら!」

 

亮に手を振って、勢い良く飛び出す美愛。その後を追い掛ける形で、俺も屋敷から外に出ると直ぐ様視線が俺達に収束して来た。

 

「いや、暇人多いなw」

 

「……ああ。今なら、わかるわ。スッゴい、見られてる……」

 

「ああ、何も無い所からコレだもんな。そりゃ、わかるわなw」

 

「ちょっと、緊張してたみたい……」

 

まあ、以前の環境と今の環境は違うだろうからな。

ちょっと前まで、こことは違う施設で監視下に置かれた上で安全に生活していただろうから気が付かなかったのだろう。

だが、今は後ろ楯を得て一般的な設備で生活をする事になった。

これまでは、《堕ち神》の件を含めての監視下にあったけど……それが無いと判断されて、一般施設に移されたから掲示板の住人達が縁を結ぼうと殺到。だからこそ、俺や翼が一緒にされて使い魔達の庇護を受けられる状態にされた。だが、俺の好奇心でその庇護下から外に出た以上……掲示板の住人達による洗礼を受けざるを得なくなった、と。だが、その洗礼……出来るかな?

暫くは、何事もなく進めたが俺達が向かう先に一つのグループが待ち構えている。この様子では、避ける事は出来なさそうなのでこのまま接触する事になるけれど……さて、どうしたものかw。

 

「やぁ、神崎くんと浅上美愛さんかな?」

 

「そーですけど……貴方は?」

 

「俺はーーー」

 

「ああ、待って下さい。申し訳ないんですが、自己紹介はしないで貰えますか?あ、別に仲良くしたくない、と言う気は無いですけどw」

 

言葉を遮ったら、目元をピクッとさせる人を初めて見た!!

あ、いや、そうじゃなくて……とりあえず、先方の言葉を遮って言い訳をしておく。なんか、色々間違っている気がしないでも無いけど……コレだけは、宣言して置かないと不味いから、ねぇ?

 

「じ、じゃ、何で自己紹介を遮ったのかな?」

 

「ウチの馬鹿共が……今度、【組織】の女性達を誘って合コンするらしいんですわ。なんで、総務部を紹介する予定なんですけど……今、知り合いになると誘われますよ?」

 

「はーーーーー」(真っ白に燃え尽きた)

 

「え゛!?ま、マジで!?」

 

あ、この人達……被害者だ!!なら、話は早い。

 

「知ってますよね?総務部。あの、総務部です。そこと、合コンするんですよ!あの、地雷元の総務部と合コンするんです!!」

 

「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!」

 

「誘われたいですか?」

 

「OK。今は、知り合いには成らない様にしよう。だが、次は自己紹介を受けて貰うからな!?」

 

言って、彼等は逃げて行った。フッ……ザマァw。

 

「…………どういう事?」

 

「簡単な話だ。【組織】には、それなりに女性も働いて居るんだが……皆、『お局様』、なんだよ。そりゃ、不老不死な人々だからな。見た目変わらず、歳だけは最上級な女性オンリーな訳だ」

 

「あー……何となく、わかって来たぞぉ?」

 

「でだ、『総務部』って所には見目麗しく器量も良いが婚期を逃した女性達が集まって居てな?」

 

「皆まで言うな!把握した!!」

 

「まあ、基本的に一万年以上生きてる人達の世界だ。その中で、売れ残っちゃった女性とは言え問題がある訳じゃねぇんだぜ?ただ、月日を重ね過ぎてるだけの女性も居る。そんな女性が、他のお局様の影響を受けて肉食系に成った結果が……敬遠って訳よ」

 

「あー……喪女って訳か。一応、初な人は居るんだよね?」

 

「もちろん、居るとも。ただ、見た目だけではわからず……ガチな方々に混ざってるから、引きさえ良ければ最高の女性と一緒になれるけど……ねぇ?って話」

 

「勝率は?」

 

「今の所、全敗らしい」

 

「地雷じゃん!?」

 

「そう。地雷なんだよーw」

 

そして、彼のVRMMO世界では乙女ゲームがある意味宝塚状態にあるらしい。つまりは、男性役の見た目イケメンな女性が王子様だったりする訳だ。そんな役処の女性が、偶々入って来た本物の男性とイチャイチャしていると疑似BLワールドが形成される。

それを見た純正の男子が、VR乙ゲーがBLゲーになっていると誤解しても仕方がない。まあ、全ては誤解が誤解を招き誤解されているという状況。故に、男性であっても女アバターでインしている奴も居る。全ては、ちょっとした勘違いを正す為の行為だ。

まあ、中には男アバター(女)と男アバター(女)で誤解を増長させてる輩も居るらしいけど。でも、それは遊びの延長であって本気ではないらしい。まあ、男の人がそれを見て震え上がるのが楽しいと感じた女性達の悪戯である。それくらい、許容してやれ。

 

「でも、合コンが終わるまでは安全だからナンパされたら『合コンのメンバーが足りないのー』的な事を言ってやると良い」

 

「みっくん、鬼畜になったね。昔は、あんなに純心だったのに……美愛、悲しい!!」

 

「ハッハッハッw。師匠だと、もう少し直情的なんだけど……アレは、真似出来ないから。それに、愛する者を護ろうと思ったら多少は腹黒でないとやって行けないんだよ」

 

「大人の階段を登っちゃったんだね!?」

 

師匠の場合、言葉より先に手が出るので余り真似しちゃイケないという理由もある。しかも、相手が【組織】の人材だと手が出る速度も早い。つか、先に手を出してから言葉で会話の方がシックリ来るかも知れない。何はともあれ、腹黒だから大人と言うのは止めて頂きたいのだが……コイツに何を言った所で、どうにも成らない事はわかり切っている。なんせ、己の道を突き進む奴だからな。

しかも、障害になるモノは切り伏せてでも進むタイプ。

 

「と、着いたか。とりあえず、ナンパされたら『合コン』というワードと『総務部』というワードを出せば回避できるから!」

 

「任せて!足りないメンバーを集めれば良いんだね!!」

 

「もしくは、地雷祭りしようぜ!!でも、OKだ」

 

「ふふふ。ウェルカーム、ナンパ!!地獄に沈めて上げる!!」

 

「おう、その意気だ!じゃ、俺はハローワークに行って来るから」

 

「は!?ハローワーク!?」

 

「仕事の依頼や、斡旋所の事だよ。多分、ネタで付けたんだろうな。全く、普通に『ギルド』で良いモノを……」

 

「ああ、成る程。確かに、言い得て妙だね!!」

 

「その後、伝を使って総務部に行って来るよ」

 

「え、大丈夫なの!?地雷元の巣窟なんでしょ!?」

 

一体、コイツの中では『総務部』がどんな猛獣の巣になっているのかちょっと気にはなる。だが、放置でOK。訂正する気も起きん。そもそも、『総務部』の話は【組織】では有名な話に分類される。そりゃ、物理的に大丈夫かと問われるのはわかっていたが……彼処は、決まった相手がいる者に取っては無害な部署だ。

ただ、睨まれ(殺気)たり怨念(呪い)を送られたりはするけどw。

 

「大丈夫だよ。リア充には、冷たいけど独り身には優しい部署でもあるから……それに、彼処は寝とり禁止だから」

 

ええ、それはもう。下手に寝とり云々しようモノなら【鮮血の】さんがガチ泣きしてフル装備でフルバーストするくらいには拗れるので誰もやらない。何が、どうしてフルバーストする事になったかは知らないが【組織】の施設が半壊。人的被害は、無限大になったそうだ。まあ、予想は付くが……言わぬが華だろう。

 

「もし、襲われそうになったら【鮮血の】さんが、フルバーストするぞ!?と脅してやると良い」

 

「は?なんで、そこで小悪魔が出て来る訳!?」

 

「んー……事の顛末は、端末で調べられるよ。有名な話だからな。なんで、相手を抑える方法は修得済だ。安心したか?」

 

「…………別に、みっくんの事なんて心配してないし!!」

 

「はいはい。じゃーな」

 

言って、俺はハローワークへと向かう。

ぶっちゃけ、これ以上は地雷を踏み抜きそうだからな?触らぬ神に祟りなし、だ。美愛の地雷は、以前壮大に踏んじまったからこれ以上機嫌を損ねるのは良くない。全く、人の心ってのはどうしてこう予測が付かないモノかねぇ?ホント、儘ならないねぇ。

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

「とりあえず、知りたい事は知れたけど……」

 

【組織】には、色んな依頼が集まって来るとは聞いていたけど……後暗い依頼もあるとは思わなかったよ。つか、『日本人を虐殺して!』なんて依頼があるなんてな?いやー、受ける正規《神殺し》も正規《神殺し》だがそれに嬉々として付いて行くPoh達もPoh達である。これで、アイツ等がストレスを溜め込んでない事はわかったけど……誰だ!?こんな依頼をした奴等は!?絶対、まともな奴等じゃねぇだろう!?とりあえず、何とも言えない気分を胸に抱きながらセイビアさん宅に向かうと、またもや待ち構えている一団が俺を見ながらニヤニヤしているのが視界に入る。

暇人か?とは言え、彼処を通らない事には目的の場所へ行けないので気にする事なく目の前を通過しようとしてみた。

 

「んぉ!?」

 

ドゴォッ!!と、道を塞いでいた馬鹿の一人が壁を殴って疑問声を上げる。いやいや、あんな見え透いた大振りの攻撃当たってやるつもりも無いんですが?てか、コイツ等ってばコッチの手合いかよ(呆)。話には聞いていたけど、まさか落ちこぼれ集団と出くわすとはねぇ?面倒臭い。

 

「ぶはっ!下手糞w。あんなにイキッてたのに空振りかよww」

 

「うるせぇ!!おい、テメェ……舐めた事してくれるじゃねぇか!?ああ!?殺されたいのか!?」

 

ああ……こういう手合いっていうのは、どこにでも湧くんだなぁ。

 

「スカした顔してんじゃねぇよ!?この、色男!!」

 

あー、はいはい。何しても、気分を害する系の人ですね?知ってる。そういう人は、何を言った所で唐突にキレて襲って来るんですよ。定番、定番。そう言えば、この人達も不老不死だっただろうか?確か、【組織】には二種類の人種が居たって聞いた気がするんだが……どっちだっけ?不老不死?それとも、不老なだけの人?まあ、殴ればわかる話か。でも、過剰防衛は駄目なんだっけ?

とりあえず、パッと見た感じだけではわからなかったので殴ってみた。それも、ちゃんと技法を混ぜ込んだ一撃で爆散させる。

 

「へ?」

 

「お、おい……」

 

不老不死なら、問題はないけど……ただの不老であるなら、殺人事件ですねw。うん。とりあえず、皆殺しで良いか?再生も始まらないし、ただの不老なだけの人々ッポイので目撃者は全員始末しておく。逃がしはしない。《神速》を使って、ゾーンに入った俺は未だに硬直している馬鹿共を全員始末しておいた。

そして、直ぐ様セイビアさん宅に駆け込んで拝み倒し《蘇生魔法》で不老達を蘇生して貰う。つか、セイビアさんが《蘇生魔法》を使えなかったら師匠でも呼んだんだろうか?御説教だなw。

 

「いやー、申し訳ない。まさか、喧嘩を売って来た馬鹿がただの不老とか思わんかったんで……」

 

「いやいや、普通は皆殺しとかしないからね!?」

 

「大丈夫。師匠でも、同じ事してるだろうから!!」

 

「いや、まあ、うん。そうだろうけど、君までしなくても良いよ」

 

「ちゃんと、目撃者も消しますから!大丈夫です!!」

 

「あるぇ?こんな子だったっけ!?まあ、良いけど……事情聴取は、一通りされるから素直に答える様に……」

 

「ウッス。じゃ、師匠が【組織】の人材を目の敵にしているから俺もその通りにしたと言って置きますね?」

 

「それ、双夜が呼び出されるパターン……」

 

「そして、誰も居なくなるんですね?わかります」

 

「俺、さっきまで八つ当たりされてたんだけど!?」

 

「大丈夫です。セイビアさんなら、耐えられます!!」

 

「それ、全然大丈夫じゃ無いから!!」

 

大丈夫。師匠なら、『良くやった!』と褒めてくれるかも知れない。むしろ、もっと殺れと煽って来るだろう。つか、貴方達へのヘイトがヤバい。メッチャ、嫌われていて草が生えます。

 

「嫌われてますね?」

 

「否定出来ないのが、悲しい所だよ……」

 

「じゃ、『総務部』を紹介して貰えませんか?」

 

「は?なんで、今の流れで『総務部』!?」

 

「いやー、有栖川が合コンしたいと申し出しまして……心当たりを当たっている所なんですよwww」

 

「お前……まあ、良いけど」

 

「これが、《蘇生魔法》の報酬じゃ不服だと?」

 

「お前!!幼馴染みを売る気か!?」

 

「違いますよ。ただ、痛い目に遇って貰うだけです。例え、言った所であの馬鹿が治る訳でもないのでちょっと怖い目に遇って貰うだけですよw。それに、『総務部』は当たりさえ引けば幸せが待っている部署なんでしょう?」

 

「全部、知ってて殺る気か……」

 

「出来れば、地雷3に当たり1でお願いしたい所……」

 

「そんなもん、わからないぞ?」

 

「じゃ、【真実の瞳】を使って下さい。セイビアさんは、持っておられますよね?」

 

「おまっ……なんで、知ってやがる!?」

 

「凍真に聞きました。そう考えると、色々と腑に落ちるんですよねぇ……違いますか?違うなら、師匠にお願いしますが……」

 

「『総務部』にトラウマが増えるから止めろ。わかった……コッチで、用意するからもう関わってくれるな……」

 

「嫌です。出来れば、俺と『総務部』の間を取り持って頂けるとありがたいですね。なんせ、後三人程片付けたい奴等が居るので」

 

「そこまで、アレに傾倒するか!?ロクな事には成らんぞ!?」

 

「別に、師匠に傾倒している訳じゃないです。ただ、奏に手を出されるのが我慢ならないだけです。是非、御協力を……」

 

「……………………怖。え、アイツの周りってこんなんバッカなのか!?」

 

『こんなん』とは、人聞きが悪い。俺はただ、俺の愛する者にチョッカイを掛けられたく無いだけなんですがねぇ?

 

 

 

 

 




総務部……別名、『お局部』。まあ、全員が全員、お局様とは言わないけど八割はお局様の部署。総務は、必要だったから作ったんだけど……最初はそんな地雷元にする気は無かったんだよ!?でも、サラリーマン系のマンガを読んで行く内に総務部イコール掃き溜め的な物語が多くて色々手を出したモノのそういうイメージが付いちゃっただけでさ。まあ、でも、見た目は最高の女性達なんだよ?秘書課に続き、高嶺の華が多い部署なんだよ!?見た目は!!大事な事なので三度言う。見た目は!!中身は、おばちゃんか肝っ玉母ちゃんですが……辛い。バシバシ叩いて来ないで欲しい。嫌な話だな。
関わらなくて済むのなら、一切関わりたくとも無いのだが……観賞用としてなら眺めていたいレベルの美女ばかり。口さえ開かなければ、ただただ美しい女性なだけなのに、ね?ホント、残念だ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

作者のどうでも良い話。

つい、先日……思春期症候群という言葉を知りました。ええ、多分知っている方もいらっしゃるとは思いますが……『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』というアニメにあった物語の根幹にある病気?ですね。で、解決方法が『大人の階段を登る』という曖昧な結論にうーん……と悩みました。何故、アダルトティックに言う必要があるのか!?と。そこは、普通に『自分と向き合える様になれば治る』と言えば良いじゃないですか!!全く、訳がわかりません。いや、まあ、そんな事はどーでも良いのです!!
要は、この【思春期症候群】を使って物語かお題を一つ作れればそれで良いのです。例えば……『乙女ゲームのヒロインに転生した少女は強制力から逃れたい』とか?『悪役令嬢に転生したけど強制力が怖くて王子様との婚約を回避する事にしました』とか、ね。どこにでもありそうなお題だけれど……そこに、思春期症候群が絡んだらどこまでが強制力なのかわからなくなるんじゃね!?って話。
つまりは、強制力イコール思春期症候群って事。魔力が絡めば、もっと強制力ッポクなるだろうし、なぁ?いやー、色々とはかどりますねwww。ふふふ、思春期症候群かぁ。色々と辻褄が合わせが出来るから使い安くて楽しいッスわ!!
『成長し切れない者の心の闇による現実に干渉しうる力』かぁ。
面白いよね!!因みに、作者が知ってる別の症候群は……『叩かれたと思い込んだ者の肌にアザが浮かび上がる』ってヤツだね。
これは、年齢関係なく誰にでも思い込みによって起こる過剰反応だったかな?どちらも、己の身に起こるモノだから思春期症候群の元となった現象なのかもね。まあ、いずれにしても取り込みネタだよね!!使い易いんだから。まあ、パッと思い付く物語は無いけれど……乙女ゲームの電波なヒロインとかに与えて置けば、思い込み力で強制力モドキを発動させてくれそうwww。で、悪役を殺そうとして自らが処刑されると……救いが無くて草も生えない。それに、物語に転生した悪玉転生者ッポクてネタバレとかしてやりたくなりますね!強制力を思春期症候群とするなら、彼&彼女達はどんな物語を紡ぐのだろうか?って命題。というか、超ガッツリ嵌まったんじゃね?転生者の心の闇が、強制力だと言うのならこれ以上のモノはない。強制力の謎も解明?された!歴史の修正力はオリジナル世界へ引かれる複製世界の性質(この物語の設定上では)だ!!
後は!?パッと思い付かないなwって事でwww。

……大人に成って現実に帰れるかな?
うーん……無理そうだなぁ?(悩)。
でも、強制力の説明を付けるには調度良いネタですよね!!

誤字・方言あれば報告をお願いします。
m(_ _)m

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いつも、読んでくれてありがとうございます。
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